【書籍化】救いない怪異の世界をRPGの世界と勘違いしてるやつ   作:流石ユユシタ

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第65話 土御門との決別

 翌日。 

 

 安倍蓮と安倍紅は、土御門家の屋敷を訪れていた。

 

 京都・嵯峨野にある、広大な日本庭園を持つ屋敷。土御門家は、陰陽師の中でも最も権力を持つ家系だった。

 

 そこに辿り着くと、二人は応接間に通される。二人はそこで座り、しばらく待ち続ける。やがて、扉が開き、一人の男が現れた。

 

 

 ──土御門家の現当主、土御門秀春。

 

 

 

 

「……よく来たな、安倍の者たちよ」

 

 秀春が二人を見た。その瞳は鋭く、まるで値踏みするような視線だった。しかし、目線のどこかに恐れのような感情が混じっていた。

 

 

 

「お久しぶりです、秀春様」

「……」

 

 

 紅が頭を下げた。蓮は無言であるが軽く頭を下げる。蓮は基本的に土御門の場では話すことはない。

 

 以前、蓮は感情のコントロールが難しく、当主に噛みつくような言動をする時期があったため、紅が代表して対応をするように決めていた。

 

 

 

「まず、今回の美術館の件、報告に参りました」

「ああ、聞いておる」

 

 

 秀春は不機嫌そうに呟きながら、座る。そのまま無言のまま彼女に話の続きを促した。

 

 

「三つの美術館で、同時に怪異が解放され、一時期千人を超える人間がそこに囚われました」

 

 

 千人を超える人間が美術館に囚われていた。幸いなことに死者数はそこまでではないが、千を越える一般人が怪異を見てしまい、それについての動画もSNSに出てしまっている。

 

 

 それが問題だった。

 

 

 

「この事件、死者数はそれほど多くなく、そして怪異は対処が終わりましたが……世間では大騒ぎになっています」

「SNSに、美術館の動画がアップされておるようだな。それに生きて帰った人間の証言も問題になっている」

 

 

 秀春は、そう言って、タブレットを見せた。

 

 そこには、美術館の中で撮影された動画が流れていた。歪んだ空間、徐々に石像になっていく人々。ただの事故とは言えないような映像だった。

 

 そして、それについてインタビューを受けている人間の様子も。

 

 

 

 

「……現代のSNSの認知の広がりは凄まじい。既に百万回以上再生されておるようだ」

 

 

 秀春は、そう言ってタブレットを置いた。

 

 

 

「陰陽庁は、これをフェイク動画として処理しようとしておる。だが、疑う声も多い。なにせ、一千人を超える人間、その記憶を欺くのも難しいだろうな」

「……難しいですね」

 

 

 

 紅が、小さく息をついた。内容は超常現象であり、現実味がない。だからこそ、フェイク動画というのは筋が通っている。

 

 しかし、その動画のアップされた時間は美術館が開演してすぐ、わざわざ誰かがフェイク動画を開演と同時に作ったのはおかしい。それに一番難しいのは美術館から帰ってきた人間の証言。

 

 

 こればかりはどうにもできない。これをどう、普通の事件として処理するのだろうか。

 

 

 

 

「今回の一件は、隠し切れぬかもしれぬな」

「はい。ただ、ここから先はワタシ達ではどうしようもありません。陰陽庁などの判断を仰ぐつもりです」

「それしかあるまい。だが、それよりももっと大きな問題がある」

 

 

 

 

 土御門秀春は一息ついて、ゆっくりと二人を見た。どこか、恐れを持ちながら……

 

 

 

 

 

 

「お前達、そもそもどうやって美術館を元に戻した……っ」

 

 

 

 純粋な疑問。ここまで大事となった美術館、もはや魔境とすら言える場所をどうやって、収めたのか。

 

 その理由が全くもって分からなかった。

 

 

 

 

「報告書には美術館には、数百を超える怪異が居たと書いている。百を超える怪異を封印した、だと?」

「それは……」

 

 

 紅はそこで言い淀んだ。怪異を倒せる、それは今まで土御門には伏せていたからだ。しかし、美術館、それも三ヶ所、二人の仲間が全て元に戻してしまった。

 

 

 違和感を当主が持つのも当然である。

 

 

 

 

