戦隊終わったら異世界でゴジュウウルフになりました 作:仮面大佐
異世界へと転生して、浅垣灯悟/キズナレッドと出会った遠山狼真。
そんな2人は、冒険者として活動していた。
だが…………。
「やっぱり、なかなかパーティーを組めないな……………」
「そりゃあ、倒した敵が爆発するって知ったらな」
その2人は、なかなかパーティーを組めなかった。
その理由は、ある現象が影響していた。
それは、2人がモンスターを倒すと、特撮故の定めか、モンスターが爆発してしまうのだ。
ドロップアイテムが黒焦げになってしまうが故に、パーティーを組む事が出来ないのだ。
「どうしたもんかな〜…………」
「そうだな…………」
2人はそんな風に呟いていた。
変身できるので、戦闘自体には苦労しないのだが、失敗ばかりなのだ。
すると。
「おい、この依頼なんてどうだ?」
「うん?」
灯悟はある依頼書を見つけて、それを狼真に見せる。
狼真はその依頼書を見る。
「これって…………まあ、受けるか」
「そうだな!」
狼真はそれを見て、そんな風に呟いた。
そして、受ける事を決めて、灯悟もそう言う。
その後、とある屋敷では。
「ひぃぃぃ!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
とある2人の冒険者が、二体のゴーレムに襲われていた。
二体のゴーレムが攻撃しようとすると。
「こんなの勝てるわけねぇだろ!」
「ギブ!ギブ!」
その冒険者達は降参した。
それを見ていた女性は。
「はぁ…………今回の冒険者もハズレね」
「仕方ありません。イドラお嬢様」
「そうね。中止しましょう。
「「Wii」」
その女性…………イドラはそんな風にため息を吐きながらそう言うと、執事…………ポセイドンはそんな風に言う。
イドラはゴーレムに命令を出して、ゴーレムは停止する。
それを見た2人の冒険者は。
「はぁ…………」
「死ぬかと思った…………」
そんな風に安堵のため息を吐く。
すると。
「所詮は雑魚冒険者ね」
「お嬢様…………」
「おい!今なんつった!この没落貴族が!」
イドラは吐き捨てるようにそんな風に言う。
ポセイドンは宥めるようにそう言うが、冒険者は売り言葉に買い言葉と言わんがばかりにそう吐き捨てる。
それを聞いたイドラは。
「ゴラム達。お客様を外までご案内なさい」
「「Wii」」
「くそ!」
「放せ!」
イドラはゴラムにそう指示を出すと、ゴラムは冒険者達を抱えて、外に向かっていく。
扉が閉まると、イドラとポセイドンは背後に飾られていた絵を見る。
その絵は、1人の男が描かれていた。
「お父様…………貴方に代わってこのイドラが、”王家の杖”の座を取り戻し、必ずや魔導と人々の心を正しき方向へと導いてみせます。その為にも、強力な冒険者は必要不可欠…………しかし、A級を雇う経済的余裕は…………」
イドラはそんな風に言う。
絵に描かれている男性は、イドラのお父さんなのだ。
イドラがそんな風に考えていると。
「お嬢様。本日はあと2人ほど、冒険者を呼んでおりますが…………」
「どうせまたB級でしょう?使えない冒険者はごめんなのだけど」
「それが…………ギルドの紹介状によれば、その2人は冒険者になって半年足らずで…………大変な評判になっている期待の新人だとか………」
ポセイドンはそう声をかける。
イドラがそんな風に言うと、ポセイドンはそう説明していく。
その頃、外では先ほどの冒険者がゴラム二体に抱えられていたが、ゴラム達の前に二人組が現れる。
「期待の新人ねぇ…………さっきの腰抜けよりマシだと祈るわぁぁぁぁぁ⁉︎」
イドラがそんな風に呟くと、突如として窓が割れて、何かが突っ込んでくる。
イドラは吹き飛ばされ、体を起こすと、先ほどのゴラムの片方に人がしがみついていた。
そして、もう一体のゴラムの方には、もう1人が応戦していた。
「アンタら逃げろ!こいつは、人攫いゴーレムだ!行け!俺が食い止めてみせる!」
「なんか急に襲ってきたんだが、何なんだよ⁉︎」
「それは、実力テスト用の私の使い魔よ!」
「あ?」
「何⁉︎」
ゴーレムにしがみついていた男はそう叫ぶと、イドラの前に降りて、そんな風に言う。
もう一体のゴラムと応戦していた男がそう聞くと、イドラはそう叫ぶ。
それを聞いて、その2人の男がそう言うと、ゴラム達が襲ってきて、2人は回避する。
2人は軽い身のこなしで避けていく。
「まさか…………あの2人が…………⁉︎」
「ええ。例の冒険者です」
「そういえば、依頼書に何か書いてあった気がするぜ!」
「そういや、そんな事書いてあったな!」
イドラとポセイドンがそう話す中、2人はそう言う。
ゴラムのパンチを受け止めたり、避けたりすると、2人はマントを外す。
そこに居たのは、浅垣灯悟と遠山狼真だった。
「なるほどな!つまり、テストはもう始まってたって訳か!」
「いや、貴方達が勝手に始めてただけよ」
「なら、こいつ、ぶっ倒していいんだよな?」
「え?いいけど…………できる訳ないでしょ!」
「そんなの、アンタが勝手に決めんな!お前は俺の……………獲物だ!」
灯悟がそう言うと、イドラはそう突っ込む。
狼真がそう聞くと、イドラはそう言うが、狼真はそう叫ぶと、左手で丸を作ると、左手を握り締めながらそう言う。
すると、灯悟は腰につけているケースから何かを取り出し、狼真は右手につけている指輪を外す。
「
「エンゲージ!」
2人はそう叫ぶと、灯悟は右手につけているブレスレット…………キズナブレスに
『ぺっ
『クラップユアハンズ!』
『何⁉︎あの変な言葉を発する腕輪と剣は⁉︎』
『しかも、やけにハイテンション…………⁉︎』
そんな音声が鳴ると、イドラとポセイドンはそんな風に反応する。
そんな中、灯悟は変身ポーズを取り、狼真は二・一・二・一のリズムでクラップをする。
狼真のクラップは、二回のクラップを足のステップと一緒にやってから、一回のクラップを顔の横でやり、前で大きな円を描くと、腰の前で二回クラップをして、最後は頭の上で円を描く様にターンをしてクラップをしていた。
『というより、何なの⁉︎あのキレのある謎の動きは⁉︎』
2人の行動を見て、イドラが更に困惑すると。
「絆装チェンジ!」
『ゴジュウウルフ!』
灯悟がそう叫ぶと、狼真の方からそんな音声が鳴る。
すると、2人の姿が変わっていく。
「燃え盛る!熱き友情の戦士!キズナレッド!」
「アォォォォーン!」
ドゴォォォォン!
