戦闘描写って難しーぃ(´・ω・`)
まだ慣れてなくてよくわかんないままなんとな~くで書いてるから、見る側もなんとな~くで見てほしいです。
そしてもし何か矛盾とかおかしいところとか見つけちゃった人はコメントとかでコッソリおしえてね。
ベジータと18号、ブロリーとマイティマスクの二組がそれぞれ激しくぶつかり合う中。
ひとりぽつんと武舞台の上に残されたミスターサタンは、目を点にして鼻水垂らしながらポカンと上空の4人を見つめていた。
「・・・や、やめようよぅ・・・・・ダメだよそんな本気出しちゃぁ・・・・・」
思わず本音が口からポロポロ溢れ落ちてしまったが、幸いにも轟音の響く中で小声だったそれを聞き付けた人間は誰もいない。
・・・セルゲームの頃を始めとして、ここまでの経験や以前雇っていたとある人物から聞いた話により常軌を逸した連中がこの世のどこかに居るということ自体は何となく察してはいた。
まるで別世界のような次元で荒唐無稽にも思えるが、表舞台からは見えずとも確かにこの同じ世界のどこかにはひっそりと存在するのだと。
だがまさか、ここに集まった中のほとんど全員がそれに属する連中だったなどとは一体誰が予想したであろうか。
少なくとも前大会にはただの一人も、その影も形もなかったというのに!
ほんの数刻前まで、今大会も自分の優勝は間違いないものと一切疑っていなかったサタンはもう今すぐ逃げ出したい気持ちで一杯だった。
しかし、自身のプライドと世界チャンピオンという名誉を失いたくないあまりに実際に行動へ移すことは到底出来ない。
「・・・ど、どないしまひょ・・・・・」
ミスターサタン、その人生における最大のピンチといっても過言ではなかった。
「「ぎゃーーーーー!!」」
そして上空でもひとり、・・・いや正確にはふたり。
軽々しくこの場に参加してしまったことをちょっぴりだけ後悔しながら悲鳴を上げているマイティマスクが、その頭を鷲掴まれてぶん投げられたところだった。
只でさえバランスの取りづらい体躯をくねらせ、姿勢を戻した次の瞬間にはもう追撃が迫っている。
「「うわああああ!!」」
緑色の光球をすんでのところで躱したと思ったら、間髪入れずに今度はブロリー本人の剛速球のような蹴りが頭上から降ってきた。
まるで数トンのハンマーでぶん殴られたかのような衝撃を受け、墜落した武舞台には大きなクレーターが出来上がる。
「く、くそぅ・・・反撃できないぃぃ・・・・・」
「トランクスくん、交代してみる?」
「そだな・・・オレが頑張って避けるからどうにか打ち込んでみてくれよ」
布地の下でモコモコウゴウゴと蠢いたあと、上下逆位置に中身の入れ替わった新マイティマスクがクレーターから飛び出した。
ダメージを感じさせない身軽さで、ぴょんと石畳へ着地する。
しかし下半身担当に代わって慣れない重心調整にトランクスがあたふたとしていると、その隙を狙ってか唐突にエネルギー弾が思わぬ方向から降ってきた。
見ればブロリーのほうではなく、ベジータと組み合っていた筈の18号のところからだ。
不意打ちとなったそれを慌てて避け、危うく足を滑らせて場外に落ちそうになったチビっこ二人は思わず文句の声を上げた。
「な、何すんだよいきなりーッ!?」
「忘れたのかい!?こいつはバトルロイヤルだよ!落とすチャンスがあるなら落とすに決まってるだろ!」
何を当たり前のことをと言わんばかりに18号が叫び返せば、ならば遠慮は不要とばかりに今度は上空で手持無沙汰になっていたブロリーが18号の背を蹴り落とす。
「ッ貴様!その女と戦っていたのはオレなんだぞ!」
「知るか。先に手を出したのはそいつだろう」
油断していたのか短い悲鳴を上げて墜落した18号を見て、ベジータが非難の声と共にエネルギー波を撃ち上げた。
それを難なく避けたブロリーは構わずそのまま気を集中させた腕を上体ごと大きく引き、そして振り抜くと共に数十個に及ぶ気弾が一斉に広範囲へとバラ撒かれていく。
一つ一つは小粒だが高密度高威力のそれを複数飛ばすトラップシューターは、まさしく今のような一対多の状況にはうってつけだ。
