せっかくのTS転生だし可愛い幼馴染を化け物にしてみた(責任取るつもりは一切ございません) 作:すっごい性癖
「あははっ、それマジぃ?」
「マジマジ!キノセン、クリスマス前に彼氏に振られてマジ泣きしてたらしーのよ!」
「しかもそれ、駅前ででしょ!?ウチらにはあんな偉そうにしといて、いい気味ざまぁ!って感じぃ?」
う~ん、動物園かなここは?
高校二年生の冬となると受験も意識しだしてそろそろジットリムーブが始まる頃だと思うのですけどもねぇ。今日も今日とて外の寒さも意識せず大騒ぎ。バカは風邪をなんとやら、子供風の子、元気の子と言いますが昔の人はいいことを言いますね、と感心致します。
いやマジで度胸がやばいと言いますか、何を考えているんだ、と言いますかね。
「……みなさ~ん?今は授業中なのでお話はだめですよ~?」
普通に授業中に大声で私語って酷いもんですよ。去年から怪しかった私たちのクラスですけど、今年、特に竜胆さんが来るようになった夏位から完全に崩壊しています。
先生方もそれを積極的にどうにかしようとしてませんし、なんと言いますかこのクラス、二年生の捨てクラスになっちゃってるんでしょうかね。問題児ばかり寄せ集めておくクラス、噂話か何かだと思ってましたけども本当に在るんですねぇ。
そんな中唯一、クラスをどうにかできないかと奮闘していたスミレちゃんももう最近は疲れ切ったのか注意を口にするだけで、積極的な介入をすることは無くなってしまいました。
目元のクマが何ともおいたわしい。
恐らくスミレちゃんと一番親しい生徒は私ですからその変化がよりくっきり感じられます。
「アハハ、それでさぁ~!」
「ヤバすぎて笑い止まらんっ、もうやめてよ~!」
「……あ、ぅ」
今日も今日とて彼女の声は誰にも届かず、しょんぼりとした顔で授業を続ける。
ちなみに私の愛おしい幼馴染たち筆頭の女の子たちは言うと。
「てかさ、今度合コンしない?誰かセッティングしてよ~」
「言い出しっぺの法則ぅ~!」
「え~、私そんな伝手無いから頼んでるんだよ~!」
カレンちゃんは大きな声で授業を妨害する筆頭。去年から変わらず発情期真っ只中、サル山の王様らしく猿まっしぐらに腰をヘコヘコ、彼氏だなんだ、合コンだ、と毎日のように叫んでいる。まぁカレンちゃん、受験しないからね。受験シーズンとか関係ないもんね。
「……」
次いでキッカちゃん。彼女の性分から言うとこんな惨状、見過ごさなさそうだけれども実際は我関せずと一人静かに勉強中。
彼女も最初の頃は先生と同様手を尽くしていたんだけど、この世にはどれだけ説いても理解しないバカがいることを知っていたからかそうそうに諦めてしまった。幼馴染としてカレンちゃんと長く居るだけあって、そういった人種への理解は人一倍の女の子ですからね。
「……」
カリカリ、カリカリとシャープペンシルの芯先を黙々と磨り潰してノートを文字で埋め尽くしていく。
耳元には簡素な耳栓がちらりと覗き見え、一人の世界へとどっぷりつかって外界とはシャットダウン。机の上にもスミレ先生担当の数学ではなく、英語の参考書を乗せており自主学習中のようですね。
先生としては授業と関係ない勉強をされるのもあまりいい気分はしないでしょうけど、この教室内で勉強をしている、という点だけでとんでもない加点ポイントとなるのか大分大目に見てもらっていました。
「……んぅ、ママぁ」
そしてお次はカガリちゃん。
彼女は復学からずっと私の隣の席が指定のポジションとなっており、今も私の右隣が住みかとなっています。
そんな彼女は昨日夜更かしをしてしまったから現在進行中でお昼寝中。隣の席、という点を最大限に活用して私の太ももへと頭をのっけて熟睡中しています。寝言を漏らしながら涎を垂らし、ぎゅうと軽く抱きしめてくるその姿はまさしく幼子、といった様子。
見ているとなんだかキュンキュンするので頭を撫でてあげました。
ちなみに彼女が夜更かしをするのはいつものことで、こうしたお昼寝もいつものことです。
じゃあなんで彼女が夜更かしを毎日しているのかといいますと、実はカガリちゃんは家で猛勉強して成績を保っているんですよね。学校では眠って、家で勉強。
何でそんなことをするのか、っていいましたら偏に私に自分は凄い子なんだ!って演出するためなんですよね。
学校で一切勉強せず、授業中は居眠りするような問題児。でもテストでは好成績を収める優等生!なんとも引きこもり、いえ元引きこもりがすきそうな文言ですかね。大したことなく根暗な子が妄想するお話みたいです。授業中に襲ってくるテロリストを制圧する妄想とどっこいどっこいかな?
