「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

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https://hoyoqwerty.github.io/storyofsekai
または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第十五章 「始まりから響く破壊の音」

そら「さあ、白黒付けようか。」

 

怪物の背後に現れたのは、仮面ライダーライブ。

...帰ってきたそらだった。

 

ゆかり「そらさん!」

 

怪物「はっ!」

怪物は即座に振り向き、

そらに向けてエネルギービームを発射した。

 

そら「はぁっ!」

そらはドライバーの押印部を手で押し、

バットの力を引き出して高く飛び上がり、

エネルギービームを回避した。

 

ツーサイドライバー{必殺承認!}

ツーサイドライバー{バット!ジャスティスフィニッシュ!}

 

そのままそらは怪物へライダーキックを行った。

 

怪物は吹き飛び、そらはゆかりの近くに着地した。

 

そら「ゆかりさん!大丈夫ですか?」

 

ゆかり「なんとか...大丈夫です!」

 

そら「マスターはどこへ?」

 

ゆかり「マスターは他の時間軸に行っていてこっちには

来られなかったんです。」

 

そら「だからか...

ゆかりさん、まだ戦えそうか?」

 

ゆかり「えぇ。まだ行けますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミクはこうたちと杏たちと合流した。

 

こう「杏ちゃん!本当に大丈夫!?」

杏「大丈夫だって!大丈夫だから体揺らすな~!」

 

ミク「みんな平気?今から地下室に行くよ!」

 

レン「地下室!?」

さこ「地下室あるの...このセカイ...」

 

ミク「実はあるんだよ地下室が。

そこには時空空間転移装置があるんだよ。」

 

めぐみ「...それって?」

 

ミク「世界の壁を越えて、他の時間軸に行くための装置だよ。」

 

めぐみ「???」

 

ミク「ゆかりさんも、この装置とほぼ同じものを使って、

ここに来たんだ。」

 

冬弥「他の世界に行くようなものなのか?」

 

ミク「まぁ...そんな感じかな。

...とにかく、今はこのセカイから逃げないと...!」

 

さこ「ま...待って!ミク!」

 

ミク「さこ?」

 

さこ「そらはまだここに帰ってきて無いのに、

ここから動けないよ...」

 

ミク「そうだ...そらがまだ...」

 

そら「俺ならもう居るぞ!?」

そらが無線で語りかける。

 

ミク「えぇ!?そら!?」

 

そら「あぁそうだ俺だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイズブラスター{Exceed Charge}

ゆかり「はぁっ...!」

怪物に向かってファイズブラスターの大砲を放つ。

 

ツーサイドライバー{必殺承認!}

そら「ゆかりさん!」

 

ゆかり「はいっ!」

ゆかりはしゃがんでファイズブラスターを頭上に上げる。

 

そら「はっ!」

そらはゆかりにジャンプし、さらにファイズブラスターを

踏み台にしてさらに高く飛び上がり、

ツーサイドライバー{バット!ジャスティスフィニッシュ!}

そら「はぁあ!」

 

ライブガンのトリガーを引いた。

 

怪物「ぐっ...まだ...まだ!」

怪物の身体はふたたび青白い光に包まれる。

 

そら「ほんとキリないな...」

 

ゆかり「それが理の律者の力ですから。

構造さえ理解していればそれを無から生成できる力...

なぜこの怪物が所有しているのか謎ですが、

この力であの怪物自体が自分自身の身体を作り出している以上、

あの怪物を倒すには跡形もなくすべてを消し去る必要があります」

 

そら「きっつ...

今二人の攻撃もろに受けても全部じゃないんだろ...?」

 

ミク「ねぇ待って...そら今戦ってるの?」

 

そら「戦ってるよ」

 

さこ「(そらはもう...戦ってる?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミク「へぇ!?戦ってるなら最初から言ってよ!

