戦隊終わったら異世界でゴジュウウルフになりました   作:仮面大佐

8 / 11
第5話 2人の戦隊レッドと魔王の血族

 ロゥジーが変身用の絆装甲(バンソウプレート)を盗んでしまうというアクシデントがありつつも、連携してルルグアット卿を追い詰めた。

 だが、ルルグアット卿は魔力の種に飲まれ、巨大化してしまった。

 そして、アカリナの街に落ちようとしていた。

 それを見ていた反抗軍のグロッサ達は。

 

「街中の皆に避難指示を!出来る限り街から遠ざけるんだ!急げ!」

『はっ!』

 

 グロッサはアカリナの街にいる人たちを避難させる為に動き出していた。

 


 

 一方、巨大化したルルグアット卿を見ていた狼真達は。

 

「やっぱり、デカくなるんだな」

「イドラさん、どうすれば…………!」

「ううっ…………!」

 

 狼真がそう呟く中、テルティナはイドラにそう聞くが、イドラは何も答えられなかった。

 あんな巨大な物をどうにかする方法がすぐに思いつかなかったのだ。

 すると。

 

「心配ないんだぜ!皆!」

「「ええっ⁉︎」」

「倒した敵が巨大化するなんて、日常茶飯事だぜ!」

「まあ、戦隊モノのお約束だからな」

アンタ(灯悟)の日常は絶対おかしいし、それをお約束と言い切るアンタ(狼真)もおかしい」

 

 灯悟はそんな風に言うと、イドラ達はそう反応する。

 そして、灯悟と狼真の言葉に、イドラはそんな風に突っ込んだ。

 すると。

 

「来い!キズナビースト!」

「来い!テガソード!」

 

キズナビースト!

アウェイキング!

 

 2人はそう叫ぶと、灯悟はキズナブレスにキズナビーストを呼び出す絆装甲(バンソウプレート)を装填し、狼真は右手に持つテガソードの人差し指と薬指の部分を展開する。

 現れた巨大なテガソードも変形していき、キズナビーストも合体していく。

 人差し指と薬指に相当する部分が開くと、親指と小指に相当する部分が腕になり、中指が折り畳まれると同時に、剣の部分がマントの様な形になる。

 そして、展開した部分が回転して、足になる。

 一方、キズナビーストの方は、ラブマリナーとプロミストライカーが両足になり、両腕の形になったユニコングにフレンDが合体し、背中にトラストームが合体する。

 すると、ゴジュウウルフとしての変身が解けて、狼真の服装がバトルドレスに変わると、その周りに巨大なテガソードレッドリングのエネルギーが現れ、狼真はその中に入る。

 テガソードは変形を終えて人型になり、頭部に巨大なテガソードレッドリングが装填される。

 キズナビーストも合体を終え、頭が出てくると。

 

「リングイン!人神一体!」

「無限の絆で未来を創る!絆創合体!」

 

掴め!切り裂け!レーッド!掴め!切り裂け!レーッド!

 

「マキシマム・キズナカイザー‼︎」

「テガソードレッド!」

 

テガソードレッド!

 

 そんな音声が鳴る中、狼真は手に持っていたテガソードをパネルと融合させる。

 2人がそう叫ぶと、マキシマム・キズナカイザーはポーズを取り、テガソードも左手を天に伸ばす。

 絆創戦隊キズナファイブと、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー。

 二大戦隊の操る巨神が顕現したのだ。

 狼真が操縦桿を握る中、マキシマム・キズナカイザーのコックピットには、灯悟、イドラ、テルティナ、ロゥジーの姿があった。

 

「な、何だここは⁉︎」

「あらあら。あなたもこれに乗れたのね」

「口ではツンツンしながらも、しっかり絆を感じていたのですね」

「っ⁉︎て、テルティナ様⁉︎」

「よく来てくれたぜ、ロゥジー!おかげで絆エネルギーが高まってきたぜ!行くぜ!狼真もな!」

『言われるまでもねぇ!』

 

