TS転生クウラちゃんは平穏に生きたい   作:WhatSoon

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#15 小惑星バンパ

「救難信号?」

 

「はい。旧式の宇宙船、フリーザ軍の救難信号です」

 

「ふーん……?」

 

 

玉座の間で干しイカを齧りながら、サウザーに目線を向ける。

背もたれを倒して、殆ど横になった状態……報告を聞いても私は無気力なままだ。

 

 

「古いって、どれぐらい?」

 

「かなり古い規格で、着信情報から10年ほど前のものかと」

 

「そっか。で、どうするの?」

 

 

私はあまり関心が湧かなかった。

フリーザ軍はフリーザ軍、クウラ軍はクウラ軍。

貸し借りはしたくない。

互いの領分を侵さないことが、姉弟仲を保つ秘訣だ。

 

 

「フリーザ軍に連絡すべきか……もしくは、我々の方で保護するか。私は前者をオススメしますが」

 

「……なんで?」

 

「救難信号を発している宇宙船が現存していても、乗組員が生きているとは限りません。クウラ様に無駄足を踏ませる訳にもいきませんから」

 

「……ふーん、別に良いけどね」

 

 

サウザーの言葉に私は頷く。

未開の惑星に10年以上放置された救難信号。

間違いなく、搭乗員は死亡しているだろう。

余程、戦闘力が高く、生命力が強くなければ……。

 

だから、無駄骨になる可能性は高い。

行くべきではない。

 

サウザーがそういった判断をすることも、分かるが。

 

でも──

 

 

「10年か……」

 

「クウラ様?」

 

 

この間、宇宙で一人ぼっちでいたとき、途方もない虚無感があった。

このまま誰も来ないんじゃないか、一人ぼっちになってしまうんじゃないか。

 

そういった、孤独感。

 

宇宙ではなく、未開の惑星とはいえ10年。

もし生きていたとしたら、それは……とても、寂しくて、心細いんじゃないか?

 

 

「サウザー。その救難信号が発信されてる惑星に行こう」

 

「……救助なさるおつもりで?」

 

「まぁ、可哀想だしね。フリーザ軍に連絡して、それから救助ってなると時間も掛かるでしょ?」

 

 

私の言葉にサウザーは頷いた。

 

 

「そういう事でしたら、承知致しました。その旨、操舵室まで連絡して参ります」

 

「ん、よろしく……ちなみに、救難信号が発信されてる惑星ってどこ?」

 

「小惑星バンパです」

 

「……へー、パンパ?」

 

「バンパです」

 

 

聞き覚えのない名前だ。

ということは、原作と関係がない話だろう。

本筋に影響が起きないのであれば、それでいい。

 

私は硬い干しイカを噛み砕き、飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小惑星バンパ。

極めて過酷な気候、凶暴な巨大生物が跋扈する惑星……だとかなんとか。

巨大な原住生物は高い戦闘力を持っているため、バンパには誰も近寄りたがらないとか。

 

ま、私にとっては雑魚同然だ。

無論、サウザーからも。

 

その辺の巨大生物の戦闘力は……まぁ大体、5000って所で、サウザーの戦闘力はえーっと……確か、30万だっけ?

私はこの姿で8000万ぐらい。

負ける要素がない。

 

惑星バンパに宇宙船を着陸させ、周りを戦闘員で護衛させる。

 

サウザーには遠く及ばないが、まぁ、それなりには戦える。

ま、そっちも戦闘力5000ぐらいしかないから、原住生物と互角だけどね。

武器があって、頭数さえいれば、自衛ぐらいできるでしょ。

 

という訳で、私はサウザーを連れて、宇宙船の外に出た。

 

 

「……けほけほ」

 

「大丈夫ですか、クウラ様」

 

「……あ゛ー、ゔん」

 

 

空気が悪い。

強い風で、常に砂埃が巻き上がっており、息もしづらい。

うえ、奥歯で砂噛んじゃった。

はぁ、来なきゃ良かった、こんなクソ惑星。

 

