せっかくのTS転生だし可愛い幼馴染を化け物にしてみた(責任取るつもりは一切ございません) 作:すっごい性癖
一応ココまでで物語としてはおしまいですが、おまけと言いますか、ユリわからせエンドを次に投稿してそれで完全な完結とさせていただきます 苦手な方はユリの幸せ笑顔で終了していただいても大丈夫です
本編ずっと調子に乗ってたヤツが真っ青になる顔が見たい方にお勧めです
なお本編は終了ですがR18版は執筆中ですので気長にお待ちいただけましたら幸いです
幸せって何なのだろうとおバカな人たちは悩むと言います。
自身を取り巻く環境の幸福に一切目を向けず、大衆的で俗物的で娯楽的な幸福の形を模索する頭の悪い人たちが大勢いることを私は知っています。
お金だとか、美味しいご飯だとか、美男美女だとか、なんやかんやと。
もうね、私から言わせてもらえば一言だけ。
『浅い』
えぇ、えぇ。浅いですともさ、浅いですとも。三大欲求にどれだけの資金をつぎ込めたかを幸せの基準にしようとする間抜けさんたちは人として浅いのです。
何が浅いって、彼らが基準を作るとき底値を自分に設定するところが浅い。
お金に着目すれば自身の給与水準を最低として、それ以上の金額を稼げればそれだけで幸福だと認定。年収三百万円を受け取っている人間は、年間収入三百万円を幸せゼロ地点として、それ以上の収入、例えば一億なんかを宝くじで当てることを望外の幸せと呼称する。宝くじでなくても、証券取引や詐欺まがいの活動でも収入が自身を乗り越えていれば金銭面においてその人物は幸せだと内心勝手に決定する。
食事に眼を付ければ普段チェーン店でハンバーガーのセットを食べている自分を最低として、ちょっと高級な料理を食べることを幸せと定義し、味や好みなんて二の次に。
性に焦点を当てれば自身の見た目を基準とし、逢い方がそのスペックを超える程本人は幸せに感じる。隣に住む不細工な幼馴染よりも、昨日今日であった芸能人に尻尾振るような尻軽に幸福の何が分かると言いますでしょうか。
さらにそれだけに留まらず、それほどまでに幸せを勝手に基準から何やら創り上げておいて、当の本人はその価値を口先で否定するから手に負えない。
お金よりも大切なことが、味より誰かと食べるものが一番、顔より中身。
そんな言葉を嘯いても、内心には嫉妬の炎を焚き上げて自身より幸福と勝手に認定した人たちを、勝手に嫉み殺す。
悲しいながら、人間のボリューム層はこういう人種です。
社会の歯車として生きているうちは性能としては使えなくも無いが、その中身を解剖すれば真っ黒にすらなれない中途半端な灰色たち。
正規分布に従った人間の知能レベルの山部分をごっそり掬えば、捨てる程に沸いて出る能無したち。
嘆かわしい。
幸せを比較でしか味わえず、定義できず、認識できないそんな存在に一種の哀れさを覚えて止みません。
幸せなんて勝手に感じればいい。自分を幸せの基準にしないで、幸せの基準を自分にすればいい。もし幸せに思えないのならば、幸せを生み出せばいい。
そうすれば毎朝の通勤電車にあふれる陰鬱な顔たちも少しはマシな顔へと変化しますでしょうに。
ふとした日常に幸せを感じろ、ちょっとした隙間に幸せを生み出せ、自分こそが幸せなんだと認識を改めろ。
それだけで世界は華やいで見えてくると思うのです。
これが人生二周目を歩んだゆえの結論です。
(あ~、マジで幸せですねぇ)
授業中の教室内で一人目を閉じながら幸福に全身を犯される。
高校生活二度目の冬休みも終わり、卒業シーズンも近づいて来た春麗かな教室内で一人満面の笑みを浮かべて私はすごしていました。
きっと傍から見ればそれはとても異様な光景でしょう。きっと気が狂ってると揶揄されるでしょう。
しかしこの場にそんな無粋な第三者など存在せず、そもそもそんな監視がいたとして、授業中に相応しくない上機嫌でいる私程度に眼を向けるようなこともありませんので。
私はこうして幸福を噛みしめることができるのです。
「ママ、今日もニコニコ嬉しそう。ママが嬉しそうだと、僕も嬉しいな」
「ふふっ、カガリちゃんは優しい子だねぇ」
今日も今日とて私の膝枕を堪能するカガリちゃんがとても嬉しいことを言ってくれたのでご褒美に頭をなでなで。すぐさま飼い猫のような媚びた声を上げて頭の裏を私の脚へと擦り付けます。