「まさか、話を盛ったとでもいうのか? まぁ、その可能性が一番高いと思うがな」

「……」

「だが、美術館三ヶ所。お前達の仲間が、平定をした。この事実は、無視できん。どんな手品を使った? 安倍家にはまだ優秀な霊具が残っていたのか?」

 

 

 

 

 なんと話せばいいか。紅がそこで口を閉ざす。微かな沈黙。しかし、それを壊したのはずっと黙っていた。蓮だった。

 

 

 

 

 

 

「倒した」

「……なに?」

「そのままだ。オレ達は怪異を倒した。オレ達だけでなく、仲間も同じようにして美術館を開放した」

「……何を馬鹿な」

「話は一切盛ってねぇ。あるがままだ」

 

 

 

 

 

 蓮のまっすぐな瞳に、徐々に当主の余裕が消えていく。

 

 なぜなら、彼の瞳には一切の偽りがないからだ。そして、蓮から溢れる霊力が、圧倒的な力を感じさせる。

 

 

 

 

(いや、まさか、そんな……噂には聞いたことがあった。双子が怪異を倒していると)

 

 

 

(だが、そんなのはただの戯言である、そのはずだ。怪異を倒せるわけなどないっ)

 

 

 

(なのになんだっ、この気迫と霊力はッ!!!)

 

 

 

 

 

──座っていた当主は、思わず後ろに下がった。生物としての格の差を蓮から、感じたからだ。

 

 

 

 

 

「別に信じなくても構わねぇ。オレ達はオレ達でやるしな」

「……随分と大口を叩くようになったな」

「あぁ、今更気を使う必要もねぇ。そうだろ、紅」

「蓮、言うのね。今、ここで」

 

 

 

 

 

──紅は蓮がここで、陰陽師と決別を宣言すると悟った。

 

 

 

 

 蓮は一度、瞳を閉じる。そして、その瞳をゆっくりと開けて当主を見据えた。

 

 

 

 

「最近、オレたちをつけ回してるやつがいる」

「……何?」

 

 

 秀春の表情が、また僅かに変わった。

 

 

 

「影森町に滞在している時、監視されてた。それだけじゃない。隙があれば、暗殺する気だったんだろうな」

「……そうか、そんなふうに狙われるとは安倍家も大変だな」

 

 

 

 秀春はとぼけたように話す。しかし、蓮には目の前の存在が元凶であると分かりきっていた。

 

 

 

「あぁ、本当にな。安倍家でこれ以上いる意味もないと思えるほどだ。デメリットしかない」

「そう思うならば、陰陽の道を捨てて、安倍家の名も消してしまえばよいのではないか」

 

 

 

 

 当主は、これを冗談のつもりで言っていた。ただの嫌味であり、蓮を少しでも挑発するため材料と思っていた。

 

 

 だが、そこから先、蓮の口から全く予想もしない言葉が出てくる。

 

 

 

 

 

 

「あぁ、そうする」

「……は?」

「そうすると言った。オレ達は安倍家であることを捨てる」

「血迷っているのか?」

「真面目だ。長く続いた陰陽師の歴史、それもここで終わりだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 当主からすれば理解ができない。二人は安倍家という名前にずっとこだわっていた。

 

 

 安倍家が崩壊し、土御門が上になり、そこから二人は見下されながらもずっと陰陽師として生きている。

 

 

 なぜなら、それが安倍家の誇りであるから。

 

 

 

 

 だが、それをあっさりと捨てようとしていた。美術館を元に戻し、最近になり怪異への対処も迅速になり、陰陽師の評価も上がってきているこの最中に。

 

 

 今、陰陽師の中で二人は大きく評価を得ている。二人に救われた陰陽師は多く、安倍家の名を信じる人間がまた増えてきたからだ。

 

 

 だからこそ、土御門当主は台頭してきた二人を排除しようと動いていた。

 

 

 

 

「馬鹿な……なにを、考えているっ」

「もう、陰陽庁には辞めると言ってきた。気になるなら、確認するといい」

「……な、なんだ? なにを、したいんだ、お前達は?」

 

 

 

 それを全て自分から無碍にする発言。しかも、偽ろうとする気が一切ない。

 

 

 

 

 

 

 

