ドラえもん×ウマ娘!ゴルシちゃんの幸せ未来大作戦!   作:ゴルシ未来人

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ゴルシ、時を駆ける

時は22世紀。メジロマックイーンの孫娘であるゴールドシップは男で一つで育てられ、マックイーンの息子である父親、そしてゴールドシップことゴルシちゃんが赤子の頃にオークションで落札した青色のタヌキ…ゲフンゲフン!!猫型の子守りロボットのドラえもんと共に、暮らしていた。

22世紀の技術力は凄まじく、言葉をかけるだけでテーブルクロスから食器に盛られた食べ物が出てきたり、世界中のあちらこちらにワープ出来る便利な「どこでもドア」だったり、過去や未来にタイムスリップ出来るタイムマシンなどなどの便利な不思議道具が生活の中に存在している。

 

「ドラえもん。婆ちゃんのこと調べたんだけどよ…婆ちゃんって昔は財閥の人だったんだってよ」

 

ゴルシがソファーで寝そべりながら、相棒であり赤ちゃんの頃から付き合いがあるドラえもんに告げた。そう、実のところメジロマックイーンは財閥の出だったのだ。

メジロ財閥。だがメジロ財閥は長い年月で衰退してしまい、今となっては無くなってしまい、ゴルシちゃんはお父さんの手で普通のシングルファザーの子供として育てられた。元メジロ財閥の関係者は各地に離散しており、ゴルシは関係者から話を聞くことが出来ない。

 

「そうだったんだ。そうだ、トレセン学園の先生達ならマックイーンさんのこと知ってるんじゃない?」

 

ドラえもんが言うようにトレセン学園の先生達ならマックイーンのことを良く知る人が居るのかも知れない。と言うのもマックイーンはかなり若くゴルシのお父さんを産んでおり、マックイーンの同世代や年の近い人はまだ現役世代で定年を向かえていない。

マックイーンのことを知っているとなると、50以上の年齢の方の筈だ。だとするとゴルシの知っているトレセン学園の職員ではシーザリオ先生ぐらいだろう。

 

 

 

「メジロマックイーンか。随分と懐かしい名前を聞いたな」

 

メジロマックイーンが在籍していた頃と比べると、少し色褪せたトレセン学園。その職員室で働くベテラン教員のシーザリオというウマ娘の女性が居る。見た目は若々しいが、こう見えて50を越えたオールドウーマンである。そんなシーザリオ先生はゴルシちゃんの祖母であるメジロマックイーンと在籍していた年代が被っており、交遊が有ったのかも知れない。

 

「シーザリオ先生は婆ちゃんと知り合いだったのか?」

「知り合いだったが、彼女は別のチームだった。私が所属していたチームはアスケラ、彼女はチームスピカという所だったよ」

 

トレセン学園には様々な名称のチームが存在している。例えばシーザリオ先生がトレーナーを務めるチームアスケラ、そして昔から不動の1位であり数多のG1を勝ち続ける超名門チームのリギルなどが存在する。だが、チームスピカなんてチームをゴルシは聞いたことがない。もしかしたら昔に解散してしまったチームだろう。そのスピカにメジロマックイーンは所属していたようだ。

 

「チームスピカか。聞いたことないな」

「無理もない。チームスピカは私達の先輩だったスペシャルウィークの卒業と共に解散した。部員はたった4人、オグリキャップ、スペシャルウィーク、ライスシャワー、そして君のお婆さんであるメジロマックイーンだけだ。チームとして活躍したのは僅か5年だけだからな」

 

シーザリオ先生は語る。メジロマックイーンがかつて所属していたチームの名前はスピカ。オグリキャップ、スペシャルウィーク、ライスシャワー、そしてメジロマックイーンのたった4人だけであり、スペシャルウィークの卒業と共に解散したチームのようだ。

トレーナーは駿川たづな。トレセン学園の理事長秘書であり、人間?なのだがどのウマ娘より脚が速く、最高速度は短距離とマイルでも活躍したリギル最速のタイキシャトルの全力疾走より速かったとか。

 

「どんなトレーナーだよ!」

「それが事実なんだ。常に帽子を被り、髪型の都合で人耳は見えなかったが…尻尾はなかった」

 

そんなスピカだが、シーザリオが知る限り…中等部2年生だったスペシャルウィークが転入と同時に駿川たづなが立ち上げ、スペシャルウィークを勧誘。その後、直ぐにオグリキャップを確保してG1を連勝、リギルのオーディションに落ちたメジロマックイーンを確保し、ライスシャワーを拉致同然に勧誘して少数精鋭のチームだった。

