ヴァンガの原作キャラはみんな出すつもりです。いつになるかわかりませんが。
火竜と先導者
フィオーレ王国、人口1700万人の永久中立国。この国では魔法文明が栄えており沢山の魔導士が暮らしている。
魔導士はギルドと言うグループに属し、色々な仕事を受け持つことを生業としている。
これはそんな魔導士ギルドの一つ
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ハルジオンの街の駅、電車に酔い潰れているお客に駅員が尋ねる。
「あ……あの……お客様……
だ…………大丈夫ですか?」
「う〜〜〜〜」
呻くお客の横で連れの客が介抱していた。
「あい!いつもの事です。」
「ほらナツくん……駅に着いたよ。」
いつもの事と説明する喋る青い猫と酔った客に肩を貸す青髪の少年。
「無理‼︎もう二度と列車には乗らん‼︎
…………うぷっ!!」
「お願いだからここで吐かないでよ………」
「すまねぇアイチ…………」
酔っている少年は桜色の髪の毛に鱗のようなマフラー、名前は『ナツ』。
その少年に肩を貸している青髪の少年は『アイチ』。
二人について行く喋る青い猫は『ハッピー』である。
「情報が確かならこの街に火竜がいるはずだよ、行こ!」
「こんな平和そうな街に竜なんているのかな?…………」
「イグニールは優しい竜なんだぞ!!いたっていいだろ!!」
「ゴメン、ゴメン、そういう意味じゃないよ。」
三人が街を歩いていると若い女の子たちがピンクい声をあげて走っていくのを見かける。
『キャー、キャー!』
『
「「
火竜の名前に反応するナツとハッピー。
「俺たちも行くぞ!!」
「あい!」
「あっ!ちょっと待って!」
人集りに突っ込んでいくナツ。
人混みを掻き分け、注目の的の側にたどり着く。
「イグニール!!イグニール!!
…………誰だお前。」
人混みの中に居たのは人間の男性であった。
その男はナツが自分を知らない事に軽いショックを受けながらも自分をこう名乗った。
「火竜と言えばわかるかね?」
「……………はあ〜〜〜」
ナツは目当てのものでないと認識し、大きなため息をした。
すると周りの女子たちがナツの失礼な態度に怒る。
『ちょっとアンタ失礼じゃない!?』
『サラマンダー様はすっごい魔導士なのよ!!』
するとアイチが頭を下げまくり、ナツを引きずって
「すいません!すいません!失礼いたしました!!今すぐどっか行きますから!!ナツくん行こ!人違いみたいだし…………」
「おっおう…………」
なんとか人ごみから離れることが成功した二人であった。
「なんだ……あいつ…………」
「ナツくん…………人の顔見るなり残念な顔するのは失礼だよ…………」
「でも、本当いけ好かない奴よね。」
二人に話しかけてくる金髪の少女。
少女の名前は『ルーシィ』今はどこのギルドにも属していないフリーの魔導士であった。
ルーシィは先ほどの男は『魅了』という禁止された魔法を使っていたことを教えてくれた。
三人が場を乱してくれたお陰で魔法が解けたと食事をご馳走してくれた。
「こう見えて私も魔導士だからね。
………………まだ、ギルドに入ってないけど。」
魔力が高い人間は魔法に対する耐性が高いらしい。
「私の入りたいギルドはすっごい魔導士が沢山集まるところで入るのも厳しいところなんだろーなぁ〜〜
でも絶対そのギルドに入りたい。だっていっぱい仕事が貰えそうなんだもん」
「ほぉか………」
「よく喋るね…………」
勢いよく喋るルーシィに戸惑うナツとハッピー。
「でも素敵な目標だと思うよ。」
隣で聞いていたアイチだけは違う感想だった。
「ありがと、ところでアンタ達、誰か探してるみたいだけど?…………」
「あい!イグニール!」
するとナツは残念そうにかたりだした。
「火竜がこの町に来るって聞いたから来てみたけど別人だったな」
「火竜って見た目じゃ無かったんだね」
ルーシィが会話の違和感に気づく。
「見た目が火竜って人としてどうなのよ………………」
「ん?人間じゃねぇよ。イグニールは本物の竜だ。」
「‼︎‼︎そんなの街中にいるわけないでしょ!」
ピクッ!
「オイイ!!今気づいたって顔すんなー!」
その事に気付かなかった二人は驚いたが、アイチは。
「まぁ、そうだよね…………」
「あなたも大変ね。こんなのと一緒にいると。」
「フフ、確かにナツくんと一緒にいると大変だけど一緒にいると楽しいよ。
ナツくんも僕の大切な仲間の一人だから。」
「仲間?…………まぁ、確かに楽しそうだね。」
ルーシィはお金を置いて店から出ようとした。
「私はそろそろ行くけどゆっくり食べなよね。」
何もわからぬまま食事をご馳走になったナツとハッピーは深々と土下座した
ぐもっ!!
