死の体現と呼ばれた人間は透き通った世界で先生に 作:烙印バンザイ
一般の軍人2「さあ?でも捕らえらとさてるだ…おい…」
一般の軍人1「どうしたん…え?」
2人の目の前には数人の死体が置いてあった。
—————
刹夜「……」
奏矢「おい…」
刹夜「あ?」
奏矢「お前…体洗ってこい…また任務でか?」
刹夜「ああ、洗ってくる」
俺は柴関ラーメンに来ていた。
「いらっしゃい」
「便利屋元気か?」
「先輩お疲れ様です」
「ええ、先生頼まれてた物よ」
今日は前に頼んでいた物を持ってきてもらった。
「ありがとう」
「……」
「…?おい、小野どうした?」
「先輩、的場さん血塗れの死神て本当なんですか?」
俺は小野が何か聞きたいようだったので話を聞くことにしたのだが内容は予想通りだった。
「えっ!?」
「あ?ああ、なんか軍で勝手に呼ばれてたやつな」
「えええ!!」
「血塗れの死神?なんなのそれ?」
「え!?あっ、それはですね…」
俺達の前職は軍で戦場に駆り出されたり何処かの国の護衛だったりとしていたのだがその軍の中や戦場には都市伝説として噂があった。
軍の中でクーデターがおき数十人の裏切り行為があったが。その時、裏切った人達は軍の駐屯地に攻め込もうとしていた。だがその駐屯地の目前で一瞬で全員斬殺された。駐屯地にもカメラがありその様子を見たのだがスロー再生でようやく裏切り者以外の人影が映った。そこにはフードを被った人間が映っていた。その人間は返り血で真っ赤になっていて誰かは分からなかった。それ以降にも裏切り者は出ていたが数日後にはその裏切り者は死体として発見されてきた。
それから軍の中では裏切り者は血塗れの死神に殺されると言う噂になった。そして戦場にも噂があった。その噂は正体不明の何かに大量に殺戮されると言うものだ。一見さっきの噂とは違う物だと思われるがそれをたまたま見た人物がいて、その人物いわく殺戮をおこなっていた何かは血塗れでフードを被っていたそしてその二つの噂は同一人物がおこなっているという噂になり。血塗れの死神と言う噂は軍の味方だけでなく敵や戦場では有名な噂になり恐れられた。
まあ、実際は俺なんだけど……
「それで…それがどうした?」
「だいぶ驚きました。というかあの噂話て本当だったんですね」
「まあ、昔の話だ…今はただのキヴォトスの教師だよ」
「あれ?もう一本刀を返されてませんでしたか?」
俺が所持していたのは再会してすぐに返してもらった物だった。
「ああ…あの刀は軍に入る前に使ってたんだけど…普段使う分には強すぎるんだよ」
前職では二つ刀を使っていて今、持っている一つも切れ味と耐久性は高いのだがもう一本の方は特殊な機能がついていた。
「そうなんですね」
「ねえ、先生、前に自分を殺しても後悔してもそれも殺していかないといけなくなるて言っていたけど…先生は後悔したことがなにかあるの?」
それは前に陸八魔に言ったことだった。その問いに少し考え
「ああ、あるよ」
「先輩、ラーメンです」
「お、おう。ありがとうな…うん?」
俺は小野からラーメンを受け取った瞬間違和感を感じた。それは昔感じたことのある感覚だった。
「小野!急いで店長を守れ!!平泉は便利屋を守れ!!」
「え?」
「は、はい!!」
ドカーーーーン!!!