だが、オグリキャップが卒業してからその日常は崩れ去る。メジロマックイーンはトレーナーの指示を無視してオーバーワークを行った結果、難病とも言える故障が起こり、現役引退。ライスシャワーは宝塚記念の最中に転倒事故を起こし選手生命が無くなり、スペシャルウィークの卒業と共に解散したのだ。

 

「そうだったのか」

「そうだ。たしかスペシャルウィーク先輩が前に話してたが、チームスピカは先輩が生まれる前にも有ったそうだ。スペシャルウィーク先輩は北海道の日高に住んでいるから、聞いてみると良い。私より、詳しいだろう」

 

どうやらメジロマックイーンの先輩であるスペシャルウィークはご存命であり、北海道の日高に暮らしているようだ。東京から北海道まで距離はあるが、どこでもドアを使えば問題なく向かうことは可能であり、ゴルシはアポイントを取ってから北海道の日高に向かった。

 

北海道十勝平野 日高。かつては有力なウマ娘が多く産まれた土地であり、現在では牧場で酪農や畜産を生業としている人々が多く暮らしている場所である。

そんな日高にゴルシちゃんはドラえもんと共に訪れており、シーザリオから貰ったメモを頼りに1つの民家にたどり着く。その民家はかつては小規模の牧場だったのだろう、しかし今は離農したのか広い庭では雑草が生えており、倒壊したタワー型サイロなどが放置されていた。

 

「ゴルシちゃん…ここだよね?」

「おう…その筈だぜ」

 

その民家にスペシャルウィークが暮らしている。ゴルシがインターホンを押して暫くすると、シーザリオと同じく外見年齢がフケていない大人のウマ娘…スペシャルウィークが出てきてくれた。

 

「いらっしゃい、良く来たわね。シーザリオちゃんから話は聞いてるから、あがって」

「「お邪魔します…」」

 

スペシャルウィークに案内されて民家に入り、居間に案内されるゴルシ達。スペシャルウィークは一人暮らしなのだろう、そこまで家具の数は多くないが…壁や棚には写真立てに飾られた現役時代の写真などが飾られており、スペシャルウィークの日本ダービーの写真、オグリキャップのトレセン学園卒業の写真、トレーナーである駿川たづなとのツーショット、メジロマックイーンとの写真、そして若き頃のシーザリオやその学友と撮った写真がある。

 

「色んな写真がある。これはシーザリオ先生?」

「そう、シーザリオちゃん。シーザリオちゃんの隣の子はラインクラフトちゃん。マイルならシーザリオちゃんどころか、私の知るウマ娘ではトップレベルに強かったよ」

「へー、そんな人が居たんだ。シーザリオ先生も教えてくれて良かったのによ!!」

 

ゴルシは若きシーザリオに移る少女 ラインクラフトを見てそう言うが、それを聞いたスペシャルウィークはどこか暗くなる。

 

「どうかしたんですか?」

 

ドラえもんがそう言うが…スペシャルウィークの口から出た言葉は...。

 

「ラインクラフトちゃんはもう亡くなってるの」

 

医学が進んだ22世紀では考えられないことだつた。そもそも今では寿命以外で死ぬことはほぼ無いのだから。心臓病だって薬で治るし、それは不治の病やガンでも同じだったのだから。

 

「えっ…」

「私がトレセン学園に居た頃、ラインクラフトちゃんは突発的な心臓病で昏睡状態からの植物状態となったの。だけど、それから数年間眠りについたままで、結局…2度と目覚めなかった」

 

ラインクラフトは原因不明の心臓病で昏睡状態となり、その後は植物状態となった。だが、2度と目を覚ますことはなくそのまま亡くなってしまったのだ。

スペシャルウィークはもちろんのこと、シーザリオにとっても辛い出来事だったのは間違いなく、ゴルシに今まで話すことは出来なかったのだ。

 

「あの子は太陽みたいな子だったよ。それで、今日来たのはマックイーンさんのことだったね。マックイーンさんは当時、天皇賞をとることに必死だった。それで無理しすぎなところもあったんだ」

「なるほど。そういや、チームスピカってスペシャルウィークさんが入学前にも有ったんだよな?」

「そうだよ。チームスピカを作ったのは私の亡くなったお父ちゃん、私もこの事はトレーナーさんから聞いたんだけどね」

 

スペシャルウィークはそう言うと、立ち上がり…何処かに行く。待つこと3分ぐらいすると、1枚の写真を持ってきてくれた。その写真にはスペシャルウィークと良く似た美女の妊婦さん、駿川たづなを十代半ばの少女にして…ウマ娘にしたような少女、そして男性だが…何故かウマ娘のようにウマ耳と尻尾が生えた男が居たのだ。

