あたごコレクション   作:今瓜リタ

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やっと更新できました!お待たせしてすみません!
1ヶ月半ぶりでしょうか…お久しぶりです!

カメラ片手にゾンビの街を走り回ってましたw


*注意!
今回から本格的に横須賀との演習に入るんですがいきなり両陣営がブッパしちゃうと一瞬で決着ついてしまうのでいきなりはブッパしません。


9話、〜演習開始〜「敵は悪魔にリボン付きにベイルアウターだ!」

 

〜コンバットタロン機内〜

ついさっき、横須賀鎮守府から通信があったらしくコクピットに呼び出されていた提督が戻ってきた。

 

「全員注目!先程の通信の結果、予定を変更して30分後に全艦娘はパラシュートで降下、伊豆諸島周辺海域に着水、そのまま演習を開始する。尚、向こうもこちらも相手の戦力は一切把握していない状態から始まる為、いかに早く正確な情報を手に入れ作戦を立てるか、これが勝利の鍵となる。

あと演習中、俺とイーグルアイ提督はモニターするだけで一切口出しはしない。何か質問はないか?」

「なんで先に横須賀に行かないんだ?」

「この方が時間を短縮できるし、何より!まさかイージス艦が居るとは思わずに驚くアイツの顔が楽しみだ」

「うっわ…ゲスい計画…」

「他に質問は………なさそうだな。よし、それじゃあ全員準備開始!」

 

提督の合図と共に艦娘専用のパラシュートを背中に装着して、機体後部へ続くドアの中に…なんでドア?

 

「提督?なんでここにドアがあるんだ?」

「減圧する区画をここだけにする為だ」

「なるほ……え?」

「ほら、さっさと行かないと時間ないぞ」

「お、おう…」

 

……何で減圧する必要があるんだ?

 

《降下20分前、減圧開始》

 

中に入るとスピーカーから乗員の声が聞こえてきた。

 

《アームメインパラシュート》

《CAV OK》

《酸素ホースを機体のコネクターに接続…》

 

「よし、全員マスク装着!」

 

提督がそう言うと同時にみんなが酸素マス…何で酸素マスク!?

 

「ちょ、提督!?普通にパラシュートで降りるだけだよな!?」

「そんなに心配しなくても大丈夫、少し高めの場所から降りるだけだ」

「それ酸素マスク必要なのか?」

「細かい事は気にするな、さっさと装着しないと失神するぞ」

「失神!?」

 

流石にそれは困るので急いでマスクを装着する。

しばらくしてまたスピーカーから声が聞こえてきた。

 

《減圧完了、酸素供給状態確認》

《降下5分前、後部ハッチ開きます》

 

開いたハッチから外をみると想像しているより遥かに高い高度にいた。

…何で殆どの雲が下に見えるんだ?

 

「すみませーん!パイロットの人ー!高度教えてください!」

《高度ですか…えっと、今は32000ftです、パラシュートを開くのは1000ft、その間鳥の気分を味わってくださいね》

「ありがと!」

《いえいえ、また質問があれば何時でも聞いてください!》

「はーい!」

 

……これ絶対HALO降下だろ!!

 

「ちょっと提督!?何でHALO降下!?確かHALO降下ってパラシュートすら使った事が無い素人がする事じゃ無いよな!?」

「大丈夫だ、お前とみらい、夕立、長門以外は全員経験者だ」

「経験者たったの2人じゃねえかよ!」

「大丈夫、何とかなる」

「ならねぇよ!」

《降下1分前、後部に移動せよ》

「ほら、さっさと楽しんで来い」

「楽しめるか!!」

《ベイルアウトボトル作動》

「さっさと行かないと置いて行かれるぞ」

「うっ…」

《全て正常、オールグリーン》

《降下準備》

 

仕方ないので後部に移動して覚悟を決めていると夕立が話しかけてきた。

 

「あれ?あたごちゃん調子悪いっぽい?」

「調子悪いっつーか不安だな、素人が高度32000ftから飛び降りて無事に生きて帰れる気がしない。夕立は怖かったりしないのか?」

「全然怖くないっぽい!大丈夫大丈夫!楽しめば問題ないっぽい!」

《降下10秒前、9、8…》

「凄いなその度胸…」

 

流石ソロモンで大暴れしただけはあるな。

 

《6、5…》

「じゃあ一緒に飛び降りましょ!そうすれば楽しめるっぽい!」

 

そう言ってぐいぐい背中を押してきた。

 

「ちょ、ストップ!まだ、カウントが!」

「一緒に飛び降りるのか?なら私も混ざろう」

 

