【速報】ブルマ寝取ったったwww【悲報?】 作:粗品もんすたー
「
「お願いします!」
「おう」
BS軍西エリア基地、訓練場。
元気よく声を張り、頭を下げて構えを取ったのは、まさかまさかの弟弟子達だった。
桃白白がどこかから発掘し、鶴仙人に紹介して弟子にさせてあげたという少年達。
なんと驚きの人物、天津飯とチャオズだった。
まだ幼さの残る外見からして、天津飯は10歳ぐらいだろう。髪を剃って剃髪にしている少年の表情は硬く、緊張感を素直に出してしまう生真面目さが透けて見えている。一方のチャオズ……。
ん?
キョンシーぽい恰好なのは知ってる通りだが、現時点でほぼ漫画初登場時の容姿に似てない?
漫画の画と現実の人はかなり差がある。鶴仙人も桃白白もそうだし、ブリーフさん、なんなら神龍もそうだから一概に断定できないが、漫画の登場人物を実写化したらこうなる、みたいな姿だ。
まさかチャオズって、これから数十年間も容姿がほぼ変わんないのか? 実は俺と同じで不老?
いや、別に不思議じゃないよな。天津飯は額にも目があるし、ピッコロとかみたいな宇宙人も地球にいる。獣人がいたり、魔族もいる。恐竜も生き残ってるのだから、誰も知らないだけで宇宙人と地球人の混血はざらにいてもおかしくない。チャオズも姿がほぼ変わらない宇宙人の血が混ざってるかもだ。
たぁっ! と⸺⸺掛け声を上げて飛び蹴りを仕掛けてくる天津飯をいなし、チャオズが超能力で何かしてくるのを氣の圧で無効化しながら、兄弟子らしく二人との組手をおこなう。
流石に俊敏だ。まだ鶴仙人に弟子入りして日が浅いだろうに、そこそこキレがある動きをしている。天津飯の格闘の腕も、超能力を操るチャオズも歳の割に破格の潜在能力があるのが伝わった。
「イ゛ッ゛⸺⸺!?」
数十分ほど反撃を一度もせず受けに回って、息を切らしはじめた天津飯の額を小突く。チャオズにはエア・デコピンで風圧を飛ばした。すると二人の少年はたたらを踏んで悶絶する。
俺は肩を竦めて師匠に目線を送る。
「なかなか筋がいい子供達ですね」
「だろう? 貴様と違って可愛げがあるわ」
相手にもならないのは百も承知だった鶴仙人は皮肉げに鼻を鳴らす。
鶴仙人は俺を弟子の孫としては見ているし、最初の頃は弟子として扱ってくれてたが、今はもう弟子なんかじゃないわと突き放されてしまっていた。最初から俺の方が戦闘力が上だったのもあるが、武術も教えることが何もなくなったからだ。気功術の巧みさ、武術の腕、どれも上の奴は破門らしい。
だが鶴仙人は未だに敬うべき師だ。これから先も、道を踏み外さない限り敬意は不変である。
確かに純粋な戦闘力や技術は超えたが、武術への理解度の深さ、発想力、経験値では遠く及ばない。
俺の『金剛圏』にも助言を貰ったし、界王拳をモデルにした奥義『玄奘法』も見てくれてる。これで俺は師を超えた、なんてデカい態度はできない。ナメた振る舞いは却って俺を貶めるだけだ。
「で、
鶴仙人は俺に破門と言っておきながら、自分と同じ仙人号の霊仙と呼ぶようになった。
対等になったんだぞ、喜べよ、みたいな扱いである。
俺をそう呼ぶのは鶴仙流の人だけなんで、単なる愛称みたいなノリでしかないけどな。
俺は知ってる事は一旦脇にどけて、今の組手だけで感じたものを伝えることにした。
「天津飯は真っ直ぐですね。性格は初対面なんで分かりませんが、拳を合わせた印象だと絡め手は苦手で、戦術には適性がなさそうです。武人肌、という奴でしょう。正統派ですね」
