Fairy Vanguard   作:TubuanBoy

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孤高と火竜

ナツとハッピーとルーシィとアイチはマグノリアにある【妖精の尻尾】のギルドに到着した。

 

「「「ようこそ、【妖精の尻尾】へ!』」」」

 

 

 

 

中に入ると沢山の魔導士達で賑わっていた。「ただいまーー!!!!」

ナツが元気よく中に入っていった。

「おい、ナツ!また派手にやらかしたなぁ

ハルジオンの港の件、新聞にの………うごっ!!

「てメェ火竜の情報嘘じゃねぇか!!!」

嘘ではないのだが、ナツが偽情報を掴まされた腹いせに蹴りをお見舞いする。

 

「アイチ!!ダメじゃない!いきなり飛び出して行ったらお母さん心配するでしょう!!「ごめん、エミ。ナツくん止めようとしたらこうなっちゃった。

「言い訳しない!もう、アイチは直ぐに周りに流されるんだから!!」

アイチも急に飛びたした事を妹に怒られている。なんとも情けない様子

 

そんな二人を無視し、ルーシィは自分が妖精の尻尾に来たことに感動していた。

 

「凄い……あたし本当に【妖精の尻尾】に来たんだぁ」

 

 

 

「ナツが帰って来たってぇ!!?

てめェ………この間の決着つけんぞ!!!」

 

パンツ一丁の男がナツに喧嘩を売りに来た。

 

「グレイ…………あんたなんて格好で出歩いてるのよ」

 

ウェーブかかった長髪の女性が注意する。

「はっ!!!しまった…………」

 

「……これだから品のないここの男どもは嫌だわ。」

 

そう言いながらも酒の入った大タルを豪快にも飲み干す。

 

「おォ!?喧嘩かぁ!?俺もまぜろぉ!!」

 

赤髪三白眼の少年が喧嘩に混ざろうとする。

 

「ど新人の癖に身の程を弁えるのです!!このツッパリモドキ!!!」

 

パッツンヘヤーのメガネをかけた少年が変な敬語で赤髪の少年に逆に葉っぱをかける。

 

「なんだとこの刈り上げ眼鏡!!お前から相手してやる!!」

「上等です!!かかってくるのです!!」

 

正直、ノリについて行けないルーシィはツッコミ役である。

 

「くだらん…………昼間っからピーピーギャーギャー、ガキじゃあるまいし……」

一際体が大きい学ランの男。

 

「漢なら拳で語れ!!!」

「結局喧嘩なのね…………」

 

「「邪魔だ!!」」

 

「しかも玉砕…………」

 

 

 

 

「全く誰が強いとか勝負しなくてもわかるだろうに…………」

髪の毛がV字に別れた男が、またでかい事を言う。

「一番強いのはこの俺様に決まってるじゃねーか!仕方ねぇ一丁揉んでやるか」

 

「なんか三下ぽい人がデカイこと言ってる!!!」

 

「俺様最強ーーーー!ふごっ!!」

見事顔面にナツの拳が決まる。

「邪魔だっての」

「やっぱり、玉砕……

………………二回目はウケないね。」

 

「ん?……騒々しいな……」

「あっ!!『彼氏にしたい魔導士』上位ランカーのロキ!!(週刊ソーサラー調べ)」

ルーシィは雑誌でよく見るイケメンをみで頬を少し染める。

 

「混ざってくるね〜〜」

『かんばって〜〜〜〜』

女の子とイチャついながら喧嘩に混じる彼にルーシィは一瞬で幻滅する。

 

「(ハイ!!消えた!!!)」

 

雑誌でもよく取り上げられるフェアリーテイルの有名人と言えばもう一人。

 

「な……何よこれ……まともな人が一人もいないじゃない…………」

絶望するルーシィに救いの手。

「あら?新人さん?」

「!!!ミ…………ミラジェーン!!」

クラビアアイドルとしても活躍する妖精の尻尾の看板娘。

 

「キヤー‼︎‼︎本物!…………はっ!!

