転生したらスライムだった件 〜魔国旅行したいだけの転移者〜 作:空軍系AC乗り
本作にはエデックと呼ばれるオリジナルの敵が出て来ます。ですが、地球だけの要素で、その後の登場予定はございません。転移後はSF要素をオリ主が持っているだけの転スラ世界です。
本作は開国祭〜開国祭後のテンペストをオリ主が旅行するのを目標としています。その後の展開は一切考えておりません。
原作は書籍ベースです。アニメも見ていますが、マンガは読んでないです。
続かないメリ(Wイヤショ、フォイア!)
ー日本国 とある港町ー
空中を航行する自衛隊の護衛艦から、ミサイルが飛び、何かに向けて飛んでいく。
ミサイルのような形状をした生命体が、護衛艦の張るシールドに遮られて爆発する。
「もう戦闘が始まってる、早く逃げるぞ!」
成人したばかりの大人が、青年に避難を促す。
「っちょ、待ってよ!」
青年が叫ぶ。それと同時に、上空から煙を吹く何かが降ってくる。
「っ避けろ!!」
「へ?」
堅い金属製のものがコンクリートに落ちてコンクリートが砕ける音がする。
丁度、青年と大人の彼の間を遮る形で落ちてきたのは、中の自衛官が死んでしまったパワードスーツだった。
「っ…ウォェ‥」
死体を初めて見た青年は、吐き気を催す。
「っくそ、パワードスーツが邪魔で通れない!路地から迂回しろ!」
「っあ…分かっ、たよ…」
一通り吐いて、ひとまず治まった青年は、改めてパワードスーツを見る。
「…これ、動かせるんじゃ…」
堕ちてきた時は吹いていた煙も、今は収まっており、おそらくは自動修復装置が働いたのだろう。動かせるなら、その方が安全で素早いだろうと考えた青年は、死んだ自衛官を丁寧に横たえて乗り込む。
「操縦系統は…工業用のやつとあんまり変わんないな。知らない装置やら計器やらあるけど…一旦無視。」
パワードスーツが起き上がり、ツインアイのように設置された観測機器が僅かに光を反射する。
「…よし、これなら走れそうだ…」
「おい!何やってんだ!?」
大人の…青年の兄が声を掛ける。
「こいつ、動かせそうだから乗ってく!」
「…はぁ!?」
「こいつに乗ってる方が安全でしょ!」
「…はぁ。動作ミスったりすんなよ!」
呆れられながらも許可を得た青年は、意気揚々とパワードスーツを動かしながら応じる。
「大丈夫!工業用と操縦系統ほぼ同じだから!」
「…あぁもうマジで…」
そうこうしている中、上空から肉塊が落下してきた。
「うわっ、何これ」
「これは…嘘だろまさか、早く逃げろ!」
何かに気付いた兄が、青年…弟に警告する。
次の瞬間、肉塊がスライムのように纏まったかと思うと、パワードスーツに纏わりついて来た。
「うわっ!?」
咄嗟に青年はマニュピレーターを使って必死に振り払い、どうにか振り解く。
「マニュピレーターが一つ溶けてる…まさか
気付いた青年は、すぐさまマウントされている武器を手に取り、撃とうとする。が…
「…駄目だ、照準は出来ても射撃のボタンが分かんない!射撃も思考操縦にしとけよクソッ!」
悪態をつくも、エデックは待ってはくれず、再び襲い掛かろうとしてくる。
ふと、そんな中で声が聞こえだす。
《確……まし…。…ニー……キ…『技範者』…獲………功…ま…た。》
瞬間、青年は唐突に武器のボタンがどれがどれを指すのか、どの計器がどのような効果を指すのかを理解した。
「よく分かんないけど…なんか分かる!」
飛び掛かってくるエデックに対して、引き金を引いた青年。瞬間、マニュピレーターに装備された機関砲が火を吹き、轟音が連続して鳴り響く。
エデックは穴だらけになり、文字通りの肉塊となる。纏まりは無く、息絶えたのだろうと何となく分かった。
「はぁ…マジで一生分の寿命が縮んだ気分だよ…」
「…ちょっとお腹空いたかも…避難のせいで食べ損なったからかな?」
《確…し……た…エク…ト…ルスキ…『思考加速』を………成…し…した。》
《確認…ました。飢餓耐性を…得…成功…ま…た。》
「…何この幻聴?思考加速?飢餓耐性?なんか物騒だな…」
「(しっかし、何で突然操作方法がわかったんだ?まるで頭の中に直接マニュアルが叩き込まれたみたいな…というかコレテストモードとかのデバック的な使い方も出来そうなんだけど…コワッ)」
「とりあえず避難を…」
次の瞬間、潮風漂う港町の風景だった筈が、突然森林の中に変わった。
「……は?え???何???え???」
「…まさか、エデックの本拠地?異次元にあるっていう?まさか僕、エデックにしまっちゃうされちゃったの?痛いのはやだよ?」
青年の中では、それが確信できることかのように思えて来た。
《確認しました。ユニークスキル『格納者』を獲得…成功しました。》
《確認しました。痛覚無効を獲得…成功しました。》
「いやブラックジョークじゃねーんだぞ!?なに
幻聴に対してツッコむ青年。精神的にはそこそこ余裕のようだ。
ひとまず落ち着いた青年…
「とりあえず、今持ってる持ち物は…」
・避難道具一式*1
・軍用パワードスーツ
・20mm電磁加速機関砲
・60mmビームバズーカ
・大型実体ブレード(ビーム刃付き)
・20mm電磁加速ライフル
「なんだこれはたまげたなぁ…」
避難道具一式はまぁ分かる。というか避難所に避難するから持って来たのだし。
問題は軍用パワードスーツ、それとその装備。サバイバルにしては明らかな過剰装備である。どっかの歩兵でも蹴散らすの?
