【速報】ブルマ寝取ったったwww【悲報?】   作:粗品もんすたー

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いるもの、いらないもの

 

 

 

 

 

 暗室の褥で肢体がうねる。

 

 じゅるりと吸い、啜り、ちろりと掬う舌先が突起をねぶる。

 

 肉と肉が打ちつけ合うのに水音が混じり、あられもない嬌声が奏でられた。

 

 交わされる情は、色。そそり立つ肉の槍に貫かれるのに、痛みもなく悦ぶのは一匹の雌。

 

 猿の尾が高揚に逆立った。肉と肉が刻み、奏でるリズムが早まっていく。

 絹を噛み締める歯から、雌の吐息が艷やかにまろび出て、押し寄せる官能の波が心身を絶頂へ導く。雌の締め付けが吐精を促し、一拍の間。ぴんと伸ばされた脚と、痙攣する肢体が雌の本能を映す。

 

 はく、はく、はく、と。

 陸に打ち上げられた魚のように、口を開閉させる。

 絡みつけていた両脚が、雄の腰から離れた。

 

 くたりと頽れた女体を抱き、横たわらせてやるのは一匹の雄。依然精気に満ちた槍を仕舞うつもりは毛頭なく、久しく吐き出せていなかった欲望を、余さず発散するつもりのようだった。

 力尽きた女体を横たわらせたのは、体位を変えただけの事。蕩けた肉を貪る交情の宴は終わらない。夜明けは遠い、仄暗い恩讐の念を秘めていながらも、剥き出しの本能に身を任せる。

 

 

 

 よく躾けられた犬だ。飼い主を選ぶ頭もない。

 

 

 

 ⸺⸺お嬢様が猛特訓と猛勉強の末、BS軍でトップエリート部隊である緋色隊に上り詰めた。

 

 たった三年でだ。まだ早いんじゃないか、まだ若過ぎるといった声は散見されたものの、概ね好意的にお嬢様への人事は受け止められた。BS軍の兵士達は選りすぐりの精鋭で、正義心の強い人間ばかりで構成されていたからだろう。妬み嫉みは多少あっても、呑み込める程度で済んでいた。

 

 なにせBS軍西エリア基地にいる兵士達は知っている。

 

 十五歳のお嬢様だったバイオレットが、三年間一度も弱音を吐かずに、厳しい指導を乗り越えて来たことを。実力的にはBS軍の精鋭にはまだ遠く及ばないが、家柄を考慮に入れると広告塔としての仕事はこなせる。そうした働きを加味しての人事だと分かっていれば、実力不足も十分許容できた。

 

 泣ける話だな。

 

 うら若き良家のお嬢様が、憧れの英雄様にお近づきになりたくて頑張ってるんだ。

 更に美少女ともなれば応援したくなるし、その健気さに胸を打たれる奴も出てくるだろう。

 感動的だな。でも残念、コイツはRR軍のスパイだ。傍に置いて副官扱いをしてやって、広告塔として使うために色んなところへ顔を出した。一緒にいる時間をいっぱい増やしたよ。

 

 そうして目出度くベッド・イン。美人系のかわいい子と、しっぽり楽しませてもらった。

 

 社交で出たパーティーの席で、高官さんから珍しく酒を勧められ、たらふく飲んだ当日の夜だ。酔っ払ったふりをした俺に体をくっつけて来て、色仕掛けしてきたのを食べさせてもらった形だ。

 当然俺はシラフである。自意識は固定していたし、演技でそうしていたに過ぎない。

 俺が気持ちよくなって寝入ったふりをしていると、バイオレットがぎこちなく起き上がって、股から俺のもんを掻き出して、試験管に似た器に入れて保存したのを、しっかりと確認していた。

 バイオレットが器を隠し、こそこそベッドに戻ってきて同衾した直後だ。俺は彼女が認識できない速さで動いて意識を刈り取り、器の中身を氣で消滅させ、念の為用意していた猿の精液を同封した。

 

 この時のために、俺はRR軍の息が掛かってない、政財界と軍部のお偉方に根回しをしていたんだ。

 