大気は地球に似ているけど、酸素濃度も低いし、重力も強い。

そりゃ野生の原住生物も強くなるよ、こんな過酷な環境だとね。

でも住みたくはないよ、こんな星。

 

私が気分を害している中、サウザーが辺りを見渡した。

 

 

「スカウターに反応は……原住生物の戦闘力が邪魔ですね。森の中から、木を探すようなものかと」

 

「……うーん。取り敢えず、救難信号が発信されてる場所まで行ってみる?」

 

 

私が地面を蹴って飛躍すると、サウザーも後ろから追従してくる。

ま、全力で飛んじゃうと付いて来られないから、加減してるけどね。

 

少しして、確かにフリーザ軍の旧型宇宙船が見えた。

所々ボロボロで、原住生物やらに破壊された痕跡もある。

そもそも、岩山に突き刺さってるし、不時着だったのだろう。

 

 

「これさ?乗組員、生きてると思う?」

 

「……戦闘民族なら、あるいは」

 

「だよね。普通の人なら死んでる」

 

 

私が宇宙船を物色しようと足を進めると──

 

 

地面を揺らすような音と共に、金切り声のような獣の声が聞こえた。

振り返ると、そこには甲殻に身を覆われた巨大なダニのような原住生物が居た。

ちょっとキモいな。

 

 

「クウラ様、ここは私が」

 

「あ、うん。好きにして」

 

 

別に確認とかしなくていいよ。

私って別に戦いたい訳じゃないから。

 

 

「では、失礼」

 

 

私の気の抜けた返事を聞いたサウザーは、即座に腕をエネルギーで纏い……ブレードのようなものを展開した。

そして、地面を蹴って巨大生物へと飛び上る。

 

 

「ずぁっ!」

 

 

そのまま怪物をエネルギーブレードで真っ二つにして、私の側へ着地した。

 

おー。

こうして見てると、サウザーって宇宙規模だと強者なんだよなぁ。

普段から私のことをガミガミ叱ってくる文官みたいな奴だが、私やフリーザを除けばコルド一族経営地上げ屋の中でもトップレベルだ。

というか、ギニューよりも強いと思う。

 

私、別に武術家でもないから誰彼どっちが強いとか、戦ってるとこ見ても全然分かんないんだけどね。

 

 

「む?」

 

 

って……まだまだ原住生物が居るっぽいな。

同族をサウザーに瞬殺されたのに、まったく怯んでない。

恐怖を感じる知性がないのか、相手の強さを理解しない傲慢さがあるのか。

 

ただ、サウザーよりは私の方へ行く方が勝算があると思ったのか、彼を無視して私の方へと足を進めてくる。

 

 

「クウラ様っ、ここは私が──

 

「あ、うん。私がやるからいいよ」

 

 

よし、私もサウザーの真似しちゃおう。

手にエネルギーを込めてブレードを……ブレードを……あれ、これ案外難しいな。

 

力を込め過ぎちゃうと爆発してエネルギー波になっちゃうし、纏うように持続するのって難しい。

 

 

「クウラ様!?」

 

 

そうして私がうだうだと試行錯誤していると、目の前に原住生物が迫ってきていた。

まぁ、別に全然、危機が迫ってる訳じゃない。

戦闘力に差があり過ぎて、万が一にも私にダメージは入らないし。

サウザーの声は焦り……というよりは、こう、何やってるんだ!?という困惑だと思う。

 

エネルギーブレードは諦めて、素手で……いや、体液が飛び散るの嫌だな。

エネルギー波で吹っ飛ばして──

 

 

「がぁっ!」

 

 

瞬間、目の前まで来ていた原住生物が吹っ飛んだ。

 

 

「え?」

 

 

視界に映ったのは、古いタイプのフリーザ軍の戦闘ジャケットを着た少年の姿だった。

原住生物を蹴り飛ばして、私を助けたのだろう。

……まぁ助けは要らなかったけど。

 

