【速報】ブルマ寝取ったったwww【悲報?】 作:粗品もんすたー
エネルギー波の方の気を、氣、って感じに
それと、たくさんの高評価ありがとうございます! おかげでめっちゃ頑張れました!
原作の設定で抜けてるとこが多々あるでしょうが、できる限り整合性はとれるように努力します
超の方の設定で、前日譚的な立ち位置にジャコの話があるみたいですが、作者がそれを知らなかったんで、ここだとそれはナシの方で進めていきます。ただ超の話には噛みたいんで、超とZ、劇場版をいい塩梅で取り入れていきますね
遂に来た。
ハニトラだ。待ちに待ったハニートラップ。
異性による色仕掛けで距離を詰めて、情報を盗む役をするスパイがやっと来てくれた。
⸺⸺普通に考えたらハニトラ相手に喜ぶのは馬鹿馬鹿しいが、俺の場合は違う。
望んでも中々手に入らない、希望の相手と繋がるSSR引換券みたいなもんなのだ、ハニトラは。
嫌味になるから普段は言わないが、三蔵は顔が良いし金も持ってる。加えて俺は性欲をコントロールして抑えてるからがっついてないんだ、いいなって思ってくれる女性もいるだろう。
女性が思い描く理想のハイスペック男性、という自己評価に間違いはないはずだ。現に今までもハニトラは何度も来ていた。下心しかない女もいっぱい来ていたんだから、自惚れじゃないはず。国軍や政府、民間、色んな所から手を変え品を変え、俺に取り入ろうとする女性は幾らでもいた。
望めば女性を取っ替え引っ替えして遊ぶことは出来ただろう。
頭を空っぽにして、ハニトラや下心のある女性を相手に楽しむ選択肢も有りっちゃ有りだ。
ハニトラだって分かってんだから、そこだけ注意して遊んだりするのも悪くない。
だが今まで俺は絶対に手を出さなかった。
なぜか。
悟空みたいに相手の頭に触れて記憶を読む、なんて芸当ができるんなら話は早いが、今の俺には人の記憶を読めたりしない。だから⸺⸺
RR軍からのハニトラ。俺はそれを待ち望んでいた。RR軍、正確にはどこにいるかも分かっていないドクター・ゲロへのホットラインなんだ、そこからのハニトラは。
ゲロは完全機械ベースの人造人間は元より、有機体を素体とした人造人間も作成している。
なら俺って超人を認知してる今、俺の遺伝子はゲロにとって絶好の研究対象になるのは自明だ。
知ってる中だとゲロはRR軍が壊滅後、スパイロボを発明し悟空を監視・研究してたらしいが、俺のせいで現時点で発明してる可能性もあるっちゃある。だが有用なデータは何も得られてない。
なぜなら俺は超化して以来、有り余る氣を使って、常に薄い氣のバリアを体表に張っている。これにより老廃物や髪の毛が抜け落ちたりしても、氣のバリアで消滅できており、排泄物の類いも一切この世に残していない。人と握手する時とかも手袋をしているし、過度な接触は断っていた。
だからスパイロボが現時点で発明されていたとしても役目を果たせてないだろうから、それ抜きだと手に入るデータは映像だけになるだろう。ゲロほど倫理観を無視したマッドサイエンティストが手段を選ぶとは思えない、最も確実で最も安価なハニトラの策を怠るとは考えられなかった。
そんなわけでRR軍からのハニトラを待ち望んでたんだが、俺に神通力はないから誰がそうなのかなんて分からない。だから逆転の発想、
まず民間はミーハーな層は多すぎて、目星をつけ辛いから除外する。ここの女性は全員無視。
軍人関係は、肉体関係を持ったりすれば、俺のブランドイメージが崩れる恐れが高いから除外。
となると選択肢は一つ。俺がプライベートでも付き合いやすく、対外的に見て関係を持っても違和感がなさそうな政府関係者。ここにだけ俺はガードを緩くし、長く付き合いを持ち続けた。
そうしていると、ある日、政府高官との会食の場で一人の少女を紹介されたのだ。
「どうかねサンゾウ少将殿。この娘は君の熱烈なファンでね、ゆくゆくは君の助けになりたいと日頃から熱心に勉強しているんだ。この娘を傍に置いてくれないか? 賢い娘だ、役に立つのは保証する。君の傍にいたことがあるというだけで娘にも箔が付く。助けると思って、ね? 頼むよ」
その高官は度々融通を利かせてくれる、BS軍にとっても無視し辛い存在だった。
人員を捩じ込んで来るのも初めてじゃないが、全員がBS軍にとって有用な人材ばかりだったのだ。
例えば緋色隊の裏方。事務仕事を請け負ってくれる人や、兵器の管理や整備、施設の点検をしてくれる人⸺⸺たくさんの人達が、この
その高官が無理な話の通し方をしてまで紹介してきた少女の名は。
「……はじめまして、サンゾウ少将閣下。私は、バイオレットといいます」
紫色の髪の毛をした、短髪の美少女である。
歳は15歳らしい。慣れない所作で敬礼してくるバイオレットに、俺は目を細める。
同年代、年上と色んなタイプの美女を袖にしてきたからか、年下の……違法性のある少女を宛てがってみたのだろう。名前もRR軍っぽいし、この少女を傍に置いて手を出させたいらしい。
緊張して体を固くしている少女から一旦目を離す。
……俺がこの娘がスパイだと確信した理由は、少女の名前がバイオレットだったからではない。
付き合いのある高官。年嵩のいった老紳士。
「…………」
「……? わたしの顔に何かついてるかね?」
「いえ………」
俺は察した。この人は、
型式は何号だ? まさか初代? 2号? 3号か? それとも番号すら振られてない使い捨て?
