「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

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または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第二十三章 「覚醒と真相と」

怪物「どうやら...

 

お前は誰かを傷つけることには、躊躇が無いらしい!!

 

 

その言葉で、こうの記憶が呼び覚まされる。

 

「...こう...

.......ごめん。」

 

「俺が......悪かった。お前の言うとおりだ。

あの時、言わなかった俺が悪い...」

 

あの時のそらからは、俺が欲しい言葉を貰った。

でも俺の心からは怒りが消えなかった。

 

あの時の俺は、考えるのを止めていた。

聞いているようで、聴いてなかったんだろう。

 

「......すまない...!」

 

「こう...本来俺たちが戦う意味は無いんだ...

だから頼む...もう止めてくれ!」

 

俺は止めなかった。

今でも、自分に疑問を持つ。

 

なぜ止めなかった。

 

 

止めていれば、

 

 

そらは生きていて、

 

 

 

さこやめぐみが苦労することは無かった。

 

 

彼は、前へ進めなくなった。

もう進む気力すら.............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏「進め!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こう「!?」

こうは、現実を見た。

これは気づかなかった。

 

そらもゆかりも吹き飛ばされ、

怪物の拳は目の前に来ていた。

 

だが、その拳を杏が止めていた。

 

 

杏「はぁあああ!!」

 

杏は思いっきり怪物の拳を押し返して、

怪物の腹部に回し蹴りをした。

 

 

怪物は少し仰け反る。

 

 

杏「もう...進んで良いの!」

 

 

こう「こうはあれからずっと......

ずっとあのことを考え続けてきた。

 

こうはずっと、こう自身の罪と向き合ってきた。

 

でも、もう良い。

もう良いの!」

 

 

こう「...!」

 

 

杏「あなたはもう十分向き合ったよ。こう。

あの時のまま、あなたは進めてない。

 

だから、 進もう。

私の後ろからで良いから。

 

あなたが...こうが進めないなら...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が進めさせるよ。

 

そういって杏は、こうに手のひらを差し出した。

 

こう「本当に...良いの...?

でも...俺は...」

 

杏「本当に反省したいのなら、行動で示してよ。

こうなら、できるでしょ?」

 

こうは、少しだけ笑った。

 

こう「その期待に応えられるか分からないけどね。

 

...やってみるよ」

 

こうはバイスタンプをドライバーから引き抜き、

杏の手のひらにバイスタンプを押印する。

 

こうの変身は解除され、ドライバーとバイスタンプが

こうの手から離れて宙に浮かぶ。

 

それらは強く輝き始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

色づいたドライバーとバイスタンプはゆっくりと

こうの元に落ちてきた。

 

こう「...」

 

杏「...こう。」

 

こう「うん、行こう!」

 

ドライバーを、こうは腰に当てる。

 

リバイスドライバー{リバイスドライバー!}

 

こうはバイスタンプのスイッチを押す。

レックスバイスタンプ{レックス!}

 

そのままドライバーの左側にある押印部に、

バイスタンプを押す。

 

杏「ん?...ちょっと!?」

杏は急にドライバーの中に引き込まれてから、

すぐに外に出された。

 

杏は宙に浮いていた。

 

杏「何...?」

自分の手をよく見ると、バイスタンプが握られていた。

そのバイスタンプは半透明で、エネルギーだけで構成されていた。

 

杏「何何なになに...!?」

すると少しずつ、バイスタンプが大きくなっていく。

いつの間にか両手で抱えるほどに大きくなっていった。

 

 

そら「それを!こうに落とすんだ!」

 

杏「そら!

...なんて...!?」

 

そら「良いから!早く落とせ!!」

 

杏はそらの言うとおりにバイスタンプを落とすことにした。

 

こうの真上からバイスタンプが落ちていく。

こうを押しつぶしそうになったが、

 

エネルギー体のバイスタンプは、こうを押しつぶさずに、

こうをすり抜け、こうをすっぽりと中に入れた。

 

 

リバイスドライバー{Come on! レ・レ・レ・レックス!}

 

 

 

 

 

 

こう「変身!

 

こうはレックスバイスタンプをドライバーに装填し、

ドライバーの装填部ごと、バイスタンプを横に倒した。

 

リバイスドライバー{バディアップ!}

 

バイスタンプ内のエネルギーの半分が、

こうの身体に張り付き、適応され、スーツへと変わっていく。

 

リバイスドライバー{オーイング!ショーニング!

ローリング!ゴーイング!}

 

 

 

スーツが完成し、エネルギー体のバイスタンプが、

大きく割れる。その破片は、もう半分のエネルギーで再構成され、

杏の身体に張り付いて行く。

 

杏「これって...よし!」

 

宙に浮いていた杏は、地面に降り立つ。

 

杏「変身!

