死の体現と呼ばれた人間は透き通った世界で先生に 作:烙印バンザイ
刹夜「どうした?」
作者「いや、どういう能力か考えるの難しい…」
刹夜「なるほど」
作者「もう1人後輩を出すんだけどどうしたら…よし…ノリでやるか」
刹夜「そんなんでいいのかよ…」
結局…風を操る能力になった。
奥空の説教が終わり俺達は柴関ラーメンに来ていた。
「いやぁー、悪かったてば、アヤネちゃーん。ラーメン奢ってあげるからさ、怒らないで、ねっ?」
「怒ってません……。」
「はい、お口拭いて。はい、よくできましたねー☆」
「赤ちゃんじゃありませんからっ。」
「落ち着け奥空…」
「先生の発言が1番問題だったんですからね!!」
「それは申し訳ない…ただあの時は仕事としてでもあったから」
あの時は同僚の提案だったのもあるが実は仕事で潰すことにはなっていたのだった。
「それはどういうことなんですか?」
「……なんでもいいんだけどさ。なんでまたウチに来たの?」
「それより仕事とは?」
(ガタッ、ガララッ)
どうやら新しく客が来たようだ。
「あ……あのう……。」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「いらっしゃいませ!」
「……こ、ここで一番安いメニューって、おいくらですか?」
どうやら一番安いメニューを確認しているようだった。一回出てもう一回入ってきたみたいだった。
(ガララッ)
「「はああああああ!!!!!」」
「はあ!?小野君!?なんでここにいるの」
「お前は平泉遼子!?なんでここに!?」
「ちょっと小野さんどうしたんですか?」
「り、遼子さん?知り合いなのかしら?」
「おい、小野…騒がしいけどどうした?」
俺は小野が騒がしいから入り口の方にきた。
「え、せ、先輩!?生きてたのは知っていましたが…ここで何やってるんですか?」
「先生、知り合いなんですか?」
「お前は…誰だけ?」
「ああ…」
「先輩…平泉遼子、僕の同期でほら、あの時、病院送りにならなかった一人です」
「あっ!」
そうだった小野と同じくらいまで耐えられていたから少しだけ力を上げてようやく気を失った奴がもう一人いたことを思い出した。
「まあ、あの後は義兄妹の戯れになったけどな…」
病院送りにならなかった後一人は俺の義妹だった。
「あれが…戯れって」
「お互い本気でやりあってなかったからな」
「というか僕達より年下だったんだよなアイツ…」
その後、平泉は一緒にいた四人と近くの席へ移動していた。制服を見るにゲヘナの生徒だった。5人はラーメンを一杯注文していたが大将のはからいで一杯に10人分の量が提供されていた。ちなみにアビドスのメンバーと打ち解けていた。
「……そういえば、先生、小野さん」
「どうした?」
「セリカが攫われた時に異能がどうのって…」
「え!?小野君、自分の異能の事言ったの!?」
「そういえば、聞くな忘れてたけど異能てなんなの?」
「はぁ、」
「せ、先輩、異能の事言うんですか?」
「別に問題ないだろ」
「それはそうですけど…」
「それって私達が聞いていても問題ないの?」
「ああ、おそらく問題はないな」
俺は異能のことを話すことにした。
俺達がもといた場所では何十年前かは分からないが世界で突如、異能力者が発生した。
当時は差別の対象であったが時間が経つにつれ一部を除いて一般になっていた。まあ、異能力者が産まれる確率は非能力者が産まれる確率より低かったが一般人からの差別はなくなった。
異能者が発生したことによって世界は変化していたらしい。世界各地で戦争が多くなった。異能者は兵力になるのだ…強力な能力ほど国やら機関などに重宝されていた。そしてその分の闇は深い。
「まあ、こんな感じだな…」
「そういえば先輩…一年前に蒼花が家に来て先輩を探してましたよ」
「え、本当か…」
「あ、僕のところにも来ましたよ」
「ああ、なんかすまんか」
「蒼花て誰ですか?」
「ああ、俺の妹だよ」
「あ〜あ、先生が雰囲気がシロコちゃんに似てるて言ってた人か」
「確かに砂狼さんに似てる」
「本当だ…」
「そうなんですね」
蒼花…俺の義妹の名前だ。