柴関ラーメンは突如何処かから爆撃された。
「全く誰がこんな面倒なことを…」
俺はアロナのバリアでダメージは無く状況確認をするためにその場から立ちあがろうとした。
「先生!!危ない」
「え?」
瞬間、瓦礫が落ちてきた。油断してシッテムの箱から離れてしまい瓦礫が頭に落ちてきてしまい俺は気を失ってしまった。
————
目が覚めるとあたりに銃声が鳴り響いていた。
「……アロナ…」
「大丈夫でしたか先生!?」
「ああ、油断した……状況は?」
「あ、えっと、便利屋と対策委員会がゲヘナ風紀委員と交戦中です」
たしか火宮が所属しているところだったはずだ。
「小野と店長は?」
「どうやら店長さんは軽い怪我で済んだみたいですが気絶してるみたいで小野さんも瓦礫に当たったようです」
「分かった。さてと…やるか」
頭の上にあった瓦礫を蹴り上げた。
「……ふぅ…」
「え?先生?」
「無事だったの?」
「あ、すまんすまん…油断して寝てた」
「民間人か?でも便利屋がまだあそこに。総員構うな、戦闘準備」
「待ってください…あの方はシャーレの白雲先生!?」
「ん?シャーレ?なんだそれ?」
「撤退しましょう……でないと危ないのはこちらです」
「どういうことだ?」
「民間人がこちらにものすごい速さで近づいてきます」
「ちっ。仕方ない。迎えう……え?」
風紀委員の全員が困惑していた。突如地面に物が落ちる音がしたからだそして持っていたはずの銃を見てみると銃は綺麗に切断されていた。
「火宮久しぶりだな」
「先生……こんな形でお目にかかるとは……。」
「俺も驚いてる…それでこれは一体どういうことだ?」
俺は近くにちょうど火宮がいたので問いただした。まあ、大体は予想しているのだが…
「アビドス対策委員会の奥空アヤネです。所属をお願いします。」
「それは……。」
「それは私から答えさせていただきます」
「通信……?」
「アコちゃん……?」
「アコ行政官……?」
「こんにちは、アビドスの皆様。私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します。今の状況について少し説明させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか?」
どうやら校則違反をした方々……つまり便利屋を捕まえるために来たとのことだが
「……御託はいいから本題を話せ」
便利屋を捕まえるだけにしては数が多い…確かに陸八魔はポンコツだが戦闘能力は高い…さらに平泉を相手にするなら分かるだが…便利屋も平泉の能力を見たのはあの時が初めてだったらしいそれにも関わらず風紀委員会が知っている可能性は低い…つまり結論は一つしかなかった。
「狙いは俺だろ」
「!?」
「な、何ですって!?」
「先生をですか!?」
「理由は…政治絡みか?確かゲヘナはトリニティと仲が悪いんだっけか…確か近頃トリニティと条約を結ぶんだったか?名目上は校則違反者の処理として……だが実際は不安要素のシャーレをそちらの監視下に置くて感じか?」
シャーレの仕事をしている時…ゲヘナとトリニティの条約という情報を見たことがあった。そこから予測して言ってみたがどうやら予想は当たりのようだ。
「というか私たちはついで!?」
「はあ、とりあえず事情は分かった」
「そうですかそれなら…」
「いやいや…ついていくのは断る…こちとらラーメンを食べようとした迫撃砲を撃ち込まれたからな」
周囲から大量の足跡が聞こえてきたどうやら増援のようだ。
「そうですか、それなら風紀委員会、攻撃を開始します。対策委員会と便利屋を制圧して、先生を安全に確保してください。」
「先生!私たちと便利屋68の指揮をお願いします。」
「あ、奥空…風紀委員の相手全員俺に任してくれないか?」
「え!?」
近くにいたやつらの銃は切断していた。…だがやっぱり鈍っていた。
「確かに少しだけ戻したほうがいいかもな…」
俺は風紀委員の包囲に向かい走った。
————-
天雨アコには一つ誤算があった。それは刹夜の異常性だ。チナツの報告書から刹夜の戦闘能力が高いことは見ていた。だが所詮はヘイローがない人間だった。キヴォトスの人間とは違い銃弾一つで致命傷になる可能性だってある。イオリたちの銃が何故か切断されていたとしても人数はこちらが上で有利だと思っていた。
包囲していた風紀委員との戦闘が始まるとアコの表情は変わった。
「うわああああ!!」
「う、嘘…」
「な、なんで」
風紀委員の攻撃は刹夜には当たらなかった。そして刹夜の射程に入った瞬間、風紀委員の銃を切断する。
「当たったら怪我をする?当たらなければいいだけだろ」
「な、ななな」
天雨アコは震えていた。次々に風紀委員のメンバーは戦闘不能になっていった。
「あ、そうだ……悪いけど戦車やら迫撃砲…壊すから」
そうして刹夜はものすごい速さで戦車や迫撃砲の元に向かった。そして次の瞬間、次々と兵器は破壊されていった。
———-
「うーん……なんとなくは戻ってるのか?」
「せ、先輩…ちなみにどのくらいの加減でやったんですか?」
「いうて、加減しながらやったけど今はまだこれくらいしか出来ないみたいだな」
便利屋や対策委員会は驚いていた。
「さて…まだ続けるか?行政官?」
「ひ、ひいいい」
通信の向こうで行政官の生徒は怯えていた。少々やりすぎたかと思っていると
「アコ。」
通信からまた別の声が聞こえたとおもうと行政官は動揺した。
「……え?」
「ひ、ひ、ヒナ委員長!?」
通話相手は委員長のようだった。委員長と行政官の話を聞くかぎりどうやら行政官の独断だった。
「その、私、今すぐ迅速に処理しなくてはいけない用事がありまして……後ほどまたご連絡いたします!い、今はちょっと立て込んでいまして……!」
「立て込んでる……?パトロールの中なのに珍しい、何かあったの?」
「え?そ、その……それは……。」
「他の学園の自治区で、委員会メンバーを独断で運用しないといけないようなことが?」
「え?」
「…っ!?」
「え、あれって!?」
どうやらアビドス自治区に来ているようだ。
「い、い、い、委員長!?い、いつから?」
「!!」
「…え?ええええっ!?」
「……アコ。この状況、きちんと説明してもらう。」
ゲヘナ最強と言われる風紀委員長の空崎ヒナ…まだまだ面倒事は続くようだ。
刀を二回渡していたから最初から2本あることにしました。