 

「…………」

 

 

その少年は私の側に着地して、訝しむようにこちらを見ている。

助けはしたが、敵か味方か判別できていない様子だ。

 

 

「……あー、ありがとう?」

 

「…………」

 

 

取り敢えず、お礼は言っておこう。

敵意がないアピールにもなるし。

 

実際、少年の訝しむような目は少し緩んだ。

 

 

「クウラ様っ」

 

「あ、サウザー」

 

 

私の側に降りてきたサウザーを見て、少年は少し後退りした。

まぁ、サウザーの背後にはエネルギーブレードでバラバラに切断された原住生物がいるし。

それも、一体じゃなくて、沢山。

戦闘力が低そうな私と違って、警戒に値する相手だと判断したっぽい。

 

ちら、と少年に目を向ける。

 

 

「ぐ、うゔ……っ」

 

 

少し唸るような威嚇するような声をあげている。

肌はよく日に焼けているようで浅黒い。

歳は10を超えていそうだが……凄い野生味を感じる。

 

でも、服装はフリーザ軍の旧式戦闘ジャケット。

それも、かなり着込まれているようでボロボロだ。

 

ということは、原住民ではなく、外から来たフリーザ軍の兵士……なのかな?

いや、兵士にしては若過ぎるけど。

 

 

「……うーん、この子が救難信号を?」

 

「いえ、そうは思えません。救難信号の発信時期を考えれば、どこかに保護者が居るのではないでしょうか」

 

「確かに」

 

 

私は顎に手を当てながら、頷いた。

 

しかし、かなり人間タイプだな。

……もしかして、サイヤ人?

っと、思ったけど尻尾生えてないな。

切断されている可能性もあるけど、判断は出来ないな。

 

私はスカウターを起動して戦闘力を測る。

 

100、1000、10000……へぇ、3万もある。

こんな子供だけど、ウチの宇宙船だと私やサウザー以外では手も足も出ないってコトだ。

 

サウザーも私と同時にスカウターを起動していたらしく、少し驚いたような表情を見せていた。

 

子供にしては強過ぎる。

でも、私達には敵わない。

 

であれば、危険視する必要もないだろう。

 

 

「私はクウラ。名前は?」

 

 

私は膝を折って、目線を合わせて問い掛ける。

 

 

「…………」

 

 

だが、少年は訝しむような警戒するような視線を向けてくるだけだ。

返事もしない少年にサウザーが少し苛立った様子を見せたので、手で制する。

この子の保護者が、より強宇宙人である可能性が高い。

 

ここは不要なトラブルを避けるべきだ。

 

 

「君さ、他の人と一緒に住んでる?お父さんとか、お母さんとかいない?」

 

 

私の様子を見て、少し警戒心を解いたのか……少年は頷いた。

 

 

「……お父さんは、居る」

 

 

あ、やっぱり喋れたんだ。

でもどこか、会話に不慣れな感じがする。

 

それもそうか。

救難信号の古さから考えて、この子の人生の殆どは、この惑星で過ごしたのだろうから。

 

私はその事実を飲み込みつつ、努めて笑顔を見せる。

 

 

「お父さんのところに案内してくれない?悪いようにはしないからさ」

 

「……わかった」

 

 

少年は少し迷っていたようだが、頷いた。

 

 

「……ついてこい」

 

 

そうして少年は私に背を向けて、歩き出した。

その後ろから追いかけるように、私も足を進める。

 

そんな中、サウザーが隣で息を深く吐いた。

 

 

「……クウラ様は──

 

「ん?」

 

「クウラ様は子供に対して、大層慈悲深くあらせられる」

 

「……そうかな?普通だと思うけど」

 

 

