AIからの無茶ぶりお題に5分で書くやつ   作:こなひー

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 100個達成したあとは何をしようかな。


お題81~85

お題81:魔王の弱点が「褒められると照れる」だけだった話

 

 完全無欠な魔王の攻撃に、勇者パーティーは歯が立たなかった。剣士が思わず愚痴をこぼす。

 

「くそっ、このままじゃ全滅だぞ!」

「ええ、これほどだとは思いませんでした。回復の力もそろそろ限界です」

 

 賢者も膝をつき、息を乱している。

 

「もうなんなのよ! 私の魔法が全部倍返しされるなんて!」

「ああ、強すぎる……」

 

 魔法使いと勇者も、希望を失いかけていた。怪しい笑みを浮かべた魔王に、絶望という言葉が脳裏に浮かぶ。

 

「クックック……。いやあそれほどでも、デュフフフ……」

「……ん?」

 

 なんだか、魔王の笑い方がおかしかったような。

 

「な、なぁ勇者。その、今のもっかい言って」

「え? 強すぎるっていったやつか?」

「うんそうそれ! 照れますなぁ~」

 

 さっきまでの威圧感はどこへやら、魔王はすっかり悦に至っていた。なんならちょっとかわいいまである。賢者は、この隙を突こうと企んだ。

 

「あの、魔王様。それだけの力がお有りなら……この国よりも宇宙を支配できるんじゃないでしょうか?」

「え、そ、そんなに……いいねぇ、全軍、目標を宇宙の星々にへんこーじゃ!」

 

 こうしてお調子者の魔王による侵攻は、国から宇宙に逸らされた。王国の平和は、賢者の機転によって守られたのである。

 

 

 

 

 

お題82:伝説の剣が、どうしても早口言葉を言いたがる話

 

 冒険の旅を始めた勇者は、伝説の剣が眠っていると言われている祠へたどり着いた。

 

「なあ……」

「どうした? 顔が青いぞ、具合悪いのか?」

「いや、そうじゃなくてさ。……なんかぶつぶつ聞こえてこないか?」

「いえ、私たちには何も……」

 

 近くにいる戦士と賢者には、何も聞こえていない。しかし勇者には謎の念仏のような言葉をつぶやく声が、祠の奥から聞こえてくるのである。

 

 不安ながらも奥にたどり着くと、一筋の光が指す台座に、一振りの剣があった。

 

「おお、伝説は本当だったんだな!」

「……」

 

 しかし、勇者の気分は上がらない。何故なら。

 

「生麦生米生卵……、赤つるぎ青つるぎ黄つるぎ……」

 

 勇者にだけ聞こえる聖剣の声。それも何故か早口言葉で、さっきからずっと勇者の耳に届いていたのである。

 

「なあ、あれ抜かないとだめ?」

「何を言っているんですか! あれがなければ勇者様の伝説は始まりません!」

「あれがなきゃ、お前ただのちょっと強いだけのボンクラだぞ」

「おい、聞き捨てならないこと言ったなお前」

 

 ボンクラ疑いの勇者と、早口言葉が止まらない剣の、奇妙な冒険が今始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

お題83:街中の標識が突然しゃべり出して大討論会を始める話

 

 町中に立てられている標識、それらには必ず意味がある。しかし、みんながみんな、それらを正確に捉えられているかというと、そうとも限らない。

 

「なあ、俺等ずっと昔から立ってるけどさ……」

「ああ。正直俺等要らなくねー?」

「そのとおりだ! 俺の駐車禁止なんか、だーれも守っちゃいない

! もっと目立つデザインにすべきだ!」

 

 そう、理解出来ていないのは標識自身も例外では無かったらしい。今、自分たちの存在意義について、交差点を跨いでの大討論会が開かれていた。車の行き交う音よりもやかましい。

 

「なにやってんだ、ありゃ」

「標識たちが議論に白熱してるな」

「なんでお前そんな冷静に見てるんだよ。喋ってる時点でおかしいだろうよ」

 

 標識が話すときは柱がグネグネ曲がっていて、とてもコミカルである。

 

 翌日、うるさくした標識たちの近くに「騒音注意」の標識が追加されたらしい。

 

 

 

 

 

お題84:毎日姿を変える家に住む家族の、引っ越し不要ライフ

 

 とある一風変わった古風な家。そこの住民は家を眺めながら、こう言った。

 

「おお、今日はこういうテイストなのね」

 

 なんとこの家は、毎日姿を変えてしまうのだ。昨日は3階建ての鉄筋ハウスだったのに、今日は茅葺き屋根の古民家に変わっているのである。

 

 人間は、慣れる生き物である。ここに住んでいる家族たちは、もはや驚かない。むしろ、引っ越しがいらないな、なんて笑っていた。

 

「よー、遊びに来たぞ……は?」

 

 しかし、最近友達になった彼は初耳である。先日来た時と全く違う家に変わっていることに、驚きを禁じ得ない。

 

「え、お前んちってこんなだったっけ」

「やっほー。うん、今日はちょっと昔に戻ったみたいな感じだね」

「は……? お前んちって、超大金持ちなのか?」

「ううん、普通だけど」

「お前の普通は信用ならねーわ」

 

 後日、ありのまま起こったことを学校で話した友人は、誰にも信じてもらえず、あだ名がホラ吹き男に変わってしまった。理不尽である。

 

 

 

 

 

お題85:巨大ロボの電池が単三電池2本だったため予定が大混乱する話

 

 怪しい研究室にて、手入れが行き届いていない白ひげを揺らしながら、彼は今日も巨大ロボの作成に勤しんでいた。

 

「ふふふ、これでようやく完成するぞ……。あとは動力を入れれば、これまで儂の研究をバカにしてきた連中を見返すことが……」

 

 そううわ言のようにつぶやく彼のもとに、ヨレヨレの白衣を来た助手がだるそうにやってきた。

 

「はーかせー、言われた通り電力買ってきたっすよー」

「おお! 待ちわびたぞ……」

 

 博士が目を輝かせた目線の先、助手はコンビニ袋を片手で差し出した。

 

「おい助手よ。なぜ巨大ロボの動力が、コンビニで手に入ったんだ?」

「え? だって単三電池ぐらいならそこのコンビニで……」

「は、なんだと!?」

 

 博士は慌てて設計図を見返す。すると、確かに単三電池で全長三メートルはある巨大ロボを動かす想定になっていたのだ。

 

「馬鹿な! 儂はなぜ電池で動かそうなどという大ミスを犯しているんだ!?」

「だから言ったじゃないっすかー、酔っ払いながら設計図書いちゃまずいって。僕ちんは知らないっすよー」

「いや見ていたなら止めろよ!」

 

 博士も助手も、研究者としては失格なのだった。

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