そう言って突然長門が夕立と俺を両脇に抱えてきた。

 

「ちょ、長門!?」

「じゃあせーので行くっぽい!」

「よし、任せろ」

「もう…どうなってもいいや…」

 

《2、1、……鳥になって来い!幸運を祈る!》

 

「「せーの!!」」

 

掛け声と共に長門は両脇に俺と夕立を抱えたまま、みらいは加賀さんと島風と飛んだ。

ああ…長門のがっしりした腹筋ってこんなに安心するんだ…

 

「……あたご、夕立、その、ここからどうすれば良いんだ?」

 

訂正、全然安心出来ない。

そういえば経験者島風と加賀さんだけじゃん。

 

「長門?大丈夫か?2人も抱えて減速できるか?テレビでよく見る手足を開くポーズってバランスとか取るの難しいらしいし…」

「ふ………私の主砲を持ってすればその態勢を取らなくとも減速は容易い」

 

そう言って突如主砲を下に向け砲弾を発射、反動で少しスピードが遅くなった。

 

「提督が昔、空挺戦車でパラシュートが撃ち抜かれたりして使えない時にこうしていたらしい」

「……何処の特攻野郎だよそれ!」

「ちなみに島風の連装砲ちゃん達もそうしているぞ」

「嘘!?」

 

みると確かにバンバン撃って反動で移動したり減速したりしていた。

もうダメだ…俺の常識が崩れていく…

 

 

 

〜着水後〜

《全員着水したか?》

「提督か。まだ島風の連装砲ちゃん達が行方不…」

「おいで〜ほら怖くないでちゅよ〜?」「キュ?」「キュッ!」

《長門の声…だよな?何だ今の…》

「訂正、連装砲ちゃん達は今"ながもん"に愛でられてる」

 

これは見なかった事にしよう。

 

《わ、わかった。それじゃ1分後に始めるからそれまでレーダーとかの電源は切っとけ》

「わかった」

《それじゃ次に通信する時は何かあった時か演習が終わった時だ。頑張れよ》

「おう、任しとけ」

 

そう言って通信機を切る。

俺が旗艦か…もう前みたいな失敗は無いように弾薬は節約しないとな。

 

「全員、模擬弾に換装!その後加賀さんを中心に輪陣形を作る!先頭に長門、左に俺、右にみらい!夕立は左舷後方、島風は右舷後方に頼む!」

「「「了解!」」」

 

俺の指示で輪陣形が作られた所でそろそろ時間が来た。

 

「演習開始まであと5秒!4、3、2、1、開始!」

 

全ての電子機器に電源を入れ、レーダーを確認して気づいた。

……水上の反応が4つしか無い。という事は残りは潜水艦か!

 

「加賀さんは攻撃隊を、みらいは対潜哨戒にシーホークを発艦させてくれ!」

「わかりました、一航戦!第一次攻撃隊発艦!」

「シーホーク、発艦してください!」

 

2人が発艦させるのと同時に俺

のシーホークも発艦させる。

 

「あたごさん!トラックナンバー1001から4機、1005から27機の発艦を確認!尚も発艦中……嘘!1001から発艦した4機の速度が500knを超えました!」

「え、マジで…?」

「かなり予想外っぽい…」

 

400knってレシプロの速度じゃないぞ!?

 

「恐らくあの空母は現代の空母です!」

「もう片方は!?」

「もう片方の艦載機は約250knで飛行中、恐らくレシプロ機です!」

「じゃあ海鳥を発艦させて航空機の指揮を取らせてくれ!ジェット機を見つけたら即座に迂回するように指示を頼む!あと敵艦に攻撃する時は敵がイージス艦なら指示あるまで待機、そうじゃなければなるべく多くの数で包囲して同時に仕掛けろ!でないと勝てない!」

「わかりました。海鳥、発艦してください!」

「あと可能なら敵の通信電波にジャミングをかけてくれ!」

「くっ……ダメです!敵に妨害されます!」

 

という事は今判明しているだけで敵の現代の艦は空母1隻、電子戦が可能な艦が1隻という事になるな…

 

「あたごさん!ESM探知、120度!ミサイルシーカー波ロックされています!私が迎撃します!」

「わかった!」

 

レーダーをみると2発の対艦ミサイルが接近していた。

対艦ミサイルまで持ってるのかよ……

提督のゲスい計画が一瞬で崩れたな。

 

「少し距離が近すぎますね…シースパロー発射用意、イルミネーターリンク!……目標インレンジ!シースパロー発射始めぇ!サルボォ!」

 

みらいの放ったシースパローは全て命中した。

 

「新たな目標、敵機から8発発射されました!」

「よし、任せろ!スタンダード発射ァ!俺を沈めるなら200以上撃ってこい!!」

 

スタンダードで敵のミサイルを全て迎撃したところで敵機が小さく見えてきた。

 

「対空戦闘!全力であの4機を落とせ!」

「ふ…やっと出番か。三式弾装填!」

「頑張るっぽい!」

 

長門達が砲弾や機銃を発射するが敵機は軽々しく回避し、更に接近して来た。

あれは…4機共F-14か…?なんか黒くね?

