えぇ?!俺がworld:Bに転生ですか?! 作:観測者
23日の10時からwebオンリーも始まるらしいですね。
……えぇ?!サ終して2年経つゲームでwebオンリー開催を?!?!?!
相変わらずではありますが執筆経験無しのド初心者の観測者です。
レイアウトなど色々試しているので、見苦しい文章ではありますがどうかご勘弁を……
……置いていかれてしまった。外に出ようにも俺の身体では上まで登れないし、そもそも病み上がり(?)で激しく動いていいものか……
そんなことを考えていると、ガゴン、と何やら重い物同士が衝突するような音がして、続いて甲高い金属音が聞こえてきた。上を見上げると、穴の淵に金属製の扉のような板が引っかかっていた。その上、真ん中に鉄柱を打ち込んだかのような円柱状の突起ができていた。状況だけを見ていると、この板がスライドしてきたかのような音だった。
扉のような板をしげしげと観察していると、「シュウジ!何処にいるんだ!」「シュウジさん!聞こえているなら返事をしてください!」という聞き覚えのある声が聞こえてきた。ようやく信頼できる大人に会えた。その嬉しさを噛み締めながら返事を返す。
「ここに居ます!無事です!深めの穴の中に居て登れないので何か手段を用意してください!」
「良かった……!お前に何かあったらどうしようかと……!」
「ロープを取りに戻る!ヘイジロウは積もる話もあるだろうが周囲の警戒を!」
感情的になってしまいそうな父と、それを嗜めつつ補助するソウジロウ。原作では繋がりはおろか、関係性を匂わせる程度だったが、二人が並び立って捜査するのならこうなるのだなぁ……と、妙な感動を覚えていると、上に居る父から話しかけられた。
「なぁ……シュウジ。一体何があった?アイツに何をされた……?」
安否確認だろうか?バカ正直に"一回殺されてよくわからないけど復活しました!"と言ったら卒倒してしまいそうだ。とはいえ、身体には傷一つ無いとはいえ服がボロボロになってしまったのだ。"質問だけされて解放されました!"と言うのも無理がある。間を取って"拷問されたけど謎の手段で回復してもらいました!"と言うのが関の山だろうか。
「今となっては傷一つないので信じ難いかもしれませんが……少し粗い手段を使われながら質問されました。俺の回答が気に入ったのかしばらく手出しはやめておく、と言ってましたが」
「そうか……辛いことを聞いてしまったな。すまない……」
顔は見えないものの、落ち着いて振舞う父の語気には確かに怒りが滲み出ており。
話し辛い空気感の中、慌てて走ってくる息遣いと共に足音が近付いてくる。おそらくはソウジロウさんのものだろう。
「ロープを持って来た!これから引き上げる準備にかかります!ロープの先にある金具を装着してください!」
俺のような状態でも引き上げられるように、金具を用意してくれているらしい。ひとまずは返事を返す。
「わかりました!」
その後しばらくして、上からロープが垂れてきた。先端には俺に丁度いいサイズのハーネスが付いており、装着するとゆっくりと引き上げられ始めた。こんなものまで用意しているのか、とも思ったが、執事の秘密道具のようなものだろう、と深く考えないことにした。
引き上げ切った俺の服装を見て二人は絶句していたが……外傷がない事を確認されるや否や、父さんに「無事でよかった…!」と抱きしめられた。
やけに暖かく感じる二人の体温に包まれていると、眠くなってきた。もう後は二人がなんとかしてくれるだろう。身体の疲労感に身を任せる。また苦労をかけてしまう……
捜査がひと段落し、署内で休憩中の事だった。突然携帯にリョウコから電話がかかってきた。妙に上ずった声で、こう告げてきたのだ。
「いつもなら家に居るはずのシュウジが居ないの!しかも、テーブルの上に変に目立つ紫色の封筒が置かれていて……」と。