灯悟はキズナレッドに、狼真はゴジュウウルフに変身すると、灯悟はそう名乗り、狼真は遠吠えをする。
すると、灯悟の背後で大爆発が起こった。
それを見ていたイドラは。
『ナニソレ⁉︎魔力は一切感じなかったから…………魔道具の類ではない…………ならば一体、どんな原理で…………⁉︎魔力を使わず、どうやって変身を⁉︎というか、何で爆発したの⁉︎何で遠吠えをするの⁉︎』
イドラはあまりにも突拍子もない展開に、そんな風に心の中で突っ込んでいた。
あまりにも困惑していたのだ。
すると、灯悟と狼真はそれぞれのゴラムに向かっていく。
「ふっ!はっ!」
「おらっ!ハァァァァァ!」
『落ち着きなさい、イドラ・アーヴォルン!未知の現象に対峙した時こそ、冷静に観察し、分析を…………!』
灯悟と狼真がゴラムと応戦する中、イドラは冷静になろうとし、分析を行おうとした。
すると。
「バーニング・キズナパンチ!」
『フィニッシュ!フィンガー!ウルフ!』
「オラァァァァァ!」
灯悟は右手に炎を纏わせると、パンチを行い、狼真は格闘ゲームの乱舞技か、あるいは連続コンボを叩き込み、テガソードでゴラムに強烈な一撃を叩き込む。
2人の攻撃で、ゴラムの腹に風穴が開いていた。
それを見ていたイドラは。
「技名だっさ…………」
そんな風に呟いていた。
2人が貫いたゴラムは、大爆発を起こす。
『なぜ、パンチ一発と剣の攻撃を受けただけで爆散したの…………⁉︎一体何なの⁉︎この男達は⁉︎』
それを見て、イドラは困惑していた。
ゴラムには、倒された時に爆散する術式は組み込んでいないからだ。
すると。
『ベリー
灯悟はキズナブレスから
その音声が鳴る中、2人は変身解除する。
「どうだ?実力テストは合格か?」
「え、ええ………合格よ………」
「よっしゃー!俺は冒険者の浅垣灯悟!気軽にレットって呼んでくれ!」
「俺は同じ冒険者の遠山狼真だ。呼び捨てで構わねぇぞ」
「あんだけ赤けりゃ、言われなくてもそう呼ぶわよ」
灯悟がそう聞くと、イドラはそう言う。
それを聞いた灯悟が胸に手を当てつつそう名乗ると、狼真もそう名乗る。
灯悟の自己紹介を聞いたイドラがそう突っ込むと。
「私はイドラ・アーヴォルン。あっちは執事のポセイドンよ」
「うん」
イドラも自己紹介をすると、ポセイドンは会釈をする。
すると。
「あなた達を雇うに当たって、一つ質問してもいいかしら?」
「おう!絆を結ぶには、まずお互いを知らないとな!」
「冒険者って言ってたけど、一体どんなジョブのどんなスキルであんな姿になったの?どうしてあんな狂った様に真っ赤の姿になるの?変身後の爆発や遠吠えには一体どんな意味があったの?その人語を発する腕輪と剣は…………」
「一つの質問に疑問が多すぎねぇか?」
「要するに…………貴方達、何者?」
イドラがそう聞くと、灯悟はそう言う。
すると、イドラは溜まっていた疑問を吐き出していき、狼真はそう突っ込む。
狼真のツッコミに対して、イドラは端的に纏めた。
そして、研究室に移動すると、話をする事に。
「…………い、異世界から来た⁉︎」
「そんなに珍しい物なのか?」
「それはもう…………」
「へぇ〜…………」
イドラがそう聞くと、灯悟がポセイドンにそう聞くと、ポセイドンはそう頷く。
狼真がそう反応する中、イドラは。
『確かに、彼らの力はこの世界の理から大きく逸脱している………というか、あんな物がこの世界の物であってほしくない…………。それに、異世界人について記された文献は数多く存在するし…………中にはかつて魔王を封印した勇者も異世界人だったなんて説もある…………しかし、この男達が本当に異世界人だとして………』
イドラはそう考えていた。
キズナレッドにゴジュウウルフ。
その二つの力は、この世界の理を逸脱しているのだ。
そんな風に考えると、イドラは口を開く。
「ねえ。あの趣味の悪い真っ赤な格好はいったい何なの?」
「えっ⁉︎元の世界では、子ども達に大人気だったんだぜ⁉︎」
「一体どんな洗脳教育を受けたら、そんな感性になるのよ…………」
「真っ赤でかっこいいって、皆言うんだぜ!」
「まあ、戦隊とかは、子供にとっての義務教育みたいなもんだからな」
「どういう意味よ……………」
イドラがそんな風に聞くと、灯悟はそんな風に言う。
実際、キズナファイブはそういう広告的な活動もしており、ヒーローショーもその一環だ。
イドラがそう突っ込むと、灯悟がそう言うと、狼真はそう呟き、イドラは更に困惑する。
すると。
「あなた達が異世界から来たというのは信じるとして、そろそろお仕事の話をしましょうか」
「子供に人気だってのは信じがたいのか………」
「まあ、無理もないけどな」
イドラがそんな風に仕事の話を切り出すと、灯悟と狼真はそう呟く。
イドラは仕事の内容を口にする。
「今回の目的はウェイクナーク遺跡のマナメタルの採集よ」
「マナメタル?」
「何だそれ?」
「マナメタルとは、最近発見された希少鉱石で、大地に流れる魔力が地脈から噴き出た際に、何らかの力が働き結晶化したものになります」
「何らかの力ってなんだか曖昧だな」
「それを調べるために採集しに行くのよ」
