クソみたいな世界で、俺は   作:月山 白影

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逃げ場のない楽園で記憶に刻まれた匂いは

 

 

 

言ってやった…!

全部…!

言いたいこと言ってやった…!!

目の前の大人は少し、暗い表情をし、ただ「ごめん」と一言だけ言って部屋から離れていった。

 

 「……はぁ…疲れた…これからどうしようか…とりあえず、サオリに会わないとな……」

 

脳裏に浮かぶ嫌な記憶。

サオリに嫌われ、前はマダムに渡された。

その前は顔面に爆弾を当てられ、死にかけになった。

……会いたくねぇ…

俺の心は矛盾ばかりしている。

会いたいのに会いたくない。

多分、いつも指示だけ聞いてきたからだろう…

クソ…

俺は…どうすれば…

……一旦落ち着くか…

外でも眺めるか…ここがどこなのか調べるついでに…

俺は窓へと近づく。

窓から見える景色は綺麗で、アリウスとは違う景色だった。

アリウスはいつも汚く、蛆虫やネズミばかりが生息していた…

それに比べてここから見える景色は綺麗で、空も透き通ってる…

まるで、夢みたいだ…

俺は窓を開ける。

いい匂いだ…

いつもと違う腐った匂いじゃない…

ここは本当にアリウスじゃないようだ……

そういえば…スバル先輩…今何してんだろ…

スバル先輩は…多分、またハーモニカ吹いてんだろうなぁ…

どうでもいいか…

俺は振り返り、扉へと近づき、開ける。

左右を確認してみると、どちらも長く白い道が続いていた。

俺は右を進むことにした。

 

 

 

 

 

 

 「はぁ…?」 

 

数分経っただろうか。

壁に憎たらしいトリニティの学校のロゴがデカデカとあった。

俺はすぐにぶん殴って壁に凹ませる。

 

 「クソが…!」

 

俺はすぐに走り出す。

逃げなければ…

このクソみたいなところから…

最悪だ…

ここの匂いも景色も…全部記憶してしまった…!!

クソクソクソ…!!

俺はさらに速く走る。

俺は1つの扉を見つけ、扉を開ける。

そこには、協力者の聖園ミカと聖園ミカの友人桐藤ナギサと暗殺されたはずの百合園セイアが居た。

なぜだ…!

なぜ百合園セイアが生きて…!

 

 『おや?君は…?』

 『……』

 『貴方は…?』

 「……聖園ミカ、この薄汚い所の出口はどこだ…!!」

 『薄汚――貴方、失礼ですよ…!』 

 「黙れ…!」

 「早く答えろ…!聖園ミカ…!」

 『……だそうだ。ミカ。答えてあげたほうがいいでは?君の協力者でもあったんだからね。』

 『……』

 

聖園ミカは冷や汗をかきながら落ち着かないようだ。

だが、そんな事俺には関係無い。

 

 「聖園ミカ…早く答えろ…!!」

 

俺は聖園ミカに近づき、肩を掴む。

聖園ミカは視線を合わせようとしない。

あの大人といい、こいつといい、ほんっとうに腹立つやつしか居ないな…!!

 

 「本当に…お前はあの大人と同じぐらい腹が立つな…!!聖園ミカ…!」

 『っ……アトラ君、今のは許してあげる。次、先生を馬鹿にしたら許さないからね…!』

 「はぁ…?聖園ミカ、お前がキレるのは無いだろ…!!」

 「この裏切り者が…!!」

 『っ……!!』

 

俺は瞬きする間もなく聖園ミカの拳が俺の顔面を殴り、俺は天高く吹き飛び、壁にめり込む。

背中や顔が痛い。

本当に、理不尽だ。

クソが…

 

 「やりやがったな…!!このクソ野郎…!!」

 

俺は武器が無いため、拳1つで戦うしか無い。

聖園ミカは銃がある。

理不尽だ…

クソクソクソクソ…!!

俺は走り出す。

聖園ミカの銃からは勢い良く弾丸が俺めがけて飛んでくる。

俺は弾を避けつつ戦う。

やってやる…!!ここでトリニティ全員ぶっ殺してやる…!!

俺はスライディングで聖園ミカの足を払い、転ばせる。

そして、素早く立ち上がり足を天高く上げ、一気に下ろす。

聖園ミカは思ったより素早く、回避する。

そして、銃口を俺に向ける。

 

 「お茶ばっか飲んでるゴリラはトロいと思ってたが…まさかこんなにも素早いとは……」

 『それって褒めてるのかなぁ!!』

 

聖園ミカは弾丸を飛ばす。

俺は後ろに回転しながら避ける。

そして、再び前を見ると聖園ミカは居なかった。

刹那、俺の背中に物凄い衝撃と痛みが生じる。

そして、俺は吹き飛び、身体に力が入らなくなる。

 

 「クソ…が――」




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えーと、簡単に言わせてもらうと何個か作品を絞ってきました。続けてほしい作品に投票してください。1位から3位までの投票数が多かった作品を書きます。 あ、因みに、その3つしか書かないというわけではありません。ただ、受験勉強などで時間が無く、書ける時間がないからです。高校に合格したらまた今みたいに続けます。 この中から選んでください。

  • 呪言師のブルーアーカイブ
  • スイーツ!?食べる!!
  • あ゙ー…どうも、普通のキヴォトス人です…
  • クソみたいな世界で、俺は
  • やあ皆、俺だ。
  • シロコと俺
  • 先生に塩対応してたら殺されそうなんだが
  • 探究心は無くならない
  • おかん
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