本編には関係ありませんがこの話はヒカリが旅した世界の1つということでそれのもとになる○○の世界の話を残させていただきました。
今後は余裕があったら他の作品にも旅をさせたいなと思ってます。
無限の棚が天を貫くように連なる、天界の図書館
そこは全世界の全ての本が集う聖域だった
古今東西の文学、歴史書、科学論文から、果ては未完の草稿や忘れ去られた日記まで
あらゆる知識の結晶が、黄金の光に照らされ、静かに眠る
だが、この図書館の奥深くには、特別な区画が存在した
それは漫画のエリア
そこでは、絵と言葉が融合した物語たちが、色鮮やかな表紙を並べて輝いていた
スーパーヒーローの冒険、恋愛の喜び、ホラーの戦慄、そして悪魔と人間の激闘を描いたものまで
すべてが、永遠の静寂の中で息を潜めている
その漫画のエリアの片隅で、一人の天使の少年が11冊の本を持ち本棚の間を歩いていた
持っている本のタイトルは「チェンソーマン」
その奥で男がソファに寝転がっている
「お、来た来た。どう?この話はおもしろかった?」
彼は創作の神であり様々な世界を残していた
この図書館にある創作物は彼が管理しており好きなタイミングで好きな本を読んで神はサボっている
「とても面白い話でしたけど彼女の話は辛かったですね。国の道具として育てられた彼女が任務のターゲットだった彼に恋をしてしまい、1人で逃げようとしたけど彼に会いに行く。でも、彼のいる喫茶店に辿り着く寸前で殺されてしまい、そのことを知らない彼は自分がフラれたと思っている。
…僕は彼らには幸せになって欲しかったって思ってます。彼らが幸せになる世界を見てみたい。…その世界で生きてみたい」
神に呼び出された彼の側近の1人である天使が答えた
「ふーん。神になるための試練、"神のいたずら"をやるんだね。もう何回目かな、君は本当にハッピーエンドが好きだよね」
「まあ天使ですから。何回目か数えるのもやめるくらいあなたに巻き込まれてきましたよ。でも…今回は僕の志願です」
「志願でやるのは久々だな~、いってらっしゃい天使君。あ、そうそう、君のそっちでの名前は天野ヒカリね。もう何回も使った名前だから慣れてるかな?頑張ってね、ヒカリ君」
創作の神は世界を1つ分岐させ、門を出現させる
天使はその門をくぐりチェンソーマンの世界に入っていった
その先にある2人の幸せを願って
「またここでサボってたんですか、本当にあなたという人は…」
「やだなぁ今回は天使君の呼び出しだよ、彼はやっぱり行きたいって言ったよ」
「本当に行かせてよかったのですか?彼はいつもハッピーエンドばかり追い続けてちゃんと全員生存を達成したりしちゃいますけど」
「彼だって失敗したことがあるのは知っているでしょ?彼だって完璧じゃないさ。この世界の結末を見届けるのも僕の立派な仕事になるんじゃないかな?だからちょっと見させてよ~」
「だめですちゃんと働いてもらわないとこちらも困るんですから」
「ちぇっなんで僕が人間や君たちの娯楽のために働かなきゃならないのさ」
「休憩時間に適当に見ててください。さ、仕事ですよ」
「君がデンジとレゼだけじゃなくて、アキも姫野もマキマもどうするのか…楽しみにしてるよ天使君」