または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!
ミク「三人とも。早速だけど...
仮面ライダーになって!このセカイを守るために!」
こう、さこ、めぐみの三人はポカンとした表情をするしかなかった。
ミク「このセカイは今、モンスターブラックホールってとこから
湧き出てくる敵たちから侵略されようとしている。
だからその敵から守ってほしいのよ!」
こう「...なんで俺たちが?」
ミク「「運良く」このセカイに来たからだよ!」
...「運悪く」の間違いではなかろうか。
我々は仮面ライダーになったこともないし、
生身でも人と戦ったことは一度もない。なぜなら、
中学生、それも文化部にいる我らが戦えるはずがない。
めぐみ「...えと。たぶん無理だと思うよ...
私たちだけじゃ....」
さこ「私たち...人と戦ったことなんてないし...」
どうやら二人も大体同じ考えを持っているようだ。
しかしそれを聞いてもなおミクは表情を崩さない。
ミク「大丈夫大丈夫!だってそらは戦ってるよ?今現在。」
めぐみ&さこ&こう「え!?」
そら「相変わらず多いな。
...自分で言うのもあれだけどこの数相手して勝てた俺すげーな...」
そらはツーサイドライバーを装着し、バットバイスタンプのボタンを
押す。
バットバイスタンプ{バット!}
ツーサイドライバー{Confirmed !}
バットバイスタンプがツーサイドライバーの押印部に押印され、
そらの影から無数のコウモリが現れる。
それらはいったん敵に方へ向かいそらと距離を取らせた後に、
そらの頭上に集まり、一つのバイスタンプを形成する。
それは本物のバイスタンプではなくエネルギーで作られていた。
ツーサイドライバー{Eeny...meeny...miny...moe...}
そら「...変身!」
ツーサイドライバー{バーサスアップ...!}
ツーサイドライバー{Madness ! Hopeless ! Darkness ! バット!}
ツーサイドライバー{仮面ライダーエビル!}
そら「さぁ...黒白つけようか。」
そらはこちらへ向かってくる敵と同じように敵の方へと向かう。
そらはエビルブレードをすばやく振り、敵を切りつけ続ける。
彼はまだ知らないのだ。
既にこのセカイにはそら以外のセカイの住人が三人も現れ、
それが自分の親友であることを。
こう「そらが...戦ってるの?」
ミク「戦ってるよ。」
こう「仮面ライダーになってるの?」
ミク「なってる。」
三人はちょっとした衝撃を受けた。
しかしそれと同時に、ちょっとした自信が付いてきたのだ。
そらにできるなら自分たちもできるのではないか。と。
こう「...俺たちは何をすれば良いの?」
ミク「このベルトを使って。」
こうはミクからドライバーを手渡された。
同じようにさこも、
めぐみもドライバーを受け取った。
それらのドライバーは、なぜかすべて灰色だった。
ミク「これをベルトバックルに見立てて、腰の高さで
前から押し当ててみて。」
三人が各々そうするとドライバーが腰に自動的に巻き付いて
装着された。
さこ「すご...」
めぐみ「えと....変身!....あれ?」
ミク「変身って声で言うだけじゃ変身できないよ。
変身にはこれも必要なの。」
そう言ってまたこう、さこ、めぐみの順でバイスタンプが渡された。
それらもまた、すべて灰色。
めぐみ「これって...クモ?」
ミク「こう、さこ、めぐみのそれはバイスタンプって言うの。
それぞれ「レックスバイスタンプ」、「コブラバイスタンプ」、
「スパイダーバイスタンプ」。
T-レックスとコブラとクモの遺伝子情報がその中に組み込まれてる。
実戦でその遺伝子情報に対応した特殊能力も
使えるようになるのよ。例えば...」
そら「ふっ!」
そらは敵の攻撃をかわすため高く飛び上がり、そのまま空中で
静止した。
バットバイスタンプに刻まれたコウモリの遺伝子の能力である。
そら「はあっ!」
そらはそのまま急降下しエビルブレードを地面に叩きつけんばかり
に振り下ろした。斬撃の他にも衝撃波さえ発生し、
そらの近くにいた敵は大きく吹っ飛んでいった。
しかし吹き飛ばずにいる敵はそらに襲い掛かろうとする。
そらはツーサイドライバーの押印部に
自分の左手のひらを押し当てた後、即座に敵に向けた。
その瞬間超音波には満たない音波が手から放たれた。
敵はその強烈な音波により頭痛が強制的に引き起こされ、
動きを止めた。
ツーサイドライバー{必殺承認!}
ようやく音波攻撃が止んだ。
敵はそらの方向を向こうとするが、
そこから反撃することはできない。
運命は既に決まっていたからだ。
ツーサイドライバー{バット!ダークネスフィニッシュ!}
そら「はぁあ!」
左から右へ大きく斬る。エネルギーを纏った大きな斬撃を飛ばし、
周囲の敵を吹き飛ばし、なぎ倒し、切断した。
そら「(ミクの通信はまだ回復してないのか...
