「……」
あぁ…俺は此処で終わるのか…
俺は牢獄の中で目を覚ます。
チッ…クソが…
自由…か……
俺は、一体どれだけの物を捨ててきたのだろうか…?
姉のように慕っていた人も、心も、過去も、未来も、綺麗だった手も……
挙げたらキリがないな…
はぁ…
クソが…
俺が一体何したって言うんだよ…
はは…ここまで来ると笑えてくる…
あぁ…虚しい…
虚しさと悔しさ、苦しさだけが俺を満たす。
なんで…泣いて…
もう…あの夜に泣かないって…決めたはずだろ…
「あぁぁ……!!」
俺は顔を手で覆い、小さな叫び声を出す。
こんな事したって何も変わらないと言うのに…
冷静…冷静に…
冷静になれない…
頭では冷静なのに…
本能が冷静になれない…
クソ…!
クソクソクソクソクソ…!!!
クソが!!
どんどん手に力が入る。
まるで、地面を削るかのように爪を立てる。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い…!!
「……はぁ…こんなでも生きてるのか…俺……」
「スッキリした…」
どんな酷い目に遭ってもこんな狂った方法で落ち着かせるとは…いつまで経っても俺はクソだな…
結局、俺は自由を追い求めてただけで、自由を追い求めてなかったら、俺は、なんの価値も中身もないただのゴミだ…
クソクソクソ…
どうして…
どうして…俺ばっかこんな目に…
やっぱり…大人だけじゃない…このキヴォトスの…全員ぶっ――
『――おい、出てこい。尋問だ。』
「……」
俺は従い、歩いて行く。
3分ぐらい経っただろうか。
俺は謎の部屋に入れられる。
謎の部屋には「狂犬」が居た。
俺は慣れた様に席に座る。
「ここもこんなに変わったんだな。」
『……晦アトラ。』
「なんだ、尾刃カンナ―いや、狂犬。」
『お前もその呼び方にしたか。ていうことは完全にお前は
「そんなふうに睨むな。気味が悪い。」
『お喋りはここまでだ。尋問を行う。』
「尋問ね…やっぱりお前が怒った時と同じ様な感じか?」
『黙れ。』
「はぁ…仲間だったと言うのに…俺も一応元ヴァルキューレ職員兼お前の同僚だ。ちゃんと話したい。」
『そんなチャラついた演技するな。』
「……チッ…クソが…」
「はぁ…わかった。」
「演技はやめる。でも話そう。このクソみたいな世界で、どうやって自由になれるかを。」
『黙れ。私は尋問をする為にお前をここまで来させた。そんなちんけな話する為に呼んだわけじゃない。』
「お前、今なんて言った?」
「ちんけな話…?どこがちんけな話だ…!」
「こんなゴミの掃き溜めみたいなクソみたいな世界で、俺は逃げても逃げても最後はまた苦しみ…!」
「もう…苦しみの首枷に囚われているのは嫌なんだよ…!!」
「……」
拳を握る。
その時、脳裏に一瞬、嫌な記憶が浮かぶ。
あの時、俺もこれくらい強かったら良かったのに。
「だから、悪い…」
俺は本気で元同僚を殴った。
乾いた音がした。
それだけだった。
叫びも、悲鳴もない。
椅子が軋み、尾刃カンナの身体が横に崩れる。
「……」
床に倒れた彼女は、動かない。
狂犬でも、正義でもない。
ただ、意識を失った人間だった。
「……」
俺は何も言わない。
言葉が、頭から消えていた。
拳を見る。
まだ、力が残っている。
殴った感触だけが、骨の奥に残っている。
「……」
胸が静かだった。
怒りも、達成感も、罪悪感もない。
「……そうか」
やっと、理解した。
俺は今、誰かに止めてほしかったわけでも、
分かってほしかったわけでもない。
ただ、殴れる理由が欲しかっただけ。
「……」
倒れたカンナから、視線を逸らす。
見る価値がなくなったわけじゃない。
見る意味が、無くなった。
「……もう…囚われたくない…」
その言葉は、自分にすら届かなかった。
部屋は静かだ。
さっきより、ずっと。
俺は立っている。
何も得ず、何も失ったまま。
「……」
俺から自由を遠ざけるのなら、誰だろうと殺す。
俺はそう決め、「尋問室」から出た。
scpかっこうさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
資格者:Yさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
准尉Pさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
だが断るさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
ドッペさんさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
回いいいいいいさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
コペリウスさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
えーと、簡単に言わせてもらうと何個か作品を絞ってきました。続けてほしい作品に投票してください。1位から3位までの投票数が多かった作品を書きます。 あ、因みに、その3つしか書かないというわけではありません。ただ、受験勉強などで時間が無く、書ける時間がないからです。高校に合格したらまた今みたいに続けます。 この中から選んでください。
-
呪言師のブルーアーカイブ
-
スイーツ!?食べる!!
-
あ゙ー…どうも、普通のキヴォトス人です…
-
クソみたいな世界で、俺は
-
やあ皆、俺だ。
-
シロコと俺
-
先生に塩対応してたら殺されそうなんだが
-
探究心は無くならない
-
おかん