俺は神の駒らしい ―平和のためにコーディネーターを滅ぼすまで― 作:やわらぎ
お気に入り登録もありがとうございます。
生成AIの練習で始めた本作ですが、やっぱりここまでアンチ色が強いと不評ですかね。
ご意見・ご指摘・ご感想有りましたら、ぜひお願いします。
C.E.70年──世界は、止まる暇さえなく戦火に呑まれていった。
まず最初に動いたのは大西洋連合だった。
南アメリカへの電撃的な侵攻。
“プラント支持勢力の拡大阻止” を名目としたその作戦は、実質的には覇権の誇示に近い。
だが、その衝撃を前にしても、オルビタル・コモンウェルス──OCは動かなかった。
参戦も批難もせず、ただ静かに情勢を観測するのみ。
ユウヤは戦略会議で、その理由を淡々と説明していた。
「……今動けば、どちらに肩入れしたか一瞬で世界に知れ渡る。
OCが“第三勢力”として独立性を維持するためには、ここは耐えるしかない」
フォン・ヘルシング大佐も腕を組み、渋い顔で頷いた。
「……君の判断は正しいだろう。しかし世界は、血の匂いを隠そうともしないようだな」
そう呟いた矢先、次の悲劇が起きる。
---
■世界樹攻防戦
L1コロニー「世界樹」。
月への橋頭堡を巡って、地球連合とザフトが激突した。
新兵器──“ニュートロンジャマー”の試験投入。
電波妨害。核分裂炉の沈黙。双方に広がる混乱。
そして──巨大コロニー“世界樹”は、激戦の果てに崩壊した。
モニター越しに瓦解するコロニーを見つめ、ユウヤは拳を震わせる。
(……馬鹿な。ここまでやるのか。いや、“この世界”はこういう世界だったな……)
まだ干渉するタイミングではない。
しかし、胸の奥に押し込めていた苛立ちは、日増しに強くなっていく。
---
■第一次ビクトリア攻防戦
そして続く、ザフト初の大規模地上降下作戦。
地球連合の地上戦力との噛み合わせは最悪。
ビクトリア湖の宇宙港「ハビリス」を巡る戦いはザフトの敗北に終わった。
その失敗は、ザフトが“次の段階”へ進む口実となる。
──赤道封鎖作戦「オペレーション・ウロボロス」。
宇宙から地上を縛り上げる、前代未聞の大規模作戦。
そして、例の恐るべき計画──ニュートロンジャマーの地上散布。
ユウヤの胃が重くなる。
(……このままじゃ、“あの日”が来る。エイプリル・フール・クライシス……)
地球全土のエネルギー網の崩壊。
通信断絶。産業の停止。
そして、文献によっては“十億人規模”とも言われる死者。
──絶対に、止めなければならない。
---
■C.E.70年3月15日──ザフト、新型MS世界公開
その日は突然やってきた。
プラント最高評議会が、複数の新型MSを全世界に向けて公開したのだ。
シグー、ディン、バクゥ、ザウート──
そして海ではグーン。
どれもが、既存の連合兵器を大きく凌駕する性能。
世界は震撼し、メディアは大々的に「コーディネーターの超技術力」を喧伝する。
「完全に……戦争を終わらせる気がないな」
ユウヤは吐き捨てるように呟いた。
そして背筋に冷たい汗を感じる。
――近いうちに、ザフトは動く。
その予感を裏付けるように、別の映像が届く。
地球連合の高官が声明を出していた。
『……ザフトの行動は、無差別な民間人虐殺へと帰結する。地球連合は、この蛮行を阻止するため戦い抜く』
政治家らしからぬ怒りの混じった声。
ユウヤはモニターを見つめ、拳を握りしめる。
「十億人……。そんな数字、あってたまるかよ」
ユニウスセブンの惨劇の後、さらに地球にエネルギー危機をもたらす“アレ”が来る。
それが“無差別大量虐殺”に等しいことを、ユウヤは前世の知識で知っている。
エイプリル・フール・クライシス。
ザフトがニュートロンジャマーを地球全土に敷設すれば、文明そのものが崩壊する。
エネルギー、通信、医療、物流──全てが消える。
死者は十億、いや、それ以上。
「絶対に……阻止する」
その言葉に、参謀たちの背筋が伸びた。
◆
「……というわけで、OCは公式には中立を維持する。しかし裏では地球民間人への支援体制を全力で整える」
ユウヤは会議室で、地球側支援計画を展開して見せた。
「災害救助艦隊の再編。医療班の増員。モビルスーツ工廠は生産ラインの一部を救支援装備へ。
さらに──」
スライドには、OC軍の新装備が並ぶ。
・ドラッツェ改(無人機仕様)
・ボール改N/K型(半無人)
・セイバーフィッシュ無人型
・ジム・コマンド(実弾仕様)
人命を守るための無人化、損耗を抑えての戦力維持──
すべて、近日中に来る危機に対応するためだ。
「オペレーション・ウロボロスの敷設地点を予測し、衛星軌道上へ“先行支援チーム”を派遣する。
ザフトが動いた瞬間、俺たちは救済の盾になる」
「……ユウヤ殿。OCは影響を受けません。そこまで必要でしょうか?」
参謀の一人が聞いた。
ユウヤは静かに答える。
「影響を受けるのは“地球の民間人”だ。……俺たちだけ助かればいいなんて、それでは転生させられた意味がない」
瞳に宿る憤怒と決意。
それは、十億人の犠牲を原作から知る者だけが持つ覚悟だった。
「ザフトは“戦争”をしてるつもりでも……実際にやろうとしてるのはただの虐殺だ。
俺は、OCは──それを見過ごさない」
ユウヤは笑った。
「それが、OCの生きる道です。
そして──大量死だけは絶対に避けたい。
俺は、未来の戦争の行く末を知っているからこそ……ここで動きます!」
室内の空気が熱を帯びていく。
「……分かった。総指令部として、ユウヤ殿の提案を採択する。
OCは全力でエネルギー危機に備える」
レビル大将が最後に告げた。
「宇宙防衛軍、総員──準備に入れ!」
その瞬間、オルビタル・コモンウェルスは動き始めた。
世界を覆う絶望の影──
“エイプリル・フール・クライシス”を阻止するために。
そして、ユウヤの胸に燃えるのは、ただ一つ。
(──救える命は、全部救う。
俺は“神に使われた駒”じゃない。
ここで、俺の意志を刻みつける)
世界はまだ知らない。
第三勢力・OCが、歴史の転換点へと踏み込もうとしていることを──。
今回分かったこと
生成AIだろうが、小説作りは大変だった。