気分はペルシャ絨毯を暖炉前に広げるお金持ちです。映画のように、大きな猫を撫でながらお酒をたしなむ贅沢な時間。
でも実際のところはその程度の幸福じゃあありません。
私を取り巻く幸福はたかが金銭的な成功で表現できる程度じゃあない。
「ふふっ……」
はしたなくも笑みがこぼれ続ける。あまり行儀のよい事ではないが、正直幸せ過ぎて溢れるものは仕方がないので諦めてほしい。むしろ幸福のおすそ分けだと受け入れてくれると私はとても有難い。
あぁ、あぁ。
あんなに昂って、猛って。いったい私をどれだけ幸せにしてくれるのですか、貴女たちは。
「いい加減にしなさい!授業中は黙って授業を受ける、学生として当然の義務でしょう!」
「はぁ、ギムぅ?義務なんて義務教育までじゃないですかぁ?高校からはあくまで任意じゃないんですかぁ?」
教壇の前で二つの鬼がぶつかり合う。
一人は教育の鬼。もはや甘さを捨て去り、問題児は問題児として厳正に対処することを誓った存在。その瞳からはかつてのやさしさが消え去っており、浮かんでいるのは冷徹な心情だけ。拳を強く握りしめている。
もう一方は外道の鬼。私の最高傑作であり、人間としての道徳も理性も何もかもを兼ね備えることが叶わなかった阿呆。その言葉に理論は適応されず、もっともらしい空言を紡ぐだけ。その瞳に対する教員への敬意の色など微塵も無かった。
「屁理屈はもう十分です、美山さん!学習する気がないならさっさと退学すればいいでしょう!」
「先生がそんなこと言っていいのぉ?ひっどぉ、私たちはこうしてセイシュンを愉しんでいるっていうのにぃ。やっぱガキンチョな身体じゃ真っ当なセイシュンを送れなくて理解できないんでちゅね~!あッはは!!」
煽りよる煽りよる、一方の鬼が煽りよる。
こと人を馬鹿にするという点では十年以上のベテランの口撃は確かに新人教師のボディに突き刺さる。
だがその教師はもう、かつての教師ではない。殴られたのならば、殴り返すだけの度胸と異常が兼ね備われているのだ。
「ったぁ?!」
「ふん、教育的指導ですよ」
バシン、と大きな音を立てて叩かれた頭部。身長差が大きいことからスミレ先生は飛び上がったため、普通の一撃よりも威力は高く、受け手は大きな叫び声を上げた。
「体罰だ、体罰!教育委員会に言いつけてやるッ!」
「どうぞご勝手に。私は教育を行っただけですから」
更にヒートアップする二人の熱量。もはや授業は形をなくし、二人の喧嘩へと堕落していく。
そんな中に、更に一匹鬼が投入された。
「……耳栓していても五月蠅いわね。聞くに堪えない言葉をまき散らさないで」
(きゃー、キッカちゃん!)
私は心の中でペンライトを振って新しい化け物の登場に歓喜した。なんというファンサでしょう。二人の衝突だけで絶頂ものなのに、さらにそこにもう一匹。
週刊誌の漫画、その歴代の中でも屈指の主人公二人のバトルにナンバースリーが混ざるようなものですよコレは。夏のスペシャルアニメですか、こんな豪華さは。
「はぁ、うっさいんだけど?目、ちゃんとついてんの?私が、殴られたんだよ?心配しろよ、幼馴染として!」
「幼馴染として心配しているわよ、その頭の残念さと下品さに。授業中は静かに、ということも知らないの?」
「あーうっざ、お前は私の母親ですかぁ?どれだけ勉強してもユリに勝てない勉強音痴はせっせと教室の隅で勉強してろよ」
「……は?」
「……あぁん?」
あぁ、ありがとうございます。ありがとうございます、神様。
やっぱキッカ×カレンよ。十年以上の最大手はやっぱ違う、この二人の衝突ほど絵になる組み合わせも無いでしょう。クール系委員長のキッカちゃん超責め、可愛い系ゴミ屑のカレンちゃん責めの超責め×責めセット。
あ、リバは無理です。解釈不一致です。カレンちゃん程度の子がキッカちゃんに勝てる道理がありませんから、あくまで先頭はキッカちゃんね♪
「あぁ、キッカどした?喧嘩か、混ざるぞ」
「面倒なのが来た……」
やっば。今日やっば。供給過多過ぎません?さらにもう一人化け物参戦って、もはや四天王じゃないですか。誰かひとりやられても、『あいつはこの中で最弱』と言えるような面子じゃないですか。
