【速報】ブルマ寝取ったったwww【悲報?】 作:粗品もんすたー
修行内容。
一、氣の制御。あらゆる力の根源だ、絶対に欠かしちゃいけない至上命題だろう。
現在目指しているのは、放出した氣を消滅させずに維持し、様々な用途を持たせた気弾にする事だ。
参考にしたのは、ヤムチャの繰気弾とゴテンクスのスーパーゴーストカミカゼアタック。
前者の操作性の高さと、後者の自律性を再現し複合させたら強力な技になると睨んでのこと。
術者である俺の指示がなくても、勝手に考えて勝手に攻撃してくれる性能を目指している。
無数に生成した浮遊する気弾からどどん波を発射したりし、多角的な射撃を可能にするわけだ。
他にも俺の氣は回復術のエネルギー源にもなるため、自律気弾で負傷した味方に触れ治癒する、移動する仙豆的な役割も果たせられる。実現できれば攻撃・支援をこなせる奥義級の技になるはずだ。
氣を使い果たして消滅しない限り、長時間残り続ける自律移動砲台、兼、ヒーラー。
味方にとっては有り難く、敵にとってはかなーり目障りな存在になってくれるだろう。
しかもこれらの目標を達成しても、自律気弾が認知した事柄を、俺が気弾を取り込めば知る事ができそうだという拡張性もまだ残している。発展性も孕んだ、俺にしては凄い発明になるかもだ。
ニ、肉体の強化錬成。
この世界だと体はマジで何にも代えられない大事な資本だ。満足せず鍛え続けるのは決まっている。どんな強力な武器を持ってても、本人がクソザコナメクジだったら豚に真珠だからな。
ブリーフ博士が作ってくれた人工重力発生装置を使い、まず100倍の重力負荷の下で鍛錬に励む。そのために定期的にCC本社に行かなきゃならんから、CC一家とも仲良くなれて一石二鳥。将来的にはベジータが来てくれるはずだし、修行相手にも困らんって寸法だ。
三、感情や意思を自在に操れる自己催眠と、回復術を常時使用して使いこなし、強化すること。
俺の体感なんだが、俺自身が強くなっていくにつれて、二つの超能力も強くなってるのだ。
体にそなわった能力だからかもしれないが、強化できるならやらない意味はない。特に自己催眠は、サイヤ人の特性をフル活用するのに必須だ。これを使うことで、俺は秘境で試したが大猿化しても自我を保てた。今のところSS化しての大猿化は、やろうとしたら能力の上限値を振り切るのか、自我が飛ばされそうになったから中断している。だがゆくゆくは実現できるようになるつもりである。
四、サイヤ人の尻尾の弱点克服。
⸺⸺これは完了してあるので、大猿化しなくてもその力が引き出せないか試行錯誤すること。
俺が大猿に変身した時、SS化しようとして感覚的に悟ったんだが、大猿化しなくてもその力を引き出せそうな気がしたのだ。人型のまま大猿の力が引き出せるなら、無駄に的をデカくするだけの大猿化は無用になる。力を引き出した上でSS化できるようになれば、更なる強化形態を得られるだろう。
五、界王拳(偽)の会得。
完成度では本家本元の界王拳には及ばないだろうが、俺には別に不完全な技でもいい。
とにかく強化率を理想の20倍まで届かせられたら、それだけで俺の戦闘力は跳ね上がるんだ。
回復術を常時掛け続けていればリスクも踏み倒せるし、こいつにも手を抜けない。
以上が俺のカリキュラムだ。これらをBS軍の看板としての仕事をこなしながら、並行してやらないといけない。回復術がなかったら過労死しかねんし、自己催眠がないとどっかで投げ出してただろう。
だが頑張ったおかげで、どれもこれも成果は出てる。
一番大きな成果は、自律気弾の実用化だ。
最長で一週間も維持できるようになった。一発の気弾なら一週間、二発で二日って感じだ。
数によって維持する難易度が跳ね上がるが、実戦でその場限りの使用だと割り切れば七発は同時に使える。俺本体と併せると八つ、同時にどどん波を撃てると言えばヤバさも分かり易いかもな。
「スゥ……スゥ……」
⸺⸺そんな俺の奥義とも言える技も、今やただの子守りに使われてんのは腑に落ちんが。
最近はCC本社を訪ねると、氣の探知もできないはずなのに、決まって幼女ブルマが襲来するのだ。