「……ふぅむ。殺し屋は廃業しとるし、それもよしとするか。で、チャオズは? 貴様の見立てを試してやる、率直な意見を言ってみよ」
「うーん……チャオズが使っていたのは超能力ですか? 俺とは力量差があってよく分かりませんでしたが、武術の腕よりも気功術を磨いた方が伸びそうな気はします」
なるほど、なるほど、と頷きながら鶴仙人は口を噤み自分の髭を弄る。
これから二人をどう鍛えるか、方向性を考えているのだろう。
手持ち無沙汰になった俺が待っていると、それに気づいた鶴仙人がひらひらと手を振った。
「ん? ああ……霊仙、貴様はもういい。用は済んだ、仕事に戻ってもいいぞ」
「はは……便利扱いですか。ま、いいですがね」
つれない態度に思わず笑ってしまっていると、立ち上がり姿勢を正した天津飯達が頭を下げてくる。
「霊仙様、手合わせありがとうございました!」
「⸺⸺ああ、うん。俺とはあまり顔を合わせる機会もないんだろうが……ま、頑張れよ」
「はい!」
おい、さっさと行くぞと鶴仙人に急かされた少年達はいそいそと立ち去っていく。
俺はそんな彼らを見送りながら、奇妙な感慨を覚えてしまっていた。
そっか……そりゃそうだよな。ブリーフさんは俺の方から会いに行ったし、ブルマちゃんも似たようなもんだったから余り実感してなかったが、俺って孫悟空達の世代よりかなり上なんだな。
知識でしか知らないが、未来の偉人だと分かってる人達より上の世代だってのには不思議な気持ちになってしまう。俺は頭を掻いて、意識を切り替える。今日のスケジュールの消化に移る事にした。
⸺⸺翌日。
早朝からCCに赴くと、何やら忙しない空気が漂っていた。
なんだ? 警備員に会釈し、顔パスで中に入ると、そこには一台のリムジンが停められている。そしてブリーフさんや彼の妻パンチーさん、娘のタイツちゃん……そしてブルマちゃんがいた。
俺が来たのに真っ先に気づいたのは、やはりというかブルマちゃんだった。パッと顔を輝かせて駆け寄ってくるのに、俺は微笑を漏らして抱き上げる。幼女の服装で事情は完全に察した。
「三蔵さんおはよっ! 来てくれたんだっ」
「おーう、おはようブルマちゃん。朝から元気が良いね。今日から学校かぁ……楽しみだねー?」
「うん!」
にこにこしてるブルマちゃんは、俺が自分の学校デビューを知っていたと決めつけてたようだ。
全然知らんかった。言わんけどな。
きゃっきゃと笑顔を弾けさせるブルマちゃんを肩車してやってると、苦笑しながらブリーフさんが片手を上げ、CCの中に入っていく。人工重力発生装置の準備をしに行ってくれたのだろう。
代わりに寄ってきたのは、パンチーさんとタイツちゃんだった。
「ハロー、サンゾウちゃん! ブルマちゃんのこと、覚えていてくれたのね!」
「おはようございます、奥さん。当然じゃないっすか、日頃お世話になってる方の娘さんですし」
「さっすが色男は違うわねー。ブルマちゃんも男を見る目があるみたいでよかったわ!」
「はははは………」
旦那がいるのにちょっかいを掛けて来ようとする、美人だけど困った人であるパンチーさん。
愛想笑いでやり過ごすと、今度はタイツちゃんが肩で割って入ってパンチーさんを強引に退かせた。
「はいはい、ママ邪魔よ邪魔、とっとと退いて」
「あんっ、もうなんなのよタイツちゃんー!」
「パパがいるのに他の男に色目使うなって言ってんの。あたしもサンゾウさんに用があるし」
俺? 用があるってなんなんだ……?