 ロゥジーは、マキシマム・キズナカイザーのコックピットを見渡しながらそう言うと、イドラとテルティナはニヤニヤしながらそう言う。

 そんな風に言われたロゥジーが慌てる中、灯悟はそう話しかける。

 灯悟は狼真に話しかけつつ、そう叫ぶと、狼真も通信を入れてそう答える。

 すると。

 

「それで、レッド、狼真。あいつをどうするつもり?あんなのを上空で爆散させたら、街が壊滅するわよ!」

『そんな事は分かってる!』

「これ以上、街も人も傷つけさせはしないぜ!爆散させても大丈夫なところへ、こいつを連れていく!」

『行けるな?テガソード!』

『造作もない!』

 

 イドラはそんな風に問いかける。

 このまま、ルルグアット卿暴走体を倒せば、アカリナの街が無事では済まないと。

 それを聞いた灯悟と狼真はそう答えると、マキシマム・キズナカイザーとテガソードレッドは飛び上がり、ルルグアット卿暴走体を掴む。

 そして、そのまま空へと向かっていく。

 


 

 そんな中、飛び上がっていくマキシマム・キズナカイザーとテガソードレッドを見ていた存在がいた。

 

「やっと見つけたと思ったら…………宇宙にまで行くつもりか?」

「何考えてるクマ?」

「みたいね…………。まあ、街の被害を減らす為でしょうけどね。どうする?私たちも追う?」

「いや。テガソードレッドとマキシマム・キズナカイザーが居るから、わざわざ加勢しなくても大丈夫だろう。それよりも、ゴージャスに加勢できるタイミングを見計らおう」

「相変わらずだな。まあ、様子見と行くか」

 

 それを見ていたのは、ホッキョクグマを模した戦士と、その戦士が連れている熊型の生命体、巫女服を思わせる白とピンクの服を着て、薄い桃色のポニーテールの女の子と、ゴージャスな金色の戦士だった。

 加勢するのではなく、様子見を決めていた。

 果たして、何者なのか。

 


 

 そんな中、マキシマム・キズナカイザーのコックピットでは。

 

「行け〜!GoGo!大気圏を貫け!キズナカイザー!」

「おお〜…………!」

「く、雲を突き抜けた…………⁉︎」

「大丈夫な所って……………まさか⁉︎蒼穹の天蓋を抜けるつもりですか⁉︎」

 

 灯悟がそんな風に叫ぶ中、イドラ達は窓から外の光景を見ていた。

 そんな風に話す中、マキシマム・キズナカイザーとテガソードレッドは大気圏を超えて、宇宙に到達した。

 

「来たぜ!宇宙!」

「宇宙……………来たぁぁぁぁっ!ってな」

 

 灯悟と狼真はそんな風に言う。

 狼真は、如月弦太郎/仮面ライダーフォーゼの口癖をサラッと言う。

 そんな中、イドラ達は。

 

「宇宙……………⁉︎」

「雲の上に天使の国があるという言い伝えは…………嘘だったのですね……………」

「あぁ……………!」

 

 イドラ達はそんな風に反応していた。

 イドラ達にとって、空の上というのは、蒼穹の天蓋に囲まれていて、それを超えた先には天使の国があるという言い伝えがあるレベルだった。

 テルティナがそう呟く中、ロゥジーは地球を見て、感激する様な声を出していた。

 そんな中、灯悟と狼真は。

 

「ここなら、遠慮なくこいつをぶっ倒せるぜ!」

「レッド」

「うん?」

「手を貸してやるよ。文字通りな」

「えっ⁉︎」

「花持たせてやるよ。ふっ!」

 

 灯悟がそんな風に言う中、狼真はそんな風に話しかける。

 それを聞いて、灯悟が驚く中、狼真は操縦桿を動かす。

 すると、背中のマントを剣の形に変形する。

 

「そういう事か!分かったぜ!」

 

 それを見て、灯悟は狼真の意図に気づいたのか、テガソードレッドの足の部分を掴む。

 そして、テガソードレッドを剣の様に構える。

 すると、ルルグアット卿暴走体は口を開くと、エネルギーを集約し始める。

 

「レッド!来るわよ!」

「任せろ!決めるぜ!」

 

