せっかくのTS転生だし可愛い幼馴染を化け物にしてみた(責任取るつもりは一切ございません) 作:すっごい性癖
皆さま誠にありがとうございます
突然ですが皆さま、私は現在めちゃくそにムラムラしています。
…………。
いやぁさ、私だってお年頃の女の子ですし、一秒一秒が成長なわけで。子供の頃には無かった情念が身体の奥底から沸いてきちゃうわけで。女子高生ですもんね、一応。こんな人間性ではありますが。
ぶっちゃけて言うのならセックスがしたいです。夜中ベッドでの一人遊びでは少しばかり物足りない。人肌が欲しい、人肌が。
あ、でも男はノーセンキューです。エッチなことは可愛い女の子とやりたい、そこら辺に変化は無いよ。めちゃクソ性癖にマッチしてたらその通りじゃないけど。
というかね、アレね。今私がこんなムラついているのにも理由はあってさ。
そもそもね?カレンちゃんって、私が作った最高傑作なわけでさ。可愛らしい見た目の皮の下に人として完全に殺され切っているクズさが詰め込まれているキュートな女の子なの。一から十まで、私が長年かけて調整した最強の女の子なの。
あれって要は、私の性癖の擬人化なんだよね。カレンちゃん、めちゃシコいの。私にとって。
これでカレンちゃんが男の子だったらさ、私も簡単に処女奉げて自分の性欲を処理しながら男の子カレンちゃんを性の方面でも調整できたって言うのにさ。人生ってままならないのです。
身近に居る幼馴染を何の疑問も無く自分の性玩具だと認識している人間なんてメチャクチャにゴミでめっちゃエロいのに……。
で、カレンちゃんは別に女の子が好きなわけでもないから私のこの煮えたぎるほどのカレンちゃんへの欲望は解消できない。でもクズさの権化であるカレンちゃんと一緒にいれば当然、毎秒息を吸う様に私にその精神の薄汚さを見せつけてきて……。
エッチな女の子が目の前でストリップしているのに、延々とおさわり禁止を余儀なくされているようなモノだ。いやでも性欲は溜まっていく。彼女のゴミみたいな思考は私にとっては特上級のセックスアピールだっていうのに。
しかもただでさえカレンちゃんだけでもシンドイのに、更にここにきて私をイラつかせるのがもう一人の幼馴染。もちろんキッカちゃんのことだ。
先日の一件からも少しずつ少しずつ彼女の嗜虐心を無事成長させていっており、私とキッカちゃんとの直接的な接触も度々生じている。手首を強めに握られる、爪を立てられる、語感を荒げられる。
少し前までの彼女じゃあどれもあり得ない行動だ。彼女が他人に対して攻撃的になることなんて滅多にない。例外はそれこそカレンちゃんくらい。
今の目標はとりあえず、キッカちゃんに頬をビンタしてもらうことでいる。パチっ、と弱めなものでも、バチンッ!!と思い切りのモノでも良い。できれば後者希望だけれども。そこまでたどり着けたら後少しだろうと思っている。
そのために地道な交流と、弱い責めとが私とキッカちゃんとの間にはここ最近成り立っていた。
……そりゃあムラムラするよ。カレンちゃんだけじゃなくて、あの高潔なキッカちゃんまでもが私好みの女の子に日々堕落していっていて、しかも些細なこととは言え私に快感を与えてくれている。
こんなの生殺しに等しいと思います。
キッカちゃんは私のこの情欲に責任をもって向き合ってほしい。強めに掴む、とか生ぬるいことをやっていないでさ、頬をぶって、腹に拳を沈めて、首を両手で締めあげて、地面に蹲る私に容赦なく蹴りを放って……。
もっともっと堕ち切って、私相手にその成果を見せつけて。
なんて感じのこの想いも今は誰にも聞き届けられなくて、当然キッカちゃんとの情事だって生じない。カレンちゃんとは違ってキッカちゃんは押しに押しまくればセックスは出来そうだけれども、そんなことはできない。
カレンちゃんとは違ってキッカちゃんは未だ調整途中。今ここで変なことをしたら彼女の嗜虐心がただの恋人に見せるドSな一面にしかなってくれない。
私が望むのはそうでは無い。そんな彼女の魅力を一段階引き上げる魅力じゃあなくて、彼女の人としての品格を一気に地の底に叩き落す負の面が作りたいのだ。自身の感情を抑えきれずに思わず手が先に出てしまうような女の子にしたい。生まれついての優秀な脳みそを私は思いっきりゴミ箱に叩き捨てたいんだ。
