狂人の面を被った小者   作:狂乱者

13 / 18
第十三話「狂人正体」

 

「これがジーダス・ノックバッカー及びイリス・アーベンハルトの全てか……」

 

 チェルシーが持ち帰った「イリスの実験本」を読み終えたナジェンダは、会議室の椅子から立ち上がり、既に情報を頭に叩き込んでいる他のメンバーに指令を下す。

 

「明日の夜、ジーダス・ノックバッカーが視察のため、南に向かうという情報を得た。そこで決着をつける」

 

 決意に満ちた目で全員が頷き、決戦への覚悟を決める。

 成すべき使命、革命のため、障害と成り得る狂人、ジーダスを討つ、と。

 

 

 

 

 

 

 

「しかしまさか……絶滅したと思われていた超級危険種と同化していたとは……」

 

 各々が退室した後、残っていたナジェンダとチェルシーは今一度、実験本の中身を確認していた。

 

「そりゃ帝具なしでも強い訳だ……素材どころか、そのものを取り入れているんだもの」

 

 チェルシーは本を持ち、適当に捲ってみる。

 ご丁寧に記載された内容が、彼女の目に入る。

 

 

『超級危険種 レギオン』

 始皇帝が存在していた時代、つまり千年前に存在していた生物。

 分子レベルで存在している危険種であり、食肉傾向が強いため、寄生主の体内を食い殺し、操作し、行動範囲を広げていた。

 存在が確認された当初は「未知のウィルス」と思われていたが、「ノックバッカー一族」により、存在が露呈し、以降、超級危険種として認定される。

 百年間の研究による結果、絶滅させる事に成功。

 以後、その存在は現代まで確認されていなかった……が、実際はノックバッカー一族により生き永らえており、「改造」された結果、ノックバッカー一族の身体に囚われ、以後、体の良い存在として扱われてきた。

 

 

注意事項

 レギオンは生物であるため、「感情」を持っている。

 彼らの感情は、自身らを絶命に追い込んだ「人間」を極端に憎んでおり、「殺意」として存在している。

 ノックバッカー一族はレギオンと同化した際、この「殺意」を受け続けたため、徐々に狂い始めてしまった。

 現当主「ジーダス」は殺意で狂った両親から生まれた、「存在意義が殺意に満たされた器」である。

 生まれた理由は「人間の絶滅」のため。

 それ以外の価値はなく、それ以外は何も知らないのである。

 

 

レギオンの特性

 

元々備わっている能力

「鋼鉄の如き強度を誇る肉体」

 全身に同化させる事で、人間でも同様の硬さを誇る事が可能。

 「帝具 村雨」の持つ呪毒すら、表面に存在しているレギオンが引き受けるため、本体には全く影響しない。

 

「死滅すると大量の煙を上げる」

 死んだ時は蒸発する様に煙を上げて死ぬ。

 これを利用し、目暗まし等を行う事が可能。

 

「透明化」

 レギオン自身は透明化が可能である。

 ただし、同化した人間は臓器等の関係で不可能。

 

「個体同士の会話」

 遠距離でも会話が可能。

 特殊な電波らしき物(詳細不明)により、遠く離れている個体の情報を得る事が出来る。

 

「飛行能力」

 レギオン自身は飛行能力を有する。

 同化した人間は体重の関係で不可能。

 

「単体生殖」

 交尾を必要としないため、単体で生殖を行える。

 ただし改造により、効率は大幅に低下している。

 それでも一匹で10万体近くは生成可能。

 

改造により備わった能力

「同化」

 人間との同化。

 ノックバッカー一族のみが行ってきた秘術であり、現在はジーダス以外のノックバッカーが存在しないため、完璧な実現は不可能。

 資料もなく、ジーダス自身も方法を知らないため。

 私の技術力である程度の再現は可能。

 

「宿主の再生能力の強化」

 同化した存在の治癒能力を大幅に向上させる。

 四肢切断程度ならば、一日くっ付けて置けば、元に戻る。

 擦り傷、切り傷程度ならば即座に完治する。

 

「身体能力の大幅強化」

 生物の身体能力を大幅に底上げし、超人に匹敵する力を誇る様になる。

 また痛覚を遮断する効果も持つ。

 

 

弱点

「餌の確保」

 レギオンは生物故、餌が無ければ死んでしまう。

 故に、日々、大量の餌の確保が必要である。

 ノックバッカー一族は改造の際、餌を「酒」にする事で難を逃れてきた。

 そのため、一日で大樽二つ分を摂取しないと、レギオンは飢え死にする。

 

「薬の投与」

 レギオンの調整、調和のために必要な薬の定期投与を忘れると、レギオンが暴走し、自ずと身体が崩壊する。

 一日三回、飲み薬、注射、どちらでも可能。

 

