「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

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https://hoyoqwerty.github.io/storyofsekai
または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第二章 「GO INTO A SEKAI」

そら「ふっ...!」

そらは思い切り剣型の武器を振り下ろす。

 

ベルトから切り離されたドライバー「エビルブレード」の切れ味は

相当なものである。既に敵を300は切り殺したのにまだ生き生きと

している。

 

そら「はぁ...」

そらはまだ200近くいるのかと思うと、ため息をつくしかなかった。

 

ミク「行けそう!?最悪私が...」

 

そら「いい。大丈夫だ。そのドライバーを出す必要はまだないよ。

...はぁあ!!」

 

エビルブレードで左から右へ大きく斬り、そらはそのまま敵に

突っこんでいく。

 

ミクはその様子を施設の指令室内コンピュータの画面から

見ていることしかできなかった。

 

この戦法は彼がよくやるやつだ。だが彼の体力が多い方じゃない

ことを知ってる以上、訓練も含めて、

三年間戦ってきたことを知っていてもなお心配が残る。

 

ミクは画面の左隣に置いてあるものに目を向ける。

 

これは「ウィークエンドライバー」。かつてのそらが

ミクの自衛用に使うことを想定して開発したドライバーだ。

でも自分の力だけじゃ変身できない。護衛にすら使えない。

 

「悪魔」の力が無ければ自分は変身することすらできないのだ。

 

そら「ミク~?」

 

ミク「あっ...そら!どうしたの?」

 

そら「終わったぞ~!」

 

慌てて画面を見ると200も居た敵がもう消えていた。

 

そら「必殺使いすぎた...帰ったらすぐ寝るわ...」

 

ミク「...了解」

 

彼の言う「必殺」というのは「必殺技機能」のことだ。

彼が開発した仮面ライダーにはすべてこの「必殺技機能」が搭載

されている。

 

「必殺技機能」は一時的にエネルギーを武器・どちらかの拳・どちらかの脚に集中させて高出力の一撃を放てる機能のことだ。

 

もちろん高威力だが、変身を維持するのにももちろんエネルギー

が要る。

 

やはりと言うべきか必殺技機能を使うときはエネルギーをbr>通常時よりも多く使用する必要がある。

 

彼の開発したエネルギーは端的に言えば「心」のエネルギーだ。

使いすぎればそれこそ体調や精神へもろに負担が来る。

 

でもそらはそんなこと分かってるはずだ。それでもやったんだ。

必殺技機能を何回でも使ってここを、守ろうとした。

 

そう思うたびに。

何もできていない自分が嫌になってくる。

 

 

 

そらは疲れ果てたような顔で帰ってきた。

ミクに会ってすぐにセカイのベッドへ向かった。

 

ミク「私も寝ようかな...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭の中でBGMが鳴り始める。

 

そら「(?)」

 

どこかで聞いたことあるメロディだ。

 

そら「(??)」

 

西風騎士団のBGMだ。西風騎士団に入った時のBGMだ。

 

そら「(なんでこれ鳴ってるんだ?)」

 

まさか自分はテイワットに来たのか。ついに。やっとか。

 

そら「あぁ...これアラームか...」

 

 

異世界転生を期待した彼はのっそりを起き上がりつつ、

登校の支度を始める。

 

月曜日。おそらく人気度ワースト一位の曜日だろう。

 

 

こう「今日はそらの方が遅かったな」

そら「ほんまや...今日元気なんか?」

こう「元気に見えるか?」

こう、さこ、めぐみの顔を伺う。色を失ったようだった。

 

そら「とっても元気に見えるね」

こう「ヒエ...」

 

そんな会話をしながら彼らはまた今日を終わらす。

 

 

夜、こうはまた原神のフレンド欄を見る。

 

「qwerty Lv.51 1日前」

 

こう「(まだ今日入ってないんだ...