 

リバイスドライバー{仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!}

 

そこには二つの、佇む姿があった。

 

 

ゆかり「仮面ライダーが......二人...?」

 

そら「「仮面ライダーリバイ」と

「仮面ライダーバイス」。」

 

二人合わせて、「仮面ライダーリバイス」だ!」

 

 

こう「杏ちゃん...一緒に進もう!」

 

杏「...!

うん...!」

 

 

怪物「お前たちは...何も変わらない...!」

 

 

怪物は、こうと杏に襲い掛かる。

 

こう「ふっ!」

杏「はっ!」

 

こうと杏はお互いの足を蹴って左右に分かれた。

 

怪物は、もう何もいないところに攻撃する。

 

怪物が横を向こうとした途端、

こうと杏は思いっきりの蹴りを入れた。

 

 

怪物「ぐぅっ...!!」

 

怪物はかなりの衝撃を感じた。

 

リバイスシステムは、「T-レックス」の能力を、

身体の各部位に適応させることができる。

 

こうと杏はさらに回し蹴りをして怪物を吹き飛ばし、

怪物が攻撃する前の場所にまで、怪物を戻した。

 

杏「行くよ!」

こう「うん!」

 

杏は怪物に走りだして、強力なパンチをお見舞いした。

その間にこうが怪物の後ろに回って、足に回し蹴りをする。

 

怪物「この...!」

 

怪物は杏を殴ろうとしたが、杏はすぐに避けて、

こうに殴り返される。

 

逆に杏は怪物の背中に回ってパンチを三発放った。

 

怪物の内部にかなりの衝撃が伝わる。

 

怪物「はぁああ!!」

怪物は勢いよく後ろに振り返りながら、腕を思いっきり振って、

杏を弾き飛ばそうとしたが、

 

もう杏はそこには居なかった。

 

こう&杏「こっちだ!」

声はさらに後ろに聞こえた。

 

怪物が振り返ってすぐ、こうと杏は同時にキックし、

怪物を大きく吹き飛ばした。

 

 

ゆかり「すごい...あんなにダメージを与えるなんて...」

 

そら「リバイスシステムのエネルギー効率は今まで一番だ。

エネルギー効率だけを見れば、それより

新しいツーサイドライバーにだって勝る。」

 

 

そら「俺たちも行こう!」

 

ゆかり「はい!」

 

 

 

ファイズブラスター{Exceed Charge...}

ツーサイドライバー{ジャッカル!ジャスティスフィニッシュ!}

 

ゆかりはファイズブラスターを、

そらはライブガンをそれぞれ怪物の方に向け、

一気に発射した。

 

怪物「ぐうっ....!?」

 

怪物は急な衝撃に退く。

 

怪物「(なんだ...?

先ほどまではここまでの衝撃は無かったはずだ...

 

 

まさか...)」

 

怪物は自分の背後を気にする。

 

セカイの外に、何かが伸びている。

 

 

怪物「(俺の力が...盗られている...?)」

 

怪物は、段々と力が無くなっていくのを感じた。

 

 

怪物「(猶予は...もう残っていないのか...)」

 

怪物「くっ...!.....ならば!」

 

 

 

 

怪物「来い!!」

 

怪物は立ち上がり、わざと的になったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

そら「なんだ....?」

 

 

怪物「お前らの全力...この身で受け止めきってやる!!

さあ....来い!」

 

怪物はこうの方を向いて、大声で急かす。

 

 

こう「わざと...攻撃に当たろうとしてるのか...?」

 

杏「そんなに当たりたいなら....当ててやろうよ!」

 

こう「...ああ、分かった!」

 

こうはドライバーに装填されているバイスタンプを横に倒した。

待機音が鳴り、こうと杏の右足にエネルギーが溜まり始める。

 

 

その間、怪物はそれを止めようとしなかった。

 

ゆかり「これは...一体...」

 

そら「分からない...急に戦いを止めるなんて...」

 

さこ「でも...なんで...」

 

レン「なんの目的が...」

 

今まで戦っていた敵が、倒されたわけでもないのに

急に戦う気を失って自分を死なせようとしている。

さっきまで必死に戦っていた彼らは当然疑問に感じたのだ。

 

こうと杏も同じ疑問を感じていたが、

それでも必殺技の発動を止めようとは思わなかった。

 

怪物のその行動は悪意がある、

つまり裏があるようなものには思えなかったのだ。

 

 

こうはドライバーのバイスタンプを再度横に倒す。

 

こうと杏は当時に飛び上がる。

そして二人とも右足を前に突き出す。

 

怪物はそれを見ていた。

両腕を前に、それを防ごうとする。

しかしそれは本気で防いでるわけではないことは、

こうたちにも分かった。

 

 

こう&杏「はああぁ!!」

 

リバイスドライバー{レックス!スタンピングフィニッシュ!}

 