「──代わりにだが、オレ達は【冒険者ギルド】を設立する」

「……は?」

 

 

 

 

 

──もう、当主は何が何だか、分からない。

 

 

 

 

 

 

「冒険者は怪異を倒す。そのための職業だ」

「怪異を倒す、冒険者……だと?」

「あぁ、これからは怪異を倒す時代を始める」

 

 

 蓮はそう言った。またしても当主は混乱している。大量の情報と、蓮の行動が理解不能すぎて、頭が沸騰していた。

 

 

 

 

 

 

「ちょ、ちょっと待て。分からぬ。理解ができぬ」

「詳しくはいずれわかる。とにかく、安倍家は陰陽師であることを捨てる。それと近々引っ越しもするから、近々霊具とか財産は引き取りにくるぜ」

 

 

 

 蓮はそれで用が済んだと言わんばかりに、勝手に立ち上がった。

 

 

 

 

「さて、帰るか」

「……待て、勝手に帰るのか」

「もう関係もねぇしな。あぁ、最後に……あの美術館の観音はなんだ?」

「……なんだ、何も分からぬ。観音? なんのことだ?」

 

 

 

 

 

 

 当主は本当に混乱をしていた。もう、頭を抱えており、それを見て蓮は興味をなくしたように目線を逸らす。

 

 

 

 

 

「お前じゃねぇのか。演技なら大したもんだな。行くぞ紅」

「うん」

 

 

 

 

 

 二人は、当主に目もくれずに土御門家を後にした。残された当主には困惑だけが残される。

 

 

 

 

 

──二人は、そのまま土御門を出ていく。この二人の言動はすぐに、多くの陰陽師に伝わり、大きな話題となる。

 

 

 

 

◾️◾️

 

 

 

 

 

 

 

 

【緊急】美術館事件、ヤバすぎないか?【1000人超に怪異にバレる】

 

 

名無し陰陽師

三つの美術館で同時に怪異解放とか、前代未聞だろ

 

名無し陰陽師

1000人にバレたってマジ?

 

名無し陰陽師

マジ。ニュースでも大騒ぎや。表向きは「事故」ってことになってるけど

 

名無し陰陽師

でもSNSに動画上がってるよな。あれ、どう見ても超常現象すぎて誤魔化せるか心配

 

名無し陰陽師

見た見た。空間歪んでるし、人間が発狂しながら石像になってくし……どう誤魔化すねん

 

 

名無し陰陽師

陰陽庁はフェイク動画にするらしいけど、無理があるだろ

 

名無し陰陽師

100万回以上再生されてるらしいな

 

名無し陰陽師

これ、隠し切れないんじゃないか?

 

名無し陰陽師

怪異の存在がバレたら、陰陽師の世界も終わりだ

 

名無し陰陽師

いや、でも一般人にバレても信じないだろ。オカルトって扱いで終わる、意外とフェイク動画で収まるのでは?

 

名無し陰陽師

いやでも、1000人が怪異を見てるんだぜ? そして、謎に美術館に数時間囚われてたし、どう決着させるの? 前に京都で一般人が流れで六百くらい死んだけど、あの時は死体があったから、まだ災害があった的なので誤魔化せはしたんよな

 

今回は難しいのでは? それにそもそもなんだけど、なんで美術館に怪異が?

 

しかも、三つ同時ってのが気になる

 

名無し陰陽師

京都の資産家が美術品として展示したのが、霊具だったらしい。しかも、それは安倍晴明が封印をした霊具だった。

 

そんで、安倍晴明の封印が解けたらしいな(経年劣化)

 

名無し陰陽師

千年以上前の封印だし、仕方ないんじゃね

 

名無し陰陽師

でも、なんで今なんだ? タイミングが良すぎる

 

名無し陰陽師

いや、逆になんで今まで封印が保ててたのか謎ではある。数百年とか持つのエグすぎだろ。当時、どんな代償支払ったのか。

 

 

名無し陰陽師

大きな術だからね、それ相応の神の補助を受けるには人柱が大量に必要だったのは容易に想像可能。まぁ、想像しても今更意味ないけど

 

名無し陰陽師

気にするべきだろ。もしかしたら、今後どんどん封印が解けるかもしれないんだから

 

名無し陰陽師

ところで、双子はどんな感じだったの? 活躍したと聞いたけど

 

名無し陰陽師

埼玉に行ってたらしい

 

名無し陰陽師

マジ? 双子が?