 CCスカウターの性能を伝え、実演もして、気功術へのプレゼンをし、氣の存在を教えていた。

 地味に大変だったぞ。バイオレットが来た三年前からはじめていたが、信じてもらえるまで何度骨を折らされたことか……物分りの悪さに何回ブチ切れそうにさせられたか数えたくもない。

 CCスカウターも少数ながら量産して、信頼できる人にだけ渡して内偵もしてもらった。意外と人造人間が政府の重要人物と入れ替わってるのが分かった時、みんな戦慄していたな。俺もだが。

 

 そこまでして待ちに待っていた時が来た。

 バイオレットを抱いた翌日。図ったように三年間沈黙を保っていたRR軍が、西の都へ大々的に攻撃を仕掛けてきた。大量の無人兵器と有人兵器で、ミサイルを降らし重火器をぶっぱなしてくれたのだ。

 目的は読めてる。俺の目を引きつけたかったんだ。だから俺の管轄してる西エリア、しかもブリーフさん達のいる西の都を狙った。絶対に俺が出撃せざるを得ないようにしてやがったよ。

 

 俺はわざとそれに乗った。見え見えの狙いに乗って、西の都に血の一滴も流れないように少し本気を出しつつも、同時進行で基地の部下達に『作戦』の開始を命じた。

 

 基地から密かに抜け出していたバイオレットはスルー。出撃したBS軍は警察とも連携し、CCスカウターで特定していた人造人間を強権的に逮捕した。この行動は物議を醸すだろうが、相手は人間じゃない、機械だ。人権を考慮する必要がない相手となれば、政治的にも倫理的にもどうとでもなる。

 

 RR軍が予想してるより早く、無人兵器は殲滅して、敵兵士は全員殺さず無力化して逮捕した。

 CCスカウターを使って敵軍の通信を傍受し、秘匿回線を暴くと情報部の部下達に『西の都で戦闘はまだ続いている』という偽情報を流させて、後の始末は任せ単独行動に移る。

 バイオレットの氣を探知し、すぐに追いついた俺は気配を消して尾行した。昨日抱いたばかりの少女は⸺⸺よく躾けられた犬らしく、数時間も車を走らせRR軍の隠された基地に入っていく。

 

 行き先は北の都の近くにある山の中だった。

 洞窟を改造した秘密の研究所らしく、車を停めたバイオレットは、出迎えに来たRR軍の兵士に敬礼する。どうやら左腕の肘辺り、皮膚の下に識別証のようなチップが埋め込まれてたらしい。それを認識した兵士がバイオレットを中に通した。

 俺は外で待ち、研究所の奥に案内されたバイオレットが立ち止まった瞬間⸺⸺氣を解放する。

 全速力で研究所に突入し、自律気弾をバラ撒いて中にいた研究員や兵士を残らず()()()にした。

 

 例外は、バイオレットと一人の男のみ。

 

 

「き、貴様は⸺⸺!?」

「うるせぇ、黙れ」

「閣下!? なんでここに……」

「お前も黙れ」

 

 

 見つけた。

 見つけたぞ、ドクター・ゲロ。

 

 頭頂部が禿げ上がり、側頭部にしがみつく髪に白いものが混ざり始めている中年の男。

 壮年に差し掛かる前の白衣の男は、見たことがないほど邪悪な氣の持ち主だった。

 いや……邪悪というよりも、醜悪といった方がいいかもしれない。

 

 言いたいことがあった。言ってやろうと思うこともあった。だが全て無意味、全部無駄だ。

 有無を言わさずゲロの顔を片手で鷲掴みにし、雌犬は頭に手を触れ氣を流し込んで気絶させる。

 

 

「ワリィがお喋りに付き合ってやる気はねえ。お前の脳みそしか要らねえんだ、俺はよ」

「んんんんン、うぐぐ⸺⸺!!」

「じゃあな」

「んぐっ!?」

 

 

 口を利くだけで舌が腐りそうだ。片手でゲロを宙吊りにし、もう一方の手に氣の刃を形成した俺は、一息にゲロの首を刎ねる。ぼとりと体が床に落ちると、エネルギー波を放ってその体を消滅させた。