 イドラがそんな風に言うと、灯悟はそう答える。

 すると、灯悟達の背後に、グレート・絆ソードが現れる。

 

「なっ⁉︎これは…………⁉︎」

「剣の扱いはお前に任せたぞ。ロゥジー!」

 

 ロゥジーが驚く中、灯悟はロゥジーに対してそんな風に言う。

 それを聞いたロゥジーは。

 

「ふっ。貴様に指図されるのは気に食わないが……………この景色に免じて乗ってやろう!」

「行くぞ!」

「よし!行くぜ!」

 

 ロゥジーはそんな風に言いながら、グレート・絆ソードを引き抜き、構える。

 灯悟と狼真がそう言うと。

 

「背中合わせの絆が紡ぐ!虚空を断ち切る極光の剣!」

「ハァァァァァ!」

勇輝一閃(ブレイブレイ)!キズナスラッシュ‼︎

テガソード!キズナスラッシュ‼︎

 

ウルフ!ソードフィニッシュ!

 

 灯悟がそんな風に叫ぶ中、ロゥジーは剣を振りかぶる。

 そして、テガソードレッドを持ったマキシマム・キズナカイザーがルルグアット卿暴走体に向かうと、灯悟と狼真がそう叫び、そんな音声が鳴る中、マキシマム・キズナカイザーはテガソードレッドで大きく斬撃をする。

 それを受けたルルグアット卿暴走体は、真っ二つに切れて、そのまま大爆発をする。

 その衝撃波は、アカリナの街の方にまで届いていた。

 

「どう…………なったんだ…………?」

 

 反抗軍の1人はそんな風に呟く。

 どうなったのかが気になったのだ。

 すると。

 

『うぉぉぉぉ!』

 

 空の上から、マキシマム・キズナカイザーとテガソードレッドが降りてくるのを見て、人々はそんな歓声を上げる。

 それを見ていたグロッサは。

 

「勝ったんだ……………!」

 

 グロッサはそんな風に呟いていた。

 灯悟達が、ルルグアット卿に勝ったのだと感じていた。

 


 

 その後、灯悟達はルルグアット卿の事を見ていた。

 ちなみに、灯悟と狼真は変身解除していた。

 

「……………で、後はこのおできだな」

「ぶった斬たのに、まだ動くのか」

 

 灯悟と狼真は、そんな風に呟く。

 2人の視線の先には、人間の姿に戻ったルルグアット卿の姿があったが、魔力の種が埋められている左手は、ルルグアット卿が気絶しているのにも関わらず、蠢いていた。

 2人の言葉を聞いたテルティナは、口を開く。

 

「一度暴走した魔力の種は、宿主が倒れようとも、何度でも復活し、魔獣化します」

「それなら早く止めねぇと!」

「何か手はあるのか?」

「これを止める方法は二つ。宿主を絶命させるか、種を人体から根こそぎ引き抜くしかありません」

「根こそぎって…………どうやって?」

「あん?」

 

 テルティナはそんな風に説明をする。

 魔力の種は、たとえ宿主が倒れても、何度でも復活し、魔獣化するのだと。

 灯悟がそう言う中、狼真がそう聞くと、テルティナはそう言いながら、羽織っていた布を取る。

 灯悟と狼真が首を傾げる中、テルティナの胸元が光りだす。

 すると、テルティナの胸に狼の頭部を模した蕾のような物が現れる。

 

「特権解放。簒奪の銀狼(ヴリコラカス)

「ワォォォォ〜ン!」

 

 テルティナがそんな風に言うと、テルティナの胸元から、銀狼が現れる。

 

「えっ⁉︎」

「マジかよ…………⁉︎」

「何で………テルティナ様が魔力の種を………⁉︎」

 

 灯悟と狼真が驚く中、イドラも驚きつつそんな風に言う。

 テルティナが特権魔法を使ったという事は、テルティナも魔力の種を使っているのだと悟ったからだ。

 すると、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)がルルグアット卿を咥えると、ルルグアット卿を飲み込む。

 