 

名無し陰陽師

ああ。蓮と紅、二人とも

 

名無し陰陽師

他に誰が行ったんだ?

 

名無し陰陽師

千葉は白妙詩が行ったらしい。弟子引き連れてらしいけど

 

名無し陰陽師

東京は最近戻ってきた【天才】九条透

 

名無し陰陽師

誰だそれ

 

名無し陰陽師

知らん

 

名無し陰陽師

まじかよ、九条透知らないの? ガチの天才だよ、引退したけど。戻ってきたのか。この天才って、双子と接点あるの?

 

名無し陰陽師

詳細は分からん。でも、双子と関係あるらしい

 

名無し陰陽師

双子以外も面子が濃いな。白妙詩と九条透か

 

名無し陰陽師

僅か四時間で美術館を元に戻したらしい

 

名無し陰陽師

先に突入した陰陽師、三ヶ所合計で五名は死亡が確認されてる。最初から双子が行けば解決してたかもな

 

名無し陰陽師

三つの美術館、全部元に四時間でか。

 

名無し陰陽師

凄すぎだろ

 

名無し陰陽師

でも、大事になったかー

 

名無し陰陽師

それは仕方ないだろ。解決だけで偉業すぎる

 

名無し陰陽師

双子、強くなりすぎじゃね?

 

名無し陰陽師

それな。四年前とは別人らしい

 

名無し陰陽師

霊力の量が全然違うって聞いた

 

名無し陰陽師

どうやって強くなったんだ?

 

名無し陰陽師

分からん。でも、明らかに何かあったんだろう

 

名無し陰陽師

羨ましいよな。こっちは何年かけても同じところをウロウロしてるのに。しかも毎日死にかけ……

 

名無し陰陽師

才能の差って残酷だよな

 

名無し陰陽師

でも、安倍家、色々あったんだし

 

名無し陰陽師

それはそう。京都の件は今でも気の毒だと思ってる

 

名無し陰陽師

家族全員死んだんだもんな

 

名無し陰陽師

双子だけが生き残った。あーでも、使用人みたいな本当に一部は生きてるのか? まぁ、どっちにしろ大変だけど

 

 

名無し陰陽師

それでも強くなれるって、凄いと思う

 

名無し陰陽師

俺なら絶望してる

 

名無し陰陽師

ところで、双子が怪異を倒したって話、本当?

 

名無し陰陽師

倒す? 人間が怪異を?

 

名無し陰陽師

さすがにそれはないでしょ

 

名無し陰陽師

いや、複数の目撃証言がある

 

名無し陰陽師

ワイも見たけど、明らかに封印とは違う感じだった

 

名無し陰陽師

どういうこと?

 

名無し陰陽師

炎の術を出して、消し去ってた

 

名無し陰陽師

マジ?

 

名無し陰陽師

それ本当なら革命じゃん

 

名無し陰陽師

人間が怪異を倒せるなんて、ありえない

 

名無し陰陽師

でも、双子はやってるらしい

 

名無し陰陽師

信じられない

 

名無し陰陽師

ワイたちが何百年も当たり前だと思ってきたことが、ひっくり返る

 

名無し陰陽師

怖いな

 

名無し陰陽師

でも、本当だったら凄い

 

名無し陰陽師

封印じゃなくて、完全に倒せるならすごいなぁ

 

名無し陰陽師

本当ならね。安倍家復興のために適当言ってる可能性もありそう

 

名無し陰陽師

それな

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

ちょっと待って、今緊急事態発生してる

 

名無し陰陽師

なに?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

安倍の双子が、今、陰陽庁に来た

 

名無し陰陽師

え、何しに? てか、コテハンやめろや

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

すまん、許せ。それよりも陰陽師を辞めるって

 

名無し陰陽師

は?

 

名無し陰陽師

マジ?

 

名無し陰陽師

え、待って、意味が分からない

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

俺も意味が分からない。でも本人たちが言ってる

 

名無し陰陽師

どういうこと?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

安倍家を捨てて、冒険者になるって

 

名無し陰陽師

冒険者?

