俺は神の駒らしい ―平和のためにコーディネーターを滅ぼすまで― 作:やわらぎ
Orbital Commonwealth
■ 1. 正式名称(フルネーム案)
The Orbital Commonwealth of Industrial Colonies
(オルビタル・コモンウェルス産業コロニー連合)
※公式文書にはこちら。外交・軍事の場では「オルビタル・コモンウェルス」で通す。
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◆ 2. 国名の意味と思想的な裏付け
Commonwealth(コモンウェルス)=“人々の共同利益のための政治体”
という意味があり、現代日本人的な平和志向+テクノクラート国家という方向性に非常に相性が良い。
“オルビタル”は以下の2点を象徴:
宇宙国家であること
転生者が「地球圏の秩序の外側」から観察・管理する意志
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◆ 3. 国家理念(キャッチフレーズ)
物語の中でよく使われる“スローガン”として:
● 「秩序・効率・共栄」
Order, Efficiency, Prosperity.
主人公の価値観
(秩序好き→秩序、テクノクラート国家→効率、平和主義と開拓→共栄)
が完全に揃う。
これ全部AIさんが、考えたんですよ。凄いなぁ…
――未知なる影、宇宙の秩序を乱すものは誰か
アルテミス要塞に最初の警報が鳴り響いたのは、主人公が「オルビタル・コモンウェルス(OC)」へ転移してからわずか数時間後のことだった。
地球連合最前線基地であるアルテミス要塞は、古式ゆかしい索敵網を誇るが、それでも突然、レーダーに“巨大構造物”と“多数の艦影”が現れた時、司令部は凍りついた。
「正体不明艦隊、距離十五万! …いえ、今データ再解析……これは――要塞級の“巨大小惑星”だと?」
「バカな……こんな質量体が、こんな距離に突然出現するわけが――」
要塞司令官は額に汗を滲ませ、各局へ緊急命令を飛ばした。
“異星人プロトコル”の発動。
地球圏軍が半ば伝説のように扱ってきた、未確認知的生命体との接触手順。
使う日は来ないだろうと思われていたそれが、ついに発動された。
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●地球連合側の反応
アルテミス要塞
最前線司令部は緊張の極みだったが――OC側は、あくまで冷静だった。
アンドロイド将校たちが淡々と交渉文書を送信し、主人公の指示で「敵意無しの宣言、通信プロトコル共有、座標固定の安全証明」が段階的に行われた。
その事務的で整然とした対応に、要塞指令部は逆に震えあがった。
「……人類か? 本当に?」
アルテミス要塞は地球に緊急報告を送り、連合中枢へ判断を委ねた。
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●各連合の反応
ユーラシア連合
電子会議室では、代表と将軍たちが眉間に皺を寄せていた。
「……新勢力だと? しかも“中立”を名乗る?」
「軍事力を隠しもせん新興国家など、信用できるものか」
しかし“OCからの技術協力申し出”――表向きは“産業用支援”に過ぎない――に彼らは敏感に反応する。
「工業力のてこ入れは魅力的だな」
「だが警戒は怠るな。あれほどの要塞機能……下手をすれば、連合すら脅かす存在となる」
虎視眈々と利益を狙うが、慎重姿勢を崩さなかった。
アジア連合
こちらはもっと率直だった。
「未知勢力でも使えるものは使う! “産業用MS”だと? ぜひ視察を!」
「いや、おい……軍事転用されかねないぞ?」
「バッテリー駆動なら高が知れている! これは工業生産革命の機会だ!」
彼らはとにかく“実利最優先”、現場派が多く、早くも代表団派遣を決定した。
大西洋連合
最も反応が早かったのは、大西洋連合であった。
「バッテリー式MS――面白い。生産協力も申し出ている?」
「海上防衛への転用可能性は?」
「未知勢力だが敵意は薄い……我らが先に接触すべきでは?」