「おい!何やってんだよ⁉︎」

「まさか……………」

 

 それを見て、灯悟が慌てる中、狼真はテルティナのやろうとしている事を悟った。

 すると、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)はルルグアット卿を吐き出す。

 

「「「ひっ⁉︎」」」

 

 3人は、涎まみれのルルグアット卿に驚いた。

 左手を見ると、魔力の種が消えていたのだ。

 

「魔力の種が無くなってる⁉︎」

「そいつが、魔力の種を人体から根こそぎ引き抜く方法か?」

「ええ。これが、人体から魔力の種を取り除く方法…………。そして、私の役割です」

「テルティナ…………お前は一体……………?」

 

 イドラが驚く中、狼真がそう聞くと、テルティナは簒奪の銀狼(ヴリコラカス)を撫でながらそんな風に答える。

 それを聞いた灯悟は、そんな風に問いかける。

 すると、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)のふわふわな体毛が目に入る。

 それを見た三人は。

 

「うおおおお!すっげぇモフモフだぜ!」

「匂いもいいわよ!こいつ!」

「……………悪くねぇな」

無礼極まるぞ!貴様ら‼︎

 

 狼真達は、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)を撫でたり、匂いを吸う。

 それを見たロゥジーがそんな風に叫ぶと。

 

「そう言わずに、ロゥジーも一緒に撫でたらどうです?」

「私はどちらかと言うと、テルティナ様に撫でて頂きたいです」

「そう……………」

 

 テルティナは、ロゥジーも撫でたらどうかと勧める。

 それに対して、ロゥジーはそんな風に言い、テルティナは何とも言えない表情を浮かべる。

 そんな中、灯悟と狼真が口を開く。

 

「こんなに可愛くても、特権魔法なんだろ?」

「確かにな。危険はないのか?」

「この簒奪の銀狼(ヴリコラカス)は、”誰も傷ついてほしくない”。”魔力の種の宿主を殺さずに救いたい”という願いから生まれた特権魔法です。それゆえか、魔力の種を奪う以外の能力はなく、こんな見た目ですが、戦闘力はそこらの野良犬以下です」

「そうか……………」

 

 灯悟と狼真がそう聞くと、テルティナはそう答える。

 簒奪の銀狼(ヴリコラカス)は、魔力の種を奪う事しかできず、戦闘力はそこらの野良犬以下だという。

 狼真がなんともいえない表情を浮かべる中。

 

「さあ、おかえり」

 

 テルティナがそう言うと、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)は蔓に包まれ、テルティナの中に戻る。

 すると、イドラが口を開く。

 

「でも…………どうして今まで私たちには話してくれなかったんですか?」

「不要な心配はさせたくありませんでしたので。…………それに、この力は種をばら撒いている者にとって、最も邪魔な存在のはず。なので、この事を知る人間はできる限り少なくしておきたかったのです」

「……………なるほど」

「確かにな」

 

 イドラがそんな風に聞くと、テルティナはそう答える。

 余計な心配をかけたくなかった事、下手に知られれば、命を狙われかねない事。

 それが理由だと。

 それを聞いて、イドラと狼真が納得していると。

 

「そういや、俺もキズナファイブって事は、周りに隠してたなぁ」

「え?隠し通せるもんなの?あんたが?アレを?」

「ああ!一週間でバレたぜ!」

「……………だろうな」

 

 灯悟は感慨深くそんな風に言う。

 それを聞いて、イドラがそう聞くと、灯悟はそう答えて、狼真はそう呟く。

 そんな中。

 

「ふ〜ん…………今度の奴は赤いのね」

 

 虚空から、灯悟達の事を見ていた存在がいた。

 すると、テルティナは口を開く。

 

「という訳で、私の能力は決して漏らさないようにお願いします」

「「「「おー!」」」」

 

 テルティナは、簒奪の銀狼(ヴリコラカス)については他言無用という事を伝えた。

 4人がそう答えると。

 

「残〜念♪もう手遅れだよ〜ん♫」

「「「「「っ⁉︎」」」」」

「誰だ⁉︎」

「何だあれ…………⁉︎」

「口…………⁉︎」

 