しかも尾翼には女の人のエンブレム……もしかしてラーズグリーズか?

 

<<オイオイ…敵さんイージス艦か…?>>

<<みたいですね…>>

<<まぁ大丈夫だろ、オイラの…>>

<<チョッパー、グリム、油断しないで>>

<<へいへい、そういうナガセこそ気をつけろよ>>

<<わかってる>>

 

そう言って敵機は散開し夕立と島風に機銃で攻撃、2人とも全速で回避行動を取るが銃弾は1発も外れる事は無く全弾命中、そのせいで2人とも中破になってしまった。

 

「かなり悔しいっぽい…」

「はーやーすーぎー!」

 

……間違いない、こいつらラーズグリーズだ。前世で見たことある。

初演習の相手がラーズグリーズとはね……よし、やるか。

 

まず8発のスタンダードを発射した。

ミサイルは吸い込まれるように4機のF-14に向かって飛び……ギリギリのところでチャフやフレアを一切使わずにあっさり回避された。

……ミサイルを機動力だけで回避って何なのこいつら

 

「あたごさん、あの2、3番機は私に任せてください」

「えっ?大丈夫なのか?」

「狙った獲物は逃がしません」

 

そう言って穏やかな笑みを浮かべたみらいのVLSから2発のシースパローが発射された。

まず2番機の上から回り込むようにシースパローが追尾、それを回避するように旋回しながら低空に降りて来た所をもう1発のミサイルで追いかける。

だがこの2発もギリギリの所で回避された。

 

「やっぱり無理か…」

「いえ…まだです」

 

敵機が上昇しようと機首を上げ、後ろを見せた瞬間、完全に後ろを捉えたシースパローが1発発射。回避の為、フレアを出しながら下降するが高度が低かったため大して加速できずにミサイルが命中した。

 

「ふふっ、後で言っておいてください。そんな飛び方じゃ命がいくつあっても足りませんよって」

 

そう言ってウインクしながら背後に主砲を向けて発砲、後ろから接近していた3番機を撃ち落とした。

何でチート性能を持った俺より強いのこの人。

 

「じゃあ後はお願いしますね」

「よし、任せろ」

 

とは言ったものの、みらいみたいな芸当は出来ない……

けど幸い、VLSに残ってるSM-2は82発、質でダメなら数で勝負できる!

思い切って1機当たり10発、計20発のミサイルを発射、その瞬間敵機は残弾ミサイルを全て発射してきた。

 

「ミサイル近体制!EA攻撃始め!CIWS、AAWオート!!」

「わかりました!」

 

さっき撃ったミサイルの軌道を変えて迎撃に回す事は出来るが、そんな事をすると撃墜率が下がるので全て俺とみらいのチャフやCIWSや主砲で対処する。

 

「電探はノイズだらけ……もう何が何だか分からないっぽい…」

「私もです、少し混乱してきました」

「速すぎて…追いつかないよ…」

「……私の41cm砲……出番まだだろうな…」

 

周りで長門達が壊れたようにガックリしてるけど気にしないでおこう。

敵ミサイルを全て迎撃し、敵機をみると流石にチャフをばら撒いても10発も避け切れなかったのか4番機は1発被弾し黒煙を吐きながら降下、ベイルアウトしていた。

そして1番機の方を見ると……またしてもチャフやフレアを一切使わず華麗に回避、そして補給のために全速で離脱していた。

なんでコイツこんなに変態機動なんだよ。

 

「あたごさん!新たに艦載機の発艦を確認、これで敵機の数は43機になりました!」

「わかった。加賀さん!もう全機発艦させてくれ!とゆーかそうでもしないと第一次攻撃隊が全滅する!」

「わかりました」

 

レーダーを見ると最初に発艦した第一次攻撃隊が敵機と交戦に入っていた。

数で圧倒的に劣る為、海鳥を除いて最初はかなり劣勢だったが増援が到着すると徐々に巻き返し、制空権を獲得した。

新しく航空機が出てこない所を見るともう敵の艦載機は撃ち落とされて残り0と考えても良さそうだな。

 

