ドラえもん×ウマ娘!ゴルシちゃんの幸せ未来大作戦! 作:ゴルシ未来人
トレセン学園。ゴルシの時代では既に一般入学が普通であったが、中には貴族や上流層の一族が家柄入学したりするお金持ちが優先される所があった。だが、サンデーサイレンスがご存命でトキノミノルが現役時代はその風潮が物凄く強く、入学できるのはお金持ちが殆どであり、一般人のウマ娘が入学できるのはスカウトされた一部だけである。
メジロアサマ、そしてメジロアサマに素質を見出だされてアメリカから日本に引っ越してきたサンデーサイレンス、現理事長のノーザンテーストはそれを覆して、全てのウマ娘が夢を追いかけられるように戦っているが、なかなか実現出来ていない。
「ただいま。すまん、今日からガキとタヌキがやっかいになる」
そんなトレセン学園に新人トレーナーとして働くサンデーサイレンスは、メジロアサマが率いるメジロ財閥が家主の賃貸で暮らしており、その家にはスペシャルウィークそっくりで髪が長く…妊娠してるのか少しお腹が膨らんでいる女性が居たのだ。
サンデーサイレンスは何処にも行く宛がないと判断した、ゴルシとドラえもんを連れて我が家にやって来たのだ。
「お邪魔します!私はゴルシちゃんだぜ!!宜しく!!」
「僕、ドラえもんです!」
「ゴルシちゃんとドラえもんちゃんね。私はキャンペンガール。そこのチョイ悪そうなサンデーのお嫁さんです」
女性はキャンペンガール。サンデーサイレンスの妻であり、スペシャルウィークの母親だ。しかし、史実だとサンデーサイレンスはスペシャルウィークの誕生前に亡くなってしまい、キャンペンガールも後を追うようにスペシャルウィークを産んでから5日後に亡くなってしまい、スペシャルウィークは天涯孤独の身となる。
「さあ、入って入って。お腹空いたでしょ?沢山作ってあるから」
ゴルシとドラえもんはキャンペンガールに手招きされて、食卓に座る。そこに有ったのは……
「あの…おばちゃん?いやキャンペンガールの姉ちゃん?なんすか?この量?」
「なにって?…いつもの量だけど?サンデーは軽く、これをおかわり3回するよ」
「どんだけ食べるんだよ!!」
今日の夕飯はニンジンカレーだったのだが、そこに有ったのは山…そう山だった。例えるなら富士山を超えてチョモランマ…いや日本海溝にあるチョモランマより高い山脈を思わせる山盛りに盛られていたのだ。軽く見ても10人…いや20人前以上!!それが1人で食べてね?と言わんばかりに各々の前に置かれていく。
確かにウマ娘は人間と比べると大食が多い。これは推定であるが、ウマ娘は現実世界の馬が基本的に人間大になったが身体能力が馬と変わらないほどはあり、その身体能力を支えるための筋力や骨密度そして内臓強度の維持のため、必要なカロリーや栄養が多いのだろう。事実、歴史が変わった後…チームスピカのマネージャーとなるベルノライトも「えっへへ、コロッケ4つも取っちゃった」と嬉しそうにおかわりしている*1。
「いや…いくらウマ娘だからってこんなに入らないって!!」
しかし、目の前の余りにも量が多すぎるニンジンカレーの山。それは本来ならスタイル抜群のゴルシちゃんでも食べきれないほどの量であった。そう言えば、シーザリオ先生が過去に言っていた、スペシャルウィークは大食いであったと。だとすればその両親であるキャンペンガールとサンデーサイレンスも大食いであることも理解できる。
「そうよね。私も妊娠前はこんなに食べれなかったんだけど…妊娠してから凄く食欲が出てきたの!」
なんと言うことでしょう。スペシャルウィークさん、胎児の頃から莫大なエネルギーが必要であり、妊娠してからキャンペンガールは大食いになったのだ。無事に出産すれば、多分…キャンペンガールの食事の量は普通になるだろう。多分。
「おかわり!」
「「食べるの早!?」」
そしてゴルシが気付かず隙もなく、サンデーサイレンス…山のような1杯目を無事に完食してお代わりを要求。
「私がよそってくるね」
「いや、俺が行く。お前はしっかりと食べとけ」
微笑ましいサンデーサイレンスとキャンペンガールのやり取り。だが、ゴルシとドラえもんは知っている。この幸せは長くは続かないことを。サンデーサイレンスは原因不明の致死性心臓病で夢半ばで急死、後を追うようにキャンペンガールは衰弱して...スペシャルウィークを出産して亡くなってしまう。