秘密裏にRR軍へ拉致され、改造されてしまったのか。はたまた精巧に似せただけの別物か。
判別はつかない。だが間違いなく普通の人間じゃなくなってる。RR軍側の存在にさせられたのだ。
なるほどな。
想定してなかったが、確かに人造人間化させて内通者を敵組織に作る、ってのは有効な作戦だ。
俺は自分の感情をコントロールし、ごちゃついた感情の波を平らにした。親しげに接し、何も気づいていないふりをする。実際、普通なら気づくわけないしな。初見なら誰でも騙されるだろ。
「分かりました。度々便宜を図っていただいている身です、その娘は預かりましょう」
「それはよかった! バイオレットはわたしが年をとってからできた大事な娘でね、君のような男に任せられたら安心だよ! 頼むよ、サンゾウ少将殿。フフ、君をいつか息子と呼びたいものだ」
「未来のことは分かりかねますが、今はひとまずお任せください」
汚い大人の世界だとおかしくない言動ではあるのだろう。身内を使って著名人と縁を作るってのは。
だがなRR軍。ゲロ。この人はそんな人じゃなかったぞ。記録の改竄は済ませてるんだろうが、仮に娘がいたとしても、娘を政略に使うような真似は絶対にしなかった。人柄のリサーチが甘い。
会食が終わると、俺はバイオレットを連れて外に出る。ホイポイカプセルを放って、車を出した俺は運転席に乗り込み、助手席にバイオレットを乗せて基地への帰路についた。
無言で俯くバイオレットを横目に見る。
緊張しているらしく、ちらちらと俺を横目に見てくるのと視線がかち合うと、慌てて視線を落として照れたような素振りをした。演技が上手いなと無感動に思う。一方で冷淡に考えを纏めた。
紹介を信じるならバイオレットは15歳だ。容姿もそれぐらいに見える。氣も感じられるから人造人間ではない。そんなただの人間の少女が、果たしてハニトラって任務をこなせるのか?
特別な訓練を受けているなら、できなくはないのかもしれない。それにしたって色気が足りないが、敵は敵なりに俺の嗜好をリサーチして、こういうのが好きなんだと思われてんのかな。
俺は、俺の人間性を一番大事にしてる。
体も、名前も、来歴も、何もかも元々の『俺』じゃなくなってるんだ。これで在り方っつーか、俺の人間性まで変えちまったら、それこそここにいるのは三蔵なのか『俺』なのか曖昧になっちまうだろ。
曲げる気はない。倫理観もそうだ。そんな俺が未成年に手を出すわけにはいかない。
俺が本来の体で生きてた時、それは許されちゃいけないことだった。だから今はまだ、手を出した方が効率がいいんだとしても触れられない。最低でも3年、欲を言えば5年は放っておく。
「バイオレットちゃん」
「っ……は、はい」
車を運転してるから前を見たままで声を掛けると、少女は初々しい様子で返事をしてきた。
「君、まだ学生さんだろ。なのに俺について来させられて大丈夫なのか?」
「大丈夫です、飛び級し大卒資格を持ってます。ちゃんと仕事を熟せるように勉強してきました」
「優秀なんだね。でもあの人の娘さんだからって甘い顔はしないよ。特別扱いもしない。構わないね」
「はい!」
もう一度、バイオレットをチラ見する。
「帰りたくなったらいつでも言っていいよ。俺の方で適当な言い訳を考えてあげるから」
「帰りません! 私は……閣下のお役に立ちたくて、父さんに無理を言って来たんですから」
テレビや雑誌で見た有名人にお近づきになりたくて来た、ミーハーな女の子っぽい反応だ。
本当に演技上手いな。自分の感情値をフラットにしてなかったら、その初々しさに騙されてたかも。
優しくしよう。
まだ子供なんだ、この娘に罪はない。
いや、あるかもしれないが、少なくとも今はまだ罪を犯してないはずだ。
仮に罪を犯してるとしても、それはこの娘にそうさせてる奴が悪いってことにしとく。
今はまだ、な。この娘が……バイオレットがどんな奴なのかによって、俺も処し方を変えよう。
「それじゃあ、どれぐらいの付き合いになるかは分からないが、これからよろしくな。バイオレット」
「………! は、はい………こちらこそ、よろしくお願いします………!」
甘いマスクで優しく微笑みかけると、少女は一瞬固まって、ぎゅっ、と胸の前で両手を組んだ。
かわいらしいが、本性はどんなだろうな。
その化けの皮を剥がして本音を暴ける時が来たなら、毛筋の先っぽぐらいには楽しみだ。