その話の続きを聞かないままに俺は部屋を飛び出し、車に飛び乗った。
走っている間は、"シュウジはどこに?何故奴があいつを?"と考え続けていたことだけは覚えている。
家に着いた後、青い顔をしたリョウコから、自分ではどう頑張っても封筒が開かなかった、と伝えられた。ひとまず二人で署に向かおうとリョウコから封筒を受け取った瞬間、封蝋が溶け落ちた。持ち主を認識したとしか思えない現象に驚きながらも、急いで中身を確認する。
そこには、「貴殿の息子は現在、私の目の前に居る。私の機嫌を損ねなければ、少し"お話"した後に無事に帰してやろう。尤も、取り返したいのなら止めはしない。私はここに居る。歓迎する」
と、そう書かれていた。
そうして、俺はひとまずリョウコを署の信頼できる人員に託し、指定された場所にソウジロウと共に駆け付けた。ソウジロウが一蹴りで鉄の扉を蹴破った時にはさすがに驚いたが……とにかく、無事とはいえないが、シュウジは生きていたのだ。
抱きしめられていたシュウジ君は、緊張の糸が切れたのか眠ってしまいました。後に残されたのは、安堵した刑事二人。ヘイジロウの精神状態を案じはしましたが、シュウジ君は具体的に何をされたのかもわからない状態。病院へと連れて行ってもらい、私単独で現場の捜査をすることを提案しました。
緊急の場とはいえシュウジ君の発言を信じるのなら、この場は安全でしょう。遺留物を調べるのならなるべく強い想いが残留している今の方がいいはず。そう思い、私は単身ロープを駆使して降りて行ったのでした。
おそらくシュウジ君が居たであろう床面には、一面ガラスの破片が散らばっていました。どの破片にも血液の痕は存在していませんでしたが……その代わり、奇妙なものを発見しました。
それは、干からびかけた水溜まりのようでしたが……少し、色が付いていました。無色透明ではなく、少し青みがかった粘度のある液体。通常なら工場廃墟の廃液と無視してしまうところですが、
誘われるように水溜まりに近付き……そして触れた瞬間、サイコメトリーを通じていつもよりも鮮明な光景が見えてきました。
シュウジ君と、ゲームマスターと対話している場面が。ノイズ交じりで聞き取り辛いですが、大事な手がかりです。一言一句聞き逃さぬように集中して聞きました。
ザザザッ
『君のような特殊な能力を持った人物をスカウトしたいのだよ』
ザザザッ
『命だけは助かりますよね?』
ザザザッ
『干渉しないと約束しよう』
ザザザッ
『交渉成立だ!』
そうして、床が動き出し……シュウジは抵抗することもできないまま、ガラス製の床の上に放り出された。煌々と輝くタイマーがカウントダウンを続ける中、震える足で移動し、自分が乗った床以外が崩落する。一瞬安心した表情を見せたのも束の間、支えを失った足場は落下する。
そして彼はゲームに失敗し、血だらけになりながら地面に叩きつけられ……そして、腹を拳銃によって撃ち抜かれた。撃ち抜かれた穴からは、鮮やかな赤色の血液がリズムを取る様に、ドクン、ドクンと吹き出ている。
暫く経ち、血の勢いも収まった頃。ゲームマスターも興味を無くしたのか、観察を止めて去ろうとしていた、その瞬間。
その直後、シュウジの身体にも異変が生じた。全身が急速に、溶け堕ちるように年度の高い液体へと変わり、水溜まりと一体化した。
水溜まりはしばらく静寂を保っていたが……突如、その中心に奇妙な模様が現れる。
赤、黄色、緑。信号機のような三色の同心円が、異なるサイズで重なり合っている。
単眼のようなその模様が現れた後、液体は急に振動し始めた。波打ち、流動し、
遂には、先程二人が救出した
明日も午前か午後5:26に更新できたらいいな……
小学生編はあと2話ぐらいで完結予定です。
せめてトークショーまでにここまでは終わらせたいね。