 そんな声が響いてきて、狼真達は周囲を見る。

 すると、空に笑みを浮かべる歯形のような物があった。

 灯悟と狼真が困惑する中、その口から黒い液体が流れ出てくる。

 その液体は、人の形になっていく。

 

「初めまして、勇者御一行。僕は魔王族のアブダビ。偉大なる魔王様…………すなわち、ママンの”愛し子”が1人、”常笑(じょうしょう)のアブダビ”だよん!」

 

 その存在は、アブダビと名乗った。

 それを聞いたロゥジー達は。

 

「魔王族⁉︎」

「魔王族ってなんだ?」

「何だあいつ?」

 

 ロゥジー達が驚く中、灯悟と狼真は首を傾げていた。

 すると、イドラが口を開く。

 

「魔王族っていうのはね…………千年前に封印された魔王の復活を目論む人類の仇敵。魔王の胎より産み出されし"魔王の血族"のことよ!」

「なるほど…………この世界の悪の組織ってことか」

「そういう事か」

「ここ数百年姿を見せなかった化物が…………どうしてこんな所に?」

 

 イドラはそう説明する。

 魔王族というのは、魔王の復活を目論む人類の仇敵であり、魔王の胎より生み出された血族の事であると。

 灯悟と狼真がそう呟く中、イドラがそう言うと。

 

「害獣駆除だよ!人が蒔いた"種"を食い荒らす悪~い害獣を狩りにきたのさ!」

「…………"種"ですって?」

 

 アブダビはそんな風に言う。

 テルティナがアブダビの『人が蒔いた種』という言葉に言葉に反応する。

 すると。

 

「そうだよん♪魔力の種をばら蒔いているのは、ボクら魔王族さ!」

「そうか………お前達が…………!お前達があんな物をばら蒔いたせいで!どれだけの人が傷付いたと思っている⁉︎」

「テルティナ?」

 

 アブダビは、テルティナの疑問に答えるようにそう言う。

 すると、テルティナは激怒の様子を見せていた。

 テルティナの脳裏には、ある男性が映っていた。

 テルティナの激昂には、狼真が困惑した反応をする中。

 

「知らないよ。魔力の種が花開き、世界に負の魔力が満ちる時、ボクらの愛しの魔王様(ママン)が復活する!そしたら、人類の営みなんて、全部ぶっ壊れるんだから!という訳で……………まぁ、多少の犠牲は笑って流してよ♪」

 

 アブダビは鼻をほじくりながらそんな風に言う。

 魔王の復活の為には、多少の犠牲は笑って流せと。

 アブダビはそう言いながら、テルティナを殺害しようとする。

 すると。

 

「「「っ!」」」

「ありゃりゃ。さっきの戦闘でもうヘロヘロかと思ってたのに…………」

 

 アブダビの攻撃は、灯悟、狼真、ロゥジーの3人に阻まれる。

 アブダビがそう言う中。

 

絆装甲(バンソウプレート)!セット!」

「エンゲージ!」

 

ぺっTURN(ターン)

クラップユアハンズ!

 

 灯悟はキズナブレスに絆装甲(バンソウプレート)を、狼真はテガソードにゴジュウウルフセンタイリングを装填する。

 

「仲間を守るためなら、限界を超えて力が湧きあがる…………それが、絆の力だ!」

「お前のような危険な奴を放っておくわけにはいかねぇからな!」

 

ゴジュウウルフ!

 

 灯悟と狼真はそう叫ぶと、キズナレッドとゴジュウウルフに変身して、アブダビに攻撃する。

 アブダビは、2人の攻撃を回避すると。

 

「なるほど………キズナ、ねぇ。それじゃあ、こっちも愉快な仲間を呼ばせてもらおうかな♪」

 

 アブダビはそんな風に言うと、指を鳴らす。

 すると、狼真達の周りに口が現れて、そこから大量の魔獣が現れた。

 

「魔力の種の暴走態⁉︎」

「しかも何て数なの…………!」

 

 それを見たロゥジーとテルティナはそう言う。

 すると、イドラは現れた魔物を見て、ある事に気付いた。

 