 

「「男なのにウマ耳!?」」

 

そう、男性だがウマ耳が有ったのだ。これはあり得ないことであり、ウマ耳があるのはウマ娘だけなのだが…その写真が合成でなかったら本物ということだろう。

 

「うん、驚くよ。私もトレーナーさんから聞いた時は驚いた。だって、まさかウマ娘の男性が居るなんてね。

この人はサンデーサイレンス。私のお父さんで、私が産まれる少し前に心臓病で急死したの。アメリカで凄腕の選手だったけど、男性のウマ娘ってあり得ない存在だったから、評価は良くなくて。アメリカどころかダートの世界頂点になったんだけど…追い出されるようにアメリカを出て日本に来たの」

 

その人物はサンデーサイレンス。アメリカどころかダートの世界最強に登り詰めたが、気味が悪く感じられたのだろう…アメリカを追い出されるように出ていき、日本にやって来てそこでトレーナーをしていたようだ。

そして共に映る少女はやはり、現役時代の駿川たづななのだろう。

 

「この人がスピカを作った人!?」

「うん。私のトレーナーさん…トキノミノルしか居なかったけどね。私がトレセン学園に来た頃に、駿川たづなって名乗ってたトレーナーさんがスピカを復活させたの」

 

どうやらサンデーサイレンスが急死し、チームスピカが解散。その後、駿川たづなと名乗ったトキノミノルがサンデーサイレンスの遺児であるスペシャルウィークのためにチームスピカを復活させたが…チームメンバーが続々と入らなかったこともあり、スピカはスペシャルウィークの卒業と共に解散したのだ。

 

 

 

 

スペシャルウィークからチームスピカやメジロマックイーンのことを教えて貰ったゴルシとドラえもんは、帰路についた。

 

「なあ、ドラえもん。やっぱり、タイムマシンで婆ちゃんに会ってみたいよな」

「ゴルシちゃん。もー、しょうがないな」

 

その後、タイムマシンの力でメジロマックイーンの現役時代に行こうとしたが、突如としてタイムマシンに不調が発生して…

 

「どっドラえもん!!ヤバい!!タイムマシンがバグった!!」

「ゴルシちゃん!!大変だよ!!」

 

ゴルシとドラえもんは想定外の時代にやって来てしまう。やって来たのはゴルシの時代より半世紀以上前…スペシャルウィークが誕生する前年…間違いなくスペシャルウィークはお母さんのお腹の中にいる時期であった。

 

「ドラえもん…これ、トレセン学園だよな?私達の時代と比べて、新築のように綺麗だしよ!!」

「だよね…てっことは僕達、不法侵入になっちゃう!」

 

このままでは当時のトレセン学園に不法侵入した扱いになってしまう。だからこそ、ドラえもんはとある秘密道具を取り出した。それは風呂敷のような秘密道具であり、名をタイム風呂敷という。これを使えば若返ったり、物の時間を巻き戻して修復したりも出来るのだ。

 

「ドラえもん!?なにをするだぁあ!?」

「こうすることで、迷い混んだ子供って言い訳出来るから!!」

 

これにより、ゴルシは葦毛の美女ウマ娘から栗毛の幼女ウマ耳となり…不審者ではなく迷い混んだ子供として言い訳が出来るのだ。

 

「まあ、ドラえもん。折角だし、探検しようぜ!!大昔のトレセン学園を!!」

「しょうがないな~ゴルシちゃん」

 

しかし、教科書にも載っていない、大昔の時代のトレセン学園。それもゴルシの時代では唯一無二の無敗でクラシック制覇を成し遂げたリギルの殿堂入りであるシンボリルドルフや、リギルどころか史上初のトリプルティアラ(俗に言う牝馬クラシック三冠)を成し遂げたメジロラモーヌ、それ以前の時代のウマ娘が在籍した筈だ。だとすれば、現役中の生徒はスピードシンボリ、セントライト、クリフジなどのレジェンド中のレジェンドばかりだろう。たしか、3人ともリギル所属だった筈だ。

 

「ドラえもん!生スピードシンボリに会えるぜ!!ジャスタウェイに自慢出来る!!」

「やめなよ、ゴルシちゃん!」

 

昭和のトレセン学園を冒険してると、なにやら騒がしい声が響く。

 

「サンデー!いい加減1人だけじゃ、チーム対抗戦やアオハルに出れないって言ってんだろうが!!このタコ!!」

「るっせーババア!!その時はトキノミノルが走れない所は全部俺が走るって言ってんだろ!!」

「じゃかましいわ青二才が!!」

 

