殺意と沈黙   作:RUKA1235

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琉生に対しての呼び方としては奥田 神崎 倉橋 渚 原 不破矢田以外は下の名前で呼び捨て

琉生からの呼び方としては渚は下の名前それ以外の男子は苗字呼び捨て
岡野 茅野 中村以外の女子は苗字にさん付けです


野球の時間

 ここ最近はタコと共にHR前にくつろぐのが日課になりつつある。タコは俺のためにハワイから色んな味のジュースを買ってきてくれる。その代わりに英字新聞を読み、その感想を書くことは条件となってはいるけど……

 

 本日も月の爆破しか話題が無い新聞を嫌々読んでいると.

 

 

「……おはようございます殺せんせー」

 

 隣で同じ新聞を読んでいたはずのタコはいつの間にか消えていて、声がする方を見てみると渚と杉野がいた。

 

「先生の弱点は・対先生BB弾をボールに埋め込むとはいいアイデアです。これならエアガンと違い発砲音も出ませんし ですが……先生にボールが届くまで暇だったし……直に触ると先生の細胞が崩れてしまう……そんな訳で用具室にグローブを取りに行ってました」

 

「……!?」

 

 あまりにもの化け物ぶりに杉野は漫画のように絶句してる。確か杉野は元野球部のはず。それなら自信もあったはずだろうけど……このタコはなんて酷いことをするのだろう……

 

「殺せるといいですねぇ……卒業までに HRの時間ですよ」

 

 

 

 

 杉野は朝の暗殺が失敗して以降明らかに元気がない。よっぽど自信があったのかそれとも才能が無いって改めて再認識するE組の生徒のよくあるパターンにハマってしまったか

 

 まぁいくらあんな可哀想な光景を見てもそこまで親交がある訳では無い杉野に俺が慰めてもあまり意味が無いだろうからそのままその日は授業を受けた

 

 

 翌日

 

 

「.なぁ琉生? 前から思ってんだけど.お前もしかして昼飯そんだけ?」

 

 昼休みになり昼食を堪能していた時に席が前の菅谷が声をかけてきた

 

「そうだけど.何か変?」

 

「変ってか.コンビニスイーツ二つとカフェオレだけってお前.」

 

 現在俺の机の上にある飲食物は朝に買ってきていた山のマークがあってストローで飲むコーヒーと言えばのブランドのカフェオレとシュークリームとチーズケーキである。

 

「コンビニスイーツは値段も中学生にとっても良心的で味も年々良くなっているからついつい買っちゃうよね 今日も奮発して2つも買っちゃったよ」

 

 本日も味はしっかりとお値段以上であり非常に満足だ

 

「それは良かったけど.その量で足りんのか?」

 

「? いつもこれぐらいだけど」

 

「は!? じ、じゃあ晩飯をめっちゃ食べるとか?」

 

「いやそんな事ないよ 今日は晩御飯食べるかどうかわかんないし」

 

「お前マジかよ.」

 

 絶句している菅谷を近くでご飯を食べていた中村 速水 矢田 倉橋が近付いて来た

 

「聞いてたんだけど本当に琉生のご飯ってそれだけなの?」

 

「だからそうだって」

 

「私達よりも量が少ない」

 

「だってこれ以上食えないもん」

 

「けどそれだけじゃ体壊すよ?」

 

「大丈夫だって 逆に食った方が調子悪いって思うぐらいだから」

 

「買ったのはコンビニでしょ? それ以外には何か買ってないの?」

 

「買ったよ これ」

 

「.これって?」

 

「アーモンドチョコ 好きなんだよねー」

 

 倉橋さんに言われてカバンから出したのは俺の1番好きな食べ物である アーモンドチョコである。チョコは疲労回復や代謝改善の効果があるから1日8つぐらい毎日食べてしまう

 

「なぁ琉生 昨日食べたもの教えてくれ」

 

「えっと.朝は起きたら学校に行かないとダメな時間ギリギリだったから朝にコンビニで買ったサンドイッチで昼はサラダとおにぎり 夜は食べようと思ってたんだけど寝ちゃったから食べてない」

 

 復活した菅谷から聞かれたから答えるとみんなの表情が険しくなって行った。なぜだ? そんなおかしい事言ってないけど.