「体外への放出」

 レギオンは改造により、ノックバッカー一族の体内から放出されると、数秒で死に至る。

 彼に触れた人間が内部から食い荒らされるも、何も残らないのはこのため。

 ただし、私の改造により、「他人の体内でなら生存」させる事も可能。

 この場合、レギオンの能力は著しく低下する。

 

特性

 ジーダスは血液内にレギオンを混ぜ、様々な場所にバラまく事で、血液内のレギオンを使い、色々な情報を得てきた。

 レギオンの混ざった血液は、レギオンが死なない限り消える事はない。

 

 例外として私、イリスの体内にもレギオンが入っている。

 私の技術により、レギオンの品種改良が出来たお陰だ。

 しかし、ノックバッカー一族に比べ、レギオンの性能は大幅に劣化している。

 悪しからず。

 

 

 

 

 

「奴の広い情報網はレギオンによる物……「死病」と呼ばれた事もレギオンのせい、と……種を明かせば簡単な物だが、この超級危険種を飼い馴らした事こそ、ノックバッカー一族の狂気なのかもしれんな……」

 

「身体能力等も同様。でもそのレギオンの殺意に飲み込まれているなんて……結局、人間が危険種を完全に操作するなんて不可能って訳だね」

 

「その点だけでいえば、哀れな生き物なのかもしれんな。ジーダス・ノックバッカーという生物は」

 

「まぁ、理由はどうであれ非道を行った事に変わりないからね」

 

「そうだな。仲間を愚弄した罪、革命軍にとって障害、依頼が来ている以上、奴には消えて貰う」

 

 ボスの会話をした後、チェルシーは更にページを捲り、「死者蘇生薬」の部分を読んでいく。

 

 

 

 

『死者蘇生薬』

 正確にはノックバッカー一族の体内以外でも生存可能になった、大量のレギオンを液体と一緒に体内に染み込ませ、強制的に脳や心肺等を蘇らせた状態にする薬物。

 まだ試作段階のため、完全に元通りになる事はない。

身体面は日常生活を行える程度になっている。

戦闘などは不可能。

記憶、魂、精神といった面はまだ不明な点が多い。

ただ精神の形が、この薬物によって一定期間、現世を漂う……という非現実的な報告もあるが、詳細不明。

またレギオン維持のため、大量の酒と定期的な薬の摂取が必要となる。

 

 

「分からんのは、何故、殺戮を求めるジーダスが死者蘇生薬をイリスに作らせたか……という点だ」

 

「狂人の考える事は不明だけど……皆目検討も付かないね」

 

 そうしてページを捲っていく中、全員がそれぞれの思いを抱いた、最後のページを開く。

 

 

 

 

 

 

「この本を私とジーダス以外が読んでいる場合、読んでいる貴方は何者だろうか?

 多分、ジーダスや私に深い恨みを抱いているだろうか。

 それとも利用しようしているだろうか。

 この際、どちらでも構わない。

 私ことイリス・アーベンハルトは、この本を読んでいる貴方に望む。

 

 ジーダス・ノックバッカーを殺してくれ。

 

 彼は生まれる前から、存在を定められた存在。

 全ての人間の殺戮。

 これだけのために存在している、

 彼の犯した非道、非人道的行動は許される物ではない事は分かっている。

 それでも、私は彼を救ってやりたいのだ。

 仲間すら何の価値も見出していない彼だが、私は救いたい。彼を救ってやりたい。

 だが、私は彼の道具である以上、何も出来ない。

 自分が愚かしいと呪う事もある……が、今、ここで愚痴を言ってもしょうがない。

 貴方がジーダスに恨みを抱いているのならば、殺せるだけの力があるのならば、いや、この際に彼の持つ金に興味があるでも良い。

 彼を殺してやってくれ。

 これは私の我侭だ。

 非常に勝手な我侭だ。

 でも言わせて欲しい。

 彼は人間でありながら人間ではないのだ。

 そんな彼は哀れであり、悲しくもあり、虚しいのだ。

 故に殺してくれ。

 

 彼を殺す際、私は貴方の邪魔をするだろう。

 でも構わない。

 容赦なく殺してくれ。

 私と彼を殺してやってくれ。

 

 

 しかし、私には一つだけ気掛かりな事がある。

 それはははははははははは、彼のあたうけけけけけけけけけけけ

 ははははははははははははマザーレうひひひひひひひひひひひひ

 だから私は彼にきけけけけけけけけけけけうひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

 

 

 

 

 

 文章の最後は書き殴った様に、汚い字となっており、ここで研究日誌は終わりを告げている。

 普段のイリスとは全く違った文章に、これが彼女の本性であったと驚くと同時に、彼女の願望を見て、何とも言えない気持ちになった。

 それでも暗殺対象に情を抱く彼らではない。

 アカメの様に、更なる決意を固め、ナイトレイドは明日の夜の決行に備える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数刻前 ジーダス邸にて