「そういえば先生も異能があるんですか?」
「あ?ああ一応な…」
「というか先生て前は何の仕事をしてたんですか?仕事で闇金を潰したことがあるて言ってましたけど…」
「そうだな」
「そういえば先輩…僕と平泉は第一部隊に配属されたんですが」
「ああ、そうなんだ…」
「先輩や蒼花…はどこに所属していたんですか?」
「・・・・・・」
「先輩?」
「まあ、知らなくてもいいことはあるよ…それより麺伸びるぞ」
俺はラーメンを食べることに集中した。隣の席の二人がアビドスの制服の話をしていたがなにかあるのだろう。まあ、一人だけ気にしていなかったが。
—————
その後、ラーメンを食べ終わり5人と挨拶をした。
「それじゃあ、気をつけてね!」
「お仕事、上手くいきますように!」
「あははっ!了解!あなたたちも学校の復興、頑張ってね!私も応援してるから!じゃあね!」
「小野、あれどう思う?」
「ええ、何かありますね…協力しましょうか?」
「いや、今回はたぶん大丈夫だ」
「わかりました」
あの5人組とは近いうちに…いやすぐに再会するような気がした。
————
「ふぅ……いい人たちだったわね。」
便利屋68の社長陸八魔アルはまだ依頼のターゲットであるアビドスに会っていたことに気づいていなかった。
「「……。」」
「社長。……あの子たちの制服、気づいた?」
「えっ?制服?何が?」
「アビドスだよ、あいつら。」
「なななな、なっ、何ですってーーーーーー!!!???」
「あはははは、その反応うけるー。」
「はあ……本当に全然気づいてなかったのか……。」
「えっ?そ、それって私たちのターゲットってことですよね?わ、私が始末きましょうかっ!?」
「あははは、遅い、遅い。どうせならもうちょっとしたら攻撃を仕掛けるんだし、その時暴れよっ、ハルカちゃん」
「…待て待て…もしかして、嘘でしょ…」ぶつぶつ
平泉は頭を抱えながら呟いていた。
「平泉さん?どうしたのそんなぶつぶつ言って?」
「う、うそでしょ……あの子たちが?アビドスだなんて……う、うう……何という運命のいたずら……。」
「アルちゃんも何してるの?仕事するよ?」
「バイトのみんなが、命令が下るのを待ってる。」
「本当に……?私、今から……あの子たちを……。」
「あはは、心優しいアルちゃんに、この状況はちょっとキツいねー。「情け無用」「お金さえもらえればなんでもやります」がうちのモットーでしょ?今更何を悩んでるの?」
「そ、そうだけど……。」
(これ、完全に参ってるね……それよりも…)
「……」ぶつぶつ
平泉遼子はぶつぶつ言いながら震えていた。
(なんで平泉さんも震えてるんだろ?)
「こ、このままじゃダメよ、アル!一企業の長として、このままじゃ!行くわよ!バイトを集めて!」
「ま、待て…」
「ど、どうしたの?平泉さん?」
「アビドスの生徒と一緒にいた大人」
「ああ、小野さん?」
「違うの先輩のほう」
「ああ、確か先生って言われてたわね」
「もしかしてシャーレの先生!?」
ムツキはなにかを思い出したかのように眉を上げた。
「おそらく」
「それかがどうしたの?」
「確か…戦車を生身で勝てるとか数十人の不良生徒を一人で壊滅させたとかが噂になってたような…」
「アルさん…今回本当に依頼をキャンセルしよう…本当に」
「だ、大丈夫よシャーレの先生にはヘイローがないんだから銃を撃ったり爆弾を投げれば流石に勝てるわよ。それに噂なんでしょ。バイトが待っているから行くわよ!」
「・・・・・・」
学生時代、成績は優秀、異能も風を操れる応用が聞くものだった。自分は部隊にはいってすぐに昇格できると思い調子に乗っていた。
しかしある時、教官がどこかから軍の先輩を連れてきた。その人はなにを考えているのか分からなかった…ただ苗字が年下なのに同期として軍学校に入っていた人と同じだった。
私達のクラスと教官が連れてきた軍人の人と決闘するらしい。能力も自由に使っても良かった。みんな最初は舐めていた…しかしすぐに状況が一変した。