イドラがそんな風に言うと、灯悟と狼真はそう首を傾げる。
すると、ポセイドンはそう説明する。
それを聞いた灯悟がそう呟くと、イドラはそう言う。
そして、説明を続けていく。
「魔法に活用できる性質を持っていれば、その方法を研究し、危険な性質があればいち早く王家へ報告する。それが大魔導士の家系である我が一族の使命よ」
「つまり、イドラは人と魔法の絆を守ってるって事だな!」
「まあ、多分、そんな感じよ」
「絆で例えるの好きだな…………」
イドラはそう説明する。
マナメタルの性質を調べて、王家へと報告するのだと。
それを聞いた灯悟がそう言うと、イドラと狼真はそう反応する。
そんな中、イドラは。
『”王家の杖“の座を取り戻すには、魔導技術の研究で大きな成果を挙げ、王族の誰かに取り立ててもらう必要がある。”杖”の座への足掛かりを掴む為にも、何としても今回の研究で成果を挙げなくては!』
「あん?」
イドラはそんな風に考えていた。
マナメタルの性質の調査をきっかけに、王家の杖の座を取り戻そうと考えていたのだ。
そう考えるイドラを、狼真は見ていた。
その後、狼真達は外に出た。
「着いてきなさい。ウェイクナークには、このワイバーンで向かうわ。使役魔法に強化の術式を加えているから、そこらの野生種よりも遥かに早く飛べるわ。空の魔物に遭遇しなければ、半日で到着するはず…………」
「絆装チェンジ!」
イドラは外に出ると、ワイバーンを撫でながらそう説明する。
すると、そんな声が聞こえてくると。
「燃え盛る!熱き友情の戦士!キズナレッド!」
ドゴォォォォン!
灯悟はキズナレッドに変身する。
そして、また爆発が起こり、芝生が爆散する。
それを見て、イドラが青筋を浮かべながら口を開く。
「…………何をしているの?芝生が爆散したのだけど…………!」
「イドラの使命は、いち早くマナメタルを研究する事なんだろ?だったら半日もかけずに急行する手段があるぜ!」
「いや、いち早くとは言ったけれど、一分一秒を争う事態ではないわよ」
「判断が早ぇな………」
イドラがそう聞くと、灯悟はそんな風に叫んだ。
それを聞いて、イドラと狼真がそう呟くと。
「来い!ターボ円陣!ふん!ふん!ふん!」
灯悟はそう言って、別の
『ターボ円陣!』
そんな音声が鳴ると、小さな上半身だけのマッチョスーツが円陣を組んだような形の武装が現れる。
「何それ⁉︎どこから現れたの⁉︎」
「そういう事か…………なら、俺も。エンゲージ!」
ターボ円陣を見たイドラがそう言う中、狼真はあるセンタイリングを取り出す。
それは、鳥の様なメカとJETMANのアルファベットと並行飛行するマシンの絵だった。
狼真が出したのは、鳥人戦隊ジェットマンのセンタイリングだった。
狼真はそのセンタイリングを回転させると、レッドホークが出てくる。
そして、テガソードにジェットマンのセンタイリングを装填する。
『センタイリング!』
その音声が鳴ると、狼真はクラップをする。
変身ポーズは、本家ジェットマンの物に寄せていた。
そして、テガソードのトリガーを引くと。
『ジェットマン!』
その音声が鳴ると、狼真はレッドホークに変身する。
ただし、本物のレッドホークと異なり、ベルト部分はツメガバックルになっていて、胸部にはゴジュウウルフと同じ胸部アーマーが装着されていた。
それを見たイドラは。
「えぇぇぇぇ⁉︎あなた…………狼の戦士になってたんじゃないの⁉︎今度は鷹⁉︎」
「センタイリングを変えれば、色んな戦士に変身できるんだ」
「……………貴方達。次から次へと理解不能な物を増やさないで…………!もう既にマナメタルよりも謎多き存在と化してるのよ、貴方達…………!」
イドラは、ゴジュウウルフではなくレッドホークに変身した狼真に驚いていた。
ゴジュウジャーは、センタイリングを変える事で、歴代の戦士に変身できるのだ。
それを見て、イドラは頭を抱えながらそんな風に言う。
すると。
「まあまあ!そう言うなって!」
「ちょっ⁉︎頼むから、何かするなら、説明をぉぉぉぉぉ!」
「ジェットウィング!」
灯悟はそう言って、イドラを抱えると、ターボ円陣に乗って空を飛ぶ。
その際、イドラはそう叫んでいた。
狼真も、ジェットマンの共通装備であるジェットウィングを展開して、灯悟達の後を追う。
灯悟達がいなくなった屋敷では。
「お嬢様。お昼の支度が……………お嬢様?」
ポセイドンがそんな風に声をかけるが、イドラがいない事に気づいて、首を傾げていた。
その際、ワイバーンはポセイドンが持っていた物に涎を垂らしていた。
2時間後、ウェイクナーク遺跡では。
「ここがウェイクナーク遺跡か!空の魔物に遭遇しなかったからあっという間についたな!」
「遭遇したわよ!貴方が三回ほどで跳ね飛ばしたでかい鳥が空の魔物よ!」
「大丈夫か?」
灯悟がそんな風に言うと、イドラはそう突っ込む。
イドラの体には、無数の羽が付いていた。
その理由は、灯悟は空の魔物と遭遇しても、ターボ円陣で跳ね飛ばしたのだ。
ちなみに、狼真は上手く躱しており、現在はゴジュウウルフに戻っていた。
「さぁ、張り切ってダンジョン攻略と行こうぜ!」