あ、最弱はカレンちゃんね。威勢は良いけど実力が伴ってない青二才枠で、これも他解釈は受け付けません。作者は私ですので私の解釈が公式で最大手です。他の二次創作者は消え失せろ。
「竜胆さん、貴女もです。先ほどからずっと席に着いてはいるものの、ピコピコ、ピコピコ。ゲームがしたいなら、家でやりなさい!」
「うっせぇなぁ。どこでやろうと勝手だろうが」
「勝手なわけがないでしょう!学校は公共の場、公共の場で求められるのはそれ相応の振る舞いです!コレが、社会の常識です!!」
「生徒ぶん殴ったヤツがいう言葉は重いですねぇ。せっかくだ、私にその言葉の重さをもっと教えてくれよ」
そうこうして始まった乱交、もとい乱闘。
泣きじゃくるカレンちゃんを容赦なく詰めていくキッカちゃん。喧嘩慣れした竜胆さんから繰り出される洗練された一撃と、生徒を指導するという狂気を一点に集中させ、妄執のまま戦う狂戦士スミレちゃん。
授業から転じた喧嘩は、闘争へとさらなる転換。
他の生徒たちも席から立ち上がり、彼女ら四人を囲んでやんややんやと騒ぎ立てる。よくみれば賭け事もしているようで、レートは不良竜胆、フィジカルキッカ、ちびっこスミレ、泣き虫カレンの順に推移しているぽいですね。
ここまでの騒ぎとなれば普通、他クラスからのクレームなりで教師がやってきそうなものですが、ココはもはや学校内での治外法権。
収める為にやってくる人間など、一人もいない。
「怖いね、ママ」
「そうですねぇ、カガリちゃんは近づいちゃだめですよ?」
「うんっ、絶対近づかないよ」
毎年年末だったかに格闘技の特番をやっていましたが、他人の殴り合いを見て何が面白いのかと思っていました私ですけれども。こうして目の前にすると、その良さを実感させられますね。
こういった殴り合いは、実際の喧嘩内容ももちろんですが、それ以上にバックグラウンド。殴り合う二人の関係を知るとそこから妄想がはかどってメチャクチャ楽しい。そんなことに最近気が付きました。
幼馴染のキャットファイトも不良と教員の殴り合いも日本という国ではメインコンテンツですからね。これぞクールジャパン。観光利益を増やしたという肩書は伊達ではありません。
……あ、そう言えば。モンスター勢ぞろいのように話してましたけどウチのクラスにはもう一人いましたね。
「あ、あの……、ユリちゃん」
「シャーっ!!」
「ひうっ」
私の都合の良い女こと、代替品カレンちゃん、つまりはスイレンちゃんですがね。最近の彼女はすっかり要らない子。だってこうして私の性欲が満たされていくんですから、全然必要ないんですよ。
養殖モノなんかよりやっぱり天然ものですよね。
あんな風に最推しが元気にモンスターを発動してくれるのを大っぴらに見れれば、私の仄暗い欲求も解消されていくのも当然のことですから。
「こっ、このぉ!」
「フシャ――ッ!!」
「ひぃっ!?」
そんなスイレンちゃんですが、このクラスの暴動をチャンスととらえたのか席を立ち私の方に寄ってきた様子。
しかし残念。彼女を毛嫌いしているカガリちゃんが威嚇し、遠ざけます。
この間聞いたところ、なんか気に入らない、絶対に近づけたくない、とのことです。なんか、不倫相手がどうこう、と言っていましたが、私も彼女の架空の記憶の全貌を知りませんのでなんのことだかサッパリです。
とりあえず私も彼女の相手は面倒なので、この可愛らしい番犬を偉いぞ~、と頭を撫でてあげました。目を細めて気持ちよさそうにして可愛いです。
これが私の十年をかけてたどり着いた楽園。私の結末。私のハーレム。
卒業までの残り一年。この幸せを深く噛みしめて生きていきたいと、私は強くそう思いました。
(あぁ、幸せだなぁ……)
最後に宣伝ですが新作書き始めました
魔法少女応援部隊~TSオタクの命がけ推し活動~
https://syosetu.org/novel/396098/
恐らくこの作品が好みだった方には刺さると思いますので、良かったら読んでいただけると嬉しいです
ここまで短い間でしたがお付き合いくださりありがとうございました
R18版希望調査
-
カレンちゃん
-
キッカちゃん
-
スイレンちゃん
-
カガリちゃん
-
カスミさん
-
スミレ先生
-
シスターキキョウ