一人また一人と気を失い倒れていたのだ。しかも相手は異能も使っていなかった。私や小野君…それに蒼花さん以外は病院送りになるほどの怪我になっていた。私たちも応戦しようとしたが少しだけやるかと言う言葉の次の瞬間私と小野君は同時に倒れた。他の人とは違い病院に行くまでの怪我では無かったが残りは蒼花さんだけになっていた。
その後、戦闘は数時間以上続き訓練場が半壊したところで教官が止めに入り終わった。
私と蒼花さんと小野君以外は病院に運ばれた。そして私含め調子に乗っていた生徒はいなくなり。私はトラウマに近いものを植え付けられた。
「アルさん…本当にやるの?」
「ええ!もうやるしかないでしょ」
「アルちゃん……先生がいるって言ったら20人くらいキャンセルが出たんだけど……」
「ええええ!?」
————
ラーメンを食べた後、アビドスの教室で作業をしていた途中。
「校舎より南15km地点付近で大規模な兵力を確認!」
「ああ…やっぱり来たか…」
「まさか、ヘルメット団が?」
「ち、違います!ヘルメット団ではありません!」
どうやらヘルメット団ではないようだ。
「……傭兵です!おそらく日雇いの傭兵!」
「へえー、傭兵かあ。結構高いはずなんだけど。それよりもなんで先生は傭兵が襲って来ると分かってたのかなあ?」
「いや予想していただけだよ…何かがアビドスを潰そうとしてるのはあの時分かったから…まあ、まだ誰がかは調べきれてないんだけどな…」
アビドスに来た時の襲撃からヘルメット団の後ろには何かいることは感じていたのだが黒見が誘拐に使われていた武装から確実にアビドスを潰したがっている人間がいることがわかり個人的に調査している。
「これ以上接近されるのは危険です!先生、出動命令を!」
「じゃあ行くか」
アビドスのメンバーと一緒に部屋から出た。おそらくラーメン屋で会った女子生徒4人組と平泉がいると思った。
(まあ、その方が都合はいいんだけどな)
———————
「前方に傭兵を率いている集団を確認!」
「あれ……ラーメン屋さんの……?」
そこには平泉やゲヘナの生徒の四人組がいた。
「…ああ、やっぱりいたよ」
「ぐ、ぐぐっ……。」
リーダーだと思われる生徒が動揺していた。おそらくラーメン屋では気づいていなかったが後から知ったのだろう……見た感じあの場で気づいていたのは平泉とあの2人くらいだった。
「誰かと思えばあんたたちだったのね!!ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、この恩知らず!!」
「あははは、その件はありがと。それはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさ。」
「残念だけど、公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす。」
「……なるほど。その仕事ってのが、便利屋だったんだ。」
「もう!学生なら、他にもっと健全なアルバイトがあるでしょう。それなのに便利屋なんて!」
「お、おい…いったい十六夜はどの目線で言っているんだ?」
「ちょっ、アルバイトじゃないわ!れっきとしたビジネスなの!肩書だってあるんだから!私は社長!あっちが室長で、こっちが課長……。」
「はあ……社長。ここでそういう風に言っちゃうと、余計薄っぺらさが際立つ……。」
課長と言われていた生徒はため息を吐いていた。
「誰の差し金?……いや答えるわけないか。力尽くで口を割らせるしか。」
「ふふふ、それはもちろん企業秘密よ?」
「まあ、だろうな…あ、そうだ。俺は別にラーメン屋の事は気にしてない」
「ちょっ!?先生!?なんで」
「それは、言ってる事は正しいからな」
「そ、それは」
俺も個人的に仲良くなれた人間がいた。…だがその時は
「個人的な事と仕事は分けないと…しんどい時の方が多くなるぞ…さてといいぞ」
「え、ええ…総員!攻撃!」
「うん?」
便利屋と傭兵は手に手榴弾を持っており俺の方に投げてきた。
「だ、大丈夫なの?」
「ヘイローが無いなら爆弾を投げればさすがに逃げるなら…え?」
「先生!危ない…先生?」
「・・・・・・」
ドン!ドン!ドン!
ドオォォォォォォォォン!!!
