「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

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https://hoyoqwerty.github.io/storyofsekai
または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第十七章 「愚者の仮面が作り出す舞台」

「そらからは、

「こう、さこ、そしてめぐみの三人が、これから立ちはだかるで

あろう試練に臆することなく戦ってくれるかどうか」。

 

それを判断材料にしてほしいとのことだった。」

 

 

「嘘がつけないなら、正直に言おう。

今のさこなら、その試練に臆さないだろうけど、

今のめぐみは、たぶん臆する。」

 

 

めぐみ「......はぁ...」

 

冬弥に言われた言葉が頭の中で再生された。

 

 

「俺の...仲間に...手を、出すな!!!!」

 

気絶する直前のそらの言葉も続いて再生された。

 

 

めぐみ「私...どうやったらあんなに強くなれるんだろう...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミクは、自分の持つドライバーを眺めていた。

 

 

自分を自分で守れるようにとそらに手渡されたこのドライバー、

「ウィークエンドライバー」。

 

しかし自分には悪魔が居なかったせいで結局変身が行えず、

今は使い道が無くなっている。

 

その出来事からとある疑問を、ミクは抱き続けている。

 

ミク「(どうして、私には悪魔が居ないんだろう...)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そらは既にベッドから出て、デスクにあるディスプレイを

見ていた。

 

キーボードを叩き、ファイル名を指定する。

 

 

「HOLY LIVE」

 

そら「悪魔の力を「エビル」が使い、

人間の力を「ライブ」が使う。

ツーサイドライバーのシステムはこうだった。

 

だがあのようなことが起こった以上、もう悪魔の力を

使うのには懸念点がある。

 

「ライブ」の力を強化して、

悪魔の力を不要とする。それが、新たな、

 

ホーリーライブ計画」だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の管理者「あいつの掲げた「ホーリーライブ計画」は、

後々大きな出来事を引き起こすことになる。

 

しかし、それはまた後の話。」

 

 

 

世界の管理者は指を指す。

世界の管理者「ほら、あそこを見てみよう。

もう動き出そうとしているよ。」

 

 

 

世界の管理者「それじゃあ続きを楽しんで。

そろそろ俺は消えないと、この時間の俺に気付かれそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと、視点が切り替わっていく。

 

 

花火「本当に~?使ってもいーいの?」

 

??「構わない。あぁでも全部はやめろよ?

一応使い道があるもんなんだから...

お前には、ただ「余り物」をあげるだけだ」

 

花火「花火の使い道を聞かなくても良いの?」

 

??「別にいい。お前はいつでもぶっとんでるからな。」

 

花火「その言葉、誉め言葉として受け取っておくね♪」

 

 

 

 

そう言って、花火は、「「名無し」のセカイ」へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミク「そら~?」

ミクはそらの部屋のドアをドンドンと叩く。

 

そら「!?」

急に呼ばれたのとドンドン叩かれたので大変そらは驚いた。

そら「あぁ...起きてるぞ~!」

 

ミク「起きてるんだ...入ってもいい?」

 

眠ってると思ってあの大声を出したのか?

そらはそう思いつつPCの表示をデスクトップに戻した。

つまり「ホーリーライブ計画」を隠したのだ。

 

そら「あぁ入ってもいいぞ~!」

 

ミクは指紋認証機に指を押し当ててから

ドアを開ける。

 

 

 

そら「...どうした?」

 

ミク「...また、試したいの。」

そう言ってミクは右手を顔まで上げる。

右手には、灰色のバイスタンプが握られていた。

 

 

そら「悪魔か......。生き返ってきてから早速か...」

 

ミク「...ごめん。」

 

そら「謝らなくていい。ミクも...俺の看病なんか

してくれてありがとう。」

そらはツーサイドライバーを持ちあげミクに見せる。

 

そら「俺の枕元にベルト置いたのミクだろ?」

 

ミク「...なんでわかったの?

自分のベッドに監視カメラでも向けてるの?」

 

そら「そんなことしないって...ただなんとなくだ。」

 

ミク「なんとなく......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミクとそらは相変わらず体育館にしか見えない戦闘演習場

に着いた。

 

 

 

そら「さっ準備できたぞ。始めよう。」

仮面ライダーライブの姿になったそらが言う。

 

ミク「うん...やってみる。」

 

 

 

 

 

 

 

ミクは灰色のバイスタンプのボタンを押してから自分の腕に

押し込んだ。

 

ミク「...」

そら「...」

そらが構えを緩ませる。

 

押印時の音だけが鳴って、他に何も起こらなかった。

 

ミク「...!」

ミクはめげずにもう一回押印する。

 

しかし先ほどと同じく、

音だけが鳴って何も起こらない。

 

ミクはまたもう一回押印しようとする。

そら「やめな。」

 

ミク「!」

 

そら「現時点ではいくらやったって、たぶん無駄だ。」

 

ミク「...」

 

そら「...落ち込むなよ。まだ悪魔がいないだけなんだからさ...」

 

ミク「...私だって....私だって、そらみたいに...」

 

そら「...?」

 

ミク「私だってそらたちみたいに戦いたいの!

 

ミク「私だって戦いたい...!

戦って、みんなの役に立ちたい!...なのになんで......」

ミクの瞳から涙が流れ始めた。

 

そら「...ミク......。」

 

ミク「なんで...私には......悪魔が居ないの...!

悪魔が居れば...わたしはとっくに...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花火「悪魔が居ても君は変わらず戦えなかったと思うけど?