タイツちゃんは俺の知識の中だと影も形もない女性だ。
だがこうして実在している。
ブルマちゃんより10歳以上も年上の実姉で、金髪は母親譲り、黒目は父親譲りの美女である。
ブルマちゃんより11個年上だったから、今は18歳だな。前にはタイツちゃんが16歳で大学を卒業した時に会ったことがあるぐらいで、以後はほぼ接点がないまま東の都に引っ越していた。
妖しい笑みを顔に貼り付けて近寄ってきたタイツちゃんは、じろじろと俺の顔を見上げてくる。
「久しぶりサンゾウさん、あたしのこと覚えてくれてる?」
「久しぶり、覚えてるよタイツちゃん」
「あ、覚えててくれたんだ! ひゅぅっ! 東の都でも抱かれたい男ナンバーワン、天下のサンゾウさんは中身もイケメンなんだね!」
うーん、美人だ。強気なこの感じ、イイね。普通に惹かれる。この娘もハイスペックだしな。
でも女性に寄られた経験だけは山ほどある。どんな意図の視線なのか、なんとなく察せられた。
タイツちゃんは女の子っぽい空気で、ミーハーな態度で体を寄せて来てるが……なんか探ってるな。
よっ、と肩車してたブルマちゃんを下ろしてあげる。なんだか面白くなさそうにタイツちゃんを睨んでるが、タイツちゃんがひらひらと手を振ると通じ合ったらしく、機嫌を直して俺の服の裾を掴んだ。
「……ふーん。ほんと、凄いイケメンね。サンゾウさんって今、何歳だっけ?」
「28歳だよ」
「ワオ、あたしより10も上なんだ! へぇ!」
そう。俺、28歳なんだよな。20歳で不老になってから8年も経ってる。
普通なら20歳の男は顔にガキ臭さが残ってるもんで、三十路が近づくにつれ成熟していくもんだ。だが俺は不老なせいでガキっぽい顔は変わってない、流石にそろそろ怪しむ人も出て来そうだった。
で、その怪しむ人の第一号が、タイツちゃんだったわけだ。
「⸺⸺ね、ね、タイミングが悪くてあたしは知らなかったんだけどさ、サンゾウさんって宇宙船をパパにあげたらしいじゃない。実はサンゾウさんって宇宙人だったりする?」
「ご期待に添えず申し訳ないけど、生まれも育ちも地球だよ。言ってない事情はあるけどね」
「言ってない事情って?」
「いい男には謎がつきものってな。あんまり詮索しない方がいいと思うよ⸺⸺って他の所なら言うとこなんだけど、タイツちゃんは日頃世話になってるブリーフさんの娘さんだし、教えても良いかもね」
タイツちゃんはSFの小説を書いてるようだったから、俺に何かを感じて興味を持ったようだ。
なになに? と身を乗り出して聞いてくる女の子に、俺は稚気を混ぜつつ返しておく。
「俺は不老なんだ。歳を取らないんだよ。年齢の概念がない……っていうか、封じられてる」
「え? それってどういうこと?」
「魔法使いに呪いを掛けられたんだ。誰かを心から愛さない限り永遠に解けない不老の呪いをね」
「……ぷっ。なにそれー!」
女の子が好きそうな言い回しだ。案の定、タイツちゃんにウケたみたいで吹き出してくれた。
本当の事だと信じてはくれないだろうが、詳しく話す気はないってのは察してくれるだろ。と、同時に、宇宙船とかいうオーバーテクノロジーが実在してた事も合わせ更に好奇心を刺激されてるはず。
……いかん。なんで俺、下半身がムクムクしてそうなことやってんだ? 幾らタイツちゃんがストライクゾーンに入ってる可愛い子だからって、狙いにいくつもりはねえってのに。
でも咄嗟に出したネタで、不老は呪いで愛する人が云々ってのは今後テレビとかでも使えそうだな。そろそろ俺の外見が変わらな過ぎてるのに、違和感を持つ人が出てきてもおかしくないしな。
こういうことを話しとけば、若作り頑張ってるんだと思う層と、本当にそうなんだと信じる層に別れて勝手に論争をはじめ、とうの本人そっちのけで盛り上がってくれるかもしれんしな。
本気にした一部のやべぇ奴が、貴方の呪いを解けるのは私よって押し掛けて来そうではあるが、そういうのは基地の奴らにシャットアウトしてもらえばいいし。
「サンゾウさんモテそうぉ〜! 女の子の転がし方ウマそうだもん」