 

こうと杏による同時ライダーキックは、

怪物に見事に命中し、怪物を大きく吹き飛ばした。

 

 

 

怪物は吹き飛ばされた先で、

ゆっくりと立ち上がる。

 

ダメージは通っているのだろうが、

外見からはそれが確認できない。

 

怪物が立ち上がったことから、

彼を倒せたわけでもないことが分かった。

 

そら「...!」

そらはライブガンを構える。

 

 

怪物はゆっくりと、こちら側に歩いてくる。

 

 

こう・杏との距離がどんどん狭まっていく。

しかし走り出しているわけではなく、ただ歩いている。

 

ある一定の距離にまで来たら、彼は立ち止まり、

口を開く。

 

 

怪物「...ありがとう」

 

こう「え?」

杏「え?」

そら「え?」

 

怪物からの予想外の言葉に困惑するしかなかった。

しかしその困惑も、すぐに解消されることになる。

 

 

怪物「おかげで、お前たちの力を試すことができた。」

 

そう言って、彼は左腕を上に上げる。

左手首には装置がはめられていた。

その装置のランプは青色に光っている。

 

そら「...!...それは!」

そらはある時の会話を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は俺に、お前のライダーシステムのことを

教えてくれた。

だから俺も、お前に情報を渡そう。」

 

「...俺の左手首に、赤く光る腕輪が見えるか?」

 

そら「...ああ。見える。」

 

「それは俺に付けられた監視装置だ。

赤く光る今の状態は、オフライン状態だ。」

 

そら「お前たちの仲間に見られえていない状態と?」

 

「そういうことだ。

 

ただ見ているのは俺たちの仲間ではない。

 

そら「なんだと?」

 

「ここでの一回目の戦い、我々は我々の意思で

ここに侵攻し、負けて逃げた。

 

だが今回、二回目の戦いは

我々の意志で侵攻したわけではないのだ。」

 

そら「誰の意思だ?」

 

一回目と二回目の戦いの間に、

我々はある者に襲撃を受け、征服された。

 

今回のここへの侵攻は、その征服した人物による意志だ。」

 

これはとある怪物の言葉だ。

彼を本当に信頼するべきかは、疑問が残るところだが、

直感が、彼が本当のことを言っていたと言っている。

 

あの怪物は最後、俺の銃弾で死ぬことを受け入れた。

 

 

あの怪物も、同じ装置を同じ場所につけている。

であれば、同じ動作をすることは容易に想像できる。

 

あの怪物は、赤色に光っていると、オフライン状態と言っていた。

つまり青色は...

 

そこまで考え付いたところで、

そらはあの怪物の真の目的が分かった。

 

そら「お前...まさか...」

 

怪物「そう...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物「俺が、最後ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そら「なんだと...!?」

 

怪物「俺たちは「とある人物」に侵攻され、

従属することになった。

もちろん、それは我々の本望には程遠いものだ。

 

だからずっと、反撃の機会を狙っていたのだ。

 

だが、我々の力ではその「とある人物」には勝てない。

 

 

だから...お前たちの手を借りることにしたのだ。

 

「とある人物」は俺の次に来る...

 

だから...」

 

そこまで言ったタイミングで、怪物の言葉が止まった。

怪物の左手首の装置を見ると、ランプが紫色に変わっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、怪物の身体が爆発四散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物の身体の残骸が、一つに集められていく。

 

 

杏「何が起こって.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「ダメじゃないか...しゃべりすぎだ。

勝手な行動をしすぎたな。」

 

 

そら「...!誰だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「やはり彼らに知能をつけさせたのが間違いだったか...

管理や命令がしやすくなると思ったが、

ここまで反乱をされるとはな...

 

お前たちも...」

 

 

 

??「そう思わないか?」

 

そういう彼の手には、怪物の残骸が集まり、

一つのアイテムの中に吸い込まれていった。

 

第一部 第二十三章

「覚醒と真相と」 完

 

第一部 第二十四章へ続く...




あとがき解説
※元作品を書いておりますが、
 元作品との設定と同じであるとは限りませんのでご注意ください。


・仮面ライダーリバイ レックスゲノム 仮面ライダーバイス レックスゲノム (元:仮面ライダーリバイス)

「リバイスドライバー」と「レックスバイスタンプ」を用いて
変身する、仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスの基本形態。

人間側と悪魔側両方のスーツを一つのドライバーで管理することで、
安定しつつ安全に双方の力を使用できるようになっている。
また悪魔側に初めて専用のスーツが搭載されたシステムでもある。

二人にはバイスタンプの能力が共通して付与される。
「T-レックス」の強靭な力を身体パーツの各部位に、
任意で付与でき、蹴り殴りなど、どのような技で力を使っても、
T-レックスの力を余すことなく引き出すことができる。

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

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