女子供小動物、老人に対して、私が当然だと思っている行動は彼らからすれば優しく見えるのか。

いや、まぁ宇宙って殺伐としてるからなぁ。

自種族の子供でもなければ、その子供が持っている食料を奪うために殺すような宇宙人は沢山いる。

というか、そっちの方が大多数だ。

 

でも私としては、子供を見ると殺せなくなっちゃう。

前世の倫理観がまだ微かに残っている証拠だ。

惑星を破壊したり、植民地化したりして、間接的に殺してはいるんだけどね……目の前に居ると、どうしてもね。

 

視線を少年の後ろ姿に向ける。

 

どうしても殺す必要が出たら、第五形態にでもなろう。

あの姿なら、大丈夫だろうし。

 

……ってか、よく見たら首輪付けてるな。

アクセサリーじゃなくて、なんかこう、犬の躾用首輪みたいな、拘束具っぽいやつ。

 

 

「…………」

 

 

まぁ、いいや。

それが何なのか分からなくても、分かった時に判断すればいいし。

 

私は呑気に少年を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

案内されたのは宇宙船の一部を洞窟に埋め込んだ、手作り感満載の洞穴だった。

素泊まりするよりはマシ、ってぐらいの過酷な場所だ。

 

そこの入り口に少年が着地した直後、初老の男が顔を出して──

 

 

「帰ったのか?まだトレーニングの終了時間では……いや待て、誰か居るのか……!?まさかっ!?」

 

 

私とサウザーを見た瞬間、慌てた様子で持っていた鍋すら落として駆け寄ってきた。

 

 

「お、おぉ!その戦闘ジャケット!フリーザ軍なのかっ!?」

 

「え?いや、違うけど」

 

「ち、違うのか……?」

 

 

咄嗟に否定すると男は困惑したような仕草をした。

なんだこいつ……って思ってると、隣でサウザーが咳払いした。

 

 

「我々はフリーザ軍ではなく、クウラ軍です。そして、この御方こそフリーザ様の姉であるクウラ様です」

 

 

そうサウザーが説明すると、初老の男は納得して……即座に驚いた。

 

 

「なんと!フリーザ様の姉君とはっ……こ、これはとんだ失礼を致しました……!」

 

 

初老の男は頭を下げながら、膝をついた。

その様子を見て少年も少し迷いながら、父親を真似て膝をついた。

 

敬われるのは慣れてるけど、こういう自分を今知った……って人に、フリーザの姉だからって敬われるのはなぁ……なんかこう、気まずい。

 

 

「救難信号が出てたけど、それって──

 

「はい!私でございます!宇宙船が故障し、この惑星に不時着……10年以上、ここに……っ!」

 

「へぇ、それは大変だったね」

 

 

本心から、ちょっと可哀想に思える。

頭をぺこぺこ下げている初老の男を見て……身につけた原住生物の毛皮で作ったであろう腰巻きの下に、尻尾のようなものが見えた。

 

いや、尻尾だ。

猿の尻尾。

 

 

「……あれ?サイヤ人?」

 

「は、はい!フリーザ軍の、サイヤ人でございます!」

 

 

え、サイヤ人に生き残りが居たんだ。

 

惑星ベジータ崩壊当日にフリーザはサイヤ人を皆殺しにすべく全宇宙のサイヤ人に召集をかけた。

だから、命令を無視したベジータやらラディッツ、付き添いのナッパは生きていた。

あとは咄嗟に地球へ逃がされたカカロットこと、孫悟空も。

 

彼らは召集を受信できるような環境に居なかったから、偶々生き延びたサイヤ人ってことか。

 

 

「ってことは、その子供も?」

 

「はいっ、私の息子……同じく、サイヤ人でございます!」

 

「へぇ……」

 

 

レアモンスターと接敵したような気分。

それもコレクション要素があるRPGでね。

 

……ま、原作には関係ないか。

何でもかんでも原作に絡める話でもない。

この世界は広い。

原作に描写されてない場所だって、人だって沢山いる。

 

彼等もそんな、原作に描写されないサイヤ人の遭難者なのだろう。

 

 

「ところで、名前は?」

 

 

ふと思いついた疑問を口にすると、初老の男は慌てた様子で頭を下げた。

 

 

「っ、これは失礼を致しました!私の名前はパラガスと言います!」

 

 

……ん?