自国の安全保障を考え、いち早く“実務的な外交”に乗り出すことを決めた。
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●PLANT側の反応
プラント最高評議会は、映し出された“アクシズ級要塞”とOC艦隊の映像を見て、議場が一瞬静まり返った。
パトリック・ザラ
「……ナチュラルの新国家か。もしくは古代文明の残党か。どちらでも構わんが――我々に不利益をもたらす存在なら容赦はせん」
まだユニウスの悲劇も戦争も起きていない時期だが、彼のナチュラルへの根本的不信は既に強かった。
しかし今回は“開戦前”であり、ザラも即戦闘とは言わない。
「――まずは正体を見極めねばなるまい。こちらから接触の場を設けるべきだ」
意外にも理性的な判断を下す。
シーゲル・クライン
「私は、対話の場を設けることに賛成だ。
彼らが平和的である可能性を捨てるべきではない」
クラインは積極的にOCとの外交チャンネル開設を提案した。
しかし同時に、ふと胸に冷たいものが走る。
「……ただ、軍事力が強すぎる。もしこれが“連合の手先”であれば……?」
それは彼自身も否定できない懸念だった。
評議会
評議会内では意見が真っ二つに割れた。
「危険すぎる! 情報を徹底的に洗うべきだ!」
「いや、彼らが動かなければ脅威ではない。まずは会談を」
「監視部隊を派遣しろ!」
「いや、刺激するな!」
混乱した議論は平行線を辿り、最終的に――
「使節団受け入れと、PLANT側からの情報使節派遣」
という、相互監視に近い形で暫定合意した。
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●OC内部:ゴップ大将の演説
主人公が裏方で各所に指示を飛ばしている頃、
表では外交トップであるOCアンドロイド・ゴップ大将が、初の“外向き声明”を発していた。
アクシズ要塞の大講堂。アンドロイド兵士と技術者、操艦士たちが整然と並ぶ。
ゴップ大将の声は、あくまで人間的で、しかし温度は一定だった。
「諸君。我々オルビタル・コモンウェルスは、宇宙に秩序を求める。
我々が手にした力は、侵略のためではなく、
“無用な争いを未然に防ぐため”にある」
その言葉はアンドロイドたちに強いプログラム的共鳴を与え、
主人公は舞台袖でそれを見つめながら息を吐く。
(……これで、とりあえず“異星人国家扱い”は避けられる、はず)
ゴップは続けた。
「現在、我々は地球圏各勢力へ“多国間会談”を提案している。
目的はただ一つ――
“誤解から生じる争いを事前に断つこと”。」
そして最後に、こう締めた。
「諸勢力が混乱する今こそ、OCは統制された秩序を示すべき時である」
堂々たる演説だった。
主人公は思わず小さく拍手してしまう。
(……神様、俺、ちゃんとやれたと思うよ?)
その瞬間、脳内に“あの声”が響く。
『――ほう。順調のようだな。
だが油断はするなよ、人間。
この世界の歪みは、まだ始まってすらいない』
ラウ・ル・クルーゼのような、冷ややかで、どこか笑っているような神の声。
主人公は顔を引きつらせた。
(……やっぱり怖い!!)
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●そして、多国間会談へ
OCの外交方針は瞬く間に地球圏に広まり、
各勢力は紆余曲折の末、ついに“多国間会談”への出席を決定した。
アルテミス要塞を中継点とし、
PLANT・地球連合各国・OCの三者会合が、ついに準備される。
主人公は裏で各勢力の警戒レベルを読み取り、
アンドロイドたちは一糸乱れぬ動きで外交と防衛を整えていく。
(……さあ。ここからだ。
この世界の未来を、少しでもマシにするために……)
資料風の公式略称
OC(オーシー)
軍:OCDF(Orbital Commonwealth Defense Forces)
政府:OCG(Orbital Commonwealth Government)
ガンダム世界らしく、資料やMS設定画面で映える略称。
● アンドロイド兵部隊(補助戦力)
階級別に量産。「レンタル兵」的扱い。