あれ、止めなくていうをやですか!!?」

「いつものことだからぁ。放っておけばいいのよ。」

この規模の喧嘩が日常茶飯事とは流石、妖精の尻尾だ。

 

「あっ!ルーシィさん、紹介します。僕の妹」

「先導エミです。よろしくお願いしますルーシィさん!!」

「アイチくんもこの惨状は無視なのね……

でもよろしくエミちゃん。」

 

「みんななんだかんだで楽しそうだからね…………ふぐっ!!」

その時喧嘩の流れ弾で何故かケーキが飛んできてアイチに直撃した。

 

「……………フ……フ……フフッ」

アイチからほとばしる異様な雰囲気、エミとミラジェーンは気を使い、ルーシィを少し下げた。

 

「あーうるさい!!落ち着いて酒も飲めないじゃないの」

 

騒がしい会場にタルでお酒を飲んでいた人が

魔法のカードをかざす。

 

 

「あんたらいい加減にしなさいよ!!」

 

パンツ一丁の男が手を重ね、手が光る出す。

 

「アッタマきた!!!!」

 

赤髪三白眼が拳に雷の魔力を貯める。

 

「ぶちかませ!!俺の拳!!」

 

パッツンメガネが忍びの印を構える。

 

「【むらくも】の本気を見るのです!!」

 

学ラン男が腕を変形させる。

 

「うおぉぉぉぉ!!」

 

V字髪の男が、考えなしに突っ込む。

 

「俺様最強〜〜〜!!」

 

アイチが剣を構える。

 

「………殲滅せよ!!我が分身!!!」

 

ロキの指輪が光り出す。

 

「困った……奴等だ…………」

 

ナツが両手に炎を灯す。

 

「かかってこーい!!!」

 

 

「魔法!!?」

「これはちょっと不味いわね〜」

喧嘩がヒートアップし、魔法戦まで到達すると流石に不味い、其処に全員を抑えれる存在が現れた。

 

「やめんか!!!バカタレ!!!」

 

ルーシィが見上げると其処には建物一杯一杯の巨人が立っていた。

「デカーーーーーーーーーーっ!!!」

 

巨人の言葉に全員が喧嘩を辞め静まり返る。

 

「あら?いらしたんですか?マスター」

「マスター!?」

 

「ム?新入りかね?」

「は……はい…………」

巨人の威圧にけおとされていたルーシィだが、巨人はみるみる小さくなり、小さめのおじいさんにその姿を変えた。

 

「よろしくネ」

 

彼こそがこの【妖精の尻尾】の総長マカロフである。

 

「ま〜〜〜たやってくれたのう、貴様ら!

見よ!評議会から送られてきたこの文章の数を!!」

 

マカロフ喧嘩をしていたメンバーに声をかけ始めた。評議会とは魔導士ギルドを束ねる機関。

 

「まずは…………グレイ!!」

「あ?」

パンツ一丁の男だ。

「密輸組織を検挙したまではいいが、その後街を素っ裸でふらつき、あげくのはてに干してある下着を盗んで逃走!!」

「いや……だって裸じゃマズイだろ」

「まず裸になるなよ。」

 

「次!モリカワとイザキ!!」

大口を叩くV字の髪の青年と喧嘩に参加していなかった天パの青年。

「過剰すぎる追っかけ!!

ストーカー被害として某アイドル事務所から損害賠償請求が来ておる。」

「俺は止めたのに〜〜〜」

「俺様のコーリンちゃんに対する愛は誰にも止められない!!!」

「いや、反省しろよ。」

 

「エルフマン!!

貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行」

大柄の学ラン男である。

「男は学歴なんて言うからついて…………」

 

「ナオキにシンゴ!

聞き込み調査中に町の少女を恫喝!!」

赤髪三白眼の青年とパッツン眼鏡の青年。

「俺はただ聞きたいことがあっただけ!!…………」

「顔が怖いのですよ顔が」

 

「カナ・アルベローナ、経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個、しかも請求書が評議会」

大酒を飲んでいた女性

「ばれたか…………」

 

「ロキ…………評議員レイジ老師の孫娘に手を出す」

 

「アイチ・センドウ!!お主は…………

今回は無かったな…………」

「今回は!?」

 

「そしてナツ………………

デボン盗賊一家壊滅するも民家7件も壊滅、チューリィ村の歴史ある時計台倒壊、フリージアの教会全焼、ルピナス城一部損壊、ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止、ハルジオンの港半壊…………」

 

「アルザック、レビィ、クロフ、リーダス、ウォーレン、ビスカetc…………

貴様等ァ…………ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞ……………」

 

キルドの人間が問題を起こせば勿論責任はマスターに降りかかってくる。

マカロフは身を震わせ、周りの問題児たちも黙りこくる。

 

「だが……………

評議員なんぞクソくらいじゃ」

 

マカロフは報告書を燃やす。

 

「よいか………

理を超える力はすべて理の中より生まれる。

魔法は奇跡の力なんかではない

我々の中にある"気"の流れが自然界に流れる"気"の波長が合わさり初めて具現化されるのじゃ。

それは精神力と集中力を使う……いや、己が魂全てを注ぎ込むことが魔法なのじゃ。

 

上から覗いてる目ん玉気にしていたら魔道は進めん!!