まさか...何かあったんじゃ.....)」
そらは前を向く。敵はまだ多い。
そら「(ミクの方で何が起こったのがわからない以上、
何が起こってても対応できるようにエネルギーは温存しといた方が良いな...。時間は別に掛かってもいいか。)」
そら「ふっ!」
そらはエビルブレードを再度構えて、敵との戦闘を続ける。
こう「...つまり今そらはコウモリのスタンプを使って、
戦ってるってこと?
ホバリングと...音波が使えるの?」
ミク「戦ってるよ。でもホバリングとかはバットバイスタンプを
使ってるときだけだけどね。ほかのバイスタンプ使えば
能力も変わってくる。」
さこ「他のも使えるの?」
ミク「使えるよ。バットバイスタンプを使ってるときは、
「バットゲノム」っていう名前なんだけど...
現にそらはそれとは別に「ジャッカルゲノム」っていうのもあるし」
めぐみ「それはどんな能力なの?」
ミク「えっと...最近使ってないからなあ...
確か...スピ....」
そら「ミク!聞こえるか!」
ミクの話を遮るようにそらの声が部屋に響いた。
そら「無線での連絡が一向にできないから全体放送に
通信をつなげたんだ!無線での反応をしろ!」
そら「くっ...この!」
荒々しくなっているそらの声を聞いた。どう考えても普通じゃない。
ミク「早く戻らないと...!
バイスタンプのスイッチ押してベルトに装着して戦って!
じゃ!」
こう「ちょ...ちょっと!」
ミクはこうの呼び止めを聞かずすぐにどこかへ行ってしまった。
そらが言っていた無線がどーのこーのみたいな...おそらく
それらをしに行ったのだろうが...
めぐみ「戦うって言ったって...」
こう「俺たちにできるのか...?」
さこ「やってみるしか...ないんじゃない...?」
さこがバイスタンプのスイッチを入れ、ベルトに装填した。
その瞬間に、ベルトから半透明でカラフルなゼリー状の何かが
出てきてさこの体にくっついて、最終的にそれは
彼女を仮面ライダーの姿へと変えた。
さこ「全身...灰色...」
ゼリー状の色合いとは全く異なる全身灰色だったが。
めぐみ「...なんで全部灰色なんだろ。ベルトもこれも。」
こう「分からないけど...やるしかないのかな...」
こうは勇気を振り絞ってバイスタンプのスイッチを押し、
ベルトに装填した。
さこと同じくゼリー状の何かが
こうの体にくっつきスーツを形成する。
めぐみ「二人がやるんだったら...」
めぐみもそれに続いてバイスタンプのスイッチを押して、
ベルトに装填した。ゼリー状の何かでできたスーツが装着された。
めぐみ「私たち...戦えるの?」
こう「なぜかそらも戦ってるしね...でもそら...尋常じゃなさそう
だった。」
さこ「行ってみよう。たぶんあそこが出入口。」
三人はそのまま出入口から施設の外に出た。
外の空は紫色で現実の世界には思えない。
全体的な色合いがカラフルな積み木のようで濃すぎず薄すぎずの
絶妙なカラーリングをしていた。
こう「なんなんだ...ここ...」
めぐみ「二人とも!あれ!」
めぐみが指さす方を見ると、いかにも怪物らしき生物が居た。
人間のような手足を持つが、全体的に異様なくらいゴツゴツ。
ミク「今戻ったよ!大丈夫!?」
そら「大丈夫なわけあるかっ...はぁっ!