いつもだったらこの時間はもう入ってるはずなのに...)」

 

こうは普通ではない何かを感じながら目を閉じた。

さこもめぐみもそれを感じていた。

 

そらは明らかに何かを隠している。

彼は疲れ切っていたのは目に見えてわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<時間軸番号: DDC181 「名無し」のセカイ>

 

 

こう「んん...」

こうはなぜか目が覚めてしまった。

 

こう「んん...?」

変な感じがする。掛けている布団が...違う?

感触がいつもと違う感じがする。

 

こう「ん?」

違和感を感じて目を開けたがさらなる違和感がこうを襲う。

 

こう「壁の色が違う?」

ここは自分の部屋ではない。そう確信した時だった。

壁を見るために少し上に向いていた目線を、

自分の頭と同じ高さにまで下げる。

 

こう「!?!?!?」

驚きだった。そこにはまた二つベッドがあり、

それぞれにさことめぐみが寝ていたのだ。

 

 

こうは半ばパニックになりながらも、

布団から出ようと体を起こす。

 

この部屋はこうの部屋より広く、

先ほど確認した通り自分の右側に二つベッドがあり、

そこにそれぞれさことめぐみが寝ている。

 

また自分の左側にも一つベッドがあったが、

そこには誰も寝ておらず、掛布団もきちんとたたまれていた。

 

 

 

 

 

 

ミク「金曜日から三日経っただけでまた!?」

 

そら「そんなもんだろーよ。」

 

そら「じゃ行ってくる。」

そう言ってそらはツーサイドライバーを持って司令室から

出て行った。

 

ミク「じゃいつも通り私は司令室からサポートするよ。

...ん?」

司令室備え付けのPCに通知が来ている。

 

そら「どした?」

ミク「いや大丈夫」

通知の内容を開く。

 

ー入口ベッドチェック機能ー

ーー3つのベッドの重量変化を検知しました。ーー

 

それはこのセカイにそら以外に新しく人が来たことを意味する。

それも三人も。

 

 

ミク「はぁぁああああ!!!!」

そら「どした!大丈夫か!」

 

ミク「ああああ!!もう!なんでこんなタイミングなの!

そら!大丈夫!!!」

 

そら「わ...わかった!」

 

モンスターブラックホールの襲撃と

新しい「セカイの住人」が来るという二つのイベントが同時に来る

というのはどう考えても最悪なタイミングである。

運が悪いのか運命のイタズラなのか。

 

ミクはすぐにこのセカイの入口であるベッド部屋へ向かった。

 

こうはベッドから出ていた。

 

パニックはだいぶ落ち着いたが、

いつまでもこの状況は理解できない。

 

ミク「一体何が起きてるのだろうかって感じね。」

一体何が起きてるのだろうか。

 

そう当たっている。彼女はすごいな。

...ん?

 

こう「え?」

 

ミク「どうしたの?私を初めて見たわけじゃないでしょ?」

 

確かにそうだ。

初音ミクという人物の姿は見慣れている。ただ...

 

こう「...リアルで会ったことはないからね...」

 

 

ミクはハッとした表情をした。

ミク「確かに!

...じゃなかった今はこんなこと言ってる場合じゃない。

こう!さことめぐみを起こして!

事態は急を要するの。」

 

事態が急を要するのなら、

「なぜ彼女が自分たちの名前を知っているのか」という質問は

一旦置いておこう。

 

 

 

 

少ししてさことめぐみも起きだした。

最初は寝ぼけていたが、

ミクを見るなり一気に目が覚めたようだった。

 

ミク「...私ってそんなに物珍しい?」

 

こう「リアルで会うことが珍しいだけだよ。」

 

 

三人の寝ぼけ具合が収まったあたりでミクが話し始める。

 

ミク「三人とも。早速だけど...」

 

 

 

 

 

 

 

ミク「仮面ライダーになって!このセカイを守るために!」

 

 

三人はポカンとした表情をするしかなかった。

 

 

第一部 第二章 完

 

第一部 第三章へ続く...

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

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