だから、出来ない。出来ない、出来ない、出来ない。
溜まっていく、溜まっていく。私の粘ついた、煮凝りの様な仄暗い欲求が溜まっていく。
「……っふぅ」
思考が固まってきたから一度思い切り体内の空気をすべて吐き出して、新鮮な空気を取り入れる。たったそれだけのことでリフレッシュできた気がするから人体って言うのは単純なものですね。
なんか下向き気味だった思考も急速に元の軌道に戻った気がします。
っていうかコレ、元男の子の私だからわかる感覚なんだけど女の子の欲求不満って男の子のと若干違うんだね。なんなんだろう、いったい。
男の頃は自分で自分を慰めても出るもんは出るし、減るモンは減るからだろうか。下品な話だが、一回抜けば自分の中にそれまでの性欲が残ることは無かったと思う。性欲に頭が支配されている時は『あ~、セックスしたい』って考えているのに、一回すっきりすればその考えがサッパリ消えていた。
でも女の子の身体になってからは、なんか、違う。私だけなのか、性別的にそんな傾向があるのかは知らないから大げさなことは言えないけど。今は『あ~、エッチしたい』って思いながら自分を慰めて、一通りのことが終わっても疲れた体を休ませながら、『あ~、エッチしたいなぁ』って考えています。
オナニーとセックスとが同意義だったのが男の頃で、まったく別のものに感じているのが今、といった所でしょうか。
ならばこの考察が正しければ、私のこの疼きは一回きちんとエッチしないと消えないのだろうか。
それは、困る。
私の性の対象であるカレンちゃんもキッカちゃんも、手を出すわけにはいかないんだ。今は、絶対にダメ。
本当に困った……、どうしたものですか。
「……ん~」
なんとなく私は席から立ち上がり、廊下に出てみる。放課後の廊下には殆ど生徒は居ない。
ホームルームの解散もだいぶ前のことで、今学校に残っている人間の殆どは部活動か何かしらの活動中。部室や教室なんかに籠っているからだろう。
「……」
こつり、こつりとゆっくりと廊下を進む。僅かに聞こえる誰かの話声が小さくなったかと思えば、今度はまた別の話声がどこからか聞こえてくる。
教室が密集している付近ではきっと私のように、意味もなく教室に残っている人がいるのだろう。友達との談笑に花が咲いているんだと思う。
「……」
さらに歩みを進める。何かに惹かれるように、ゆっくりとだが一切その歩みに迷いはなく。
気が付いたら誰の話声も聞こえなくなっていた。
教室棟を抜けたからだろう。付近には被服室、理科室、視聴覚室……、といった固有の教室のネームプレートが頭上に並んでいる。
ゆっくりと進みながら適当にそれらの教室の窓から中を覗き込んでみた。
ミシンが並んでいる。そう言えばこの間、なんかの授業でエプロンを作ったっけ。カレンちゃんが私の作ったものの方が良くできているから、と交換を提案してきたっけ。まぁ提案って言うか、彼女にとっては決定事項だったし、私としても異論が無かったから二つ返事で頷いたけど。
次の窓からはガスバーナーがヤケにだだっ広い机の上に置かれていた。私は高校に上がってからアレを使っているところを見たことが無いが、なぜ置いてあるのだろう。
また次の窓からはパソコンが並んでいる光景が目に飛び込む。この教室にはあまりこれと言った記憶はない。
さらに次の窓を覗き込んで……
「あ……」
覗き込んで、私は瞬間身体を雷に打ちぬかれたような錯覚を覚えた。
身体が震える、恐怖にではなく歓喜に。身体が何かに惹かれていた気がしたが、きっと恐らく、私はこれに惹かれていたんだ。
「そっか……、そうか。そうだよね、うん。そう」
私はずっと勘違いをしていた。
カレンちゃんやキッカちゃんとエッチできないからこのムラムラが収まらない、だなんて思っていたけど。それは大きな間違いだった。
だってそうでしょう?私は何時だって、そう。それこそ昔からやることは一つだった。私がこの生でしてきたことなんてたった一つ、それしかなかったのに。
カレンちゃんと出来ないなら、キッカちゃんを待たなきゃいけないのなら。
「作ればいいんだ……♡」
私だけの都合の良い女の子を、私自身の手で、一から十まで調整して。自分の性癖のままにいじくって、弄んで。
