AIからの無茶ぶりお題に5分で書くやつ   作:こなひー

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 お題100まで達成! とりあえず、ここで完結と致します。
せっかく作ったので、一話ずつ話を膨らませて短編集とかにするのもありかな、とか考えています。


お題96~100

お題96:冷蔵庫の奥に住みついた謎の民族との交渉。

 

 今日も仕事頑張った。という事で今宵も一人晩酌といこう。そう思いワイン片手に冷蔵庫を開けると、小さな原住民たちが中でたむろっていた。

 

「おお、このハムとやらは寝床に使えそうだ!」

「とうふ……これは食べられるのか?」

「牛の乳だと……? 一体どんなものなんだ」

「おい人の食料で遊ぶな! 誰なんだよお前らは!?」

 

 どこから入ってきたのか、知らない民族が冷蔵庫内に住み着こうとしていたのである。

 

「おいおまえ、この濁った水は何という?」

「ああ、お茶だけど」

「おい! 飲んでみたがうまいぞ!」

「勝手に飲んでみるな!」

 

 民族たちが、冷蔵庫にある食べ物や飲み物を漁っている。非常に不愉快だ。出て行ってもらうよう交渉を試みるが、全然話を聞いてくれない。

 

「くそ……とりあえずワインとつまみで一旦飲むか」

「グエッ!? 何だそいつのにおいは!?」

「こりゃたまらん! 逃げるぞ!」

「あ、おい」

 

 彼らは、俺の取り出したブルーチーズのにおいに耐えられなかったらしい。ふん、これの良さがわからんとは、奴らもまだまだだな。

 

 

 

 

 

お題97:犬の散歩中、リードの先が犬ではなくなぜか洗濯機になっていた。

 

 彼の日課である朝の犬散歩。眠さに頭がぼんやりとするが、目線はしっかりと目先を歩く飼い犬に向けられていた。

 

「こいつ、気を抜くとすぐどっか行っちまうからな……」

 

 川沿いを歩くかれと、3本のリードで繋がれている1匹の小型犬。異様な光景である。不審に思った通りすがりの女性が、彼に声をかけた。

 

「あの、リードつなぎすぎじゃないですか?」

「え、あ……これには理由がありまして……」

 

 そう、彼が女性と話すために目を離した。その一瞬の間に、リードが急にずっしりと重くなった。

 

「はっ! こいつまたしても!」

「えっ、あれ? ワンちゃんが、洗濯機になってる……!?」

「すみません、あいつ目を離すとすぐリードから抜け出すんです! おまけに別のものを括りつけていくのが厄介なんですよ!」

「え、えぇ……どういうこと……?」

 

 してやられた、と頭を抱える彼。目の前で起こった異常現象に全く頭が追い付かない彼女。そして、数十メートル先から飼い主を全力であおる犬。状況は混沌とするばかりだった。

 

 

 

 

 

お題98:宅配便で届いたのは、未来から届いた自分の宿題。期限は10分後。

 

「お届け物でーす」

「ん? 母さーん、何か来たの?」

「そうよー、あんた宛みたいだけれど」

「え、僕に?」

 

 休日の昼間、ごろごろしていた僕のもとに宅配が届いたらしい。何やら片手で持てるくらいのサイズだ。何かの参考書だろうか。

 

「誰から来たのか書いてないから、わかんないなぁ……」

 

 プレイしているゲームが良いところだから、開けるのは後にしよう。そう思いほったらかしてしまった。

 

 そして、不明の荷物が来た十分後、事態は急変した。僕の目の前に、ワープホールのような黒い空間が現れたのである。

 

「なっ、なんだ!?」

「おい! 宿題は終わったか!?」

「誰ぇ!?」

 

 黒い空間から出てきたのは、知らないおじさんだった。正確には、僕のおじいちゃんにちょっと似ているおじさんだ。

 

「母さーん! 僕の部屋に不審者が!」

「違う! 僕は未来の僕! さっき宿題が届いただろう!?」

「へ、宿題?」

「おいおいおい! 荷物が全くの手つかずじゃないか! それじゃ困るんだよぉー!」

「な、なんなの……?」

 

 未来の僕から与えられた宿題、しかも期限が届いてから10分。これから僕は一体何をさせられるんだろう。

 

 

 

 

 

お題99:公園のベンチ同士が夜中にケンカして位置を入れ替える。

 

 静寂に包まれた夜の公園で、二人の喧嘩する声だけが響いていた。

 

「なあ、やっぱ位置変えてくれよ!」

「はぁ!? 昨日もお前がそういうから代わってやったんだろうが!」

(え、なんだあれ。ベンチが喧嘩してんのか……?)

 

 遠巻きに見ていた彼は、ベンチが口喧嘩しているという奇妙な現場に出会ってしまった。見えない場所に人がいるのかとも思ったが、どうもベンチがグネグネ動いているのと、声の出るタイミングが一致している。

 

「こっちは昼間ずーっとホームレスの親父が居座ってきやがったんだ! 酒くせえったらありゃしないぜ!」

「いや、いつもはいないんだからたまたまだろ。俺だって飲みかけの缶コーヒーがいつ倒れるか心配で仕方ないんだぞ!?」

(なんか、苦労してんだなあ……)

 

 想像以上に苦労していたベンチ達に、彼は思わず同情してしまった。縁の下ならぬ、尻の下の力持ちの助けになるならと、飲みかけの缶コーヒーを拾ってあげたら大喜びされたのだった。

 

 

 

 

 

お題100:電柱が選挙に立候補し、町中の家具と大論争を繰り広げる。

 

 某所の市長選挙会場は、大いに盛り上がっていた。大勢のカメラや電気屋のテレビたちも意気込んで放送を続けている。

 

「私が市長となった暁には! 電気代の負担軽減を保証いたします!」

「おーっ!」

「いやいや! 私は点検の無償化を……」

 

 そんな大熱狂な選挙が行われているなか、人々は全然ついていけなかった。

 

「なんで、電柱が市長選挙してんだよ……」

 

 全員が、こう思っていた。まずメディア関連が電柱に握られている。この事態で世界レベルの危機である。

 

 次に観客は全員家具。テレビとか扇風機とか、みんな人の家や電機屋から飛び出してきた者たちだ。普通に怖い。

 

 テレビで選挙を見ていた男女が、ぽつりとつぶやく。

 

「ねえ、なんでもいいから早くいつものバラエティ見たいんだけど……」

「どのチャンネルも選挙選挙だもんな……早く市長電柱とやらを決めてくれ」

 

 当然、この選挙結果は実際に反映されることはなかったそうな。




 ここまで読んでいただけた皆様、お付き合いありがとうございました。
よろしければ、他に投稿している作品も見ていただけたら光栄でございます。
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