なんで無線一つ入れずに...!」

 

そら「だってピンチそうだったから...」

 

ゆかり「私はピンチなんかにはなってませんから!?」

 

そら「嘘つけ絶対ピンチだったって!」

 

ゆかり「そんなわけ!」

 

怪物「...うるさい!!」

怪物が天空に向けてビームを発射し、

それをそらとゆかりが居るところに振り下ろした。

 

そらとゆかりは間一髪で避ける。

 

そら「...とにかく、俺とゆかりさんがここで足止めをする。

俺たちは後々行くから時空空間転移装置の電源つけっぱで行け!」

 

ミク「...よし分かった!みんな行く...」

 

辺りを見回す。

 

ミク「...よ...?」

 

自分以外誰も居ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物「お前たち...しぶといな...」

 

そら「お前の方がしぶといよ!

何回身体を再生させてんだ。」

 

 

怪物「...言えてるね。

でもこっちには「秘策」がある...!」

 

そら「「秘策」?」

??「「秘策」?」

 

 

花火「秘策~?

...秘策って?」

??「いや知らんよ」

 

 

ゆかり「でもあなたが私たちを倒さない限り...

これは終わりませんよ。」

 

怪物「それも言えてる。

だからこその秘策だ!」

 

怪物は手を天に掲げた。

おそらくその秘策とやらを使うつもりなのだろう。

しかし、その手にはおもいっきり蹴りが入ることとなった。

 

怪物「いてっ!」

痛がる怪物のそばには、変身したさこが立っていた。

さこ「はっ!」

怪物の顔面を蹴り上げ、吹っ飛ばせる。

 

吹っ飛ばした先で変身していためぐみとこうが一緒に

怪物を殴り飛ばす。

 

そら「みんな...どうして...!

これじゃ避難が...」

 

レン「たぶん避難なんてしたくないんじゃない?

 

そら「え?...でも!」

 

レン「あの三人はまだ全員が本当の仮面ライダーじゃないと

しても...」

 

レン「そらと肩を並べて戦いたいという気持ちは、

本当だと思うよ。」

 

そら「...!」

そら「(俺と...肩を並べて...?)」

 

背後から

冬弥「めぐみたちは、そらが死んだあの日のことを考え続けていた。

どうすればあの騒動を止められたか。

どうすればそらのように強くなれるのか。

どうすれば...そらのように成れるのか。

あの三人は、ずっと考えてたんだ。」

 

そら「...そうだったのか...」

 

 

 

 

僕の分まで...みんなを守って...

その言葉は、かつて瑞希と交わした約束の言葉。

 

僕の分までみんなを守って。

 

そら「(でも...あの三人はもう...!)」

 

 

そら「ふっ...!」

 

ツーサイドライバー{バット!ジャスティスフィニッシュ!}

 

そらはめぐみたちを飛び越えて怪物にライダーキックをかます。

 

そら「(この三人は、仮面ライダーだ...!)」

 

 

そら「三人とも...もう自分の身は、自分で守れるな?」

 

三人はほぼ同時に頷いた。

 

 

そら「なら...」

そらはドライバーからバイスタンプを引き抜く。

 

そら「一緒に戦おう。

 

バットバイスタンプ{バット! Confirmed !}

そら「変身!」

 

ツーサイドライバー{Madness ! Hopeless ! Darkness ! バット!

仮面ライダーエビル!}

 

そら、さこ、めぐみ、こうが横に並び立つ。

 

そら「怪物には「秘策」があるらしい。

理の力...なんでもかんでも作り出せる力がある限り

何をしてくるかわからない。十分に気をつけろ。」

 

さこ&めぐみ&こう「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

花火「それで...秘策って...?」

??「いや知らないってあいつ勝手に言ったんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物「お前らぁ...!」

 

そらが怪物を連続で切りつける。

そら「さこ!」

 

そらがしゃがみこみ、さこがそこから怪物に蹴りを入れる。

 

怪物が吹き飛び、さこも怪物の元へ飛び立つ。

リベラドライバー{コブラ!スタンピングスマッシュ!}

 

さこ「食らえ...!」

 

怪物「ぐぁああっ!」

さこの蹴りで怪物は空中に蹴り上げられた。

 