 

名無し陰陽師

何それ

 

名無し陰陽師

ファンタジー?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

冗談じゃなくて、本気で言ってる

 

名無し陰陽師

頭おかしくなったのか?

 

名無し陰陽師

美術館の件でショック受けたとか?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

いや、めちゃくちゃ冷静。むしろ、確信を持って言ってる

 

名無し陰陽師

で、陰陽庁は何て言ってるの?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

とりあえず職員が必死に止めようとしてる。でも、双子は全然聞いてない

 

名無し陰陽師

これ、マジでヤバいんじゃないか?

 

名無し陰陽師

安倍家が完全に消えるってこと?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

もう陰陽師としては戻ってこないってさ。いやマジで? この状況で?

 

名無し陰陽師

うそー!?

 

名無し陰陽師

マジ?

 

名無し陰陽師

それって、完全に土御門の天下じゃん

 

名無し陰陽師

これで土御門の独走が確定した

 

名無し陰陽師

最悪だ

 

名無し陰陽師

でも、双子はなんで?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

怪異を倒すためって言ってた

 

名無し陰陽師

倒す? やっぱりまじなの?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

「封印するだけで、何も解決しない。オレたちは怪異を倒す」って

 

名無し陰陽師

倒す……

 

名無し陰陽師

やっぱり、双子は怪異を倒せるのか

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

そうらしい。で、それを広めるために「冒険者ギルド」を作るって

 

名無し陰陽師

冒険者ギルドって何?

 

名無し陰陽師

ゲームか?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

いや、本気で組織を作るらしい

 

名無し陰陽師

どういう組織?

 

名無し陰陽師(陰陽庁職員)

怪異を「モンスター」って呼んで、封印じゃなくて倒す。それを専門にする組織

 

名無し陰陽師

モンスター……

 

名無し陰陽師

なんか、ゲームみたいだな

 

名無し陰陽師

でも、本当に倒せるなら革命だぞ

 

名無し陰陽師

封印が解ける心配がなくなる

 

名無し陰陽師

それな

 

名無し陰陽師

ちょっと待って、ネットで「冒険者ギルド」で検索したら出てきた

 

名無し陰陽師

マジ?

 

名無し陰陽師

URL貼って

 

名無し陰陽師

[URL]

 

名無し陰陽師

見た。本当にサイトがある

 

名無し陰陽師

「冒険者ギルド」代表者で安倍家の二人の写真あるんだけど笑。ちょっとうける

 

名無し陰陽師

マジかよ、怪しい写真でちょっと笑う。笑ってる場合じゃないけど。

 

名無し陰陽師

もう活動開始してるのか?

 

名無し陰陽師

サイトには、超常現象、バケモノ退治などを請け負いますって書いてある。

 

名無し陰陽師

怪しいサイトみたいになってて笑う

 

名無し陰陽師

笑ってる場合か

 

名無し陰陽師

でも、サイトちょっと面白い。てか、代表者は安倍家二人になるんだ。社員紹介で九条透の名前と写真あるんだけど!!?

 

名無し陰陽師

おいおい、元天才もそっちに行ったの?

 

名無し陰陽師

マジ?

 

名無し陰陽師

転職した方がいいでしょうか?

 

名無し陰陽師

土御門に疎まれるぞ

 

名無し陰陽師

あそこはまじでやばい

 

名無し陰陽師

でもさ、土御門家に絡んでた陰陽師何人か消えたよね

 

名無し陰陽師

あっちも怪しいよな。

 

名無し陰陽師

冒険者ギルド、職員、冒険者募集らしい。完全週休二日制あり、研修あり。陰陽師経験者優遇だって

 

名無し陰陽師

どんな募集やねん笑

 

名無し陰陽師

よく分からないけど、凄いことが始まりそう

 

名無し陰陽師

まぁ、とりあえず様子見で

 

名無し陰陽師

紅ちゃん可愛いから転職しようかな

 

名無し陰陽師

確かに、ちょっと検討するか?

 

名無し陰陽師

ほほう、ええな。僕以前、とある離島でこの二人とは会った事あんねん。土御門もあんま好きちゃうし、こっちに転職しようか検討するで




明日も11時更新!!

それと、明日で四章は終了となります! 五章は制作中ですので、お待ちください。8月末には投稿開始したいと思っています!

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