地面へ落ちきる寸前で止まりまだ姿勢の整っていなかった18号に、空中でまだギャーギャーと文句を垂れているベジータに、コッソリ迂回して近づこうとしていたマイティマスクに、あとついでに武舞台の上で虫の如くちょこまかと逃げ惑っているサタンにと、他選手全員へ雨あられと気弾の嵐が降り注ぐ。
悲鳴と轟音が響く中、範囲を広げ過ぎたのかブロリーの撒いた気弾のいくつかが観客席のほうへと飛んでいった。
『しまった』と一瞬思ったものの、軌道を強引に変えようとするより一瞬早く観客席に近づいていたそれらが唐突に消え失せる。
「・・・・・!」
・・・あんなことが出来るのは。
ブロリーが視線を巡らせると、観客席の一角で見知った面々と一緒にこちらを見ているシロとふいに目が合った。
ぶいっとピースサインを突き出しているその姿に、声は届いていないが『気にせずやっていーよ』と言われたような気がする。
思わずフッと笑い、視線を戻したブロリーは口角を上げたまま再び身を躍らせ眼下の相手へと突っ込んでいった。
急降下したその先にいたのは先ほどからずっと辺りをフラフラと飛んでいたマイティマスク。
「うおおおぉぉぉ!!」
雄叫びと共に、重力に任せ最大限に勢いをつけながらのラリアットがまともに入った。
上体を引き千切られるかと思うような衝撃、そして遠心力に任せてさらに投げ飛ばす。
「「う、うわぁぁぁ!!」」
悲鳴を上げながらカッ飛んで行った先には18号がいた。
ギョッとした顔で、飛んできた覆面マスクをそのまま蹴り上げる。
「来るんじゃないよ!」
「「うぎゃー!!」」
そして上空へ打ち上げられた先に居たベジータに、両腕を振り上げたスレッジハンマーで思いっきり叩き落とされた。
「邪魔だ!!」
「「ひーーー!!」」
複数人から連撃を食らったマイティマスクはそのまま受け身もとれず武舞台から外れた地面へと激突。
『場外ーーー!!』とアナウンスの声が響き渡り、あえなく脱落となってしまった。
「・・・ひ、ひどいやぁ・・・・・ホントにみんな容赦しないんだもん・・・・・」
「いででで・・・オレたちにはまだ早かったか・・・怒られる前にとっととずらかろうぜ・・・・・」
ボロボロの、ほとんどズダ袋のようになってしまった衣装の下でボヤく二人。
いまだ上空で繰り広げられる激戦に皆が目を奪われる中、どさくさに紛れひっそりと姿を消したその謎の覆面選手に気付くものは誰も居なかった。
一方、空に残されたほうの面々は三つ巴の状態となり睨み合いを続けている。
先に動いたのは18号だった。
周囲を大きく回りながら、翳した手から絶えずエネルギー弾を撃ち続け弾幕を張る。
その威力は大したものではなかったが、集中して撃ち込み続けるソレと着弾の衝撃で一時的にサイヤ人二人の視界が霞んだ。
基本的にZ戦士たちは視界から相手が消えた際、その気の位置を感じ取って戦況を把握する傾向にある。
しかし人造人間である18号は気を感じさせないため例外としてその手が通じない。
その上で視界を塞ぎ高速で移動すれば、死角から奇襲をかけることも容易であった。
・・・"だからこそ"、ブロリーはその場から動かない。
目で見ることは一旦放棄し、そしてその次の瞬間片頬目掛けて18号による強烈な蹴りが撃ち込まれた。
僅かに仰け反るが、それでも元々のフィジカル差により致命的な一撃にはならない。
敢えて一度受け、その片足を即座に掴んだ。
「・・・ふん、次はお前か?」
「ッち・・・!化け物だね相変わらず!」
思ったよりもダメージが入っていない様子に18号が思わず顔を顰める。
ブロリーは捕らえた足首をそのままその膂力で振り回し、そして二人が一ヶ所に固まったことによりまとめて攻撃を浴びせようと迫っていたベジータのほうへ18号を叩き付けた。
ベジータが放とうとしていたエネルギー弾の盾にされ、まともに浴びてしまった18号はフラつきながらも再度相手を睨み付ける。
「ふざけんじゃ、ないよ・・・!遊び半分のアンタらとは違ってねぇ、こっちは生活が!!かかってんだ!!!」
応援してくれる愛娘に、賞金を持って帰ると約束したのだ。
母としての決意と共に18号が再度突撃をかけ、殴打のラッシュを仕掛ける。
だが生憎、ブロリーにとってそんなことは知ったことではなかった。