「「ありがとうございました!!」」
「恥ずかしいからやめてーー」
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「ふー!!食った食った!!」
「情報は人違いだったし、お腹も膨れたから帰る?」
「そうだな。」
2人が歩いていると港から出航する一隻の船が見えた。
先程の火竜と名乗る男が開いた船上パーティーの船だ。
先程2人が立ち去る際、そのようなことを言っていたことを思い出す。
「船上パーティーか…………うぷっ!!」
「想像で酔わないでよ…………」
その船を見ていた街の女の子の声が聞こえる。
『見て〜〜火竜様の船よ。』
『火竜?』
『知らないの?今この町に来ているすごい魔導士なのよ?
火竜様はあの有名な
『本当に!?あ〜〜〜ん私も行こうかしらまだ、間に合うわよね?』
『うん!!』
その会話の
「あいつが…………
「…気になるから様子を見に行こうか。」
「あい!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ナツ達と別れたルーシィは魔導士専門誌、月刊ソーサラーを読みながら注目の的であるギルド、【妖精の尻尾】について思いを老けていると先程の火竜と名乗る男と出会う。
ルーシィはその男に対し魔法で持て囃されて浮かれている嫌な奴と言う認識であったが、彼があの【妖精の尻尾】のメンバーだと聞き、取り入ってしまう。
確かに妖精の尻尾の火竜と聞けば聞き覚えがある。ルーシィはその言葉を信じてしまう。
船上パーティーに出席したルーシィはその男の魔の手に捕まってしまう。
この男は若い女性を集め他国に連れて行き奴隷にする犯罪を続けていた。
ルーシィは大勢の男に取り押さえられ、今、その男に奴隷の焼印を打たれる直前であった。
「(何なのよコイツ……!!こんな事する奴が……)」
ルーシィは怒りと悔しさで顔を歪める。
「(これが
「(魔法を悪用して………………人を騙して………………奴隷商ですって!!?)
最低の魔導士のじゃない!!!」
ルーシィは渾身の怒りに歯をくいしばる。
するとルーシィに聞き覚えのある声が聞こえる。
「本当、最悪だね…………」
その声と共にルーシィのむわにも止まらぬ速さで焼印を入れる棒の先端は切られ、ルーシィを取り押さえている男たちは叩き伏せられる。
それが終わった後、ルーシィはその存在を確認することができた。
ドレスを着た綺麗な女性であった。
「な!!」
サラマンダーと名乗る男は手に持つ焼印の棒を切られ驚く。
「様子を見に来て正解だった……ルーシィさん、大丈夫ですか?」
「あ…………貴方は?…………」
その人はカツラを取り、服装を魔法で変える。
それは知らない女性ではなく、ルーシィの知っている人であった。
「あ……アイチ君…………」
「でも、なんでルーシィさんも居るの?」
「騙されたの!!
ピクッ!
またもやアイチはその言葉に反応する。
「そう…………細かい話は後だよね。
ハッピー!ルーシィさんをお願い。」
「あい!」
何処からかハッピーが羽を生やして飛んでくる。尻尾でルーシィを掴み飛んで行こうとする。
「逃がすかぁ!!」
「おっと!!」
サラマンダーの男の炎の魔法攻撃をハッピーは軽々と交わす。
「待って!!アイチ君がまだ残っている!」
「二人は無理。」
「え〜〜〜!!」
「でもアイチなら大丈夫。」
「え?」
「アイチ達も魔導士だから。」
「お前ら!!あの女を逃がすな!!
評議員に通報されると厄介だ!!!」
サラマンダーの男は部下の男たちに命令する。
男たちは銃で二人を狙ってくる。
パンッ!!パンッ!パンッ!
「させない!!!」
アイチはルーシィを狙う弾丸を剣を取り出し弾く。
「魔法剣!!」
それは異空間にストックしていた剣を取り出す魔法。ルーシィはそれを見て驚く。
「ただの魔法剣じゃないよ。
王都の守護を司るこの国の砦の一つ、【ロイヤルパラディン】そこで作られた勇気を力に変える超兵装【ブラスター・ブレード】、アイチはその数少ない適合者だよ。」
「王都守護騎士団ってなんでそんな武器持ってるのよ!!」
「それには色々と事情があったりするね。」
「無力な女性を狙った卑劣な犯罪の数々、僕は君達を絶対に許さない!!
