「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

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https://hoyoqwerty.github.io/storyofsekai
または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第十六章 「暴走」

ベイルドライバー{仮面ライダーベイル!}

 

杏「あれが......ベイル...?」

 

ゆかり「...まずい...」

 

 

記憶の中の声「...俺と

 

記憶の中の誰か「僕とで、

そら?「僕とで、

 

 

そら?「......白黒付けてやる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音も無く、仮面ライダーベイルはただ一歩歩いただけで、

怪物の目前まで近づいた。

 

そして近づいたときには、

仮面ライダーベイルは殴りの姿勢を取っていた。

 

さこたちが反応したときには、

既にベイルの攻撃は行われていた。

 

怪物「が.......」

 

怪物は反応すらできず、防御もできなかった。

 

 

??「なっ...」

 

 

 

その一撃で、壁に強く打ちつけられた怪物の、

100%だった出力はたったの17%にまで低下した。

 

攻撃の瞬間に、地響きが伝わり、

「名無し」のセカイに轟音が響く。

 

 

その場にいた面々は固まり、動けなくなった。

ただ仮面ライダーベイルの方を向くので精一杯だった。

 

 

怪物は壁に打ち付けられ、

自分の83%をたった一撃で失った。

もはや何が起こったのかわからなかった。

 

怪物「なんだ...今の...」

 

言い終わる前に、

目の前の光景が一瞬で変わった。

 

ベイルはたった一歩歩くだけで...

瞬間移動を行って怪物の目の前まで近づいた。

 

怪物「ぐっ...」

 

怪物が肩を掴まれ、そのまま宙に浮かせられた。

 

怪物はそのままベイルの左側に投げ飛ばされた。

 

 

??「出力残り...14%...」

 

 

 

 

怪物「なんだ...この強さは...」

 

カブトバイスタンプ{カブト!}

 

仮面ライダーベイルに容赦はない。

今のそらの動きには理性がないのだ。

 

ベイルドライバー{Charge...}

 

今のそらは、ただ目の前の生き物を滅する。

ただの兵器に成り果てた。

 

怪物「ま...待ってくれ...!!」

怪物は目の前のベイルから放出されるエネルギー量の多さに

怯え始めた。

 

しかし、そらはそれを気にも留めず、

ドライバーの左右にあるパーツを強く押し込む。

 

それはベイルの必殺技が発動されることを意味していた。

 

ミクは、今のベイルが手加減をしないことが分かっていた。

 

ミク「みんな!逃げて!!」

大声でこうたちに伝える。

 

ミク「早く!!!」

 

しかし既に遅かった。

 

既にベイルは怪物の目の前に瞬間移動していた。

 

その右足に集まるエネルギーに、

怪物はもはや対抗することができなかった。

 

 

ベイルは右足を振り上げ、怪物に向けて突き出す。

 

ベイルドライバー{ベイリングインパクト!}

 

 

非常識なほどにエネルギーが集中した右足に触れた怪物は、

その衝撃により消滅した。

 

ゆかり「うっ...!」

 

さこ「うわっ!」

 

そのライダーキックの衝撃は地響き、そして

衝撃波となり、セカイ中に響き渡り、

比較的近くに居たさことゆかりは、

衝撃波に吹き飛ばされ変身が解除されてしまった。

さこ「今の...何!?」

ゆかり「なんなんだ...あの出力...」

 

急な衝撃で視界がぼやけるが、二人はかろうじて、

炎から来る煙と多少の砂埃が混ざった灰色の霧から、

ベイルが歩いて出てくるのが見えた。

 

その先にはめぐみが居た。

 

その後の展開は彼ら全員が想像していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カブトバイスタンプ{カブト!}

 

ベイルドライバー{Charge...}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「へ...?」

 

ベイルはめぐみの方へゆっくりと歩いて行きながら、

右手にエネルギーを溜め始めた。

 

 

 

ミク「そら....!やめて!やめて!!!」

 

 

 

 

そら「...やめろ.....」

 

 

 

ゆかり「めぐみさん!逃げて!」

 

逃げようにもめぐみは足がすくんで立ち上がれそうに

なかった。

 

 

 

 

ベイルは拳を振り上げ、

 

めぐみに向けて、拳を振り下ろし......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

......かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「...?」

つぶってしまった目をゆっくりと開けると、

右拳はめぐみの顔面から30cmほどで静止していた。

 

そら「...やめろ.........!」

 

めぐみ「...!」

めぐみはそこで確かにそらの声を聴いた。

 

よく見ると、左手で右腕をがっちり掴み、

右拳がこれ以上前に行かないように引っ張っていた。

 

 

そら「......俺の.....