俺は投げられて手榴弾に対して一番高くなった位置で銃を発砲した。弾丸は手榴弾に当たり空中で誘爆していった。
「ああ、やっぱり……」
「え、ええ……」
アビドスのメンバーは最初に会ったときにやっていたので驚いてはいなかった。
「というかシャーレの先生は?…え、な、」
俺は相手に気づかれないように近づき課長と呼ばれていた生徒を気絶させた。
「カヨコちゃん!!!…え?どこに…「これ地雷かよ…とりあえずこれは預かるぞ」え…」
(これで2人…次は…平泉…いや)
俺は社長と言われていた生徒に近づいた。
—カチャリ。
「う、動かないで……く、ください」
後ろにもう1人近づいていた。
「ナイスよ!ハルカ!」
「あ、アル様に褒められた…」
「問題ない…ちょうどお前を気絶させようとしてたから」
ラーメン屋の会話からこの生徒はリーダー格の生徒に対して強い思いがあるのが分かった。まあ、それを利用するのは悪いと思うが
「戦闘中には利用されることがあるから褒められても油断はあとでな」
「そ、そんな」
「さてと」
俺は平泉の方を向いた。平泉は体を震わせていた。
「平泉!!お前、なにを震えている!」
「ふ、震えていません!!何を証拠に…」
「お前、第一部隊に居たんだよな!よく生き残ってたな」
「わ、分かってはいるんですが」
「仕事に公私は関係ない……」
「せ、先輩?」
「お前は今、便利屋なんだろ?」
「は、はい」
「ならこい…お前は能力はあるんだからとっとと来い」
そういうと平泉は風を操り俺を周りに風を檻のように吹かせた。
「それでいい」
「先輩…怪我をしたくないのであれば…」
「ただ、ある程度できる奴にはつうようしないけどな」
「ガフっ!!」
俺は無理矢理風の檻から出て平泉の腹に掌打を打った。
「平泉…最初は…少しダメだったが…最後は良かったぞ…それに昔より強くなってたぞ…胸を張れ」
「はは、やっぱり先輩には勝てませんよ…」
「さてと残るは…あれ?」
社長と呼ばれていた生徒は気絶していた。
「先生、こちらは終わりました。」
「お、おう。」
傭兵の相手は対策委員会に任せていたがちょうど終わったようだ。
—————
傭兵は時間といい帰っていき。
「それでアビドスを潰す依頼をしたのはどこの誰だ。」
「それは……企業…」
「それよりも先輩…」
「どうした?」
「拷問すればいいのに何故しないんですか?」
平泉は目を細めこちらを見ていた。
「・・・・・・」
「ちょっ!」
「ヒイいい…」
「軍に所属していた…というか軍学校に通っていたことがあったのなら敵の口の割り方も知っているはずです」
「先生…軍って?」
「ああ、前職はちょっとした部隊に所属した軍人だっただけだ…まあ2年前くらいにやめたけどな」
そう前職では俺は部隊に所属していた。そして軍の一部で勝手に二つ名をつけられた。それが俺を指しているのは同じ部隊にいた同僚と軍の上層部の一部なんだが
「なるほどー。だからあんなに動けていたんだ」
小鳥遊は納得したようにしていたがまだ信用はされていないようだった。
「まあ、そうだな…」
「拷問をしない理由だろ……そんなもん今は先生だからだよ」
「……それだけですか」
「ああ、それだけだ……本当にそれだけだよ」
「それじゃあ、なんで先生になるのを承諾したんですか?」
「………そんなことより早く依頼主を話してくれないか」
「実は…」
どうやら便利屋達も依頼主は知らないようだった。
「そうか……なら帰っていいぞ」
「えっ?」
「ちょ、ちょっと!!」
「その代わりなんだけど…」
俺は便利屋達にあることを頼んだ。
「それに私たちの利点は……」
「何かを奢るのと依頼を頼むのは?あとはある程度の保証かな…」
「ほ、保証……」
「ちょっ、ちょっと勝手に話を進めないでくれる!」
黒見が怒鳴りだした。
「そ、そうです!この人たちは私たちを……」
「まあ、落ち着け。そっちの方が利点が多い……例えばだが困ったことがあったら協力してもらえるとかかな」
「で、でも…」
「そ、そうよ。わ、私たちは便利屋68……真のアウトローで敵と仲良しこよしなんて」
「陸八魔だっけ?アウトローはこうあるべきだて決めつけてないか?」
「そ、それは……」
「無法者でも友達をもっていいと思うぞ……それに」
俺はある事を思い出しながら話し始めた。
「自分を押し殺しながら生活しているとな後悔してもそれも殺していかないといけなくなるからな」
その後、俺はある物を便利屋に渡し便利屋達は帰っていた。
「ね、ねえ、本当に成功するの?」
「まあ、万が一の時がくれば使えるよ……それに相手が大人ならやりようはあるからな…」
「……先生?」
「まあ…なにもないよりはマシだからな……さてと俺も少し仕事をするか」
俺は部屋にもどりパソコンを開き作業に戻った。
白雲刹夜がシャーレに赴任してすぐの頃
刹夜「・・・・・・」
七神「先生…「資料はそこにあるから持ってて」…は、はい」
「せ、先生…「そこに置いてあるから」
七神「あ、あの先生」
刹夜「どうした七神」
七神「夜中まで仕事をしているようですが…寝ているのですか?」
刹夜「大丈夫だ。30分寝てるから」
その後、当番になる生徒が寝てくれと頼むことが増えた。