評議員のバカ共を恐れるな

 

自分の信じた道を進めェい!!!!

それが妖精の尻尾の魔道士じゃ!!!!」

 

マスターの言葉にギルド内は一段と盛り上がる。

その笑い声は町中に響く程であった。

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

「ここで良いのね?」

「はい!!」

 

ナツとアイチの推薦でルーシィの妖精の尻尾入りが決まった。

今ミラに刺青スタンプを使い妖精の尻尾の紋章を右手の甲に押してもらった所だ。

 

「ナツ!!アイチくん!!見てー!!

妖精の尻尾のマークいれてもらっちゃったぁ」

「良かったな、ルイージ」

「ルーシィよ!!」

「アハハ!」

 

かなり可愛い新人に昼間から酒を飲むオヤジ連中がベロベロになっている。

 

「お前らあんなかわいい娘どこで見つけてきたんだよ〜〜」

「いいな〜〜うちのチームに入ってくれないかな〜〜」

 

「あっチームといえば………………

ミラさん、カムイくんとミサキさんは?」

「あなたが急にいなくなるから、二人とも別の人とクエストに行ったわよ。

カムイくんはエイジくんとレイジくんと一緒に…………

ミサキも他の人と行ったわよ…………」

「あ〜〜〜二人とも居ないのか〜〜戻ってくるまでゆっくりしてよっかな〜〜〜

あれ?ナツくんどこ行くの?」

「仕事だよ、金ねーし。」

「そう、行ってらっしゃい〜」

 

「あれ?アイチくんは一緒に行かないの?」

ハルジオンの時を見る限り二人は一緒に行くとばかり思っていたルーシィは疑問に思った。

 

「今回は巻き込まれた感じについて行ったからね。いつも一緒に仕事してるわけじゃ無いんだ。

勿論、一緒に行く時もあるし、他の人と行く時もあるよ。

でも僕が本格的にチームを作ってるのは別なんだよ。」

「Q4って言って妖精の尻尾の中でも一二を争う強いチームなのよ。」

ミラがアイチの言葉に付け足す。

先程話していたカムイやミサキもメンバーである。

 

「アイチくんはそのチームのリーダー的役割なのよ〜〜」

「そんなことないよ…………カイ君の方がよっぽどリーダーらしいよ」

 

「へぇ〜〜どんな人なの?その人は?」

 

また、新しい名前が出たのでルーシィはアイチに尋ねる。

 

「カイ君は本当に凄いんだよ。

強くてカッコ良くて僕の憧れなんだ////」

 

まるで恋する乙女のように嬉々として語るアイチ。

ルーシィはアイチがここまで思いを寄せる人物に少し興味がわいていた。

するとアイチの後ろから声がする。

 

「俺がどうしたって?…………」

「!!!カ……カイ君!!何時から其処に!?」

「たった今だが?」

アイチは顔を真っ赤にしてごまかそうとしていた。

 

「そういえばどこに行ってたの?………」

「ミワと一緒にクエストに行ってた………」

「おっす!アイチ!」

「あっ!!ミワくん」

 

後ろ髪が跳ねているイケメンと黄色髪の人当たりの良さそうな青年であった。

彼らはトシキ・カイとタイシ・ミワ。

カイはかつて孤高の魔道士と呼ばれていた有名な魔導師で誰も近づかせない雰囲気を振りまいていたが、妖精の尻尾に所属し、アイチ達とチームを組み少し柔らかくなった。

ミワはそんなカイのお目付役、カイの妖精の尻尾入りにも一役買ったカイの幼馴染。

 

「おっ?ねーちゃん新入りか?」

ミワが新人のルーシィに気づく。

 

「あっ!ハイ!アイチくんとナツの推薦で入りましたルーシィですよろしくお願いします。」

 

挨拶をするルーシィの前にカイがズーンと立ちはだかる。

 

「な……何か…………」

「アイチとナツが導いたのだろう?

お前は強いのか?………………」

「は?はい?」

 

「もう!カイ君!!

カイ君を満足させれる新人なんてそうそういるわけないじゃん!!」

「そうか………すまん………」

「ほーんと、ブレない奴wwww」

 

話してるのを聞いていると二人は本当に仲が良さそうだ。

 

少し変わったところがありそうだがルーシィはこのギルドに来てやっと真面な人間にあった気がした。………気がした。

 

「カイ!!帰ったのか!!