 

そらはエネルギーが溜まったままの右拳の行き先を

少しずつ自らの下腹部に向かせる。

 

そら「....仲間に......

 

 

 

 

そら「......手を、出すな!!!!

 

 

そらは右腕を放した。

 

 

 

右腕はそのままそらの下腹部へ向かい、

 

そのままベイルドライバーを強く砕いた。

 

 

 

そのまま変身が解除され、

そらは後ろに倒れて気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...悪に屈した時点で君の負けだ。

 

 

...誰だ?

 

 

...君の悪魔だよ。もう忘れたのかい?

 

 

...嘘だな。俺の悪魔はとうの昔に死んだ。

 

 

...俺に悪魔はいない。

あいつが悪魔としての力を、悪魔の力を生み出す力を俺に授けた

以上、これからもいないだろう。

 

 

...本当にそう考えているのか?

 

 

...何が言いたい?

 

 

...お前は負けたんだ。

あの時意識を乗っ取られたせいで、

自分の仲間を犠牲にしかけた。

お前の中に悪魔が居るのではない。

 

お前自身が、悪魔なんだ。

 

 

...俺が、悪魔?

 

 

「僕の分まで...みんなを守って...」

 

 

 

...悪魔が、一体、何を守れるってんだ?

 

 

...それは.....

 

 

...悪魔は、悪魔だ。

災いをもたらすほかに存在価値はない。

 

 

現に、お前はたった一人で死んだせいで、

あの三人と三匹、そして時間軸管理局の面々にも迷惑をかけた。

 

 

......違う...

 

 

...何が違う!

今回もお前はあいつらに迷惑をかけた!

いや迷惑以上だな!

 

 

......

 

 

...お前は、悪魔だ。

そろそろ認めろ。

 

 

周りに災いを広める悪魔。

 

お前の近くにいると、死ぬかもしれない。

 

 

ほら、あそこに...

 

 

 

 

目の前に瑞希が居る。

こちらを向いている。

 

 

...瑞希...!

 

 

...後悔してるよ。そらと約束したこと。

 

 

...瑞...希?

 

 

...まさかここまでみんなを傷つけるなんて思わなかった。

がっかりだよ。

 

 

...待ってくれ...

 

 

...だから僕がそらに取って代わるよ。

もう二度と「悪魔」に傷つけさせない。

 

 

...やめろ...瑞希....

 

 

そら「やめろ....!!!」

 

そらは思いっきり体を起こした。

 

目の前に広がるのはベッドと掛け布団。

 

 

 

そらの心には「悪魔への恐怖」が残った。

 

 

第一部 第十六章 完

 

第一部 第十七章へ続く。




あとがき解説
※元作品を書いておりますが、
 元作品との設定と同じであるとは限りませんのでご注意ください。


・悪魔 (元:仮面ライダーリバイス)

心の中にいる、もう一つの存在のこと。
心には「白」と「黒」しかない。
白の部分が、普段表に出る存在。
黒の部分が、普段裏にいる存在。

悪魔は、バイスタンプを使うことで、
表に呼び出し、実体化させることができる。
悪魔は人間と異なり、最初から自由に、
「悪魔の力」を操ることができる。
身体能力・耐久性も人間とは比べ物にならないが、
ライダーシステムを使ったライダースーツと比べれば劣る。

バイスタンプを使うことで、
人間と悪魔との間で「仮契約」を行える。その状態では、
悪魔は自由に実体化が可能になるほか、
心の中でも人間の宿主と会話することができるようになる。

さらに「本契約」を行うこともできる。その状態であれば、
悪魔から人間へ悪魔の力を流すことができるようになり、
それを利用するライダーシステムを完全に使用可能にさせられるようになる。

しかし悪魔が死んでしまえば、
これら契約は即座に消滅してしまう。
そうなれば人間は悪魔の力を受け取れなくなり、
ライダーシステムを完全には使えなくなる。

そらは、瑞希が死ぬ前に悪魔の力を生成する力を
そらに託したために自力で悪魔の力を生成できる。
だからこの問題を一応はパスしている。
(そらは現在悪魔との契約なしで変身している)

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

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