「私の話聞いてる⁉︎貴方が行動する度に、精神と体力と常識がゴリゴリと削られていくわ………」
「早速行こうぜ」
灯悟はそう言いながら、一足早く遺跡の中に入っていく。
それを見て、イドラがそう言う中、狼真はマイペース気味にそう言う。
遺跡の中に入ると、モンスターが現れて、応戦する事に。
「凍て刺せ!氷精の槍!セルシウス・スパイク!」
イドラはそう叫ぶと、氷魔法でダンジョン内のモンスターを倒していく。
魔法である程度倒すと。
「さすが上級ダンジョン。高レベルの魔物ばかりね…………。だというのに…………」
イドラは一息吐くと、そんな風に言いながらある方向を見る。
そこに居たのは…………。
「うぉぉぉぉぉ!絆を結んで悪を断て!握手カリバー!」
『シェイクハンドッキング!』
灯悟はそう叫ぶと、双剣を合体させて、薙刀の様な形状にする。
キズナファイブの武装の一つ、握手カリバーだ。
灯悟は薙刀状になった握手カリバーを回転させて、モンスターを倒していく。
すると。
「運命の相手を撃ち抜け!縁結ビームガン!」
『縁結ビームガン!』
灯悟はそう叫び、今度は銃型の武器である縁結ビームガンを取り出す。
縁結ビームガンのダイヤルを回転させると。
『マチビトスナイプ!』
その音声と共に、マチビトスナイプを発動してモンスターを倒す。
再びダイヤルを回転させると。
『エンダンショット!』
その音声と共に、花びらのような銃撃をしていく。
そして、またダイヤルを回転させると。
『ユイノウバースト!』
その音声と共にチャージショットを行う。
それを見ていたイドラは。
「私が一体倒してる間に、何体倒してんのよ、あいつは…………。まあ、楽で良いんだけども…………。それは、向こうも同じよね…………」
イドラはそんな風に呆れながら言う。
別の方向に視線を向けると。
「おらっ!ハァァァァァ!」
狼真がテガソードによる斬撃と、格闘戦でモンスターを倒していた。
「ダンジョンだからな…………これでいくか!エンゲージ!」
狼真はそう言うと、ツメガバックルからセンタイリングを取り出す。
そのセンタイリングは、巨大なクワガタの様な機械とお城が描かれており、センタイリングを回転させると、クワガタの様な見た目をした戦士の絵を出てくる。
狼真が取り出したのは、王様戦隊キングオージャーのセンタイリングだった。
狼真は、キングオージャーのセンタイリングをテガソードに装填する。
『センタイリング!』
その音声が鳴ると、狼真は戦闘をしながらクラップをする。
そして、テガソードのトリガーを引くと。
『キングオージャー!』
『クワガタオージャー!』
その音声が鳴ると、狼真の周りが琥珀の様なエネルギーに包まれ、機械のクワガタ……………ゴッドクワガタが狼真に向かってぶつかると、狼真の姿が変わる。
狼真は、クワガタオージャーへと変身した。
「ハァァァァァ!」
「今度は何…………?クワガタ…………?もはや何でもありね…………」
狼真がそう叫んで、モンスターに向かっていく中、イドラは半ば呆れ気味にそう言う。
驚き疲れたのだ。
「ふっ!はっ!」
狼真は、テガソードとキングオージャーの共通装備であるオージャカリバーの二刀流で戦っていた。
すると。
「
狼真がそう叫ぶと、左肩のオーサマントが光り、それを使った攻撃もする。
センタイリングには、固有能力が存在しており、キングオージャーは
それを使って、防御したり、攻撃する中。
『オージャチャージ!』
そんな音声が鳴る中、狼真はクワガタのスイッチを三回操作する。
そして。
『キングオージャー!フィニッシュ!』
『オージャフィニッシュ!』
「ハァァァァァ!」
狼真はそう叫ぶと、テガソードとオージャカリバーにゴッドクワガタの顎型のエネルギーを纏わせて、相手を切り裂いた。
それを見ていたイドラは。
「というか…………あの2人が使ってるやたらと光って鳴るヘンテコな武器は?」
イドラは、握手カリバーに縁結ビームガン、テガソードにオージャカリバーを見つめながらそう呟いた。
そして。
「万事解決だぜ!」
「ふぅ…………」
「やっぱり、倒した魔物は爆散するのね。おかげさまでドロップアイテムは漏れなく黒焦げよ」
2人がそう言うと、倒されたモンスターは爆発して行く。
それを見たイドラは、ドロップした素材を見ながらそう言う。
2人が変身解除する中、灯悟は口を開く。
「この辺の敵は、ゼツエンダーの雑魚戦闘員くらいの強さだな!」
「まあ、大した事なかったな」
「あのレベルの魔物が雑魚に大した事ないって…………あなた達は一体、何と戦っていたの?」
灯悟がそう言うと、狼真も同意するようにそう言う。
それを聞いて、イドラが呆れ気味にそう言うと。
「人々から絆を奪い、世界征服を企む秘密結社ゼツエンダー。俺は奴の魔の手から人々の絆を守る為、仲間と共に立ち向かったんだぜ!それが…………絆創戦隊キズナファイブ!」
「いまいち世界観が分からないわ………それで、あなたは?」
「俺?俺は……………灯悟みたいに何かと戦ってたわけじゃないけど、そこそこ出来るだけだ」
「そこそこって……………」
