六平家のアンジェラさん   作:RK6246

5 / 14
#5 双城

 

今後の出方を話し合っているとチヒロとシャルが奥の部屋から出てきた。

 

「姉さん、シャルから聞いたよ体質のこと」

「そう。大丈夫、シャル?」

「うん大丈夫、ありがとう。•••もっと本読んで!!」

「あらそうなの?今からお出かけしようって話になってたけど」

「そうなの!?」

「そうだよ。僕たち今から終戦記念でやってる六平の特別展を見に行くけど一緒に来る?」

「いや、今出ちゃダメでしょう。俺たち3人は狙われてるのに」

「いや〜、ついさっき派手な動きを見せたばかりですぐ動き出すってことはないんやない?」

「神奈備も動いてるってことも伝わってるだろうからね〜。それでシャルちゃん一緒に来る?」

 

シャルは答えなかった。てっきり『一緒に行く』と即答すると思っていたが悩んでいるようだった。

 

「ん〜•••ねぇアンジェラ、チヒロが読んでくれた本みたいに珍しい本持ってる?」

「あるわよ、たくさん」

「アンジェラとチヒロ、2人はとくべつてん?に行くの」

「私は行くつもりよ」

「俺は•••正直気になる。父さんがどんな風に見られているか」

 

それを聞いてシャルはさらに悩んだ。2人についていけば間違いなく安全だろうし、何より外を出歩けるのは先日まで監禁されていたシャルにとって嬉しいことだ。しかし小学生に上がる年齢のシャルにとって知らない物語はとても魅力的だ。

 

「行っていいけど、本読みたい!って言ったらどうするの?」

「それなら」

 

入り口の戸に触れて、開く。そこには屋外ではなく本がたくさん積まれた空間が広がっていた。そしてそこから茶髪の女性が出てきた。

 

「ホドさん」

「久しぶりチヒロ。初めましてシャルちゃん、私は文学担当のホド」

「初めまして〜!」

「彼女がいろんな物語を読んでくれるわ」

「ホント?!•••あ、でもホドは戦えるの?」

「十分戦えるよ」

「ならいいや!」

「よろしゅうなホドちゃん」

「何かあったらすぐに呼びかけなさいよ」

「わかった。それでシャルちゃん、どんな本が良い?」

 

ーーーーー

 

「面白かった!!」

「よかった。次は何読みたい?」

「え〜とね、•••そういえばヒナオは?」

「掃除中じゃないかな?」

 

ヒナオが気になり2人はホールへ出るとヒナオはバケツに手を入れてた。

 

「ヒナオ!手伝う!!」

「え〜•••いや、大丈夫!!私今やることなくて暇だもん!これくらいやらせて」

 

『都市』にいたら見ることができない、ほんわかした空気にホドは安らぎを覚える。しかしふと扉に目をやる。

 

扉が開く

 

双城厳一がそこにいた。

 

双城が妖刀を振り上げるのを見てホドが動く。

 

"ギンッ"と太刀音が店に響く

 

「!(なんだこの武器?)」

 

双城が見たのはホドの腕が鉈のような武器に変形していた。

 

「まあ良い!」

「逃げッ「『(めい)』!」

 

雷鳴の轟音が店の中だけに留まらず外まで響く。

 

「んだよ、妖刀とやれると思ったから来たってのにいねぇのか?」

 

瓦礫に包まれたホドを見て言った。

 

突如透明で、しかしはっきりとした殺気を背後から感じ取った。

振り向くと刀身が真っ赤な刀を握る満身創痍な女が抜刀していた。

 

"キンッ"と太刀音が生まれる。

競り勝ち女を押し出す。体勢が整う前に沈めようと発電を始めたその瞬間、ハンマーが目前に迫っていた。

 

「?!」

 

刀を素通りして双城にぶつかり、屋外へ押し出される。

双城が再び店を見ると先ほどまでいなかった4人の男女がそこにいた。

 

赤い刀身の刀を鞘に収める女

金の刺繍が刻まれた赤いコートを羽織り、剣を握る女

巨体で真っ白い肌、そして青い刺繍が刻まれたスーツを着る男

杖を握り先の男と同じような服を着た女

 

「無事ですか、ホド様」

 

男が瓦礫に向かって手を差し出す。

 

「大丈夫。ありがとう」

 

先ほどの女が起き上がる。その女は多少焦げていた。

 

「その刀で、一体何人殺したんですか?」

「あ?•••さぁ?」

 

ホドは国重を知っている。

豪快で、うるさくて、明るく、優しい、かつての自分と比べて間違いなく良い人だ。

 

「で、お前らはなんだ?『蒼白な少女』•••いや、年齢的に少女じゃねぇな。ん〜」

 

アンジェラは間違いなく少女ではないが、わざわざ呼び名を考えていた。そして良さそうな名前を思いついたのか手を叩いた。

 

「『()()()()()』の手下か?」

「•••図書館、『文学の階』です。全力を持ってあなたを止めさせてもらいます」




イカれたメンバーを紹介するぜ!

文学の階〜黒雲会を添えて〜
パッシブ『弾圧』を使いこなせないヒューバート・ホド!
 「光が足りない・・・」
連続切断ユジンのエリザ!
 「『繭』と『愉快ないたずら』にはいつもお世話になってます!!」
ページがよく余るユイ!
 「『墨塗り』と『焔龍拳』でコスト4が2枚!大変!」
階の最高火力グレタ・キンズリー!
 「俺の持ってるこれはハンマーなの?肉叩きなの?」
デバフばら撒きブレーメン・ミホ!
 「出血はもちろん、うちは色々なデバフに気を使ってるんです」
余談:
ルイナやってて気持ち良い瞬間発表ドラゴン
 「出血値が見たことない数字の時に使う血色の欲望」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。