その着地点にめぐみとこうが待ち受ける。

 

めぐみ「はぁ!」

こう「はぁ!」

 

落ちてくる怪物を、二人が思い切り殴り飛ばす。

 

怪物はさっきとは違う方向に飛んでいき、

 

レン「はぁっ...!」

冬弥「ふっ...!」

 

空中で冬弥とレンによって、地面に叩きつけられた。

 

怪物「ぐっ...」

 

怪物は立ち上がったが、目の前には、

 

構えを取る杏の姿があった。

 

杏「はぁぁっ!!」

 

杏は思い切り怪物を蹴り飛ばした。

 

杏「そら!」

 

そら「任せろ!」

ツーサイドライバー{必殺承認!}

 

怪物はそらの方向に、そして地面に垂直に蹴り飛ばされていた。

 

そらは怪物を横切りながら、

怪物の腹部に刃を当てた。

 

ツーサイドライバー{バット!ダークネスフィニッシュ!}

 

そら「はああっ!」

 

そらは腹部をおもいっきり切り裂いた。

 

怪物「ぐわあっ...」

 

怪物は思わず、片膝をつく。

 

怪物は理の力を使う。

 

 

??「ここまでやられてもまだ理の力で復活するか...

こいつにはかなり可能性がありそうだ。」

 

出力は本来の54%まで低下してたが、

理の力で復活させたことですぐに100%まで戻っていった。

 

 

 

杏「ここまでやって、まだ倒せないの...?」

 

そら「手ごわいな...こいつ...!」

 

そらは再度怪物に攻撃に試みた。

 

しかし、そらが怪物に近づいた瞬間だった。

 

怪物「こうなったら...」

 

怪物「はっ!」

そら「うっ...!」

 

攻撃しようとしたそらの動きが止まる。

 

怪物「お前の悪魔を「支配」してやる...!!

 

 

怪物の「秘策」。

それはそらの悪魔を支配することだった。

 

しかし、今のそらには悪魔が居ない。

なぜならそらの悪魔は既に死んだから。

 

なら、そらの悪魔の代わりに何を支配することになる?

 

 

 

 

 

 

 

花火「ねぇ...これどうなっちゃうの?」

 

??「......わからない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの怪物の持つ力は、「制限された支配の律者」の力。

 

その力は「悪魔の力を操ること」に特化されている。

 

しかし悪魔がいない人間の悪魔を、どうやって操る?

 

その答えは、この男にも、

そして支配の律者本人にもわからなかった。

 

 

そら「ぐっ....うわあああああああああ....!!!」

 

言わば、「賭け」。

 

そらの周りをどす黒いエネルギーが覆いつくす。

 

 

 

そのエネルギーは、悪魔のエネルギーそのものだ。

 

ゆかり「一体...何が...!?」

 

 

 

悪魔のエネルギーが消えた後、

そらは、変身を解除した状態でそこに立っていた。

 

しかしその様子は、いつものそらと似つかわしくなかった。

後ろ姿だけでも、なんとなくそれが分かった。

 

 

支配の律者は、まだ賭けの結果が分からなかった。

そらの瞳が真っ赤に光っていたのを見てもまだわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賭けに、負けたことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そらは手を横に伸ばす。

その瞬間、施設の中から音が響いてくる。

 

ミク「何...この音...」

言い終わりかけた瞬間に、ミクの顔のすぐ横を無数の破片が

通り、飛んで行った。

 

その先は施設の出口。

手のひらサイズの大きな破片もあったため、

カラーリングなども判別できた。

 

記憶の奥底でしっかりと根付くあの色。

 

ミク「あれは...!!」

 

ミクは気づかないうちに出口に駆けていた。

 

 

 

横に伸ばしたそらの手元に破片が集まる。

 

レン「なんだ...あれ...」

 

そら?「ふん...!」

 

そらは破片に力を込めた。

破片は組み立てられ、悪魔のエネルギーで結合...