灯悟はそんな風に説明する。
秘密結社ゼツエンダー。
キズナファイブの敵であり、人々の絆を奪おうとする存在だ。
それを聞いて、イドラがそう呟く中、狼真にも聞く。
狼真は若干顔を顰めると、そんな風に言う。
イドラがそう呟くと。
「あの戦いから半年以上経つのか…………。キズナファイブの皆、元気にしてるといいんだけどな…………」
「…………そんなに仲間が恋しいなら、元の世界に帰る方法を探したりしないの?」
灯悟は懐かしむようにそんな風に言う。
それを聞いたイドラがそう聞くと、灯悟は口を開く。
「そりゃぁこっちに来て最初のころは探し回ったぜ?それはもう西へ東へ大冒険さ。だけど、そうしてこの世界を見ているうちに、この世界も地球と同じようにたくさん問題があって、沢山困っている人がいるって分かった。だから俺は思ったんだ。俺がキズナファイブに選ばれたのが世界を守るためだった様に、俺がこの世界に来たのにも理由があるんじゃないかってな。だからその理由が分かるまでは帰れない。そもそも変える方法もわからないしな!だけど困っている人を助けながら冒険していれば、そのうちどっかで見つかるだろうぜ!」
「…………本当、脳天気ね」
「それが灯悟の良さだ」
灯悟はそんな風に語る。
最初こそは、帰る方法を探していたが、人々との交流を経て、そんな風に思ったのだと。
それを聞いたイドラが呆れる中、狼真はそう呟く。
すると。
「次はイドラが夢を話す番だぜ!」
「順番制なんて聞いてないわよ⁉︎」
「せっかく冒険してるんだ夢や目標を語り合おうぜ!」
「ことごとく暑苦しいわね」
「あははは…………」
灯悟はイドラにそう言い、イドラがそう叫ぶと、灯悟は目に炎を宿らせながらそう言う。
それを聞いて、イドラが引く中、狼真は苦笑する。
すると、イドラは諦めたのか、口を開く。
「私の目標は一族を再び“王家の杖”に復権させることよ」
「“王家の杖”?」
「何だそれ?」
「“王家の杖”とは、あらゆる魔導技術の研究・管理を任される王族に使える最高の魔導士の称号よ。私の一族は代々“王家の杖”を務めてきたけど…………10年前に杖の座をかけた戦いに先代当主だったお父様が破れて王都から追放されてしまった。今の“杖”は魔導技術を騎士団と貴族だけで独占し戦争や私腹を肥やすためだけに使っている。私はそれが許せない。何としても“杖”の座を取り戻し、魔法の力で世界中の人々を笑顔にする。それが私の夢よ。…………我ながら現実味の無い子供っぽい夢よね………笑いたければ笑いなさいよ」
イドラはそんな風に語る。
“王家の杖”とは、あらゆる魔導技術の研究・管理を任される王族に使える最高の魔導士の称号だ。
だが、今の“王家の杖”に敗れ、追い出されてしまったのだ。
イドラはそんな風に夢を語る。
最後は自嘲気味だったが、灯悟は口を開く。
「そんなことないぜ!むしろ、夢のデカさに惚れたくらいだぜ!」
「惚れっ⁉︎」
「ああ!世界中の人々を魔法の力で笑顔に!最高の夢じゃねぇか!」
「こ、心意気を認めたって感じの惚れたって感じね…………なるほどね」
灯悟はそんな風に叫んだ。
惚れたという言葉に、イドラは顔を赤くしたが、その意味を聞いて、すぐにそう言う。
すると。
「そうだな。夢を持つってのは良い事だからな。良いと思うぜ」
「そ、そう…………というより、そう言うあなたは?」
「えっ?」
「そうだな!お前の夢とかも改めて聞いてみたいぜ!」
狼真はそんな風に言う。
すると、イドラは狼真にも夢があるのかを聞く。
灯悟がそう言う中、狼真は。
「俺は……………特にないかな」
「えっ?」
「特に理由があって、この世界に来たわけじゃないからな。まだない」
狼真はそんな風に言う。
イドラが首を傾げる中、狼真はそう語っていく。
その脳裏には…………。
『この出来損ないの弟が!』
『本当よね〜。お兄ちゃんを見習ったらどうなの?』
『お前のような出来損ないが、夢なんて持つんじゃない!』
そんな風な罵倒の声が過っていた。
狼真は手を握りしめていた。
それを見ていたイドラと灯悟は。
「どうしたの?」
「あいつ…………あんまり自分の事を語ろうとしないんだよな。あんまり深くは聞いてないけどよ…………」
イドラと灯悟はそんな風に話をしていた。
そんな事がありつつも、三人は奥へと進んでいく。
すると。
「ひっ!ここまで来た冒険者の亡骸…………⁉︎」
「凄い数だな…………」
何かが転がってきて、イドラは驚いた。
視線の先には、多くの白骨化した冒険者の亡骸が転がっていた。
それを見た狼真は、不穏な気配にそう呟くと。
「お〜い!イドラ、狼真!こっちこっち!」
灯悟のそんな叫び声が聞こえてくる。
2人が灯悟の方に向かうと。
「すげぇ綺麗だな…………」
「なっ⁉︎マナメタル⁉︎」
「これ全部か…………」
「大量だな!全部持って帰るのは大変だぞ〜!狼真、手伝ってくれ〜!」
「おう」
灯悟の視線の先には、結晶が山積みになっていた。
イドラと狼真がそう呟く中、灯悟はそう言うと、狼真も手伝う。
そんな中、イドラは。