人工重力発生装置がある部屋を借りたいのに、離れてくれない幼女に困らされること数十回。
毎回立ってる俺の脚をよじ登って来ようとするんで、仕方なーく、いつも満足するまで構ってたが、最近になってようやく最高効率で幼女を大人しくさせる方法を見つけ出した。
それが回復オーラで作った気弾を抱き枕にすることだ。
ぽかぽかして気持ちいいし、安眠・美容・疲労回復とかにも持ってこいの代物だ。ちっこい幼女なんかイチコロで寝かしつけてやれる。お気に入りのウサギちゃん人形を模してやるのもポイントである。
「いやぁ、いつもすまないねサンゾウくん」
「構やしねぇっすよ。ブリーフさんには頼ってばっかですし、こんぐらい大したこたぁないっす」
自律気弾を俺は『金剛圏』と名付けた。
ほら、俺って今は三蔵って名前だからな。そんでこの世界には孫悟空がいるし、西遊記を連想した俺は、俺に三蔵法師っぽい要素を出しとくかと思ったんだよ。単なるノリで。
金剛圏ってのは西遊記の孫悟空が、釈迦につけられた額の輪っかの別名だ。俺のこの技なら似たようなこともできるし、俺らしくなくいいネーミングじゃねぇかなって思ってる。
その金剛圏(ウサギちゃん人形ver.)を枕にしてスヤスヤ眠る幼女は可愛らしい。
娘を腕に抱いているブリーフさんとも、なんやかんや打ち解けて、素で話せるようにもなった。
ブルマちゃんのおかげかな。割と早くブリーフさんと仲良くなれて嬉しいし、助かってるよ。
「じゃあ今日もよろしく頼んます」
「いいよ。ついでにわしの都合を言わせてくれ。試作のスカウターが組み上がったが、満足できる性能はまだ遠いのよ。精度向上のため、修行してるサンゾウくんをモニターさせてくれんかね?」
「もう!? 流石に早いっすね。いいっすよ、俺は気にしないんで好きにやっちゃってください」
試作つってもスカウターができてんの!? マジですげぇなこの天才……。
モニターすんのはいいけど、スカウターの方が爆発しねぇかな……そこだけ注意しておいた。
さて今日も今日とて修行、修行、修行だ。100倍の重力下で、素の姿に戻って鍛錬する。
ちょっと前に本当の俺が黒髪黒目だって知ったブリーフさんは、SSへの変身のメカニズムについても好奇心を持ってくれたようで、それとなくSS化の秘密についても調べてくれた。
すぐに俺が消滅させる約束で、一時的に採取してもらった細胞や、俺の体をモニタリングして取得した破棄予定のデータを調べる内に、サイヤ人の体には特殊な細胞があると突き止めてくれたのだ。
その細胞がSS化した際に反応してるらしく、俺はそれをS細胞って呼ぶことにした。
サイヤ人の細胞って意味の、安直すぎかなと思わんでもない名前だ。もしかすると漫画の方にも隠し設定でそういうのがあるかもしれないが、多分そっちにはちゃんとした名前があるはずだ。
S細胞は覚醒に必須であり、覚醒後もこれの多寡でより高位の変身に繋がると俺は睨んでる。
素の状態から変身すると、S細胞が爆発的に多くなり、金髪碧眼の超サイヤ人になるのだ。その際のS細胞の働きがより大きくなることで、SS2やSS3への変化になるんじゃなかろうか。
そう考えるとサイヤ人ってとんでもない種族なんだな。戦闘民族ってのは伊達じゃない、まるっきし戦うためだけに生まれてきたような種族だろこんなの。後天的にサイヤ人になった俺じゃ、本能でサイヤ人の極みに達するのは無理そうだって改めて思い知る。俺は理性と計算でやるしかない。
数時間ほどトレーニングをして、浴室を借りて汗を流させてもらってから、ブリーフさんの一家に挨拶をして帰宅する。その際にいつもの如く金剛圏を一発置いていった。
ブリーフさんやその家族に敵意、悪意を持った奴が近寄ったら、金剛圏で自動的に迎撃させるための措置だ。今の地球に俺の金剛圏で探知できない奴はいないし、敵う奴もいない。ゴテンクスのアレみたいに簡易な自我も持ってるんだ、人造人間が接近してきても目視し対処可能っていう優れものである。
時間経過で消えそうな頃になれば、代わりの金剛圏を飛ばせばいいし、頻繁に俺本人がCCに行くんだから都度交換すればいいだけだ。金剛圏の練度を高める良い鍛錬にもなるし、丁度いい。
