クソみたいな世界で、俺は   作:月山 白影

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暗闇で差し出された手は、いつも暴力のみ

 

 

 

 

 

 「っ…!!」

 

俺は飛び起きる。

俺は確認する。自身の身体に欠損がないかを。

……欠損無し…

クッソ……あの紅茶ゴリラのせいでまた気を失ってしまった…

何回気を失えばいいんだ…俺は…

俺はベッドから降りる。

クソが…

苛立ちばかりが俺の心を満たす。

…今何時だ…?

俺は外を確認する。

外は暗く、都市特有のビルの明かりでトリニティの街は明るかった。

クソ…夜か…

俺はこの部屋の扉へと近づき、ドアノブを回し、部屋の外に出る。

部屋の外は暗く、真っ暗な道が続いていた。

チッ…

俺は心の中で舌打ちをする。

なぜか、口で舌打ちや喋ってしまえば音で敵にバレてしまう。

俺は警戒を怠らない。

俺は真っ暗な道を進み始める。

俺は進み続けている内に段々と暗闇に目が慣れ、見えてくる。

すると1人の姿が見えてきた。

俺は適切な距離で近づく。

その人物は――

 

 『――アトラ君、出口まで案内するから。』

 「聖園ミカ…!何のつもりだ…?情けか?それとも煽りか?」

 『……そんなんじゃないよ。気まぐれ。私はね、細かいことを考えないの。大胆に動くの。』

 「そんなの言われなくても知ってる。お前は単細胞ゴリラだか――」

 

俺は言葉を言い終わる前に殴り飛ばされる。

俺は腹部を押さえながら立ち上がる。

 

 「チッ…どこまで言っても短気ゴリラだな…!」

 『今のはアトラ君が悪いんだよ?私、これでも抑えてる方だけど?』

 「クソが…」

 『私に勝てないの理解できたなら早くついて来て?』

 「誰が脳筋ゴリラの言葉を信じるかよ。」

 

俺は反対側へと歩き出そうと方向転換する。

突然、弾丸が俺の頬を掠め、暗闇へと消えていった。

俺は振り向く。

 

 「何のつもりだ…聖園ミカ…!」

 『私、これでもわかりやすく言ってる方なんだけどなぁ…』

 『ついて来て?案内するから。』

 『私の気が変わる内に。』

 「黙れ…!俺は…誰も信用しない…!」

 『……はぁ…』

 『こんな手は使いたくなかったけど……わからせてあげる…!!』

 

聖園ミカは素早く走り出す。

俺はそれを目で追いながら戦闘態勢になる。

勝てるとは端から思っていない。

相手は格上ゴリラだ。

逃げ切れれば良い方だ。

気を失った場合はどうなるのか分からないからな…

そもそも、逃げ切れるかすらも分からないこの状況、ほんとに理不尽極まりない…

俺は武器もなければスモークグレネードとかの護身物もない…

対して聖園ミカは銃などがあるから戦闘が有利…

クソが――

 

 『――抵抗しないなら最初からついて来てよねっ!!』

 

聖園ミカの拳が俺の腹部にめり込んでくる。

強い痛みと圧迫感で俺の目には涙が浮かぶ。

 

 「ゲホッ…ゲホッ…!」

 「この…クソゴリラがぁ…!!」

 

俺は聖園ミカの横を素早く走り抜ける。

逃走…!!




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えーと、簡単に言わせてもらうと何個か作品を絞ってきました。続けてほしい作品に投票してください。1位から3位までの投票数が多かった作品を書きます。 あ、因みに、その3つしか書かないというわけではありません。ただ、受験勉強などで時間が無く、書ける時間がないからです。高校に合格したらまた今みたいに続けます。 この中から選んでください。

  • 呪言師のブルーアーカイブ
  • スイーツ!?食べる!!
  • あ゙ー…どうも、普通のキヴォトス人です…
  • クソみたいな世界で、俺は
  • やあ皆、俺だ。
  • シロコと俺
  • 先生に塩対応してたら殺されそうなんだが
  • 探究心は無くならない
  • おかん
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