「…………でも、おかしいわ。マナメタルは地面から噴き出した魔力が結晶化した物。本来なら、固まった噴水の様な形になってるはず…………だけど、ここにあるのは全て、地面から離れてバラバラに転がっている。これじゃあまるで、誰かがかき集めて置いておいたみたい……………」
イドラはそう呟いていた。
マナメタルが何故か、固まった噴水の様な形になっていない事に。
そんな風に考えていたからか、背後の気配に気づくのが遅れてしまった。
すると。
「おい!イドラ!早く逃げろ!」
「えっ?」
狼真はいち早く気づいたのか、そんな風に叫ぶ。
イドラが困惑する中、イドラの背後に影が出てくる。
そこにいたのは、ドラゴンだった。
ドラゴンが爪をイドラに振り下ろそうとすると。
「イドラ!………がはっ⁉︎」
「レッド⁉︎」
灯悟はすぐにイドラの方に駆け寄り、イドラを抱えて爪の範囲外に出ようとする。
だが、間に合わずに灯悟は背中を負傷する。
イドラがそう叫ぶ中、2人は壁に叩きつけられる。
「大丈夫か⁉︎」
「え、ええ…………でも、レッドが!」
「おい!大丈夫か⁉︎」
「ああ…………あいつは?」
「グォォォォォッ!」
狼真は遅れて、2人の元に駆け寄る。
イドラがそう言う中、灯悟が負傷したのを見て、狼真がそう聞くと、灯悟はそう答える。
灯悟の問いに、イドラが口を開く。
「あれは…………遺跡に住むと言われている
「こいつがマナメタルを集めてたのか………」
「って事は、あの冒険者達の亡骸も、あいつの仕業って事だろうな。さながら、宝物庫を守るドラゴンだな。文字通り」
イドラがそんな風に言うと、灯悟と狼真はそう言う。
すると、灯悟は
『ぺっ
『クラップユアハンズ!』
そんな音声が鳴る中、イドラは口を開く。
「待って!狼真はともかく、あなたはその傷で変身するつもり⁉︎」
「こいつを倒さないと、マナメタルが手に入らないからな」
「無茶はやめて!自分の使命につき合わせた人たちを死なせるなんて絶対いやよ!今すぐ撤退を!」
イドラがそう聞くと、灯悟はそう答える。
イドラは撤退を促す。
すると。
「撤退しようとしたって、背後から攻撃されるだけだからな。それに…………仲間を見捨てるほど、俺は落ちぶれてねぇよ」
「俺はイドラの夢に惚れたんだぜ!イドラの夢はいつか絶対多くの人を笑顔にする!だから今は…………イドラの夢を守ることが今の俺の使命だ‼︎」
「レッド…………狼真…………」
狼真と灯悟はそんな風に言う。
2人はアプローチこそ違えど、見捨てるという判断は最初からなかった。
イドラがそう呟く中、2人は変身する。
『ゴジュウウルフ!』
「燃え盛る!熱き友情の戦士!キズナレッド!」
「アォォォォーン!」
ドゴォォォォン!
灯悟はキズナレッドに、狼真はゴジュウウルフに変身すると、灯悟はそう名乗り、狼真は遠吠えをする。
すると、灯悟の背後で大爆発が起こった。
背後にいたイドラを巻き込んで。
「うわぁぁぁぁぁ⁉︎ぶっ⁉︎ 人が後ろにいるときに変身するんじゃないわよ!守る宣言数秒後に殺されるところだったじゃない!」
「やっぱり、当たり判定あるんだな…………」
イドラは爆発に巻き込まれて吹き飛び、そんな風に突っ込んだ。
それを見ていた狼真は、そんな風に呟く。
その脳裏には、『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャーTHE MOVIE』にて、キョウリュウジャーの名乗りの際の爆発に巻き込まれたトッキュウジャーの姿が映っていた。
すると。
「グォォォォォッ!」
「ターボ円陣!」
「うわぁぁぁぁ⁉︎」
「おっと!」
「おらっ!ハァァァァァ!」
回避した狼真は、テガソードや格闘戦で攻撃していく。
だが。
「くっ!やっぱり効かねぇか!」
狼真はそう呟く。
あまりにもでかい為、ダメージがあまり無いのだ。
すると。
「…………遠山狼真。聞こえるか?」
「っ!テガソードか⁉︎」
狼真のテガソードが光り、そんな風に声が聞こえてくる。
狼真がそう反応する中、灯悟とイドラは。
「どうやって戦うのよ!」
「一か八かだ!奥の手を使うしかないぜ!」
「そんなのあるなら、早く使いなさいよ!」
「でも、それには強い絆で結ばれた仲間の力が必要なんだ」
「会って半日の私とあなたにそれだけ大きな絆があるの⁉︎」
「たった半日でもお互いの夢を語り合った仲じゃないか!俺達の絆なら、未来を掴み取れるさ!」
灯悟がそんな風に言うと、イドラはそう叫ぶ。
イドラの叫びに対して、灯悟はそんな風に言いつつ、手を差し出す。
それを聞いたイドラは。
「本当に、絆とか仲間とか大好きね!こうなりゃヤケよ!それで三人一緒に生還する方法があるなら、なんだって手伝ってやるわ!」
「頼もしい良い返事だぜ!来い!キズナビースト!」
『キズナビースト!』
イドラはヤケクソになったのか、そんな風に叫びながら、灯悟の手を取る。
灯悟がそう叫ぶと、そんな音声と共に機械のティラノサウルス、鳥、虎、ゴリラ、イルカが現れる。
「あ?あれって…………まさか」
それを見ていた狼真がそう呟く中、変形していく。
イルカ型のメカ…………ラブマリナーと虎型のメカ…………プロミストライカーが両足になる。
