「ミホ、貴方はヒナオの所へ。2人を守ってあげて」
「わかりました!」
杖を持った女、ミホが姿を消す。
「彼が持つ『
「無問題!」
「知ってます」
「大丈夫」
「ヨシ。行きましょう」
4人の姿が消える。次の瞬間エリザの赤い刀身が見えて双城は体を逸らす。刀は肩を掠る。
(やっぱり反応するか)
「はは!早いなお前!!」
刀がぶつかり合い、互いを斬り合い、共にビルの屋上へ上がって行く。
屋上へ上がった双城が影に覆われる。咄嗟に女と距離をとった。その行動が頭上から迫る白い巨体の男、キンズリーのハンマーを避ける結果になった。
(ハンマー•••じゃなくて肉叩きか?)
左右にホドと剣の女、ユイがいた。
「!、『
ホドに氷を放ち、ユイの剣を刀で防ぐ
太刀音が続く。
すると突然ユイは攻防をやめた。
ある日、 再び太陽が差したそんな良い日、丁寧に洗濯物を乾かしてたあの日のように、自分の皮を乾かした
次の瞬間彼女の顔に不自然な皮が張り付いた
「は?」
ユイが被る皮が微笑み、怒り、笑顔、真顔、笑顔と表情がコロコロ変わる。
そして激怒の顔になった瞬間彼女の剣が双城の腹を貫いた。
(なんだ、この速さと威力は?)
再び攻防が行われるが、目前の肉叩きを見てユイを蹴り出し刀をそれにぶつける。
繭になった職員の死体を救いに行こうとする人はいなかった
突然双城の薄皮が切れた。
(いつの間に!)
振り向くとエリザが背後から切り付けていた。
「『結』、?!」
放った氷は弱く、呆気無く砕かれる。赤い刀と刳雲の太刀音が続く中、自分の身体能力に違和感を覚える。一瞬の隙で自分の体を確認する。
「蜘蛛の•••糸?」
体のあちこちに蜘蛛の糸が絡みついていた。糸が自らの動きを妨げ、結果弱体化を喰らっている。
"ガンッ"と肉叩きが双城の側頭部を殴りつける。
(こいつらの攻撃とその効果、多様だが問題はそこじゃねぇ)
目立った負傷はなく、全て軽い切り傷、擦り傷だ。その筈なのに傷に見合わない出血量だった。
ちびのおじょうちゃんは決心したの!ここに笑い声が戻ってくるまで離れないって!
エリザの頭上にハートが現れ、刀を構える
体勢を直したホドが腕を振りかざす
激怒の顔で火を纏い始めたユイ
キンズリーも迫っている
「『
刳雲から放たれた水が4人を濡らす
「「「「!!」」」」
「『鳴』!」
全員がそのコンボに気づいた頃にはもう遅く、感電する。
(これなら出来る!)
雷を司る『鳴』、その高火力を出すには溜めが必要である。
「『鳴』!!!」
十分な溜めを終えた最高火力の『鳴』が4人を襲った。
キンズリーは白目を向き
ユイは全身から煙が立ち
ホドは服と肉が焦げ、呼吸が止まる。
(勝った!)
しかし満身創痍なエリザが眼前にいた。
彼女は元からの傷と先の『鳴』を含め、十分ダメージを負っているはずだ。
それなのに動いていた。
そして彼女は確信を持って刀を握っていた。
その危険さを双城は予感した
「『め--
鎖が体に巻かれ、振るうことができなかった。鎖はホドの腕から伸びたものだった。
確率は4分の1
他者のために自己を犠牲にしていた『彼女』
自分がいる環境を
そんな
死の境界
『死』が彼を貫く
「ぐっ!」
エリザが刀身を鞘に収めた、と同時に紙となって霧散した。
原理はわからない、しかし彼女が死んだことを確信する
(これで3対1!!人数差はあれど十分なんとか出来る!)
3人に向きなおると、ユイが双城を掴んでいた。
焔龍拳
双城の体が炎に包まれた。
「!?、『降』!!」
刀から出した水で炎を消火する。
いつの間にかキンズリーが赤い服を着て、大斧を握っていた。
斧と刀がぶつかる。
刳雲が大斧に叩き飛ばされる。
大斧が振り翳される
少女は泣きながら懇願した
「ミスター、私の足を切ってください」
血色の欲望
大斧が双城を切り裂き、ビルを壊す。
大技『血色の欲望』、その威力は相手の出血量に比例して変化する。
ユイがホドを支えて地面に降りる。
双城は自らの2本足で立っていた。
(ダメージ、そんなに入ってない?•••いや、)
「•••『鳴』」
刳雲を再び手にした双城は自らの体に電気を流す。
出血が治る。
「焼いて止血」
「電気が体を焦がすならできなくはないだろ」
「そうですね」
3人が起き上がる。
ホドの体から花弁が散り始める。
「ははっ、ここからか」
双城の笑みと共に刳雲が発電を始める。
「•••!、はい。ここからです」
ホドの腕が元に戻る。突然の武装解除に双城が戸惑う。
「『
妖刀
特殊タグ初めて使った
適切なタグ探すの大変だった
不評だったらもう2度と使いません。