「あれは…………グロッサさん⁉︎」

「こいつら全員…………反抗軍の連中か!」

「この人たちに何をした⁉︎」

 

 イドラが気づいたのは、魔物の一体に、グロッサが取り込まれている事だった。

 そこから、狼真はこの暴走体が全員、反抗軍の面々だと気付いた。

 灯悟がそう聞くと。

 

「街を守る力を欲しがってたから、与えただけさ〜。まぁ、あげたのは精製に失敗したすぐに暴走しちゃう粗悪品だけどねぇ」

「なんて事を……………!」

「それだけじゃないよ〜。はいっ!」

 

 アブダビはそんな風に言う。

 反抗軍の面々に、粗悪品の魔力の種を与えたのだと。

 イドラがそう呟く中、アブダビはまた指を鳴らす。

 すると、怪人達が現れる。

 

「今度は何⁉︎」

「魔力の種の暴走体では無さそうだが…………⁉︎」

「一体…………⁉︎」

 

 それを見て、イドラ達はそんな風に反応する。

 だが、狼真は違った。

 

「こいつら…………!」

「こいつらの事を知ってるのか?狼真!」

「こいつら…………スーパー戦隊に仮面ライダー、プリキュアの怪物や戦闘員達だ…………!」

「何っ⁉︎」

 

 狼真は驚愕の気配を浮かべていた。

 灯悟がそう聞くと、狼真はそう答える。

 現れたのは、スーパー戦隊、仮面ライダー、プリキュアの怪物達や戦闘員であると。

 それぞれ、スーパー戦隊からは。

 

海賊戦隊ゴーカイジャーの敵であるザンギャックの戦闘員であるゴーミン

特命戦隊ゴーバスターズの敵であるヴァグラスの戦闘員であるバグラー

獣電戦隊キョウリュウジャーの敵であるデーボス軍の戦闘員であるゾーリ魔

烈車戦隊トッキュウジャーの敵であるシャドーラインの戦闘員であるクローズ

手裏剣戦隊ニンニンジャーの敵である牙鬼軍団の戦闘員であるヒトカラゲ

動物戦隊ジュウオウジャーの敵であるデスガリアンの戦闘員であるメーバ

宇宙戦隊キュウレンジャーの敵である宇宙幕府ジャークマターの戦闘員であるインダベー

快盗戦隊ルパンレンジャーと警察戦隊パトレンジャーの敵である異世界犯罪者集団ギャングラーの戦闘員であるポーダマン

騎士竜戦隊リュウソウジャーの敵であるドルイドン族の戦闘員であるドルン兵

魔進戦隊キラメイジャーの敵であるヨドンヘイムの戦闘員であるベチャット

機界戦隊ゼンカイジャーの敵であるトジテンドの戦闘員であるクダック

暴太郎戦隊ドンブラザーズの敵である脳人やヒトツ鬼が使役するアノーニ

王様戦隊キングオージャーの敵であるバグナラクの戦闘員であるサナギム

爆上戦隊ブンブンジャーの敵である大宇宙侵略大走力団ハシリヤンの戦闘員であるネジレッタ

 

 となっており、仮面ライダーからは。

 

仮面ライダーWの敵であるミュージアムや財団Xの戦闘員であるマスカレイド・ドーパント

仮面ライダーオーズの敵であるグリードが使役する屑ヤミー

仮面ライダーフォーゼの敵であるホロスコープスの戦闘員であるダスタード

仮面ライダーウィザードの敵であるファントムが使役するグール

仮面ライダー鎧武の敵であるオーバーロードが使役する初級インベス

仮面ライダードライブの敵である下級ロイミュード

仮面ライダーゴーストの敵である眼魔が使役する眼魔コマンド

仮面ライダーエグゼイドの敵である戦闘員バグスター

仮面ライダービルドの世界で用いられているガーディアン

仮面ライダージオウに登場するオーマジオウやクォーツァーが使役するカッシーン

仮面ライダーゼロワンの敵である滅亡迅雷netが使役するトロリロバイトマギア

仮面ライダーセイバーの敵である黒い本棚が使役するシミー

仮面ライダーリバイスの悪魔であるギフジュニア

仮面ライダーギーツのデザイアグランプリの敵キャラであるポーンジャマト

仮面ライダーガッチャードの敵であるグリオンが使役するドレットルーパー

仮面ライダーガヴの敵であるストマック社が使役するエージェント

 