 

「.渚とそんなに身長は変わらないけど渚は普通に食べてるよね?」

 

「.って事はそんなに関係ないから.元々食べれない体質?」

 

「.けど食べようとしたとは言ってたから多分.」

 

「.そうだね 多分それだよ 殺せんせーに言って改善してもらった方がいいかも」

 

 女子達の会話怖くなり黙って教室を抜け出すことにした それにしても一体彼女達は何を話していたんだ. 俺の食生活言っただけなのに

 

 鹿野 琉生の弱点 ① 食生活がおかしい (本人にその自覚は一切なし)

 

 

 教室を抜け出して校庭に向かうとそこには触手に絡まれている杉野と仰天している渚がいた.おかしな分である。触手に絡まれている杉野という言葉を自ら頭の中に浮かべるとは思った事はある訳ない

 

 渚に話を聞くとどうやら昨日の暗殺時の杉野の投球フォームを見て杉野のあこがれが日本人メジャーリーガーである事が分かったタコが杉野とそのメジャーリーガーの筋肉を比較して杉野では彼みたいな豪速球を投げれないと告げていたそうだ

 

「なんで先生にそんな断言が出来るんだよ!? 僕らがE組だから!?」

 

 杉野をショックを受けているのを見た渚が声を荒らげて反論する。それは友達が傷つけられた事だけではなくタコが決めつけるような言い方だったからだろう.

 

「‎.渚」

 

「琉生君もそう思うでしょ!? もしかして琉生君も先生と同じって言うの!?」

 

「.違うんだ こいつは.このタコは.」

 

 渚に真相を話そうとしても言葉が出てこない.

 

「.琉生君 ここから先は私が言いましょう 渚君 杉野君 私がそう確信してる理由はね.」

 

 そう言ってタコは触手を服の中に入れて愛読している英字新聞を取りだした

 

「昨日、本人に確かめてきましたから」

 

((確かめたんならしょうがない!))

 

 恐らく杉野と渚の心の中は一致しただろう。俺が渚に言いたくても言葉が出てこなかった理由 それは英字新聞の一面に飾られるような傍から見たら理解不明な行動をこのタコがしたからである。これを今日の朝の日課である英字新聞を読もうとした時にいきなり出てきて飲もうとしていたカフェオレを全部このタコに向かって吐き出しても俺を叱る人はいないはずだ。こいつは自分が国家機密って事を理解してないのか.? 

 

 貰ったサインも見せて貰ったがめちゃくちゃキレられていた。当然である

 

「そっか.やっぱり才能が違うんだなぁ.」

 

「一方で.肘や手首の柔らかさは君の方が素晴らしい 鍛えれば彼を大きく上回るでしょう いじくり尽くした先生の触手に間違えはありません 才能の種類は1つではない 君は君に合った暗殺の才能を見つけてください」

 

 タコの言葉を聞いた杉野は嬉しそうに肘や手首を触っていて、渚はタコを追っていた。朝に問いつめた時に話していたのだがタコは杉野にアドバイスをする為だけに昨日NYに行っていた。その時に言っていたのは、

 

『私は地球を壊しますがその前に君達の先生です。君達と真剣に向き合うことは地球の終わりより重要なのです』

 

 恐らく今も渚に向かってそう話しているのだろう. やはりあのタコは生徒を殺る気にさせるのが上手い

 

 そう思いそのまま校庭の方を歩いてた時、

 

「殺せんせー! ちょっと琉生の─────」

 

 自分の名前が入っていたのは聞こえたがそれ以降は聞こえなかった。だが確実に嫌な予感がする。だってさっき俺が逃げた女子達が殺せんせーに相談してるから

 

 そのまま走って逃げようとしたが目の前にタコがいきなり現れた

 

「聞きましたよ琉生君 ずさんな食生活を送っているそうで」

 

「いやいや そんな事ないよ 世間一般的な食生活だけど」

 

「先程中村さん達から聞いた話から君の食生活は世間一般的では無いとはっきりと言えます そのためこれからは先生が昼食を作ってあげましょう しっかりと栄養バランスも考えたお弁当です」

 

「.そ、それは遠慮します!」

 

 

 この結果 当分昼食は確定でたまに朝食や夕食もタコに見られることになり、スイーツは当分禁止となってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




女子との会話の話順は中村 速水 矢田 倉橋で話してます
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