そして、飽きたらそれこそ捨てればいい。私が幼馴染たちに手を出せないのはあくまでセックスが目的の調整じゃなかったからだ。最初から、全てを私の性処理のために使い捨てると決めていれば別に何の問題もない。躊躇いなく使い捨てができるんだ。
そうだ、そうだ、そうだよ。なんで忘れていたのか。最近上手くいきすぎで初心を失っていたんだろう。
作ろう、カレンちゃんを。私の最推しを、この手でもう一度。一回できたんだから、もう一回できるはずだ。別に今度は調整をイチイチ気にする必要もない、どうせ長くて高校卒業までの関係なんだから多少ミスしてもいいんだ。
作ろう模造品、ジェネリックカレンちゃん♡エッチ専用のカレンちゃんをこの手で。
それが社会の常識だ。無いのなら作る、本物がないなら代用品を立て替える、要らなくなったら捨てるだけ。
あぁ、本当に良かったです。さっき、何となく教室を出て。ここまで歩いてきて。おかげで大事なことを思い出せた。
「……ふふっ」
ありがとうございます、と頭の中に感謝の言葉を浮かべながらそっと窓を覗き込む。
その中には一人、どこか寂しそうに本を読んでいる地味な少女が映っていた。
「ふんふ~ん♪」
教室へと戻る道のりは先程とは打って変わって上機嫌。鼻歌を奏でながら一人で静かな廊下を進みます。
目的は教室に荷物を取りに戻ること、今日は強制下校時刻まであの本を読んでいた少女との関係を進めるつもりなので、誰もいない教室の鍵が締められる前にさっさと荷物だけとってこないといけないのでした。
「……ん?」
しかしどうやら今回の遊行は人っ子一人無し、ってことは無く。前に人影が見えました。
(……あれは、確か)
私は進み、人影は寄せてきて次第に距離は近くなりぼんやりとした輪郭が確かとなっていく。
その容貌に私は何処か、見覚えがあった。しかし、友人という訳でもない見知らぬ人に何故私はこのような感慨を覚えているのか……。
その姿かたち、骨格や胸やどうのと言ったあたりから分かる通り、と言いますか制服からも見て取れるように人影は女生徒。腰のあたりまで長く伸びた髪は窓から取り込まれる夕日に反射してか、それとも地毛なのか。黄金色に輝いて見える。
ピンと一本芯が通った様な立ち姿と歩き方からは育ちの良さを感じさせた。
ここまで一個人としての主張が強い彼女に見覚えがあるというのなら、私はいったいどこで見たというのか……。
その疑問に私は結局、きちんとした回答を生み出すことができないまま二人の距離はゼロとなり、夕日で赤い廊下ですれ違った。
ふわり、と金木犀の香りが鼻腔をくすぐる。
「オイタは程々にね」
「えっ……」
ドクン、と心臓が跳ねる。何を言われたのか一瞬理解ができなかった。
私は反射のように後ろを振り返る。が、脳が停止した一瞬のうちに彼女はもうある程度の距離を私との間に作っており、それは時間経過とともにぐんぐんと伸びていく。
私が掴めるのはすでに小さくなった彼女の後姿。近づいて確信した長く美しいブロンドが輝かしい。
「……生徒、会長」
ようやっと彼女に感じた既視感に私は満足いく回答を得られました。
今日もしかしたら2話投稿するかもしれません
しないかもしれません
もしその場合は次話に注意を入れます
R18版希望調査
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カレンちゃん
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キッカちゃん
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スイレンちゃん
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カガリちゃん
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カスミさん
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スミレ先生
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シスターキキョウ