「というか聞いてはいたけど本当に半永久機関なんだなコレ…」
軍用パワードスーツのジェネレーターは、B2機関という、近年開発された新型機関であり、半永久的にエネルギーを供給してくれる夢の機関なのだ。
「火おこしは…(ヂヂッ)あー…デバックモードに熱量操作があるな…これでどうにかなるな。」
「…とりあえず、細かい作業はマニュピレーターでやればどうにかなりそうだね。」
ふと、思い立った。"そうだ、上空から水源を探そう"と。
「飛行も試してみたいと思ってたし、ちょっと試してみるか。」
ジェネレーターが甲高く唸り、スラスターから薄荷色の粒子が放出される。やがて、パワードスーツを押し上げ、一気に加速していく。
「うぉぉ…はっやいな…流石は戦闘用だ、工業用とは比べ物にならないや。」
やがて木々を抜けて、上空へと辿り着く。透き通るような青空に、空気が澄んで綺麗な空だ。
「見渡す限り森だ…何処までも森だぁ…」
見渡す限り、森、森、森!まるで熱帯のジャングルにでも迷い込んだような気分だった。いや気温的には温暖なんだけどね。
「…ん?何アレ。」
ふと視界に映ったのは、クソでかい蜘蛛。いや本当にどんな大きさだアレ?確実に車並みかそれ以上にあるぞ?
…と、それに追いかけられる、いかにも異世界の冒険者!な格好をした人が三人。何故だか既視感を覚える気がしないでもないが…気のせいだろう。だってあんな人知り合いに居ないし。
「それはそうと…あれ、助けた方が良いやつだよね?」
三人は巨大蜘蛛に追いかけられており、必死の思いで逃げているように見える。…コミカルに逃げてる気がしなくもないが、多分助けた方がいいだろう。
「それに、文明的な格好をした人がいるって事は、文明があるって事だしね。助けたら色々便宜を図ってもらえそうだし。」
とりあえずエデックの本拠惑星ではなさそうで安心していた。いやまぁ異世界転移とか言う別の意味で問題な事は起きているのだが。
はい。
なんかクソデカスパイダーに追いかけられてる冒険者三人組()が居ますねぇ…一体誰なんだ()そしてここは一体なんて名前の森なんだ()
いざ書いてみると意外と書きやすいですね、転スラ世界。やっぱ私が初めて読んだラノベですしね。お気に入りなのもあるんでしょう。書いてて楽しいですね。
キャラクターが解釈違いにならないよう頑張ろうかと思います。
あ、パワードスーツの簡易ステータスです。
全高5m
主機:B2機関(直径0.6m・出力1GW)
推進器:小型マナイリリウム推進器:複数
最高速度:時速450km
最高高度:3000m
装甲(シールド):電磁プラズマシールド
固定武装
・15mmレーザーCIWS:2基
・マイクロミサイルVLS8セル:4基
追加武装
・大型実体ブレード(ビーム刃付き)(マナイリリウム粒子)
・20mm電磁加速機関砲
・60mmビームバズーカ(マナイリリウム粒子)
・20mm電磁加速ライフル
・その他歩兵装備など
特殊装備
・対人レーダー
・物質透過解析スキャナー
・ホバリング機能
・自己修復フレーム(マナイリリウム粒子)
・MEデバイス
・手型マニュピレーター:4基
・半思考操縦機能
スキルについてはまた今度。
続かないメリ(イヤショ開幕ブッパ)