【速報】ブルマ寝取ったったwww【悲報?】 作:粗品もんすたー
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「ヌゥゥウウウウウ、ォオオオオ⸺⸺!」
両脚を広げ、中腰になり、全力で力み、全身の筋肉を膨張させたまま氣を全開にするのは鶴仙人だ。
まるで別人。指摘すると怒られそうだが、かめはめ波を放つ亀仙人みたいに筋肉が隆起していた。
地面の砂利が微かに振動して、薄紅色の氣を発していた鶴仙人は、やがて力尽きたように脱力する。
「はぁ、はぁ……だ、ダメか……い、いけそうかって、ちょびっと思ったのだが」
「………」
地に膝をついて悔しがる達人に、俺はアホみたいに口を半開きにして絶句する。
す、すげぇ……と声にならず、口の中で感嘆の言葉が漏れた。
界王拳に類似した奥義開発を焚き付けてみて、その気になってくれた鶴仙人には悪いと思うが、あまり期待してなかった。だがどうだ、今しがた鶴仙人が見せた現象は原典に似通っていたんじゃないか?
体感でしかないが鶴仙人の氣が上がっていた。
微増だ、倍率で言い表せるほど明確じゃない。だが確実に鶴仙人の氣が上がっていたのである。
「い、いけてましたよ! 流石は師匠です、こんな短期間で、もう取っ掛かりを見つけたんですから!」
驚きも隠さず素直に賞賛の気持ちを口にする。ご機嫌取り目当てのお世辞じゃない、本心だ。
本気で凄い、マジでイカれてる。界王拳って習得してるのが悟空だけの、極めるのが相当難しい技だと思ってたんだが……なんでだ? なんで鶴仙人はこんなあっさり習得の入り口に立てた?
「師匠、今のはどうやったんですか?」
分かんないんだから聞くしかない。
俺が興奮を抑えて問い掛けると、乱れていた呼吸を整えてから鶴仙人は言った。
「うむ。まず全身に巡る氣の流れを、丹田を中心に左回転と右回転に分けたのだ。左回転させた氣を下半身に、右回転させた氣を上半身に回し、ちょうど丹田まで戻したところを衝突させた。後はぶつかり合った氣を逆に回す。左のを上半身へ、右のを下半身へ、そしてまた丹田のあたりで衝突させる。これを繰り返したのだ」
言いながらどっかりと腰を落として、地面に脱ぎ捨てていた上着を取って、気怠そうにしながら鶴仙人は袖を通した。そうしながら皮肉げに、かつ悔しそうに吐き捨てる。
「……気功術を極め、氣のコントロールを極めた暁には、鶴仙流最強の奥義が完成するだろうな。だがわしが極めるのは無理だ」
「師匠には……?」
「やって分かったのだがな、氣の技を極めるのも至難なのは分かろう? わしならできん事もないが、この技に必要なのは技術ではなく体の頑丈さだ。例えこれを完成させても、わしでは体がもたん。寿命を削る程度では済まず、体が内側から破裂するか、永遠に氣を練る事もできん体になるだろうよ」
鶴仙人の出した結論。
地球人の頑丈さでは使えない。使えたとしてもリスクがデカすぎる。よって、完成させるだけ無駄。
要約するとそういうことを言っていた。
界王拳を考案した界王も、この技を会得できていなかった。孫悟空には教えられたのに。
悟空が亀仙流を極め、気功術を磨き抜いていたからこそ、会得できたのは分かる。
だが考案者である界王が極められなかったのは筋が通らない。どんな訳があったんだ?
(⸺⸺界王拳の使用には、その負荷に耐え得る頑健な肉体が必須だった、って考えたら分かり易い)
悟空は天津飯やヤムチャ、クリリン達に界王拳を教えず、自分だけの技にしようとはしないだろう。
習得できるなら教えるだろうし、クリリン達がそのための努力を惜しむとも思えない。
なのに界王拳を悟空以外が使っていないのは、界王拳の負荷に悟空以外耐えられなかったのだろう。
「やれやれ、とんだ骨折り損のくたびれ儲けだったわ。サンゾウ、今わしが見せ、聞かせた技をどうするかは貴様の自由だ。わしは疲れた、今日はもう休む。世話役をわしの部屋に寄越せよ」
「……はい」
俺が考え込んでる間に最低限体力を回復させ、立ち上がった鶴仙人が基地の宿舎に帰っていく。
鶴仙人を見送った俺は、給仕を手配しつつ考えを纏めた。
……できる。回復術を持つ俺ならできる。
本家本元の界王拳に劣るものかもしれないが、鶴仙人の示してくれた道を、俺なら極められる。
鶴仙人のやってみせてくれたものは、界王拳そのものじゃないだろう。
界王が長年生きてきた中で発明した技を、如何な達人の中の達人でも簡単に再現できる訳もない。
だが不完全でも良いのだ、本家より負荷が掛かってもいい。負荷がかかる端から回復術で癒やせば。
「敢えて技名を付ける必要はねぇかな……ネーミングセンス無ぇし、俺」
ぽつりと呟いて、早速俺は界王拳もどきの習得に挑むことにした。
早朝の今は気功術の修行に励もう。
午後からはCCに訪ねて氣のエネルギー観測の実験に付き合う予定がある。
日が沈んでからはお偉いさんとの会食をして、明日はテレビへの出演をする。
他にもある。BS軍の会議にも出席しなきゃだし、パトロールもしなきゃならん。
……あれ? なんで俺こんな真面目に働いてんだ?