パラガス?

パラガス……パラガス?

 

 

「そして、私の息子、ブロリーでございます」

 

 

……ブロリー?

え、ブロリー?

 

へー、ブロリーかぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……げぇっ!?

 

ブロリー!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へ、へー、ブロリーくんって言うんだ?」

 

 

ブロリー。

劇場版ドラゴンボール 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦に出てくる悪役だ。

時間軸で言えば、セル編に登場する悪役だ。

つまり、本来の私が登場するより後の時系列。

これは戦闘力インフレの激しいドラゴンボールの世界では由々しき事態である。

 

問題なのは戦闘力だ。

(スーパー)サイヤ人に覚醒した孫悟空、孫悟飯、ベジータ……フリーザを瞬殺したトランクスすら、纏めて相手にして一方的に勝利するその戦闘力。

15億はあると思って良いだろう。

 

そして、その性格。

悪魔と呼ぶに相応しい、サイヤ人の特徴を多く持つ性格だ。

残忍で冷酷で残虐。

破壊と殺戮を好む、伝説の(スーパー)サイヤ人。

 

それがブロリーだ。

 

……今は私の方が強いが、将来的には私よりも強くなるだろう。

今の私の戦闘力は8000万、第五形態になっても10億弱……推定15億であるブロリー には及ばない。

 

何十年と生きて10億に届かない私と、あと十数年で10億を遥かに上回るブロリー 。

 

勝てる訳がない。

なんで、こんな奴がここに……?

 

いやさぁ。

私も劇場版に存在するフリーザの兄……まぁ今は姉だけど、私が存在するんだから居てもおかしくないんだけどさ……?

 

 

「…………」

 

 

……殺すか?

今すぐに、ここで。

 

ブロリーは原作……正確にはコミックに登場しない、劇場版のパラレルワールドに出てくるキャラクター。

ここで殺しても、原作の流れに差異は生まれない。

 

だが、万が一にも原作に早く介入してしまったら……恨まれているカカロットこと、孫悟空は確実に殺されてしまうだろう。

そうすれば、世界は闇に包まれる。

 

であれば。

 

 

「…………」

 

 

ここで殺し、後顧の憂いを断つ──

 

 

「ブロリー、お前も挨拶をしろ」

 

「あ、えっと……ブロリー……です」

 

 

ブロリーが私に向かって、小さく頭を下げた。

 

その仕草に私は目線を下げた。

 

……殺せない。

殺せる訳がない。

 

まだ何も悪い事をしていない子供を、殺せる訳がない。

今はまだ幼く邪気もなさそうだし、尚更だ。

 

 

「……うん、よろしくね?」

 

 

なら、どうする?

このままフリーザ軍に連れて行ったら、原作と乖離する事は間違いない。

パラガスとブロリーがフリーザの下についた場合、ナメック星編で悟空の冒険はTHE END(おしまい)だ。

 

絶対にここで二人を殺した方がいい。

でも、殺せない。

 

なら、どうする。

どうする、どうする、どうする。

 

あーもう、誰か助けてよ。

サウザー、何とか何か思い付いて……あっ!

 

 

「ねぇ、二人とも」

 

「は、はい!」

 

 

パラガスが返事をして、ブロリーは無言で目線を向けてきた。

そんな二人を見て、私は妙案を口にする。

 

 

「クウラ軍に入らない?」

 

 

ブロリーを原作の流れに組み込ませず、尚且つ、邪悪な伝説の(スーパー)サイヤ人に覚醒しないように教育する。

 

そう、これこそが私の考えた妙案だった。

 

 

 

 




クウラちゃんの原作知識はZまで
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