「さて、後は相手がイージス艦かどうか報告を待つだけか……」

 

万が一今ミサイルを発射して敵がイージス艦だったらそのミサイルは全て撃ち落とされる可能性が高い。

とゆーか俺とみらい合わせてハープーン16発とトマホーク3発、不用意に撃てば確実に落とされる、それだけは避けたい。

そう思った瞬間、海鳥から報告が入った。

 

《シーフォール、フォーチュンインスペクター!てきかんたいをはっけんしました!》

「わかりました、私とあたごさんに映像を回して下さい!」

「りょうかい!」

 

海鳥から送られて来た映像には赤城、電、そして情報収集艦と空母と思われる現代艦が2隻いた。

たぶんケストレルとアンドロメダだな。

 

「よし、ハープーンを発射するから同時に散開して攻撃してくれ!」

《りょうかい!》

「みらい、俺は現代艦の方の空母に3発のハープーンで攻撃するから同時にみらいは情報収集艦の方にハープーンを同じ数だけ発射してくれ」

「わかりました!」

 

これに加賀さんの攻撃隊が加われば空母と情報収集艦は確実に撃破する事ができる。

 

「んじゃ、ハープーン発射ァ!」

「ハープーン対艦ミサイル、攻撃始め!!」

 

俺とみらいの発射機から3発ずつケストレルとアンドロメダに向けてハープーンが発射、同時に攻撃隊が攻撃に移った。

ケストレルは俺が撃った1発目のハープーンを15km手前でシースパローで迎撃、2発目は3km手前でCIWSで撃ち落としたが3発目は迎撃出来ずに被弾、更に攻撃隊からの攻撃を受けて大破していた。

これでラーズグリーズは着艦出来ないだろう。

アンドロメダの方はみらいのハープーンを1発目は迎撃したものの残りの2、3発目は全弾被弾して轟沈の判定が出た。

 

「よっしゃあ!後は無力化された空母と艦載機が残り0の赤城と電だけ!」

 

主砲の射程まで後5kmぐらいだけど……残りは攻撃隊に任せても良さそうだな。

後はここで待機してレーダーを眺めながら無線を聞くか。

 

《こちら赤1!あのくちくかんをやる!ぜんきつづけ!》

《《りょうかい!》》

《いくぞー!》

《よし、これで終わ……(ブッ》

《赤2とのつうしんがとだえた!》

《ひるむな!》

《なんだ…?あのくちくかん、ぎょらいをもって…》

《とらえた!1000ポンドのひのたまを……くらいやがれ!》

《まて黄6!回避しろ!ブレイク!ブレイク!》

《なっ……うわぁぁぁあ!(ドカンッ》

《あのやろう、ぎょらいをなげてきやがった!》

 

……あれ、もしかして負けてる…?

しかも魚雷を投げるってどういうことだ…?

 

《おれにまかせろ!われにひれふせ!ひっさつ!スーパー(ゴズッ》

《緑1!おうとうしろ!それかなりカッコわるいぞ!》

《こちら赤1!ほうわこうげきをかける!ぜんきオレにつづ…オイ……うそだろ…(ドゴァ!》

 

赤1との通信が途絶えるのと同時にみらいが叫んだ。

 

「目標探知!120度!約260kn!目標群アルファ8機!目標群ブラボー11機!」

「まだ艦載機あったのかよ!?てゆーか何でこのタイミング!?」

 

その答えは敵の傍受してる無線から出た。

 

<<オメガ1、エンゲージ>>

<<オメガ2、エンゲージ>>

<<オメガ1、イジェクト!>>

<<オメガ3、イジェクト!>>

<<オメガ4からオメガ10、エンゲージ>>

<<オメガ7、イジェクト!>>

<<オメガ11、エンゲージ>>

 

あ、なるほど。最後の切り札的な存在じゃなくて……すぐにベイルアウトするから出撃させたく無かったのか……

しかもオメガ3なんか交戦する前に脱出してるし……てゆーかレシプロにイジェクションシートなんてあったっけ?

ん?アレがオメガ隊なら残りの8機は…?

 

《たいへんだ!のこりはぜんいんリボンつきだ!》

 

前世で聞いた事のあるセリフが聞こえた。

あ、切り札持ってたのね。




はい、とゆー訳で!
今回は1作の映画と2作のゲームのネタが入っております!
何かわかるかな…?

更新送れたぶんいつもの倍ぐらいのボリュームにしてみました!
次回は今回みたいに時間を開けずに割とすぐに投稿出来ると思います!
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