「セカイ」の物語   作:hoyoqwerty

7 / 26
https://hoyoqwerty.github.io/storyofsekai
または、https://x.com/storyofsekaiで公開されている「セカイ」の物語を、
文字に起こし、ハーメルン投稿用に調整したものです。
ぜひリンクから縦書き画像形式の「セカイ」の物語も楽しんでみてください!


第一部第七章 「始まりは勘違いから」

そら「仮面ライダーライブ。これが俺の本気だ。」

 

そら「さあ、白黒つけようか。」

 

 

怪物「ふはははは!

...来い!!」

 

その言葉と同時にそらは走りだした。

走りながらそらはツーサイドライバーからライブガンを取り外し、

怪物の方へ向けて撃ち続ける。

 

怪物はそれらを迎撃する。が、そらの放った弾丸以外のものが

見えたのだ。

 

 

 

怪物「なっ...!」

 

そら「はああ!!」

 

そらは怪物のところまで飛んで、直に殴ったのだ。

怪物は想定外の攻撃を防げず地面に落下した。

 

怪物「くっ...あいつ銃でそのまま殴りやがった!」

 

そら「勝てれば良いんだよ。

銃も見方を変えれば小さいハンマーだろ?」

 

怪物「どこがだ!」

 

怪物は殴りかかるがそらの左腕にガードされ、

逆にそらの右手が持つライブガンを腹に突き立てて

数発撃ちこんだ。

 

そのまま後退した怪物を左足で蹴り飛ばした。

 

そら「ふっ!」

 

そらはそのまま銃撃を続ける。

 

怪物「くっ...!」

 

怪物は右手から光弾を発射し迎撃しようとする。

 

そらはライブガンのトリガーを長押しする。

するとライブガンの銃口部分にガトリングガンの

形をしたエネルギー体が形成され、回りだし、

とてつもない速度で連射を始めた。

 

その連射速度に光弾は迎撃しきれず怪物に何十発も

エネルギーの銃弾が当たる。

 

怪物「ぐわっ!!」

怪物は思わず地に膝をつけた。

 

そら「終わりだ。」

そらはライブガンに装填されているバットバイスタンプの

スイッチを押した。

 

ツーサイドライバー{必殺承認!}

 

そら「はぁぁ...!」

右足にエネルギーを溜める。

 

そらは走り出し、高くジャンプする。

そら「ふっ!」

ライブガンのトリガーを引く。

 

そら「はああ!!」

右足を前に突き出す。

 

ツーサイドライバー{バット!ジャスティスフィニッシュ!}

 

そらは怪物に強烈なライダーキックをお見舞いした。

怪物はそのまま吹き飛ばされた。

 

 

怪物「うっ...」

吹き飛ばされた先で倒れた自分の体をなんとか立たせようとする。

 

しかし怪物が顔を上げたとき、

 

目の前には銃口があった。

 

怪物「...!!」

そら「...」

 

 

花火「なーんだ。結局負けちゃうんだ...つまんないの...」

 

??「ん?お、おい!ちょっと待てって!」

花火を追いかけるその人物はさっきまで見ていた

ディスプレイの電源を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

同時に怪物の左手首にはめられた装置のランプが

青から赤に変わった。

 

怪物「...終わりか。」

 

そら「...何か言い残すことはあるか?」

 

怪物「お前は俺に、お前のライダーシステムのことを

教えてくれた。

だから俺も、お前に情報を渡そう。

 

...俺の左手首に、赤く光る腕輪が見えるか?」

 

そら「...ああ。見える。」

 

怪物「それは俺に付けられた監視装置だ。

赤く光る今の状態は、オフライン状態だ。」

 

そら「お前たちの仲間に見られていない状態と?」

 

怪物「そういうことだ。

 

ただ見ているのは俺たちの仲間ではない。

 

そら「なんだと?」

 

怪物「ここでの一回目の戦い、我々は我々の意志で

ここに侵攻し、負けて逃げた。

 

だが今回、二回目の戦いは

我々の意志で侵攻したわけではないのだ。」

 

そら「誰の意志だ?」

 

怪物「一回目と二回目の争いの間に、

我々はある者に襲撃を受け、征服された。

 

今回のここへの侵攻は、その征服した人物による意志だ。」

 

そら「名前は知らないのか?」

 

怪物「知らない。とゆうより明かしていない。

俺のような下っ端にはごく少量の正式な情報と、

信用性が無い噂話しか伝わってこない。」

 