 

 

 

 

 

 

 

 

あるドライバーとバイスタンプを形成した。

 

冬弥「あれは...確か...」

 

ゆかり「間違いない...!「ベイルドライバー」!

...バイスタンプライダーシステム第一号機...!

 

さこ「それって...」

 

 

 

そらは自分で修復したベイルドライバーを見つめる。

次に目の前にいる怪物を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶の中の声「...また敵だ...。

行くぞ■■...!」

 

記憶の中の誰か「うん....」

 

 

そら?「一緒に倒そう...

 

ベイルドライバー{ベイルドライバー!}

ドライバーはそらに装着される。

 

ミクは施設の出口に到着し、

すぐにそらの方を見る。

 

 

そらがバイスタンプを起動させる。

カブトバイスタンプ{カブト!}

 

その起動音声で、ミクの不安は現実に変わってしまった。

 

そらはドライバー上部にバイスタンプを押印、

ベイルドライバー{Deal...}

ミク「そら!やめて!」

 

そら?「...変身」

そのままドライバー前面に再度押印した。

 

ベイルドライバー{Bane Up...!}

 

ベイルドライバー{破壊!(Break) 世界!(Broke)

奇々怪々!(Broken)}

 

ベイルドライバー{仮面ライダーベイル!}

 

杏「あれが......ベイル...?」

 

ゆかり「...まずい...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶の中の声「...俺と、

 

記憶の中の誰か「僕とで、

そら?「僕とで、

 

 

そら?「......白黒付けてやる。

 

 

 

音も無く、仮面ライダーベイルはただ一歩歩いただけで、

怪物の目前まで近づいた。

 

そして近づいたときには、

仮面ライダーベイルは殴りの姿勢を取っていた。

 

 

さこたちが反応したときには、

既にベイルの攻撃は行われていた。

 

怪物「が......」

 

怪物は反応すらできず、防御もできなかった。

 

その攻撃により、ようやく支配の律者は理解することになる。

「賭け」に負けたことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「なっ...」

 

その一撃で、壁に強く打ちつけられた怪物の、

100%だった出力はたったの17%にまで低下した。

 

 

第一部 第十五章 完

 

第一部 第十六章へ続く...




あとがき解説
※元作品を書いておりますが、
 元作品との設定と同じであるとは限りませんのでご注意ください。

・仮面ライダーベイル (元:仮面ライダーリバイス)

「名無し」のセカイで最初の仮面ライダー。
「ベイルドライバー」と
「カブトバイスタンプ」を用いる。

最初期のシステムだけあって安全装置に乏しく、
エネルギーを際限なく使い切る代わりにとてつもないパワーを生み出す。
カブト特有の突きや殴る蹴るなどの単純な攻撃が、
致命傷レベルにまで強化されているほか、
瞬間移動などの能力を有するなど、
現在開発され運用されているシステムでも成しえない強力な力を持っている。

しかしエネルギーを際限なく使い切るということは、
人間と悪魔のエネルギー両方を使い切ることを意味するため、
人間と悪魔の両方に相当な副作用がふりかかることになる。

一回目のモンスターブラックホールの脅威に対抗するために
ミクの「セカイの主」としての力を以って、そらが開発したもの。
しかしこの時には、「エネルギーを際限なく使い切る」という副作用は無かった。

実際に一回目のモンスターブラックホールの戦闘で何度も使用されたが、
最終戦の丁度ひとつ前の戦いでドライバーが破損。
修復しつつ、「エネルギーを際限なく使い切る」という副作用を持たせつつ
出力を向上させようとするが、
修復作業中に最終戦が始まってしまう。
そこでそらの相棒である瑞希は時間稼ぎのために、
単身生身の状態で特攻し死んでしまう。
そらはそのあと遺された瑞希の力を受け継いで、
一人で変身。副作用に耐えながらも最終戦を勝ち抜いた。

その後、そらはドライバーが一つだけでは
危険と判断しいろいろな種類のドライバーを作った。
仮面ライダーベイルはそれらのシステムの基礎であり、
改良されたうえで現在のライダーシステムに採用されている。

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

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