両腕の形になったゴリラ型のメカ…………ユニコングにティラノサウルス型のメカ…………フレンDが合体すると、背中に鳥型のメカ…………トラストームが合体する。
そして、頭が出ると。
「無限の絆で未来を創る!絆創合体!マキシマム・キズナカイザー‼︎」
灯悟はそんな風に叫ぶ。
これが、キズナファイブのロボットであるマキシマム・キズナカイザーだ。
それを見ていた狼真と、灯悟と共にコックピットに乗っていたイドラは。
「あれが…………!」
『もう、脳の処理が追いつかないよぅ…………』
狼真がそんな風に呟く中、イドラは放心状態になっていた。
すると、イドラは口を開く。
「あの…………スミマセン、レッドさん。何スかこれ?」
「どうした?口調がおかしいぜイドラ!これは絆の力が最高潮に達したときに奇跡の合体により爆現する。キズナファイブの最終決戦兵器だ!」
イドラがそう聞くと、灯悟はそう答える。
すると、ちまちま攻撃してくる狼真よりも、マキシマム・キズナカイザーの方が脅威と判断したのか、
「グォォォォォッ!」
「ぬわぁぁぁぁぁ⁉︎」
「ちょっと⁉︎圧されてるわよ!最終決戦兵器が⁉︎」
「やはりたった2人の絆エネルギーでは出力不足か……………!このままではあと20秒も動けねぇ!狼真が居れば、30秒は行けたはずなんだが…………!」
「なんでそんな曖昧で不確かなエネルギーを採用してるのよ⁉︎あと、狼真が居ても大して変わらないじゃない!そんなんであいつが倒せるわけが…………!」
イドラがそう聞くと、灯悟はそんな風に言う。
マキシマム・キズナカイザーは、絆エネルギーを動力源にしているが、2人だと不足しているのだ。
イドラがそう叫ぶと、灯悟はイドラを自分に寄せる。
「いや!まだだ!信じろ!俺たちの絆を!俺たちの絆なら、一瞬の勝機を無限の未来に変えられる!」
灯悟はそんな風に叫んだ。
それを見ていた狼真は。
「大丈夫か…………?まあ、大丈夫なんだろうけどな」
そんな風に不安げに呟いていた。
だが、すぐに思い直していた。
そんな中、灯悟が別の
すると。
「グォォォォォッ!」
すると、マキシマム・キズナカイザーは
「今だ!夢と友情の爆裂超新星!マキシマムキズナブラスター!」
灯悟がそう叫ぶと、マキシマム・キズナカイザーの胸部が展開して、そこからビーム砲を放つ。
それを受けた
「俺たちの絆の勝利だ‼︎」
『異世界の兵器、こっわ…………』
灯悟がそんな風に叫ぶ中、イドラはそんな風に思いながら引いていた。
すると。
「グォォォォォッ!」
「えっ⁉︎」
「もう一体いたのか…………!なら!あ」
そんな声が聞こえてきて、灯悟達は声のした方を見る。
そこには、もう一体の
それを見て、もう一回攻撃しようとするが、絆エネルギーの残量が0%と表示されていた。
すると、マキシマム・キズナカイザーが消えてしまう。
「ちょっ…………⁉︎消えちゃったじゃない!どうするのよ⁉︎」
「まずいぜ…………!」
それを見て、イドラと灯悟は慌てる。
すると。
「…………大丈夫だ。後は俺に任せろ」
「えっ⁉︎どうするつもりなのよ⁉︎」
「どうするって…………こうするんだ!来い!テガソード!」
「えっ…………⁉︎」
すると、狼真はそんな風に言う。
それを聞いたイドラがそう聞く中、狼真はそんな風に叫ぶ。
すると、頭上に巨大な右手が現れる。
それを見た灯悟が驚く中、狼真は右手に持つテガソードの人差し指と薬指の部分を展開する。
『アウェイキング!』
その音声が鳴ると、現れた巨大なテガソードも変形していく。
人差し指と薬指に相当する部分が開くと、親指と小指に相当する部分が腕になり、中指が折り畳まれると同時に、剣の部分がマントの様な形になる。
そして、展開した部分が回転して、足になる。
すると、ゴジュウウルフとしたの変身が解けて、狼真の服装がバトルドレスに変わると、その周りに巨大なテガソードレッドリングのエネルギーが現れ、狼真はその中に入る。
「えぇぇぇぇ⁉︎何で一度、変身を解いたの⁉︎何で服が変わったの⁉︎どうなってるの⁉︎」
「おぉぉぉ…………!」
それを見たイドラがそう突っ込み、灯悟はそんな声を出す。
すると、巨大なテガソードレッドリングがテガソードの元に向かう。
テガソードは変形を終えて人型になり、頭部に巨大なテガソードレッドリングが装填される。
「リングイン!人神一体!」
すると、狼真はコックピットに入り、手に持っていたテガソードをパネルと融合させる。
『掴め!切り裂け!レーッド!掴め!切り裂け!レーッド!』
「テガソードレッド!」
『テガソードレッド!』
そんな音声が鳴り響くと、狼真はそう叫び、テガソードも左手を天に伸ばす。
これが、巨神テガソードの基本形態、テガソードレッドだ。
それを見ていた灯悟達は。
『やっぱり、脳の処理が追いつかないよぅ…………』
「あれが、テガソードって奴か!」
イドラはそんな風に思いながら、再び放心状態となり、灯悟はそう言う。
そんな中、狼真は。
「行くぜ。お前は俺の…………獲物だ!」
狼真は左手で丸を作りながら、そんな風に叫ぶ。
そして。
「ハァァァァァ!」
狼真はそう叫ぶと、