 

 

「……Bも死んだか」

 

「戻って来たのー?」

 

 実験室にこびり付いた血痕を雑巾で拭き取りながら、イリスは後方で佇むジーダスに問う。

 忌々しげに近くにあった机の脚を蹴飛ばし、壊してしまうジーダスだが、イリスは彼に微塵の恐怖も抱かない。

 よく見れば、彼の体内に、何処からともなく現れた黒い影が吸収されているのが分かる。

 

「イリス。あの実験本を何故、机の中とか金庫の中とかに入れて置かなかったんだ?」

 

「んー? だってジーちゃんが何も言わないんだもん」

 

 致命的な失敗を犯したVは処分したが、今回の件はイリスにも非があるとし、ジーダスは幼女に問う。

 雑巾をバケツ内の水に浸し、絞りながら狂った医者は笑う。

 

「私が何も言わなくてもやれよ……クズが」

 

「にゃはははは。実は気付いていたよ? あの本の位置は」

 

「ハァ? だったら片付けるなんなりしろよ」

 

 イリスの一言に怒りを覚えた青年は、幼女の首を掴んで軽々と持ち上げる。

 息苦しさがイリスの全身に伝わるものの、彼女は少しの苦しさも見せず、いつもの笑みを浮かべる。

 

「私はジーちゃんの道具だよー? 仲間じゃないもーん。道具のミスは使用者のミスでしょー?」

 

「……チッ」

 

「ふにゃ!」

 

 壁に叩きつける様に投げ捨て、舌打ちをしながらジーダスは部屋を後にする。

 一方のイリスは相方が居なくなった事を確認すると、普段とは違う笑顔を見せる。

 

「んふふふふふ……やっぱり鍵を開けておいて正解だったねぇ。盗んだのはナイトレイドの人達かなー。なら、もうすぐ私たちは死ぬねぇ……でもでも、その方が幸せだよね? ねぇ、ジーダス・ノックバッカー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(殺意が酷いな……残っているのはアルビノとZ……チッ。自分の中から知性が消えていくのが分かる……クソが……どうする……)」

 

 自室にて、ベッドに身体を預けながら、ジーダスは天井を眺める。

 スーツはだらけなく肌蹴、華奢ながらも鍛え上げられ、割れた腹筋が顔を除かせる。

 白髪の髪を掻き分け、血が滲む程、頭を引っ掻きながら、今後の行動を思案していく。

 

「(秘密が知られた以上、生かしておく訳にはいかねぇ……ナイトレイドが近い内に俺を殺しに来るのは確実……なら、こちらから出て行ってやるか……? 戦力的には不安だが……切り札、奥の手もある……イレギュラーさえ起こらなければ、殺し尽くせるだろう……)」

 

 視界に入る天井の染みが、今まで殺してきた人々の表情に変化していく様に見えて来たが、今の彼にとっては些細な事である。

 

「(イェーガーズは……こちらの手札を見せる事になる。殺せば良いが……今、帝都と敵対してもメリットはねぇ……やはり身内だけで決着を付けるしかねぇか……なら)」

 

 考えをまとめ、ジーダスは上半身を起こす。

 そのままベッドから降り、手に付着した血を洗い流すために洗面台へと急ぐ。

 殺意で爛々と輝く、鋭い眼光をしながら。

 

 

「最終決戦だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の夜

 

 帝都から南に15km程、進んだ地点。

 鬱蒼と生い茂る木々と切り立った高い崖が存在する地点にジーダス一味は到着した。

 目的地へと向かう道中にある道だが、周辺に人気がなく、見晴らしの良い崖、身を隠すのにうってつけの森があるこの場所こそ、暗殺者集団が襲って来るに相応しい場所だろうとジーダスは読み、足を止めた。

 

 後ろを歩いていたイリス、Z、アルビノは先頭にいる青年が止まった事で、足を止める。

 

「さて……今から、皆さんには殺し合いをして貰います。あとアルビノ。貴方の帝具、解除してありますから」

 

「ほへー!」

 

「……父様? 一体どういう意味で?」

 

「……………………!」

 

 笑顔で振り返ったジーダスは両手を広げ、高らかに宣言する。

 

「此処でナイトレイドとの最終決戦を行う。手段、方法は問わない。向こうが死んで、こちらが生きていれば勝ち。最終的な勝利条件は――――――」

 

 次の言葉を発しようとしたジーダスの頭部に、一筋のエネルギー弾が直撃する。

 激しい煙が湧き上がる中、困惑するZと、少し驚いた顔になるアルビノ、ニタニタと笑っているイリス。

 煙が晴れると、そこには顔の半分が焼け爛れ、顔の筋組織が露出しながらも無表情のジーダスが立っていた。

 

