いつか刺されるドクターの短編集。   作:花房なごむ

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ドクターLv120。4年目ドクターの花房なごむです。
IDは75591130。
推しはゴールデングロー(スージー)ですが、その他のオペレーターの話も短編集の中に書くのでお楽しみください。
ドクターたちと仲良くなりたいので宜しくお願いしますペコリ((・ω・)_ _))


第1話 ゴールデングローもお年頃。

「ゴールデングロー。こんにちは」

「ドクターっ!! こんにちは!」

「またカットを頼もうと思ってね」

「はいっ! お任せください!」

 

 コードネーム:ゴールデングロー。

 名前はスージー・グリッター。

 猫である。

 彼女は戦闘オペレーターとしてロドスで働きつつ、夢であった理容師としてロドスの宿舎のオペレーターたちに髪を切っている。

 

「普段ドクターはフード被ってますけど、わたしはドクターの素顔を見れるのでお得な気分です」

「わたしの顔なんて特別なものじゃない」

「ケルシー先生が前に言ってた『口の中にカップ麺を入れてお湯を淹れて3分待って食べる』って聞いた時に、ケルシー先生はドクター素顔知ってるんだなぁってなんか羨ましかったことありますよ? わたし」

「あれはまあ、うん。忙しい時はね。3分待ってる間に仕事出来るだろ?」

「ドクターは仕事し過ぎなんですよっ。もう」

 

 ゴールデングローにされるがまま髪を切られていく。

 いつも同じ髪型なのでゴールデングローも慣れた手付きで私の髪を切っていく。

 

「ゴールデングロー」

「ふたりの時はスージーで良いですよ」

「スージーはもう、ロドスでの生活は慣れたか? アーツとかもそうだが」

「はい。お陰様で今はだいぶ慣れました。ロドスの皆さんも優しいですし」

「そうか。オペレーターとして戦っていた最初の頃は色々あったからな」

 

 鉱石病《オリパシー》のこともあるが、ゴールデングローがロドスに来るきっかけになった事件のこともあって大変だった。

 

「わたしのアーツが暴走した時、ドクターはわたしを抱きしめて止めてくれましたよね」

「私は指揮官だからね。責任がある」

 

 ロドスには色んなオペレーターがいる。

 作戦によっては殉職してしまうこともある。

 指揮官である私には、常に彼ら彼女らの命を預かっている。

 

「たくさん、ご迷惑をお掛けしました」

「私の方こそ迷惑を掛けてるさ。スージーが秘書をしてくれている時はとても助かってるよ」

「経費の精算とかはわたしもやってましたし、わたしなんかでもお手伝いできるのは嬉しいんです。だから迷惑だなんて思ってませんよ?」

 

 私の両肩に手を乗せて鏡越しに微笑んでみせるゴールデングロー。

 彼女はとても優しい子だ。

 

「と、ところでドクターは、け、結婚とか、興味とかないんですか?」

「ん? 結婚? あまり興味はないな。興味がないというよりはまあ、忙しくて考える余裕がないな」

 

 考えなければならないことはたくさんある。

 やらなければならないこともたくさんある。

 

「そ、そうですよねっ?! ドクターはお忙しいですもんね?! そっかぁ……」

「もしかしてあれかな? 結婚を考えている相手でもいるのか? 私ではあまり相談には乗れそうもないが」

「ち、違いますよっ?! 好きな人はいますけどぉ……」

 

 そう言って顔を赤くするゴールデングロー。

 折れ曲がった耳もほんのりと赤い。

 

「誰かを好きになれるのはとても良いことだ。人生を前向きに生きられる。その気持ちを大切にするといい」

「はぃ」

 

 少ししおらしく頷いたゴールデングロー。

 ゴールデングローの恋路は遠いようだ。

 

「まあ私ではスージーの恋を実らせるのは難しいが、アーミヤなら恋バナとか喜んで聞いてくれるだろうし、アーミヤに相談してみてもいいと私は思う。アーミヤもアーミヤで忙しいが、まあ恋バナの類いならアーミヤにとっても気分転換にもなるだろうし」

「アーミヤさん、とても忙しくされてますからね」

「忙しいからこそ、そういう話をしてやってほしい。彼女も年頃の女の子だ。下手をしたら四六時中仕事してるんだ。恋バナで休憩がてらお茶をしてたって誰も文句なんて言わない」

 

 アーミヤは誰よりも働こうとする。

 だからこそ、アーミヤには少しでも年相応な時間があってもいいと、私は思う。

 

「……アーミヤさんには、敵いそうもないです……」

「ん? 問題ない。私からアーミヤに話を通しておくぞ? スージーが恋のお悩み相談をしたいと言えばたぶん飛んでくると思うが」

「だ、大丈夫ですからっ!!」

 

 恋する乙女の気持ちは複雑らしい。

 




皆さんの推しオペレーターを教えてください(*`ω´)b
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