死の体現と呼ばれた人間は透き通った世界で先生に 作:烙印バンザイ
同僚「すまんすまん、連帯保証人としてお前らの名前を書いたから借金を一緒に稼ぐぞ」
刹夜「は?」
○○「なんで、俺たちなんだ?」
同僚「それは、金に興味がなさそうな奴らだからだ」
二人「まあ確かに」
○○「いや生活があるだろ」
○○「どこにお金ていっぱいあるの?」
同僚「そりゃあ、銀行だろう?」
○○「…なら、銀行を襲おう…」
刹夜「やめろバカ」
同僚「安心しろ俺にいい考えがある」
二人「嫌な予感しかしない」
ヘルメット団を撃退してしばらく経つと物資が届いた。
「とりあえず物資はこのくらいか」
届いた物資を奥空に差し出した。
「あれが大人の力……すごい量の資源と装備、それに戦闘もできるなんて。大人ってすごい。」
「今まで寂しかったんだね、シロコちゃん。パパが帰ってきてくれたおかげで、ママはぐっすり眠れまちゅ。」
「いやいや、変な冗談はやめて!先生困っちゃうじゃん!それに委員長はその辺でしょっちゅう寝てるでしょ!」
「そうそう、可哀そうですよ。」
(娘?というよりどちらかというと…まあ、そんなことをさておき)
「……そういえば対策委員会て?」
別の事を考えていたので反応に困っていた。自己紹介はさっきやったので俺は、砂狼に会った時から気になっていたことを聞くことにした。
「そうですよね、ご説明いたします。対策委員会とは……このアビドスを蘇らせるために有志が集まった部活です。」
「うんうん!全校生徒で構成される、校内唯一の部活なのです!全校生徒といっても、私たちの5人だけなんですけどね。」
「他の生徒は転校したり、学校を退学したりして町を出て行った。学校がこのありさまだから、学園都市の住民もほとんどいなくなってカタカタヘルメット団みたいな三流のチンピラに学校を襲われてる始末なの。現状、私たちだけじゃ学校を守りきれない。在校生として、情けない話だけど……」
「もし先生が来てくださらなかったら……万事休すってところでした。」
「だねー。補給品もそこをついてたし、さすがに覚悟したね。なかなかいいタイミングに現れてくれたよ、先生。」
「うんうん!もうヘルメット団なんてへっちゃらですね。大人の力ってすごいです⭐︎」
「ところでヘルメット団はどうするつもりだあの様子だとまた来ると思うが…」
「こんな消耗戦を、いつまで続けなきゃいけないのでしょうか……。ヘルメット団以外にもたくさん問題を抱えているのに……。」
「そういわけで、ちょっと計画を練ってみたんだー。」
「えっ!?ホシノ先輩が!?」
「うそっ……!?」
小鳥遊が計画を練ったと聞いた黒見と奥空は意外そうにしていた。
「いやぁ〜その反応はいくら私でも、ちょーっと傷ついちゃうかなー。おじさんだって、たまにはちゃんとやるのさー。」
苦笑いをしながら話していたが真剣さも感じていた。
「……で、どんな計画?」
「ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそういうサイクルが続いているからねー。だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって。今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー。」
「い、今ですか?」
まあ、消耗している時に攻めることは分かる。
「そう。今なら先生もいるし、補給とか面倒なことも解決できるし、戦闘もできるからねー。」
緩い声で言っていたが、こちらを見る視線は鋭かった。
「なら徹底的にやっておくか?」
「「「「「え?」」」」」
「とりあえず行くか」
ドカーーン!!ドカーーン!!
シロコのドローンを借り特製爆弾を詰め込みヘルメット団の上から落とした。
「うわー!!敵襲だ!!というかどこから?」
「とりあえず逃げろ!!」
ドォーン!!
「うわっ!狙撃まで?」
「うーんもう少し右かな…やっぱり中距離と近距離の方が得意だな…それにやっぱり…あ、十六夜、今から目の前までヘルメットどもを誘導させるからガトリングガンで撃って」
「は、はい!」
俺は昔の同僚を思い出しながら十六夜がいる場所にヘルメット団を追い込んだ。
わー!わー!
「来たぞ…」
ババババババーーッ!!
パンッ、パンッーー。
「な、なんなんだよー。なにが「トントン」なんだよ、「どうも…」ひっ!」チャッ!
ドン!ドン!ドン!
カタカタヘルメット団の前哨基地は一人の教師と対策委員会によって蹂躙された。
—————
「お帰りなさい。皆さん、お疲れ様でした。」
「ただいま〜。」
「アヤネちゃんも、オペレーターお疲れ。」
「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。これで一息つけそうです。」
「そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる。」
「ありがとう、先生!この恩は一生忘れないから!」
「……なあ、問題て借金だよな?」
「え、なんで?」
俺が借金のことを知っていることに驚いているようだった。まあ、部屋を見て資料などが置いてあったのでそこから予測で言ってみたが当たっていた。
「そ、それは……。」
「ま、待って!!アヤネちゃん、それ以上は!」
「……!」
「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すようなことじゃあるまいし。」
「かといって、わざわざ話すこともないでしょ。」
黒見は借金の事を話すことに反発していた。その後も小鳥遊と砂狼が説得していたが
「で、でも、さっき来たばかりの大人でしょ!今まで大人たちが、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった!?この学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて……。私は認めない!!」
「セリカちゃん!?」
黒見はそのまま部屋から出て行ってしまった。
「私、様子を見てきます。」
十六夜も様子を見に部屋から出て行ってしまった。
「信用できないか……まあ、分からないわけではないけどな」
「あ、あの…」
「とりあえず、事情を聞いていいか?」
俺は、小鳥遊と奥空に対策委員会の事情を聞いた。どうやら借金は9億6235万円あるらしくほとんどの生徒が諦めて学校と街を捨てて、去ってしまったらしい。そして今の5人が残ったようだ。借金をした理由は数十年前に大規模な砂嵐が起こり学区のいたる所が砂に埋もれ、砂嵐がさった後も砂が溜まり続けたのが原因だった。災害を克服するために大量の資金が必要だったが片田舎の学校だったため巨額の融資は見つからず悪徳金融業者に頼んだらしい。
しかし大規模な砂嵐はその後も毎年発生して借金も膨らみアビドスの半分以上が砂に呑まれて砂漠化したようだった。
「しかし借金が9億か…」
「はい、私たちの力だけでは、毎月の利息を…「すまん、実は前職でそういうのがおこりすぎて感覚がバグってるだよな」…え?」
俺はある同僚の話をした、その人は俺より先輩でギャンブルが好きな人で俺や他の同僚も巻き込まれたことも何度かあった。そのせいで借金を数十億くらい負ったことが何度かあった。ちなみに、俺や他の同僚も勝手に借金を負わされて知らないうちに利息が溜まっていた。
「…よく生きてたねー先生。」
「まあ、いろいろやったから…」
ほとんど悪徳金融企業から借りてその企業を潰して踏み倒していたなんて口が裂けても言えなかった。ちなみに発案したその同僚だった。
「…砂狼には恩がある…それに生徒が困ってれば助けるのが先生の仕事だからな最後まで手伝うよ」
「はいっ!よろしくお願いします、先生!」
「へえー、先生も変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて。」
「…確かにな」
「……ちぇっ。」
次回、オリキャラを出すつもりです。今、出そうと考えているのが6人くらいいます。