声の方を見ると、ゴルシが写真で見た祖母メジロマックイーンをオールドミセスにしたような葦毛のウマ娘 メジロアサマ、スーツ姿の若い男性なのにウマ耳と尻尾がある男 スペシャルウィークの父親であるサンデーサイレンスが口喧嘩をしていた。しかし、周囲の人の反応を見ると「またやってるよ、あの2人」と言った感じなのだろう。

 

「あの…アサマさん、サンデー先生もそう言ってますし」

「トキノミノル!アンタは黙ってな!!ウマ娘の自由意思を尊重する自由主義は良いが、やってる所はアンタと私ぐらいじゃねーか!!」

「ぐえー!!やりやがったなババア!!」

 

苦笑いしながらそんな2人のやり取りを見守り、声をかける少女はトキノミノル。本当の父を知らず、親戚を盥回しされていたが…トレーナー研修中時代のサンデーサイレンスの首根っこを掴んで引き摺っていたメジロアサマの援助を受けてトレセン学園に入れてもらった過去を持つ。

 

「あーしぬー」

「死にはしないよ!!アンタの頑丈は私が一番知ってんだ!!」

 

サンデーサイレンスにボディーブロー×2からのジャイアントスイングでぶんぶん振り回すメジロアサマ。そして、サンデーサイレンスはぶん投げられてダートに頭から埋まった。

 

「チームスピカ、入らないヤツはダートに埋める!わかったかい!!青二才!!」

 

だが、秒でサンデーサイレンスはダートから脱出した。

 

「いってーなババア!!」

「ヒグマだろうがアメリカグリズリーだろうがバイソンも拳で撃退するお前がなに言ってんだい。ところでサンデー、今のトレセン学園はどうだい?」

 

アサマの言葉を受けて、サンデーサイレンスは衣類と頭についた土を払う。そして口を開いた。

 

「どこもかしこも貴族と金持ちの子優先じゃないか。アメリカと一緒だよ。確かにウマ娘の教育には金は居るが、日本も夢は平等じゃね」

「そうだよ。私はそれを変えたい。でも、出来る筈さ…アメリカからお前を私がスカウトしたようにね。だからさ、サンデー…生まれや出自なんて関係ないんだ、夢は平等さね。スカウトしてきな、本気で…死にものぐるいで夢を叶えたい若人を」

 

それを聞いてゴルシは共感した。確かにゴルシの時代では奨学金制度などもあり、貧しい家庭の子でもトレセン学園に入ることは叶う。それに、トレセン学園にはウマ娘限定の普通科だけではなく、男性も通えるサポート科というトレーナーなどを目指す共学の科もある。

昔では男性はトレーナーになるためには大学から勉強しなければいけなかった。その時点でトレーナーなどの勉強やトレーナーから話が聞けるトレセン学園の生徒と比べるとスタートが遅れてしまう。金銭の問題で生まれの環境で夢を断念する若人も昔から多かっただろう。

 

「で、さっきから気になってたんだが、ババア。アンタ、もう孫居たの?それとも隠し子か?」

「なに言ってんだねサンデー?ティターンはまだ結婚すらしてないピチピチの大学生だよ」

「いや、そこにアンタに似てるガキと青色タヌキが居るからよ」

 

サンデーサイレンスがゴルシとドラえもんを指差し、アサマとトキノミノルがゴルシとドラえもんの方を向いて2人に気付いた。

 

「若い頃の私に似てるだと!?」

「いや、それよりなんですか青色のタヌキちゃんロボット!?」

「私はゴールドシップのゴルシちゃんだぜ!!サランラップの芯越しに見えるゴルゴル星からやって来たぜ!」

「僕ドラえもんです!僕は猫型ロボットだよ」

「はぁあ!?猫!?もっと痩せろ」

 

ゴルシちゃん。昭和の人とファーストコンタクト完了。さあ、ここから頑張って未来を変えるぞ!!




次回…ゴルシちゃんとドラえもん、サンデーサイレンスと共に日高に出張!?

アサマ「金出すから、日高でスカウトしてきな!!分かったなら行ってきな!!」

???「アナタに夢は有りますか?私には有ります」

???「ウマ娘がアイドルになるのは間違ってますか?」

見てみたい場面

  • 増えるゴルシ!!逃げるマックちゃん
  • 衝撃の英雄VS最盛期サンデーサイレンス
  • 皆ロリショタ化!?大人は若返り!?
  • くーちゃんの花嫁姿
  • 無人島大開発!黄金のゴルシ
  • 火曜サス!?スペは見た!
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