怪物「お前に伝えられる情報は、

「俺たちは操り人形であり、操る者はこのセカイを

狙っている」ということ。」

 

そら「随分な情報を教えてくれたな。」

 

怪物「お前との戦い。楽しかったぞ。」

 

そら「フン...戦闘狂じゃないって言ってなかったか?」

 

怪物「戦う者なら自分の腕の限界を見て、

まだ上に行けるということが分かった時こそ、最高に

嬉しいものだろう。」

 

そら「言ってることはわからんくも無いが...」

 

怪物「さあ...言い残す分は言い残した。

さっさと俺を殺すがいい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そら「お前は、今のままで良いと思っているのか?」

 

怪物「...もちろん思ってないさ。

ただ...俺が何をしようとも、もうこの現状は変えられない。

俺はまだ上に行けるのかもしれないがそれもいつか限界が来る。

 

彼らはその限界の上に居る。

...これは、噂程度の話で信憑性が無い話だが...」

 

そら「なんだ?」

 

怪物「彼らは俺たちが今までで見たことのない技術や、

能力を持っているらしい。

これは噂話で信憑性が無いからさっき言わなかった。」

 

そら「...」

 

怪物「だが...今考えてみると、そんな力を持ってなければ

我々がこうも簡単に負けることもなかっただろう。」

 

そら「分かった。

...お前はもう一つ、俺に情報を教えた。

お前の質問に答えてやる。殺すのはそれからだ。」

 

怪物「なんだと?」

 

そら「俺から一つ、お前からは二つ。情報をやり取りした。

それなら、両方二つの方が良いだろ。」

 

怪物「お前なぁ...まぁ良い。丁度気になっていたことがあるんだ。」

 

そら「言ってみろ。」

 

怪物「お前の仲間は六人居たが、そのうち三人は

生身のはずなのに異様に強かった。別の三人はライダーに

変身していたはずなのに、それより強かった。

 

その強い三人は、お前の言う「悪魔」だな。

どう考えてもあれは人間じゃない。

 

そこでお前に質問だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物「あいつらと同じようにお前も悪魔が居るはずだろう。

 

だがさっきからお前の悪魔の姿が見えない。

あの六人にお前が加わっても七人のままだ。

 

 

お前の悪魔はどうした?

 

 

 

 

 

 

 

 

そら「はぁ...」

 

 

そらは深いため息をした後答えた。

 

 

そら「良いだろう。教えてやる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そら「俺の悪魔...俺の相棒は既に死んだ。

 

怪物「...!

それは...」

 

そら「あぁ。一回目での最後の戦い。

そのまた一つ前の戦いで、なんとか勝てたものの、

当時メインで使用してたライダーシステム第一号機

ベイルドライバーが破損し、一時的に変身が不可能になった。」

 

そら「俺は次に来るであろう最後の戦いに間に合わせるために

最善を尽くしたが、それも空しく最後の戦いが始まろうとしていた。

 

そこで俺の相棒は、修繕作業を続ける俺のために時間稼ぎを

買って出たんだ。」

 

怪物「...」

 

そら「結果はもちろん負けた。

 

そら「悪魔と言っても所詮は生身。

最後の敵は一番強いんだ。そんなやつに生身に立ち向かった。

 

俺の相棒は、死に際に悪魔としての権能...つまり

自力で悪魔の力を製造する力を俺に託した。

 

怪物「...だから今お前は、お前自身の意志で、

悪魔の力を...」

 

そら「そうだ。俺は今俺の意志で人間と悪魔の力の両方を

扱える。このツーサイドライバーも、それに合わせて

作ったんだ。」

 

 

 

怪物「...嫌なことを、聞いてしまったな。」

 

 

 

 

そら「良いんだ。あの時悪かったのは俺の方なんだ。

あの時ベイルドライバーの修復を優先してなければ、

...俺の相棒はまだ生きていたのかもしれないからな。

 

それに、このことを言わなきゃいけない相手がまだ居る。

その練習だと思えばいい。」

 

 

怪物「...ありがとう。」

 

そら「こちらこそありがとう。」

 

 

 

そう言って、もう抵抗する意志のない怪物の頭に

そらは弾丸で穴を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前.......