よっしゃー!!俺と勝負しろ!!」

「ナツ〜〜仕事行くんじゃなかったの〜〜」

 

カイの帰還に気がついたナツがカイに喧嘩を売りに来た。

 

「いいだろう…………

だが、時間と場所を確保して思い切りできる状態にしてから挑んでこい。

今すぐはここではダメだ。」

「ちぇ〜〜」

 

カイは好戦的な方だが、先ほどの様な喧嘩には一切関わらない。

しかし、しっかりと手順を組めば必ず相手してくれる。

特にナツとは幾度となく決闘をしており、カイも結構ナツのことを気に入っている。

結果はカイが圧勝であり、同属性の魔導士同士ゆえ二人には軽い師弟関係が築かれている。

 

「あっ!そうだ!カイ〜カイ〜」

 

ハッピーが背中に背負うカバンからある写真を取り出す。

 

「なんだ?」

「ハルジオンでのドレスコスとさっきの喧嘩の生クリーム塗れの写真が有るんだけど〜〜(ボソッ」

「向こうで話さないか?…………」

「餡掛けカニチャーハン作ってよ。」

「良いだろう…………」

 

二人はミワと喋っているアイチ達に気づかないように話している。

その様子を見たルーシィは希望が絶えた様に眼光のない表情で悟った。

 

「(やっぱりこのギルドにはまともな人は居ないんだろうなぁ…………)」

 

いくらアイチが女顔で可愛いとはいえ、この二人のやりとりはガチでアイチが恋する乙女に見えてくるレベルである。

 

追記、二人の名誉の為に言っておくが、二人の関係は禁断のなんたら的なものではない‼︎

ただ、アイチはカイを尊敬していてカイは小動物的可愛い物が好きなだけ‼︎多分‼︎‼︎……(笑

 

「父ちゃんまだ帰ってこないの?」

「ム」

 

ナツやルーシィ達はマスターが小さい子供と話している事に気がつく。

「くどいぞ!ロメオ、貴様も魔導士の息子なら親父を信じて大人しく家で待っとおれ」

「だって……3日で戻るって言ったのに…………もう、一週間も帰ってないんだよ…………」

ロメオと言うこのギルドのメンバーの子供は不安で今にも泣きそうだ。

 

「マカオの奴は確かハコベ山の仕事じゃったな」

「そんなに遠くじゃないじゃないか!!!

探しに行ってくれよ!!!心配なんだ!!」

「冗談じゃない!!自分のケツもふけねぇ奴はこのギルドにはおらんのじゃあ!!!帰ってミルクでも飲んでおれ!!」

 

「バカー!!!」

子供はマスターに怒られ立ち去っていった。

 

話を聞いていたルーシィはミラに言う。

「厳しいのね………」

「本当はマスターも心配してるのよ。」

 

話を聞いていたナツやカイが動き出そうとする。

 

「ハッピー…………悪いがまた後でいいか?」

「あい!」

 

「ナツ………」

「止めんなよ……カイ」

「止めはしない、俺も行く…………」

 

血相変えて

出て行く二人にルーシィが驚く。

「ど………どうしちゃったの?アイツ急に………」

「ナツもカイも昔の自分にロメオを重ねちゃったんじゃねぇか。」

「え?」

ミワがルーシィに話す。

 

「ナツは育ての親のドラゴンがある日急に居なくなっちまったんだ。」

「ドラゴン!!ナツってドラゴンに育てられたの!?」

「ああ、小さい頃にドラゴンに拾われてな、それからはそのドラゴンが親代わりだったらしいぜ。」

「そっか……………それがイグニール……………」

 

「カイも………両親が小さい頃に事故で亡くなってるんだ………

アイツはその関係で親戚に引き取られてこの町を離れることになったんだ…………」

 

「戻ってきたアイツは気難しい奴になってた……………

それでもアイチやナツや此処の連中と居るうちに大分マシになったんだぜ。

……………………此処の連中は皆んななんか抱えてる…………」

 

ナツとカイはロメオに安心するように言って出かけていった。

重きを抱える二人の炎術士が仲間を救うため動き出した。




キャラ崩壊をタグに加えるべきか迷っています。
流石にアニメのテンションでは妖精の尻尾についていけない気がします。
キャラ崩壊ってあんまり好きではないのですが。

【キャラクター紹介】
名前:ナオキ・イシダ
所属 妖精の尻尾 年齢16歳
魔法 雷拳・喧嘩屋(らいけん・ブロウラー)
好きな物 男気
嫌いな奴 仲間をバカにする奴

元は町のヤンキーであったがアイチが一役買い改心、魔法を覚え妖精の尻尾入り。
ほぼ同期のシンゴとは喧嘩するがその分仲も良い。










妖精の尻尾の濃いキャラ達に消されないようにヴァンガード勢も全体的にキャラが濃くなってます。
みにヴァンとか二次創作でのキャラに近いですかね。

いつもより文字数が多いのに話が全然進んでなかった………………

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