行くよ!!僕の分身!!ブラスター・ブレード!!」
アイチは白い武装にその身を包み、次々と部下の男を切り伏していく。
ルーシィは戦いに赴くアイチの姿を見てさらに驚く。
人混みの中を頭を下げて引き下がる腰の低いものいい。優しそうで気弱そう、どちらかと言うとナツの陰に隠れているイメージの少年が自分も怖いくらい真っ直ぐで力強い光を瞳に宿す。
「ルーシィ、ルーシィ」
「何?」
「羽消えた。」
「クソネコーー!!」
船を飛び出したハッピーとルーシィであったが、ハッピーの翼の魔法が解けてしまい海へ真っ逆さま。
しかし好都合にも先程捕らえられた時に奪われ、海に捨てられたルーシィの魔法の鍵、精霊の鍵を見つけることが出来た。
「(まずは女の子達を逃がさないと……)
開け!!宝瓶宮の扉!!!アクエリアス!!!」
ルーシィが鍵を翳すと水の中から水瓶を持った人魚が現れる。
その人魚の能力で発動者であるルーシィごと巻き込む大津波で船は沖に打ち上げられた。
この魔法のデェフォなのか精霊との関係が良好で無いのかわからないが、本人も巻き込んでしまうルーシィの一番強力な魔法。
この様子を見て直ぐに軍が駆けつけて女の子達は保護されるであろう。
船が沖に流れついていることに中の彼らは知らない。
「いったい!!……何事だ!!」
「どうやら年貢の納めどきみたいだね……
揺れが収まってそろそろ来る頃だよ。(ニコッ」
笑みを浮かべながらアイチはその男に言う。
「…………な…………何がだ…………」
「本物の竜の逆鱗が…………」
ドスン!ドスン!と音を立て、ナツが黒い剣幕でその場にやってきた。
船が動いているときはグロッキーで動けなかったのだろう。
男は叫んだ。
「お前ら一体何者なんだよ!!!」
二人は答える。
「はぁ?お前こそ誰だよ。」
「僕も知らないな〜〜」
「何を訳のわからないことを言っている!!お前ら!こいつらを摘み出せ!!」
男は部下を使って2人に襲い掛からせる。
ナツはそれを片手で払いのける。
「俺は
お前なんて見たことが無ぇ!!」
「僕もだよ……」
ナツの肩とアイチの外した手袋の下には妖精の尻尾の紋章が付いていた。
それを見て男たちは驚く。
「あの紋章、本物だぜボラさん!!!」
「バカ!!その名で呼ぶな!!」
「ボラ……紅天のボラ、数年前「巨人の鼻」ってギルドから追放された奴だね。」
「きいたことある…魔法で盗みを繰り返してて追放されたって!!」
この喋る猫は変に博学だ。
「おめェが悪党だろうが善人だろうが知った事じゃねぇが妖精の尻尾を語るのは許さねェ!!」
「ええいっ!!ゴチャゴチャうるせえガキ共だ!!」
ボラは紅い炎を発火させ、二人にくらわせた。
それをアイチは避け、ナツは諸に受けた。
「ナツ!!」
「大丈夫だよナツに炎は効かなよ。」
心配するルーシィをハッピーが抑止。
かぶっもぐっもぐっ
ナツはなんと火を食べたした。
「なんだコレぁお前本当に火の魔導士か?
カイの炎の方が百倍美味いぜ。」
アイチは次々に周りの手下どもを切り伏していく。
「…………誰一人だって逃がさない!!」
手下の一人が二人の姿を見て思い出す。
「ボラさん!!!こいつらを見たことあるぞぉ!!」
「はぁ!!?」
「桜色の髪に鱗みたいなマフラー、騎士団由来の聖属性の武装!!
………こいつらが妖精の尻尾の……!!!」
火を食べ終わったナツはアイチと背中合わせに魔法を放つ。
「行くぞ!!!」
「【火竜の咆哮】!!」「【バースト・バスター】!!!」
「
ルーシィが本人たちは知らない二人の通り名を口走った。
「よーく覚えておけよ………」
「これが僕たち………妖精の尻尾の………」
「「魔導士だ!!!!」」
「竜の肺は焔を吹き、竜の鱗は焔を溶かし、竜の爪は焔を纏う。
自らの体を竜の体質へと変化させる竜撃用の太古の魔法……………
滅竜魔法!!!…………イグニールがナツに教えたんだ。」
ハッピーがナツの特殊で規格外の魔法に驚くルーシィに説明した。
「ふぅ………ナツくん終わったね…………」
ドカ!!ゴッ!!ガン!!ボコ!!!
「…………ナツくんそれ以上は……………」
「くぉらぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜」
「ナツくん…………………………………』
ガコッ!!ゴバ!!バキ!!ドス!!ズガガ!!ゴッ!!!
プツン…………………
何かが切れる音がした。
「オラオラオラオラオラオラ[ゴンッ!!]…………………」
アイチが暴れたはいいが止まる様子のないナツに剣の腹で頭を思い切り叩き無理やり止める。
「少し、頭冷やそうか………」
その時、アイチの笑顔が一番怖かった。
「………」
「あ…………あい…………」
ナツは急に大人しくなった。
すると騒ぎを聞きつけた軍隊が現場に突入してきた。
『この騒ぎは何事かねーーー!!!』
「ああ〜〜止めるのが遅かったね。」
「やべぇ!!!逃げんぞ」
ナツはルーシィの手をしっかり握って走り出した。
「なんであたしまでーーー!?」
「だって俺たちのギルドに入りたいんだろ?」
「だったら来なよ。きっと楽しいよ!!」
「うん!!!」
【キャラクター紹介】
名前:アイチ=センドウ
所属 妖精の尻尾 年齢16歳
魔法 騎士団(ザ・パラディン)カイくん命名
好きな物 カイくん
嫌いな物 不明