SS級ギフト〈収納〉が無能と言われ無様に追放されたので奴隷メイドとともに復讐します!!   作:poyonight

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SS級ギフト〈収納〉を持つ少女は奴隷を救うようです

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、聖女のくせに〈女神の光〉持ってなくてごめんなさい!無能でごめんなさい!だから捨てないでくださいっ!何でもしますからぁ…」

2人だけの空間になったとたん、彼女はこう言って私の体に擦りついてきた。無理無理っ!?急に人に擦りつけられるなんてっ…でもどこか親近感がある。それは何の関係があったのか私と同じようにギフトのせいでひどい目に遭って、あんなふうになったってことだ。そんな同じ境遇だと結構嫌だとは感じにくくなる。

「別にいいでしょ。じゃあ聞くけど、どうして聖女だったら〈女神の光〉、持ってないといけないの?」

かしこまり過ぎたしゃべり方だとどうしても彼女は余計に怯えてしまいそうだったので軽い雰囲気で話しかけてみる。それでも無理そうだったならばもうちょっと頑張らないといけないけど…

「じゃ、じゃあ〈女神の光〉持ってない聖女だったら人を助けることができないから…私は聖女だったら当たり前にできることも一切できずにいる産廃だから…」

…そうか、そうだよね。私が間違ってた。私もそうじゃないか。SS級ギフトを持ってるのにその力を発揮できないくせに人に、こうやって上から目線で言って…でも、それでも今の私にはあなたを勇気づける義務があるんだから、あきらめるなんてできないっ。それに持ってないからって人を助けることができないわけじゃないに決まってる!

「ごめんね…もし、言えるんだったらでいいんだけどさ、あなたのギフト、教えてくれない?」

そういうと彼女はやはり苦しそうに、小さな声で、かろうじてこう言った。

「E級の〈ガシャ〉っていうギフトなんですけど…聞きたいですか?」

「お願い、できる範囲でいいから。苦しくなったら止めてね」

「いえ、問題ないです、まずこれは、使うことで何かを入手することができます。けれどもそのほとんどははずれってなって何ももらえません…ごめんなさい、無能でっ!その次にもし外れ以外が出た場合なんですけど…それでもほとんどいらないものです。何かどうやって使えばいいのかわからないものだったり、わざわざガシャを使って引く必要がないものばっかり出てきます。駄目なギフトですよね…そのうえそれは物の状態そのままで出るので場所に苦労します。食べ物とかだったら特に大変なことになるんですけど…」

何?これでわざわざ〈女神の光〉を持っていないからと言って?彼女を奴隷にしたの!?たとえそれが当たりが出ないものだったとしても絶対に役に立たないなんて決めつけることなんてできない。純粋にまだ大当たりと言えるものが出てないだけかもしれないのに!?ギフトはランクだけで決まらないことは私が一番知っている。

「大丈夫だよ、そんなこと言うんだったら私も同じようにギフトのせいでひどい目に遭った人だよ?」

そういうと彼女は信じられないものを見たかのような表情をする。これのどこが変なのだろう。

「い、いえ、ご主人様は素晴らしいギフトを持っていると思います!あの時、私を商人から買ったときの魔法陣!あれは低ランクでは絶対にできないはずの、わたしが知らない未知のギフトのはずです!あり得ません!」

うん、やっぱりそうなるか。分かってたよ。うすうす。

「そう、すごいね、あなたは。私のギフトはSSランクの〈収納〉。これで中に入ってたお金を取り出したんだよ」

それを聞くと突然、彼女がプルプルして怯えだす。そして私に突然土下座した。

「申し訳ございません!ご主人様っ!SSランクギフトを持っているのに私ごときがいろいろ出しゃばって話をしてしまって!どうぞ好きなようになさってください!」

そんなことを言われると、私はこうすることしかできなかった。

「じゃあ…あなたはこれから私と一緒に行動すること、私と一緒にすぐに謝ったり、人間と話すことが苦手なのを少しずつでいいから克服すること、そして最後に、このギフトでよかったって心から言えるようになること!…ごめん、いろいろ上から目線で言っちゃった。私も一緒に同じ目標で頑張るからねっ!」

そう言って私は彼女の頭をなでる。汚れているがそんなこと構いやしない。彼女は汚れているだけであって決して汚いわけじゃない。私なんかと違ってダメな無能なギフトだったとしても、自分の使命のために頑張ろうとできること、私みたいに自分を捨てたやつらに復讐をしようと言わないこと、

何よりも 絶望だとしても、この世の終わりみたいな地獄でも、心が壊れていても、彼女は今まで生き続けることができることだ。

私は彼女を助けてやりたい。ただの自己満足だと言われればそれまでだが、構いやしない。

「もし…私のことを、ほんの少しでも信用してくれる…違う、疑わない気持ちがあるなら、私の手を取って!絶っっっ対に!あなたを生きててよかったっていうまでにしてあげるから!」

「…わかりました!私の最高のご主人様!この最弱の聖女、レオナはついていきます!」

…手を取ってくれた。こんな私に…

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