 掴んだままのゲロの頭には回復の氣を送り延命させ、雌犬を担ぎ、外に出ると研究所内部で破壊の限りを尽くさせていた金剛圏を全て炸裂させ、ろくでもない施設を跡形もなく爆発させる。

 

 

「こっから忙しくなる。その前にやることやっとかねえとな」

 

 

 俺は一足先に空を飛んで基地に戻り、司令室に用意していた水槽へゲロの生首を入れる。

 俺の氣をふんだんに含めている溶液が詰まってる。回復術の出力を上げると、ゲロが目をカッと見開いた。声帯は残したままだったから、混乱したまま何事かを喚きはじめるが黙殺した。

 ゲロがちゃんと生首だけでも生きているのを確かめた俺は、今は一旦金剛圏を一つ置いて退室する。金剛圏が消える頃に交換してやれば、このままゲロが死ぬことだけはない。

 

 雌犬……バイオレットは基地に残していた、バイオレットの世話役をしていた女兵士に預けた。特殊任務を達成した後だ、錯乱してるかもしれないが、暖かく見守ってやってくれと言い含めておいて。

 奴とは後で会う。飼い主を選ぶ頭もない犬だ、躾け直して誰がご主人様か教え込む必要がある。

 だが、聞き分けがない犬なら始末するだけだ。

 別に性のはけ口にするつもりはない。BS軍で頑張ってたのは本当だし、まだ二十歳にもなってないんだ、やり直す道は用意してやるのが人情ってもんだろう。

 

 それはそれとしてお片付けの時間だ。

 

 色んな所に入り込んでいたRR軍の手先、人造人間をBS軍が鹵獲していっている。

 桃白白も動いてくれて、戦闘能力を有している個体は倒してくれているだろう。手に負えない奴がいたら無線で俺に救援要請が来る手筈だが、それがない今は順調にいっている証である。

 

 お掃除が進み、鹵獲した人造人間が機械だと証明されると、政府は上に下にの大混乱に陥った。

 そりゃそうだろうな。箝口令がしかれて民間に知らせるわけにはいかんってなるわ。

 ただまあ、読み通り今の段階での人造人間は、ただの機械人間ってだけで、戦闘能力は実装されていなかった。単なるスパイや内通者の役割しかこなせない個体だったのは幸いだろう。

 

 この事件は政府を震撼させた。可及的速やかな事件の終息と、今後の対応策が求められる。

 で、BS軍が対処したから発覚した事件だ。発言力は否が応にも高まるってもんで、政府がどうにかしろって指示を出すのも自然な流れだった。CCスカウター……政府に供出した際には別の名称を使った。俺はコイツは差出人が不明の発明品であり、これを解析し正規に量産するにはカプセルコーポレーションの技術力がいるって意見を具申する。こうすることでCCがこの件に噛めるようにして利益を回すんだ。

 

 もちろんブリーフさんには事前に話を通し、了承を得ている。ちょっとでも渋られたら俺が発明したことにして、利益はCCに回すつもりだったがその必要はなくなったのは良い事だ。

 俺が発明した事にしても、ゲロは首尾よく確保できてる。どうとでもできる自信はあった。

 

 忙しくあちこちを飛び回りながら局面を動かしていく。

 

 俺、思ったんだ。幾らこれからのために必要かもしれないからってさ、RR軍を孫悟空が冒険に出て壊滅させるまで、わざわざ存続させてやる必要はないよなって。わざと存続させてるのも色々無理があるし、そうすることでRR軍の脅威に怯える人達が大勢いるのを無視するのは人のやることじゃない。

 

 ってわけだ。

 

 RR軍は壊滅させることにしたよ、俺。

 

 悟空のパワーアップは、俺の方でなんとかするよ。

 

 

 

 

 

 

 

 




ここでの独自な設定固めた

サタンくん(25才)
ミスター・サタンことマークのパパ。マークはリングネームでサタンって名乗ってたんだけど、その由来は実は父親の名前だったんだよ!(ナ、ナンダッテー)武道家の父親に憧れて格闘技を始めるのだ!

マーク(サタン)は悟空の一個上ってのを忘れてたそこの君! 安心してくれ、作者も忘れてた。
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