「正解。モテモテだよ俺。モテ過ぎて逆に遊べないレベルで」
「あぁ〜……まあ、サンゾウさんの立場だったらそうなるか。なーるほどねー。……あれっ?」
タイツちゃんがブルマちゃんに視線を落とす。
ぷくっと頬を膨らませ不満げな表情をしている幼女に、お姉ちゃんの顔になった女の子は苦笑した。
「………お姉ちゃん」
「ごめんね、ブルマ。大好きなお兄ちゃん借りちゃって。そろそろ行かなきゃいけない時間なのにね。サンゾウさんもごめんなさい、大事な時間あたしなんかに割かせちゃって」
「いいよ、別に気にしなくても。それに
「あはは! お上手!」
「そうだ、久しぶりに会えた記念にこれを上げるよ」
何くれるの? って顔をするタイツちゃんに自律気弾、金剛圏を掌から出してプレゼントする。
初見のエネルギー波、気弾に驚いたタイツちゃんに手渡すと、おっかなびっくり受け取ってくれた。
「わわわっ!? なにこれ!?」
「秘密。二日ぐらいで消えるだろうけど、タイツちゃんって作家さん目指してるんだろ? こういう不思議な物に触れて、インスピレーションが湧いたらいいなって思ってプレゼントさせてもらうよ」
「へぇ……ありがとう、サンゾウさん。二日で消えるんなら嵩張らないし、とりあえず貰っとくわね」
美容、体調快復、色んな良い効果が付属したものだ。
最近は俺の修行も順調で、金剛圏を同時に四つ出しても二日は維持できるようになってるから気軽にできる。タイツちゃんが東の都に帰るまで守れるし、なんなら護衛として日替わりで交換可能だ。
と、俺がタイツちゃんに渡したのが、自分が日頃貰ってるウサギちゃん人形と同じものだと勘づいたのか、ブルマちゃんが俺の脛を蹴ってくる。ご機嫌斜めで不満げな様子を隠してないその行動を見て、ニヤニヤと笑っているタイツちゃんに俺は肩を竦めた。
「あははは! すっごく好かれてるじゃん、サンゾウさん何したの?」
「別に何もしてないよ。や、ホントに。好かれて嫌な気はしないからいいけどね」
「サンゾウさんの呪い、ブルマちゃんで解けちゃったりして!」
「はは、冗談キツいって。下手しなくても親子レベルで差があるんだよ? ブルマちゃんも今だけさ、身近にいる大人の男ってんで、物珍しさで懐いてくれてるんだろう」
ぶっちゃけマジで何もしてないからな、俺。子供にありがちな、近所のカッコイイ・カワイイ異性に憧れる、そういうアレだと思ってる。俺も子供に好かれるのは気分が良いから放置してるだけだ。
言われたら嬉しいからって、子供の「大人になったら〇〇さんと結婚する!」って台詞を本気にする奴はイタいだろ。せいぜいブルマちゃんが大人になったら、からかうネタにするだけだ。
「三蔵さん、みんなと話し過ぎ! わたしのために来てくれたんじゃないの!?」
「おっと……お嬢様がお怒りだ。悪かったよ、代わりと言ってはなんだけど、今日は特別に俺も学校に行ってあげようかな?」
「⸺⸺ほんと!? 一緒に行ってくれる!?」
「ああ、みんなが許してくれるならね。写真もたくさん撮ってあげるよ」
「やった! じゃあ行こ、すぐ行こ! いいよねママ! お姉ちゃん!」
車の前で待ってた運転手が苦笑して頷く。タイツちゃんに追いやられてたパンチーさんも、丁度いいタイミングで出て来たブリーフさんも了承してくれた。
ブリーフさんはカメラを持って来ていて、正装を着込んでかっちりした恰好だ。
「話は纏まったかね? それじゃあ行こうか。
「はい、かしこまりました!」
………どうやらブリーフさんは、こういう話の流れになると読んで、人工重力発生装置の準備ではなく外出の支度をしていたらしい。天才ってのはこういう流れを読む力もあるんだな。
ちなみに、CC一家の運転手を務めるのは、俺がBS軍から紹介した兵士のサタンくんだ。
どこかで見たことのある気がする青年である。武道家を志して、高名な鶴仙人がいるBS軍の門を叩き弟子入りを志願し、桃白白の課す訓練に耐え切って俺の緋色隊に推薦されてきた。
舞空術を会得して、気功術も修めた優秀な戦士にはなってるから、CC一家の身辺を警護する意味を説明した上で、ブリーフさんにも話を通し運転手として家の近くに置かせてもらってる。