「ゴルシちゃん…分かってるね?」
ドラえもんが釘を指した。ゴルシちゃんは優しい。だからこそ、サンデーサイレンスとキャンペンガールを救おうとするだろう。だが、そんなことをすると、過去が変わってしまう。
調べてみたが、本来のトキノミノルは脚の不調が起きても日本記録を何度も更新して皐月からダービーと圧勝した。サンデーサイレンスが亡くならない場合…サンデーサイレンスの指導もあり、トキノミノルは万全な状態でダービーに進み、やがては無敗でクラシックを完全制覇するだろう。だが、そうなると、過去が変わり…シンボリルドルフが史上初無敗でクラシック完全制覇の偉業がトキノミノルの物になってしまう。それだけではない、スペシャルウィークが幼少期から両親に育てられたら歴史が変わるし、サンデーサイレンスが生存した状態でメジロアサマと当時の理事長が頑張ればグラスワンダーやエルコンドルパサーそしてオグリキャップなどの訳アリでクラシックに出ることが叶わなかったウマ娘達のクラシック参戦も叶ってしまう。なんだ、良いことじゃないかと思うかもしれないが…その代償に本来なら誰かが貰うべきだった名誉が別の誰かに渡る可能性があるのだ。
翌日。
「そういや、ドラちゃんはロボットなんだよね?なんか不思議な道具とかないんですか?」
トレセン学園の運動場。当時のトレセン学園はスペシャルウィーク現役時と比べて発展途上であり、練習するための運動場所も限られている。本場さながらの芝のコースは椎名というサンデーサイレンスより5歳ほど歳上のアラサーの男性率いるリギルという凄腕チームなどの一部しか利用できていない。
対してチームスピカは選手が現時点でトキノミノルだけと言う弱小チーム。トレーナーもサンデーサイレンスとご意見番?としてメジロアサマのババアだけである。練習場所は更に限られるし、部室も小さなプレハブ小屋だけなのだ。
「あるよ、例えばどこでもドア!!」
「トキノミノルの姉ちゃんや、どこでもドアは凄いぜ?どこでも文字通りに行けるんだ!」
「なあ、ババア。なんでトレセン学園の生徒ってそこそこ居るのに、スピカに入ってくんないんだ?」
一方のサンデーサイレンス。彼は職員室のデスクでコーヒー…ではなくコーラを飲みながら、メジロアサマに問う。サンデーサイレンスがメジロアサマの元で研修を積んでトレーナーライセンスを取得したのは2年前、スピカにトキノミノルを迎え入れたが…残念ながらコレポっちも増えない。
「そりゃそうだい。有力なチームはシンボリ一族などの貴族と繋がりがある。リギルなんて私とは別派閥のメジロ家とのパイプもあるし、海外のロベ…なんだっけ?」
「ババア、ロベルトじゃね?」
「そう、ソイツだ。アメリカトレセンアカデミー高等部を卒業して外資系企業をグローバル展開させたロベルトがシンボリ一族とビジネスで繋がり、シンボリ一族の紹介でリギルとも知り合えたそうだ」
「ふーん。で、なんでさ?」
「予約してるのさ。赤子…未就学児の時点から素質を開花させつつある子は、リギルなどの有力チームが既に予約してる。そう言う子は幼稚園から小学校卒業までを、エリートコースで学び、中学から大学までをリギルで更にエリートコースを進むのさ。珍しくない…なにせ、ウマ娘関係なくお嬢様学校じゃ幼稚園からエスカレーター式で大学までを進める時代だからね」
メジロアサマが立ちながら優雅に紅茶…でははなく、コーヒーを飲んで答えてくれた。
そう、リギルやシリウスなどの超有力チームはシンボリ一族などのお金持ちと繋がりがある。別に現実世界でもあり得なくはなく、芸能界やアスリートの子供などがそうであろう。そういう繋がりを利用して、シンボリ一族は素質のあるウマ娘の子をリギルなどに予約して貰うのだ。そうすることで、幼稚園から大学までをウマ娘としての最上級の教育が約束されたも同然だ。事実、シンボリルドルフという未就学児が既に素質の片鱗を見せており、産まれる前から期待されていたことは有るだろう。
「なあ、ババア。今のトレセンってトキノミノル以外の生徒ってたしか金持ちかOGの子だよな?まさか」