ミク!何してたんだ?」
ミク「えっと...実は...」
そら「?」
ミク「このセカイに新しく「セカイの住人」が来たのよ。」
そら「は?」
ミク「一気に三人も。」
そら「はあああああああ!?」
怪物が手を止めた。不思議にそうにこっちを見ている。
そら「...お前まで首傾げなくてもいいんだよ」
そういわれた怪物は何か納得したようでまた襲い掛かり始めた。
そら「はぁあ!
...つまりミクはその三人の「避難」をさせてたんだな。」
ミク「え?避難?」
そら「えしてないの?」
ミク「えだって...戦力として協力してもらうって
言ってなかったっけ...」
そら「どんだけ前の話をしてるんだよ!その話は一年前にボツに
したろ!
戦闘訓練を何一つ積ませてないんだから危険だろ...
おい待て今その三人はどうしてる?ミクと一緒に居るんだよな?」
ミク「...居ない。」
そら「居ない!?」
めぐみ「なんなの...あれ」
三人は遠くから怪物を見てることしかできなかった。
しかしその直後に、
こう「!!!」
怪物と目が合ってしまったのだ。
そら「居ないってどういうことだよ!」
ミク「南側出入口のところに居るはず。ベルトも持たせてた。」
施設は北側と南側の二か所に出入口がある。
今回は北側に敵が湧いている。そらもそこに居るのだ。
そら「..それじゃこことは真反対だな。敵はこっちに集中してる
わけだけど....」
そらは突然話すのを止めた。
ミク「...どうしたの?」
そら「襲って来なくなった。」
ミク「え?」
そら「敵が俺のことを見向きもせずに...
俺を抜かして行く...
まるで...他の獲物を見つけたかのような...」
ミク「それって...」
そら「...まずい!!」
そら「(どうする?このままこいつらを追っていても...
守りながら倒すことなんてできるのか...)」
そら「(俺は.......守れるのか.....?)」
??「僕の分まで...みんなを守って...」
ミク「こうたちが危ない!」
そら「...こう?」
ミク「そうだよ!こう、さこ、めぐみの三人!」
そらは、考えるのを止めた。
たった今聞いたことが衝撃的だったこともあるかもしれない。
けどそれ以上に、ある意味決心がついた。
そら(回想)「(ミクの方で何が起こったのがわからない以上、
何が起こってても対応できるようにエネルギーは温存しといた方が良いな...。時間は別に掛かってもいいか。)」
もうエネルギーを温存してる場合じゃない。
ジャッカルバイスタンプ{ジャッカル!}
ツーサイドライバー{Confirmed !}
そら「変身。」
ツーサイドライバー{バーサスアップ...!}
めぐみ「向かってくるよ...!」
こう「逃げるぞ!」
敵のスピードは三人より少しだけ速く、追いつかれてしまった。
前にも敵が現れ、完全に囲まれてしまったのだ。
敵は問答無用で、三人に刃を向けた。
その刃は高く掲げられ、そのまま三人に振り下ろされる...
寸前で、甲高い金属音が鳴った。
こうは怖くてつぶってしまった目をゆっくりと開けた。
そこには自分たちを守ろうとする黒い仮面ライダーが居た。
ツーサイドライバー{Feel a thrill ! Spiral !}
ツーサイドライバー{仮面ライダーエビル!ジャッカル!}
そら「さあ...黒白付けようか...!」
第一部 第三章 完
第一部 第四章へ続く...
現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。
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