要は遅めの中二病を発症しちゃってるカガリちゃんは頑張ってる姿を見せるのが恥ずかしい、とそう思い家での勉強に勤しんでいるのでした。
そういうところが本当にお年頃の娘って感じがしてきて、この半年ちょっとで彼女の娘っぷりに磨きがかかってきてますね。
……別に絆されているわけでは無いんですけどもね。懐くペットは可愛らしいモノですし。
もうカガリちゃんについてはいいですよね。
なんだか順番が前後しているような気がしますが次がスイレンちゃん。
「……じぃ~」
スイレンちゃんは、あれですね。
はっきり言って放置しすぎましたね。
初めは私のムラムラを収める為につくった模造品ちゃんなんですけども、最近はあんまり溜まってヤバい、ってことも無かったですしずっと放置してるんですよね。最後に図書室行ったのっていつでしたっけ?昨年度末はカガリちゃん関係でまったく行ってませんし。
しかも私が前もって作っておいたスイレンちゃんの自動コミュ障育成システムはちゃんと作動していたみたいで、もはや彼女は誰かと仲良くするなんて不可能なレベルに達しています。
でもって自意識だけはいっちょ前なので周りの人に話しかけに行ってはすぐに遠ざかられて、本人は『ノリ悪い子だなぁ』なんて思うような子になっちゃって。
もう君は完璧なカレンちゃん二号だよ。
もはや授業を聞こうとは一切せず、こちらをじっと見つめてくるその姿はなんだかヤンデレみを感じますけども実際は一刻も早く私と話したい、ヒトと接触したいってだけなんですよね。
きっと放課後の図書室で、といった慣習がなかったら突貫してきたんでしょう。恐ろしい、くわばら、くわばら。
あ、それと最後に竜胆さんね。
「なっ、クソッ、……っだぁ、このクソゲーが!」
あの人は授業に全く興味ないんでずっとゲームをしています。
最近は有名なRPGにドはまりしているらしく、プレイしたことなくても誰もが一度は聞いたことがあるようなBGMが聞こえてきて思わず鼻歌でハミングしたくなっちゃいますね。
ちなみに意外と彼女はラストエリクサー症候群のようでラスボス戦でも出し惜しみしては負けて絶叫、と何度も繰り返していました。
ほんと、彼女に関する情報なんて大したことないのでここでおしまい。
「……あっ、チャイム。――それでは今日の授業はコレで終わります」
キンコンカンコン、とおなじみの鐘の音が聞こえて授業時間は終了。いったんの休憩時間へと滑り込む。
スミレ先生はげっそりとした顔で授業終了の合図を述べ、逃げるように教室から出ていきました。
(……♡)
私はその後ろ姿から次の得物の育ち具合を確信し、一人内心で舌なめずりをするのでした。じゅるり。
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カレンちゃん
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キッカちゃん
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スイレンちゃん
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カガリちゃん
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カスミさん
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スミレ先生
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シスターキキョウ