 

ミク「だい...じょうぶ...!」

ミクは悪魔三人とともにこうたち三人を連れて、

施設内に避難していた。

 

外ではそらが相手をしている。

 

「自分はドライバーを持ってるのに

またそらの役には立てなかった。」

 

避難してきてすぐのミクの頭にはそれしかなかったが、

そらに与えられたことを全うしようという別の考えが浮かんだ。

 

ミク「こっち来て!」

 

ミクはこうたち六人を施設のリビングルームへ案内した。

ここなら怪物が居る南側出入口から遠いのだ。

 

ミクは六人をリビングルームに連れてった後司令室へと

戻っていった。

 

こう「...みんなごめん。

あの時俺が、みんなを誘ってなかったら...

こんな怪我を負わずに済んだのに...」

 

冬弥「...こう。謝ることはない。

あの時、俺たちが南側の出入口に居なかったら、

そらもミクも、あの敵の存在に気付かなかったかもしれない。

 

気づいたとしても...遅くなってたかもしれない。

彼らがあの敵の存在に早く気づけたのは、こうのおかげだ」

 

こう「...ありがとう。」

 

めぐみ「私の怪我も...大したものじゃないs...

イテテテ!!」

 

 

冬弥「動くなめぐみ。まだ応急処置が終わってない。」

 

レン「...」

レンはさこのことを見ていた。

さこは意識を保ってはいたが、疲労の色が見える表情をしていた。

 

レン「ごめん...さこ。」

 

さこ「レンくんが謝ることじゃないよ...

レンくんは何も悪くないんだから...」

 

レン「...」

さこから言われたことも一理あるかもしれない。けど...

 

レン「(俺がもっと強ければ...さこを守れたかもしれないのに...)」

 

レンの心はそんな気持ちでいっぱいだった。

 

どうすれば、今のそらのように強くなれるんだろう。

 

俺たち六人で立ち向かっても勝てなかった相手に、

そらはひるむことなく立ち向かった。

 

 

俺たちとそらに何の差ができているんだろう。

レンの頭の中で出てきた一つの理由が「時間」だ。

 

そらはこのセカイに二年以上居る。

その長い戦闘経験であそこまで強いのか。

 

レンはどうしても納得しきれなかった。

あの強さは、ただ時間をかけただけじゃない。

 

そらにどんな秘密があるんだ。

 

 

 

 

 

 

秘密...?

 

レンは昨日のそらたちの話し声を思い出した。

昨日、レンはさこたちを部屋におぶっていったときに、

リビングルームに居て話していたそらとミクとの会話を聞いていた。

 

 

ミク(回想)「...大人しく言えば良いものを...」

 

そら(回想)「???」

 

ミク(回想)「それで?...ずっと隠し通そうとしてるみたいだけど。

彼ら...言わないの?あのこと

 

そら(回想)「...いずれ言うよ。でも今じゃないと思う。

あの六人は全員、今日初めてこのセカイに来た。

 

ライダーシステムのことまで説明しきっちゃったから、

六人には頭に詰め込まれた情報を冷静に処理する時間が

必要だと思う。

 

それに...ちょっとだけ言いにくくて...」

 

ミク(回想)「言うなら、早めに言っておきなよ。

隠してるなんて誤解持たれたらやだからね。」

 

レン「そらとミクが昨日話してた話...まだ聞けてない...

もしかして...そらの強さの秘密って...その話なのかな...」

 

杏「?なんの話?」

 

レン「えっとね...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「部屋の扉を開けてくれ。悪かったから。」

廊下から、部屋の中にいるであろう花火に向かって、

扉越しに呼びかけた。

 

花火「悪いと思ってるなら、その役割、花火と代わってよ~」

 

??「...お前と?」

 

花火「そうそう! きっと花火なら...もっと面白いこと、

できちゃうよ?」

 

??「なら...一回だけだ。」

 

花火「やった~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花火「(もうそろそろあの怪物くんも死んじゃう頃かな~

 

...でもそらくんは花火に感謝してもらわないとね~

 

だって花火があの時離れなかったら...

怪物くんがそらくんに怪物たちの秘密について話せる時間が

無くなっちゃてたでしょ?)」

 

花火「さぁ...ここからもっと面白くなるよ~。そう思わない?

読者のみ・ん・な?」

 

第一部 第七章 完

 

第一部 第八章へ続く....

現在投稿時間は15:00になっていますが、今後の投稿のタイミングを考えるとこれより遅い時間になる可能性があります。なので自分が可能な時間を書くので皆さんが「ここならタイミング的に読みやすい時間帯」と考える時間帯に票を入れてください。よろしくお願いします。

  • 21:00
  • 21:30
  • 22:00
  • 22:30
  • 23:00
  • 23:30
  • 0:00
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。