 

その声を聞いて、

下を向いていたミクとそらはすぐに前を向いた。

 

その先には、花火が立っていた。

花火はあざ笑うような顔でこちらを見ている。

 

そら「...お前は!」

 

花火「「お前」じゃなくて「花火」だよ~?」

 

そら「...何の用だ!」

 

花火「もちろん愉しむ用だよ~

花火は愉しいことをいっぱいしたいんだよ~

 

だ・か・ら...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花火「...借りるね?」

 

 

 

花火の手にはしっかりと、

ウィークエンドライバーが握られていた。

 

 

ミク「えっ...!」

ミクがどこを探してもウィークエンドライバーが見つからない。

 

......盗られた。

 

そら「無駄だ!

ドライバーは悪魔と契約しないとまともに使えないぞ!

少なくとも...」

 

そら「...俺には勝てない。」

そらはライブガンを取り出し、花火に向ける。

 

花火「それはどうかな~?」

ウィークエンドライバーを持つ手とは反対の手で、

青いキューブを取り出す。

 

花火「そんなに自信があるなら...」

 

花火はその青いキューブを握りつぶした。

 

花火「こんなのはどう...!?

 

青いキューブの破片は流体のエネルギーに変わり、

ウィークエンドライバーを宙に浮かばせ絡みついた。

 

その状態で強く、青く発光した。

 

そら「この光...」

 

そらはこの光に見覚えがある。

そう、前に戦ったあの怪物の光と同じだ。

 

そら(回想)「ほんとキリないな...」

 

ゆかり(回想)「それが理の律者の力ですから。

構造さえ理解していればそれを無から生成できる力...」

 

 

あの光の正体は、理の律者の力。

 

 

理の律者の力は、構造を理解しているものを

無から生成できる力。

 

 

つまり今のあの光が、指し示すものは.........

 

花火「今回の花火の目的はこれだよ。」

 

青い光からウィークエンドライバーが零れ落ちてくる。

同時にバイスタンプも落ちてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミク「そんな...」

 

ミク「バイスタンプは...まだここにあるのに...!」

 

そら「今作り出したのか...」

 

 

花火「バイスタンプに関しては...ね。

ドライバーについては、「作り出した」というより、

「作り直した」って言ったほうが正しいかな~」

 

そら「作り...直した...?」

 

 

花火「ふっふっふっ...

 

 

 

見ててね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィークエンドライバー{ウィークエンドライバー!}

 

花火はウィークエンドライバーを腰に当て、装着する。

 

 

クイーンビーバイスタンプ{クイーンビー!}

 

バイスタンプを、花火を優雅にドライバーに装填する。

 

変身待機音が鳴り響く中で、花火は言い放つ。

 

花火「変身

 

ウィークエンドライバーを横に倒す。

ウィークエンドライバー{サバートアップ!}

 

カバーが開かれたドライバーから巨大な蜂のエネルギー体が、

飛び出し花火を包み込む。

 

 

 

ウィークエンドライバー{Don't believe in myself !

仮面ライダーアギレラ!ダーク!}

 

 

そら「変身した...」

 

 

花火「仮面ライダーダークアギレラ。

これが花火の、新しい力。」

 

そら「ふざけるな!」

バットバイスタンプ{バット!}

ツーサイドライバー{Comfirmed !}

 

そら「変身!」

ツーサイドライバー{バーサスアップ!}

ツーサイドライバー{Precious ! Trust us ! Justis ! バット!

仮面ライダーライブ!}

 

そら「何をどうやって変身したか分からんが...

そのドライバーは回収させてもらう!」

 

どうやったんだ。

なぜ悪魔と契約せずに変身できる?

 

そもそもどうやってウィークエンドライバーを「作り直した」?

あらかじめ、ウィークエンドライバーの構造を理解していたのか?

 

もしそこまで知識があるなら...

既に、悪魔と契約していても、おかしくないのかもしれない...!

 

 

 

 

 

花火「回収~?やだよ~やっと変身できたのに~

 

せっかく使えるこの力。愉しく使わせてもらうね?」

 

花火こそ「花火」。

 

舞台の上も下もみんな同じ。

 

なら一度は降りようと思った舞台の上も、

今ならもっと愉しいかもね。

 

 

でーもー?

ここまでお膳立てしてあげたんだから、

期待は裏切らないでね?...めぐみちゃん♪

 

花火「さぁ...花火の期待を裏切らないでよ~?

 

もっともーっと愉しもうよ!」

 

 

第一部 第十七章 完

 

第一部 第十八章へ続く...

 




あとがき解説
※元作品を書いておりますが、
 元作品との設定と同じであるとは限りませんのでご注意ください。


・ホーリーライブ計画

「悪魔の力」を「エビル」が使い、
「人間の力」を「ライブ」が使う。
ツーサイドライバーのシステムをこのようにしたのは、
そらにとって、本来自分のものではない悪魔の力を、
人間の力とともに使うことは負担が多いから。

力の使い分けを行えば、そらの負担が減り、
かつ戦い方に幅が出る。

しかしベイルの暴走を、悪魔の力のせいだと考えてしまった
そらは悪魔への恐怖が植え付けられ、
悪魔の力を使わないシステムに切り替えようとした。

ホーリーライブ計画は、
ツーサイドライバーのシステムを変更し、
「ライブ」の力を強化することを目的としている。

しかしこの計画は、のちに大きな出来事を引き起こすことになる.....

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

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