……必要経費ってやつだな。後でぐーたらだらけるためにも、今は頑張っておくか。
俺は超化したまま日々を過ごしている。超サイヤ人、SSの姿のまま氣の制御を習熟した俺は、完全な0からMAXまで、氣の量を微細にコントロールできるようになっていた。
CC本社の、ブリーフ博士の研究室に招かれた俺は、そこで氣の観測からはじめてもらう。
気弾を放出して、お手玉して見せてから博士に触れてもらう。確かに触れられるのを確認した博士は探究心を刺激されたらしく、本腰を入れて研究を開始した。
博士が様々な機器をずらっと並べて、色んな角度からモニターする。細かく弄ったり、電波を照射してきたりと試行錯誤すること約一時間。博士はすんなり氣という概念の観測に成功した。
「早いですね」
呆気なさすぎないか?
内心呆れながら言うと、博士は氣を観測した機材のデータを精査しながら謙遜する。
「最初から
本番はここからですからな、と博士は呟く。
「閣下には申し訳ないが、戦闘力とやらを数値化する物を作るのは、幾らわしでも不可能ですな。戦闘力というものの概念がふわっとし過ぎで。閣下が言うにはこの氣の量で戦闘力がおおよそ決まるということですんで、最初に目指すのはこの氣というエネルギーの数値化が妥当でしょう」
「俺も無理を言ってる自覚はあります、博士のやりたいようにやってください」
漫画を読んだだけの俺の知識はガバガバだし、抜けが山のようにあるだろう。
解釈を間違ってたりもする、何年も経って色んなとこが曖昧になってもいる。
そんな俺の意見が絶対に正しいなんて言えるわけがない。天才の仕事に口を挟める器じゃないんだ。
俺は博士の求めるまま氣の球を出したり消したりした。
体に纏ったり、体内に走らせたり、時には博士の体に流してみたりもする。
そうしていると。
父親の仕事に興味を持ったらしい一人の幼女がやってきた。
「パパ……? きょうは何してるの……?」
「んっ、ブルマか? 今日は客が来るから邪魔しちゃダメだと言ったろう。部屋に戻ってなさい」
扉を体全体で押して、ひょっこりと顔を覗かせた幼女。
博士はブルマと呼んだ。
俺と目が合う。
ふっくらしている頬、丸い手脚、愛嬌のある顔立ち。天使のように愛らしい幼女だ。
数年前、赤ちゃんだった頃のブルマを見たことがある。子供の成長は早いなと感慨深くなる。
「おじさん、だれ?」
「お、おじさん……!?」
博士に抱き上げられ、部屋から出されそうになっていたブルマの台詞に衝撃を受ける。
ブリーフ博士が慌てて謝ってきた。
「も、申し訳ありません、閣下。娘が失礼なことを……!」
「いえ……子供の言うことですから……」
おじさん……そうか、そりゃそうだ、肉体年齢は20歳で止めてるが、それでも幼女からするとおじさんだよな、俺は。ってか中身はもっと歳食ってるし、紛れもなくおじさんだよ。
でも嫌だ。おじさん呼ばわりを受け入れたくない。それに俺って一応不老だから。歳関係ないから。
「お嬢さん、俺はおじさんじゃないよ」
「そうなの?」
「ああ。だって俺に年齢の概念はないんだ。お嬢さんが成長しても、俺はずっと変わらないよ」
「ふーん、変なの」
「か……閣下、続きは少し待ってくだされ。娘を部屋に帰して来ますんで」
認めたくなくて否定すると、幼女のブルマは気のない返事をした。
ブルマは博士に連れて行かれる。扉が閉められる寸前まで、ブルマは俺を見ていた。
その瞳が、妙に印象に残る。
変なことを口走ってしまったが……まあ、いいか。どうせすぐ忘れるだろ。
俺はそう思って、今はブルマの存在は忘れることにした。
本格的に関わるのは今じゃない。もっと後だ。
⸺⸺そのはずだったのに。
以後俺がCCを訪ねる度に、なぜかブルマはやって来るようになった。
俺の何がブルマの興味を引いたんだ?
子供の考えてることは分からん。