「そうだよ。ほぼ全員が何処かのチームと繋がりがあるから、ぽっと出の新チームなんて見向きもしないさ。たとえ、その新チームにBCクラシックを史上初アナボリック系サプリメント(早い話ドーピング)なしで制覇した男、天皇賞(春)を制覇した女が率いていてもね」
この時代のアメリカはドーピングが合法だった。だが、幸か不幸かサンデーサイレンスはメジロアサマに拾われるまでド貧乏で捨て子→孤児院→孤児院逃げて教会の老夫妻に育てられるなどを経験しており、ドーピングとは無縁だった。周りがドーピングしても文字通り実力で捩じ伏せた。
「あと、今さらだが他のチームってトレーナー多いな。何処も3人ぐらい居るな」
「中には昔のアンタみたいに、研修中のヤツも居るけどね、青二才」
リギルには椎名という当時のチームトレーナー。その下に研修中なのか東條花という愛称お花さんのメガネをかけた大学生、沖野というペロペロキャンディーを嘗めた大学生が下積みを積んでいる。
「立ちなサンデー。トキノミノルとガキんちょ、そんでダルマロボットの様子をみにいくよ」
「分かったよ、ババア。トキノミノルとゴルシ、あとタヌキに会いに行くか。てか、ババア、俺よりドラえもんのアダ名酷くね!?」
「サンデー先生!見てください!!私、タケコプターで空を飛んでますよ!それにさっき、どこでもドアでエジプト旅行もしてきました!!」
「オーマイゴッド!?どんな物理法則が働いてやがる!?」
「まあ、普通はそうなるよね」
サンデーサイレンス&メジロアサマ。ドラえもんが持つ秘密道具に驚愕仰天する。しかも、この秘密道具は22世紀じゃ普通であり、ゴルシがドーナツの穴を作るバイト代だけで変えた代物である。
「まちな、サンデー。このどこでもドアを使って北海道に行きな。北海道はどういうわけか、日本でもっともウマ娘が産まれやすい。
夢を実現したい子が居れば、チームスピカにスカウトだ。スカウトした後の入学手続きは私がやるよ」
だが、ここで早速メジロアサマがどこでもドアの有効性に気付いた。これを使えばサンデーサイレンスはトキノミノルの指導をしながら、北海道でウマ娘のスカウトが出来るのだ。
「オーケー。タヌキ、ゴルシ。行くぞ」
「おっしゃー!!行こうぜおっさん!!」
「おっさんって歳でも無いけどな。おい、タヌキ…ゴルシはやる気MAXだ。お前も行くぞ」
「うっうん」
ドラえもんからすれば歴史が変わりかねないことは出来るだけしたくなかった。歴史を変えることは犯罪であり、タイムパトロールに捕まってしまう。サンデーサイレンスが生存して様々な行動をすれば、結果的に多くのウマ娘が幸せになるのかもしれない。だが、本来は中央に来ないウマ娘が参戦してしまったりなどの歴史改変が起きてしまう。
だが、トキノミノルにどこでもドアを貸してしまったのに、サンデーサイレンスに貸さないのはおかしい。ドラえもんはしぶしぶ、サンデーサイレンスにどこでもドアを貸した。
「マー!!」
いざ、どこでもドアの行き先を北海道に選択した結果、扉を開けて2秒でヒグマと遭遇したが…
「うせろ」
「マー!!!」
サンデーサイレンスの威圧でヒグマは逃げ出した!!いざ、まだ見ぬウマ娘を探してレッツゴー!!
次回…ハイセイコー、ロイヤルイザーニャ、ロイヤルファイト、そして幼子のロイヤルホープが登場。
ホープのパパ「サンデーサイレンス…貴方は私達、庶民の希望の星なんです。家柄も外見も関係ない…誰でも夢を叶えられることを証明したヒーローなんだ。
そんな貴方に問います。勝つ気はありますか?」
サンデーサイレンス「死に物狂いだ。俺の夢と使命は…頂点からの景色を多くの子に見せてあげることだ…俺がババアに見せてもらったとおりに」
「なら、お願いしますぅ!!!」
ゴルシ「まって…ハイセイコーなんてウマ娘居たか!?ロイヤルホープって誰だよ!!あの子の素質…私以上だ」
歴史が変わる。
見てみたい場面
-
増えるゴルシ!!逃げるマックちゃん
-
衝撃の英雄VS最盛期サンデーサイレンス
-
皆ロリショタ化!?大人は若返り!?
-
くーちゃんの花嫁姿
-
無人島大開発!黄金のゴルシ
-
火曜サス!?スペは見た!