聖園ミカのヒーローアカデミア   作:Erlösung

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戦闘訓練(後編)

結果から言うとヒーローチームが勝利した

出久ちゃんとかっちゃんがタイマンで戦っている間にお茶子ちゃんが核に接近、天哉君がそれを防衛。

 

 しかし過剰な爆破攻撃の中、一瞬の隙をついて出久ちゃんがお茶子ちゃんを援護。そのまま攻勢にでてお茶子ちゃんが核を確保して勝利したのだ。

 

――その代わり、出久ちゃんは保健室へとそのまま運ばれてしまった。

 

 

 

『(……今回は出久ちゃんの作戦勝ちだね。でもこれが実戦ならば双方共に負け――いや、ただ被害が出ていただけじゃんね)』

 

 

 

 ミカは先程の映像を見て、純粋にそう思った。

 

 既に百ちゃんが評価を話し、訓練と言う名の甘えによる“勝利”だと言っている。

 

 だが、勝利は勝利。かっちゃんはショックで顔を下に向けている。

 

――しかし、それでも訓練は続いて行く。

 

「次は場所を変えて!!――ヒーローはIチーム! ヴィランはFチームだ!」

 

 

『あ!私達の番だね』

 

次はいよいよミカの番、そして対戦相手は

 

「へへへ…これは戦闘訓練だから胸とか尻とか触っちゃても仕方ないよな」

 

「なぁ峰田、流石にドン引きだぞ。」

 

エロぶどうこと峰田とドン引きしている瀬呂が対戦相手になった

 

『(ハハ☆あのエロぶどう絶対に折るじゃんね☆)』

 

「ミカちゃん!?気持ちはわかるけど落ち着いて!?」

 

「聖園さん落ち着いて!?」

 

ミカは顔は笑っているが目が笑っていない上に青筋を立てている

葉隠と尾白の二人はミカを落ち着かせようと必死になっている

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルの最上階。そこにハリボテの核は置いてあった。

 

 防衛するヴィラン役のミカと葉隠、尾白は、そこで作戦会議を行っていた。

 

 

 

「よっしゃ! 私も本気出すよ!!」

 

 

 

 そう言って葉隠は手袋とブーツすら抜き、小型無線機を除いて完全に透明となり戦闘準備を整えた。

 

 その隣ではミカもまた、身体を神秘で強化し、既に態勢も整えている。

 出来る限りの全力。建物の破壊も最低限と言われている以上、全ての手札は切れない。 

 

 

『じゃあ作戦を伝えるね、私が二人を迎撃する、葉隠ちゃんは抜けられた際に奇襲などして対処してほしいの、二人とも探索が出来る個性じゃないから奇襲が成功する可能性が高いし、そのまま確保できるかもしれない、もし奇襲が失敗したら無理に相手しないで撤退して、尾白君は核の護衛をお願い』

 

「任せてミカちゃん!」

 

「了解した」

 

『それじゃあ行こうか☆』

 

 

 

 

 

 

 

――訓練開始。

 

峰田と瀬呂が屋内に入り核が置いてあるであろう最上階を目指していた

 

「ハァ、ハァ…聖園のダイナマイトボディ…」

 

「うわぁぁ…」

峰田の言動に瀬呂、思わずドン引きする

瀬呂は思わず峰田に注意した

 

「なぁ峰田、やっぱりそういうのって良くないぜ。」

 

「瀬呂は気にならないのか!?あの聖園のダイナマイトボデ…」

 

峰田の言葉は途中で途切れた、なぜなら…

 

ズガーン!!!

 

峰田が壁に背を向けた瞬間、壁から腕が出てきて、そのまま峰田の顔面を後ろから掴んだ

 

「「え?」」

 

腕は峰田を掴んだ状態で壁を砕きながら横に移動し、そのまま峰田を壁の向こう側に引きずり込んだ。

殴られたような音が響いた後、壁の向こう側から頭に大きなたんこぶをつくり、顔面がギャグ漫画の様に没落した状態でテープを巻かれた峰田が飛んできた

そして…

 

『ハハ☆見つけたじゃんね☆』

 

壁の向こう側からミカ(タイラント)が現れた

 

「聖園!?」

 

『あんな大声を出して、自分から居場所を教えてる様なもんじゃんね☆』

 

先程、峰田が大声を出した為に見事に二人の居場所がミカにバレたのだ。

 

『それじゃおとなしくしてね?』

 

そう言ってミカは銃を瀬呂に向けて

 

『3秒数えるうちに降参してね?じゃないと(どたま)を撃つね。はい、い〜ち…』

 

バッン!!!

 

「うわぁぉぁぁぁぁぁ!?」

 

瀬呂、間一髪で避けた

 

「おい〜!?2と3はどうしたぁ!?」

 

『知らないじゃんね☆そんな数字、男は1さえ覚えとけば生きていけるんだよっておじいちゃんが言ってたよ☆』

 

「お前のじいちゃんどうなってんの!?というか銃!?俺を殺すきか!?」

 

瀬呂、思わずツッコミを入れた

 

『安心して実弾じゃないから死なないよただ死ぬ程痛いだけだから…それに獣が狩人の言葉を信じたらダメじゃんね☆』

 

「そうだよな、ヒーローがヴィランの言葉信じたらダメだよなぁ!?」

 

瀬呂はテープをミカに向けって放った。

この場合は回避するの普通なのだが、相手はミカ常識なんてもんは存在しない。

 

『それ☆』

 

ミカは飛んできたテープを片手で掴み取り瀬呂ごとぶん回した。

ものすごい遠心力と風圧が瀬呂を襲う

「うッ…」

 

瀬呂は呼吸を圧迫する暴風、遠心力による加速度、そして回転によって血液が頭部に集中することによる低酸素状態に耐えながら

何とかテープを切り離し着地するが、先程ぶん回された影響で頭部に血が集中した為、低酸素状態になりフラフラな為、立つこともままならないそんな隙をミカが見逃す筈もなく

 

『確保〜☆』

 

ミカは拘束テープを瀬呂に巻き付けた。

 

 

 

『勝者!!――ヴィランチィィィィィィィィム!!!』

 

 

 

 

 

 

 

初めての戦闘訓練は、出久ちゃんを除き大きな怪我もなく無事に終わった。




ちなみにミカのおじいちゃん、つまり母親のお父さんですが、ミカの父親と母親がまだ恋人だった時、「アイツは恋人なんかじゃねぇ!?娘を誑かしたヴィランだぁ!?」っと言ってスナイパーで射殺しようとしたらしいです。ちなみにゴリラの部下とドSな部下も参戦したらしいです。
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