「閣下、こちらをご覧ください!」
俺が基地に戻ると、待ってましたとばかりにバイオレットが出迎えてくる。
俺が片付けなきゃならん書類の一部をこなし、後は俺のサインがあれば終了の形にしていた。
「ん、ありがとう。ご苦労様、バイオレットは今日もよく頑張っているみたいだね」
「はい! 基地の皆さんに適宜ご指導していただいて、大事な仕事も学ばせていただいてます!」
「それはよかった。疲れただろう、早く休んで明日に備えてくれ。軍人は休息も仕事のうちだからね」
好青年然とした態度で微笑みかけつつ、精神的な壁と距離を保つ。
……当然だがRR軍からのスパイであるバイオレットに、こういうBS軍の内情を知られる書類へ触れさせるのは不注意だと謗られても仕方ないだろうが、別に構やしない。バイオレットはまだ15歳の女の子で、士官学校とかも出ていない⸺⸺言っちゃ悪いが職場見学に来た学生さんみたいなもんだ。重要な書類に触れさせる訳がないし、色仕掛けも通じない同性の女士官を三人、世話役という名の監視要員につけている。交代制でつけて、不審な行動に移りようがないようにってな。
バイオレットは予想してたより俺と過ごせる時間が少なくて焦ってるようだ。
何かにつけ仲を深めようとしてくるが、肝心の俺は忙しく飛び回ってるもんでそんな暇がない。
これじゃ任務を果たせないだろう。RR軍がどれだけ長い目でこのスパイを働かせるかは知らんが、未熟な女の子に忍耐強さを期待するのは酷ってもんだ。どんどん焦ってもらいたいね。
「バイオレットもここ数日過ごして分かっただろうけど、軍人の仕事は華々しさとは程遠い。あの日に言った通り、俺はいつでも君の弱音を受け入れるつもりだ。普通の女の子に戻ってもいいんだよ」
「………いいえ! 私は英雄的な華々しさに憧れて来たんじゃありません、頑張れます!」
そうか、なら頑張ってねと優しく言う。
努力が実を結んだらちゃんと報いると約束するよ、と。
決意を秘めた瞳をしてうなずくバイオレットを見詰めて、目を逸らした俺は世話役の女士官を見る。
女士官が敬礼して、バイオレットを促して立ち去っていく。閣下はお忙しい、これ以上は引き止めるなと厳しく言われているのを尻目に、俺はさっさと自分の部屋に戻っていった。
バイオレットには新兵に課す訓練を受けさせている。体を鍛え、軍人の精神を叩き込み、職場見学に来たお嬢様への対応にしては厳しすぎるほど座学のカリキュラムを受けさせてもいた。
音を上げるのが先か、焦って馬脚を現すのが先か。俺としては後者が望ましいな。
司令室のデスクには、書類の山がある。普通ならうんざりするところだが、本来の高官さんが派遣してくれた頼れる事務屋さんがほとんど整理していて、完璧な仕事をしてくれてるのだ。事務能力が低い俺のために。後はほぼサインするだけでよく、実は俺への負担はあまりなかった。
俺だって軍人教育は受けていない、腕っ節の強さが異常なだけの素人さんだからな。ホント、あの人には世話になったもんだ。何から何まで助かってる。
「……
冷淡な声で呟く。修行を経て自己催眠の力も強まっている……このまま練度を上げていき、他人にも作用させられるようになれば……うん、どうしようもない悪人の一人ぐらい、心を喪ってもいいだろ。
手早くサインする仕事を片付けて、外の訓練場に出て鶴仙流の武術を訓練する。
型の鍛錬だ。
体は温まっていて……しかし、心は冷たい。
修行に打ち込んで、来たる時を待ち続ける。
「ん………?」
そうしていると、視線を感じた。
誰かに見られている。誰だ?
咄嗟に氣の探知を働かせるが、正体を確かめる前に視線が消える。
「…………」
一瞬。ほんの一瞬だけ、見えた。
青い肌をした、白髪の女。
赤いボンテージを着た妖艶な雰囲気。
杖を持っていたが……急に消えたのは、まさか瞬間移動か?
隣にいた、女に似た大男は……。
なんだ……とんでもなく、嫌な感覚がしたぞ。
じわりと冷や汗が額に浮かぶこの感じ……
馬鹿な。今の俺が脅威だと感じてる? この時期で? しかも瞬間移動らしき移動方法を……。
俺は不審な女と男がいた彼方をジッと睨んだ。
嫌な予感……これは、気をつけといた方がよさげだな。