そうして俺はCC一家+サタンくんと、ブルマちゃんが通うことになる学校に向かった。
入学式を終えて、写真も撮って、レストランで食事をして。
終わった頃には夕方になってしまっており、いまさら修行する時間はなくなっていた。
「⸺⸺すまないねサンゾウくん、わざわざ付き合ってもらって」
ブリーフさんは申し訳なさそうな事を言ってくるが、顔は全然普通のままだった。
俺は別に気にしてない。苦笑して受け入れる。
「いいですよ、別に。むしろ他人の俺が割り込んじゃってるんです、謝るならこっちの方です」
「そんなこたぁない。今更君を他人扱いする奴はいないとも。ま、それでも君の貴重な時間を勝手に使わせてもらったんだし、お詫びに差し出さねばならんものはある。という訳でこれを受け取ってくれ」
言いながら押し付けてきたのは⸺⸺スマートフォンだった。
まだ世の中はゴツい携帯電話が一般的なのに、数段飛ばしで小さなカード状の機械を作ってくれた。
俺がスマホ形式を依頼したってのもあるが、これは……。
「
「うん、そうじゃ。わしの力作、スカウターの完成品じゃとも」
顔につけるタイプじゃない。だがこれは紛れもなくスカウターだった。
説明書……仕様書も渡してくれるのに、俺はその場で目を通す。
目標の位置を特定する索敵機能。
目的までの距離や方角を算出する誘導機能。
表面化している氣の数値換算による戦力の可視化をする分析機能。
無線音声通話を可能にし任意で通信傍受もできる通信機能。
⸺⸺これらを一元的に搭載した装置だ。
モデルタイプだった、俺の話の中でしか存在しないスカウターと違って、このCCスカウターは分析機能の許容値が桁外れである。測定限界は現時点で脅威の五千万を記録しており、測定限界を超えてもエラーを吐くだけで故障しない。これは本来の性能にリミッターをかけているからで、本当の測定限界値は一億に達しているらしい。……すご過ぎて言葉にならない。空いた口が塞がらなかった。
「ぶ、ブリーフさん……これ」
「ま……わしがここ数年、これの開発にだけ心血を注いだんでな。これぐらい普通じゃよ、普通」
震えた声で見ると、ブリーフさんは照れ臭そうに謙遜した。
いや………天才って言っても限度があるだろ。俺はそう思ってたが、真の天才はその『限度』ってのを軽々と超えてくるもんなんだな。この人、俺の認識が甘かっただけで、娘以上の天才なんじゃないか? 話に聞いただけで、ゼロからはじめてここまでの物を完成させるとは思わなかった。
深く頭を下げて感謝すると、ブリーフさんは本気で照れくさくなったのか、今日はもう帰ってくれと言って追い払おうとしてくる。人工重力発生装置は明日からでもまた貸してやるからなと。
俺は素直に従った。何度もありがとうございますと言って帰路につく。
懐に入れたCCスカウターを大事にしよう。あの天才のことだ、今後も必要に応じてアップデートしてくれるかもだが、このはじめてもらった物は記念として永久保存品にしておこうと心に決めて。
基地に帰ると、俺は上機嫌さを隠しもせず、今日も今日とてお仕事と訓練を頑張ってたバイオレットに声を掛けることにする。
「バイオレット、君を明日から緋色隊に配属させようと思う。どうかな?」
俺がそう言うと、18歳になっていたバイオレットは顔を輝かせた。
お願いします! と嬉々として受け入れる少女に俺も笑顔になる。
予想以上の仕上がりだったが、CCスカウターも手に入った。
もう……いいだろう。
豆知識。
霊仙って、実は日本唯一の三蔵法師の称号を得た僧なのだ。
タイツちゃん。
ドラゴンボール超が初出。
作者が超設定の、ドラゴンボール前日譚を知らなかったからこういう感じの人に。
ジャコと出会ってない、そもそも地球に来てない。だから宇宙人を知らない。前日譚の漫画みたいな冒険は未経験。
サタンくん
ミスター・サタン(マーク)じゃない。本名サタン。
ってつもりだったけど、緋色隊はヒーロー隊なので、コードネームでサタンってしてるというのも面白そうな気がしてきた。