 

 

「皆殺しだ」

 

 

 

 その言葉が開始の合図となったのか、周囲の木々の隙間から、インクルシオを纏ったタツミ、アカメ、スサノオ、レオーネが飛び出し、Zに攻撃を仕掛ける。

 アルビノは後方に飛び、イリスとジーダスはZを庇う様に前に出る。

 

「経緯は知らねぇが、やっぱりZの帝愚を狙って来やがったか!」

 

「キヒヒヒヒヒヒヒッ! 盛り上がって来たぁぁぁーー!!」

 

 長柄の先端に槌が付いた、特殊な槍を振るうスサノオの一撃を左手一本で受け止めるジーダスは、そのままレオーネの拳を右足で止める。

 インクルシオの副武装であるノインテーターを腹部で受け、右手でアカメの村雨の刃を掴むイリス。

 攻撃が止められた事を即座に判断すると、四人は順々に後方に飛び、すぐさま攻撃を入る。

 

「オラァッ!」

 

 最初に離れたタツミは、アカメの村雨を受け止め、煙が湧き出ているイリスを飛び越え、混乱気味のZへと迫る。

 

「ケハハハハッ! 簡単には殺らせませーん!」

 

 その言葉と同時に、イリスの背中から四本の紅い触手が飛び出し、タツミの行く手を遮る。

 

「うおっ!?」

 

 いきなりの出来事に驚くタツミは、触手に弾き飛ばされ、地面に落下する。

 

「お前……!」

 

 アカメは目を凝らし、何処か不可思議な触手の動きを見る。

 先端付近に黒い靄(もや)らしき物が現れては消え、現れては消えを繰り返し、触手を操作していた。

 触手自体に意思はなく、恐らくレギオンを触手の先端から放出し、持たせる事で操作している、とアカメは判断する。

 特性上、体外に吐き出されたレギオンは数秒で消えるため、その度に新しいレギオンが射出、先端を掴み、操作をいう動作を繰り返しているのだろう。

 

「生まれた時から私という人間は存在していなかった! クズな私に価値はない! にゃはははははは! 最強の暗殺者アカメちゃん! だったら私を殺して頂戴!」

 

「……………行くぞ」

 

 村雨を引き抜き、自由の身となったアカメはイリスではなく、触手に斬りかかる。

 奇妙な動きで回避行動を取る触手であったが、散漫な動きではアカメの斬撃を回避する事は出来ない。

 4本の内、1本を斬り落としたアカメは、そのままZへと向かう。

 だが、流石にZも行動しない訳はなく、背中に背負っていたエレキギターを手に持ち、まさに演奏しようとして所であった。

 

 

 

 

 

 

「そらよっ!」

 

「Gを瀕死にさせた女はお前だったな……」

 

 レオーネの蹴りを簡単に受け止めながら、ジーダスはお返しとばかりに蹴りを放つ。

 それを余裕でかわす獣耳を生やした女性は返事せず、構えを取るのみ。

 

「……あー……Z対策で耳栓してんのかぁー……そうだな……じゃあ……ッと」

 

 無言のまま、しかし強力な槍によるスサノオの突きを避けながら、ジーダスは叫ぶ。

 

 

「Z!! 最大音量!!」

 

「……承知しました。父様」

 

 アカメの村雨による横薙ぎを、後方に飛んで避け、ギターを構える手に力が入る。

 先程のジーダスの声は、耳栓をしているナイトレイドの面々にも聞こえており、全員がZの行動を止めるべく、駆ける。

 されど、二人の狂人が行く手を遮る。

 

「甘い」

 

 マインが放った頭部狙いの射撃もかわされ、いよいよ演奏が開始される――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪ぃな」

 

 

 

「……え?」

 

 

 

 

 

 Zの背後から声が聞こえる。

 背後に立っていたのは赤黒いマフラーを巻いた、黒いコートの少年。

 少年の右手は、Zの腹部を貫通し、エレキギターを完全に破壊していた。

 

 

「…………な、なん……で……?」

 

 力なく膝から倒れるZの頭部を蹴りで完全に破壊し、中に入っていた花弁を掴むと、握り潰す。

 黒い何かが破壊された花弁から流れ出すも、力なく地面に垂れ、染み込んで行くのみ。

 

 

 

「……このタイミングで裏切るかぁ……よく今まで耐えたもんだなぁ、おい。アルビノよぉ」

 

「アハハハハハハハハハハハハハッ!! さいっこー!!」

 

 

 怒りや憎悪を通り越し、1人は称え、1人は笑う。

 ギャオス四天王最後の1人、アルビノは裏切り、ナイトレイド側に付く。

 舌を出し、今まで自分を散々利用してきたクズ共に言い放つ。

 

「俺はチェルシーの味方だよ。バーカ」

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。