「ふっ!ふっ!」
狼真は操縦桿を巧みに操り、テガソードの右手のテガソードソードで
「ぐぉぉぉぉ!」
「パームクラッシュ!」
掌底を受けて怯んだ
だが。
「ソールブースター!」
狼真は火炎放射を回避する。
そして。
「お返しだ!」
「ハァァァァァ!」
狼真はそう言うと、テガソードを手の形にして、チョップを決め、攻撃をする。
それを見ていた灯悟達は。
「すごいぜ!」
「凄いけど…………もう何が何なのか…………」
灯悟がそう言う中、イドラはそう呟いていた。
そして。
「テガソード・
『ウルフ!ソードフィニッシュ!』
狼真はそう叫びながら、手に現れたテガソードのトリガーを引く。
狼真は背後のマントを剣の形に戻して、ドリルの様に回転しながら
「ぐぉぉぉぉぉ⁉︎」
「こんなもんだな」
狼真はそんな風に呟いていた。
こうして、二体の
灯悟達は、マナメタルを回収して、ウェイクナークから離れた。
そんな中。
「へぇ〜…………テガソードか。誰が乗っているんだろうね…………」
影からそんな風に呟く男がいた。
その男の右手には、指輪がついていた。
数日後、狼真と灯悟は冒険者ギルドにいて、依頼書を見ていた。
すると。
「レッド、狼真」
「おう、イドラ!それに執事のセバスドン」
「ポセイドンです」
そんな風に声をかけられ、2人は振り返る。
そこには、イドラとポセイドンの2人がいて、灯悟がそう言うと、ポセイドンはそう突っ込む。
すると、灯悟はイドラに話しかける。
「どうだ?マナメタルの研究は進んでるか?」
「まあ、ボチボチよ」
「それで?今日はどうしたんだ?また新たな依頼か?」
灯悟がそう話しかけると、イドラはそう答える。
マナメタルの解析は進めているのだ。
狼真がそう聞くと、イドラは口を開く。
「……………いいえ、その……………今日から私も冒険者になる事にしたから。あなた達とパーティを組んであげようと思って…………」
「いいのか?」
「本当か⁉︎俺はもちろん大歓迎だぜ!なんせ、ずっとパーティを組みたいと思ってたんだが、何故か誰も組んでくれなくて困ってたんだ!」
「そりゃ、ドロップアイテムを全部黒焦げにする奴とは組みたくないでしょう」
「……………ぐうの音も出ねえな」
イドラは照れ臭そうに灯悟を見ながら、そんな風に言う。
狼真がそう聞く中、灯悟はそう言う。
イドラの指摘に対しては、狼真はそう言う。
すると、灯悟はイドラに聞く。
「でも、何で冒険者に?」
「あなた達の力を間近で研究するためよ」
「俺たちの力を?何でだ?」
灯悟がそう聞くと、イドラはそんな風に言う。
狼真が首を傾げると、イドラは口を開く。
「異世界の力と、魔法を組み合わせれば、全く新しい魔法を生み出せるかもしれないでしょう?例えば…………”異世界転移魔法”とか」
「そういう事か…………」
「異世界に行ける魔法なんて作れれば、杖の座なんて簡単に取り戻せるわ。それに、あなたの指輪…………センタイリングだったかしら?それも気になるしね。まあ、あくまで私の夢を叶えるついでによ!」
イドラはそんな風に説明する。
異世界の力と魔法を組み合わせれば、異世界転移魔法が使える様になるかもしれないと。
それと、センタイリングも気になっている事を明かす。
それを聞いた灯悟は。
「感動したぜ!イドラに会うためにこの世界に来たんじゃねぇかって思うくらいにな‼︎イドラだけだぜ!俺をもとの世界に帰る手伝いをしてくれるって言ってくれたのは!ありがとうイドラ!」
「っ⁉︎」
「ってイドラ?おーい?」
灯悟はそんな風に叫んだ。
それを聞いて、イドラは顔を赤くしていた。
それを見ていたポセイドンと狼真は。
『ああ、お嬢様のお顔がレッド様の様に赤く…………』
「面白くなりそうだな…………!」
ポセイドンはイドラを見ながらそう思い、狼真はそんな風に呟いた。
灯悟と狼真のパーティに、イドラが仲間に加わったのだった。
今回はここまでです。
今回は、アニメの第一話の話です。
色々と、狼真はセンタイリングを使って、テガソードレッドにも乗りました。
そんな中、狼真の脳裏にはとある記憶があった。
その記憶は一体…………。
灯悟と狼真のパーティに、イドラが入りました。
ここから、異世界レッドとしての物語が本格的に始まります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
この小説で、ユニバース戦士を出すかどうかを考えていまして。
現時点では、イドラがマジレンジャー、ロゥジーがリュウソウジャー、アジールがオーレンジャーの予定です。
他にリクエストがあれば、活動報告から承っております。
現時点で、どこかのタイミングでガリュードに変身するキャラ、ゴジュウポーラーに変身するキャラ。
そして、オリジナルのプリキュアとして、歴代のプリキュアに変身できるプリキュアに変身するキャラも出す予定です。
ゴジュウウルフの強化は、アニメ版の第5話に相当する話でウルフデカリバー、アニメ版の最終回に相当する話でワイルドゴジュウウルフ、バーニングブラッドの登場に合わせて、テガソードゴジュウウルフを出す予定です。