 となっており、プリキュアからは。

 

ハピネスチャージプリキュア!の敵である幻影帝国が使役するサイアーク

GO!プリンセスプリキュアの敵であるディスダークが使役するゼツボーグ

魔法つかいプリキュア!の敵である闇の魔法つかいが使役するヨクバール

キラキラ☆プリキュアアラモードの敵であるキラキラルを奪う存在の1人であるビブリーが使役するイル

HUGっと!プリキュアの敵であるクライアス社が使役するオシマイダー

スター☆トゥインクルプリキュアの敵であるノットレイダーが使役するノットレイ

ヒーリングっど♡プリキュアの敵であるビョーゲンズが使役するメガビョーゲン

トロピカル〜ジュ!プリキュアの敵であるあとまわしの魔女たちが使役するヤラネーダ

デリシャスパーティ♡プリキュアの敵であるブンドル団が使役するウバウゾー

ひろがるスカイ!プリキュアの敵であるアンダーグ帝国が使役するランボーグ

わんだふるぷりきゅあの敵であるガオウの勢力によって動物が凶暴化した状態のガルガル

キミとアイドルプリキュア♪の敵であるチョッキリ団の使役するマックランダー

 

 となっている。

 

「お前…………なんでこいつらを⁉︎まさか………厄災か⁉︎」

「厄災?」

「正解〜。僕たち魔王族は、厄災クラディスと呼ばれる存在と手を組んだんだよね〜♪その時に、こいつらを出せる能力を得たんだよ♪」

「厄災だと…………⁉︎」

「という事は…………こいつら、モリスか!」

 

 狼真がそう聞くと、アブダビはそう答える。

 魔王族は、厄災クラディスと手を組んだと。

 厄災クラディス。

 正式名称は、深淵なる厄災クラディス。

 ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーに登場する敵勢力であり、ユニバース大戦で熊手真白とテガソード、ユニバースロボと戦った。

 狼真の言うモリスとは、厄災クラディスの配下である死の厄災である。

 その見た目は、歴代のスーパー戦隊の戦闘員と酷似しているのが特徴だ。

 

『でも、モリスはスーパー戦隊の戦闘員のはず……………なんで、仮面ライダーとプリキュアの怪物や戦闘員まで居るんだよ…………⁉︎』

 

 それを聞いて、狼真は困惑していた。

 厄災クラディスは、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーの敵勢力であり、仮面ライダーやプリキュアの戦闘員や怪物まで現れた事に困惑していたのだ。

 ルルグアット卿暴走体を倒したと思ったら、アブダビとスーパー戦隊、仮面ライダー、プリキュアの敵まで現れ、事態は更なる方向へと進んでいく。




今回はここまでです。
今回は、アブダビが現れて、戦闘が始まる直前までです。
本当なら、アニメ版の第5話の話全部をやりたかったですが、次回は怒涛の展開が起こるので、前後編で分けます。
アブダビを始めとする魔王族は、厄災クラディスと手を組み、スーパー戦隊だけでなく、仮面ライダーやプリキュアの敵キャラも使役する事が出来るようになりました。
まあ、仮面ライダーレジェンドとオリジナルのプリキュアが絡むので。
そんなこんなで、スーパー戦隊が一旦終わってしまい、ギャバンインフィニティが始まりましたね。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
キズナレッド・バーニングブラッドの登場の際に、バッドエンド時空の灯悟を出しますが、狼真はセイントゴジュウウルフに変身する狼真と戦わせようかなと思います。
まあ、ゴジュウジャーVSブンブンジャーの展開次第ですが。
今後の展開でリクエストがあれば、活動報告から承っております。
ギャバンインフィニティのリングも出せたら出したいなと考えています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。