有効打には今一歩届かず、全て躱され逆にカウンターとして強烈な一撃がその薄い腹へとめり込む。
子供のみならず、女相手だからとて手を抜く謂れは無いのだ。
元より『この大会に参加している知り合いにおいては手加減など不要』と事前に聞かされてもいる。
正面から拳を叩き込まれ、一瞬息が詰まった18号は動けないまま追撃の回し蹴りをもろに喰らってしまい武舞台へと落とされた。
「ッうぅ・・・くそ・・・・・・ごめん、マーロン・・・・・」
立ち上がろうとするが、頭部へ受けた衝撃が大きくそのままふらりと倒れ込んでしまう。
『18号選手ダウンー!!・・・気絶してしまったようです!ここで18号選手、残念ながら脱落!!』
響き渡るアナウンスを聞き、残った一人へとブロリーが視線を向ける。
ベジータは18号とブロリーの攻防をただ指を咥えて見ていたわけではない。
その時間、無駄になどせずたっぷりと"溜め"に充てさせて貰った。
両腕を片側に寄せたその構えは、悟空のかめはめ波と同じく渾身の一撃を放つもの。
「フン、頭を抑えるばかりが有利と思うなよ!!」
空中戦においては基本的に相手よりも上に位置取ったほうが有利とされるが、それはあくまで一般的な条件下での話だ。
ベジータの構えたそれは、通常何も考えずに使えば地球を破壊しかねないほどの威力を持つ。
観客席への被害も考慮しなければならないここでは不用意に撃てはしない技であったが、常に高度を維持して戦っていたブロリーに対して今のように下から上へという状況であるならば何も遠慮することはない!
「喰らえぇぇぇ!!ギャリック砲ーーー!!!!」
紫苑に輝く極太のエネルギー波が一直線にブロリー目掛けて放たれる。
「ッち・・・・・、」
迫り来るそれを前にして、ブロリーは高密度のバリアを眼前へ張った。
「ふはははは!!そう易々と受け切れると思うな!!」
高笑いを上げるベジータは、このまま決着をつけるべくどんどん気をありったけ注ぎ込む。
ブロリーのバリアを丸々呑み込んでしまうほどにエネルギー波の太さは増し、その輝きに視界が白く染まった。
威力は圧倒的。さしものブロリーとて大ダメージは避けられないだろう。
・・・そう思っていたベジータは油断していた。
突然横手に現れたブロリーに蹴りを叩き込まれるまでは。
「な・・・!?」
綺麗に伸びた脚が鞭のように捉え、両手を前へ掲げていたベジータのがら空きになっていた脇腹へ突き刺さる。
「貴様・・・いつの間に・・・!!」
「馬鹿が、誰があんなものを正面から受ける必要がある」
確かにバリアは張った。しかしそれは"その場で受ける"と相手に思わせるための囮だ。
調子に乗って規模を上げ派手な光で目眩ましをしてくれたその隙に、とっととブロリーはその場を離れていた。
かめはめ波もそうであるが、この手の技の欠点のひとつは撃っている間中ずっとそこから動けずに固定砲台化してしまうこと。
正々堂々受けると見せかけたそのブラフにまんまと釣られたベジータは実に良い的だったことだろう。
「く、くそぉぉぉ・・・!!」
渾身のギャリック砲にあらかたの気を消費してしまっていたベジータは、動揺の抜けないままブロリーの踵落としでその場から叩き落とされた。
落下中に一度は体勢を立て直すも、即座に追撃でブロリーが撃ち込んだ気弾の集中砲火を浴びて今度こそ地面へと押し込まれる。
『じょ、場外ーーー!!ベジータ選手ここまで!!』
これでやっと終わったか、とブロリーは息をついて穴だらけになってしまった武舞台へと静かに降り立つ。
そんな中、アナウンサーの声が再び響きブロリーは立ち去ろうとしていた足を止めた。
『さあ、残るは二人!!ブロリー選手と、われらがチャンピオンミスターサタンです!!』
「・・・・・は?」
よくよく見れば武舞台の端の端、縁の部分に何かが虫のようにへばりついている。
完全に意識外にあったゴミが一匹、まだ残っていたらしい。
『ブロリー選手か、サタン選手か!!優勝の栄冠を手にするのは一体どっちだ~っ!?』
大音量のアナウンスに紛れ、ブロリーはうんざりとした顔で溜息を吐いた。
バトル回でした。
一応ゼノバでの複数人戦闘だとか某すまぶらだとかをイメージしつつ書いてみたんですが、それっぽい雰囲気出てたらいいな~。