雷神の妹に転生してチートを貰った少女の異世界トラベル 作:毘沙死狂騒曲
前回のあらすじ
ついにフロンティアが浮上!
浮上したフロンティアにて、ディアナモンとオメガモン、アポロモンとアルファモン、究極体のデジモンがぶつかり合おうとしていた。
オメガモン「オリンポス十二神の一柱ともあろうデジモンが…なぜこんなことを…」
ディアナモン「簡単な話。私のテイマーがそれを望んだからよ。フロンティアをね。イグドラシルに仕える聖騎士様なら分かるでしょう?」
オメガモン「僕は…立花さんと小日向さんの笑顔のために…」
ディアナモン「あら、まさかの女の為だったの。しかもあの2人ねぇ…」
オメガモン「な、なんですか…」
ディアナモン「あの小日向って娘に神獣鏡を渡したのは他でもない私のテイマーよ。」
オメガモン「え…⁉」
ディアナモン「さて…そろそろおしゃべりも終わりにしましょうか。退く気がないなら力づくでも消えてもらうわ。」
ディアナモンはそう言うと絶対零度のオーラを放ちオメガモンを威圧する。
それを受けたオメガモンは足元からだんだんと凍り付いていく。
オメガモン「僕は…負けるわけには…いかないんだ‼」
オメガモンは気合で氷を破壊し、グレイソードでディアナモンに斬りかかる。
だがディアナモンは月の神秘の力でオメガモンに幻覚を魅せる。
オメガモン「あれ…確かに斬ったはずなの…に…」
ディアナモン「その程度でやられるほど私は甘くないの。分かったら失せなさい!アロー・オブ・アルテミス‼」
ディアナモンは背中の突起から、細く鋭く長大な、眩いばかりの氷の矢を引き抜いて放つ必殺技『アロー・オブ・アルテミス』を放つ。
オメガモン「うわぁぁぁぁ‼」
そしてアポロモンとアルファモンの方は…
アポロモン「フォイボス・ブロウ‼」
アルファモン「グハァ!」
アルファモンはアポロモンの秘めたる力を込めた一撃必殺の拳『フォイボス・ブロウ』を喰らって吹っ飛んでいた。
アルファモンはボロボロになりながらも立ち上がる。
アルファモン「お前ら…フロンティアをもって…何するつもりだ…?」
アポロモン「俺は知らん。」
アルファモン「はぁ?」
アポロモン「俺はただ邪魔するものを迎え撃てと言われただけだ。強いて言えば俺のテイマーの先輩?と1人の錬金術師がそれを望んだとか…」
アルファモン「なんだと…?」
アポロモン「お前達の思惑は知らんが、邪魔する以上はそれ相応の対応をさせてもらう。」
アルファモン「ふざけるな‼お前らもそうやって罪のない人々の命を奪うつもりか!」
アポロモン「何を言ってる?俺達は罪なき人の命を奪ったことなどないぞ。」
アルファモン「今はそうでもフロンティアを手に入れ支配する側に回ればいずれそうなる!ノイズが人々を襲うように‼」
アルファモンの言葉には火夏も入っていたため、その言葉でアポロモンは少しだけ青筋を立てた。
アポロモン「おい聖騎士気取りの餓鬼、言葉は選べよ?お前にどんな過去があるかわ知ったこっちゃないがこれ以上調子くれるならお前を退かせるどころか本気でお前を灰にしかねないからな。」
アルファモン「やれるものならやってみろ!シャイングレイモン‼ミラージュガオガモン‼」
アルファモンの背後から2体の究極体デジモンが飛び出る。
そしてそのままアポロモンに襲い掛かる。
シャイングレイモン「ぶっ飛ばしてやるぜ!」
ミラージュガオガモン「おして参る!」
アポロモン「ここにいるのが俺とディアナモンだけだと思うなよ?」
するとアポロモンの後方からガイオウモンとゼファーガモンが飛んできた。
ガイオウモン「貴様らの相手は…」
ゼファーガモン「俺達だ‼」
アルファモン「まだいたのか…」
アポロモン「よそ見するなよ?」
アポロモンの灼熱の爪がアルファモンの体に突き立てられる。
アルファモン「ガァァ…!負けるか…聖剣グレイダルファー!」
アルファモンは魔法陣の中心に突き刺さった光の収束を抜き、敵を貫く必殺技『聖剣グレイダルファー』を放つ。
アポロモン「これはかなり強いな…ならばソルブラスター!」
アルファモンの聖剣グレイダルファーに対しアポロモンは背中の火炎球より灼熱の太陽球を発生させて放つ必殺技『ソルブラスター』をぶつける。
太陽球と光の収束はぶつかりあい、すぐにはじけ飛んで消えた。
アルファモン「これでも仕留められないか…」
アポロモン「相手が悪いだけだ。お前が弱いわけではない。」
そして別の場所でガイオウモンとシャイングレイモンがぶつかり合っていた。
ガイオウモン「俺の菊燐とぶつかってなおその傷で済むとは…なんという硬さ…」
シャイングレイモン「痛ってぇ~なんつう刀だよそれ…」
ガイオウモンは縦に回転して斬撃を放つ。
ズババッ!
シャイングレイモン「ガハァ!」
ガイオウモン「俺の剣撃はまだまだこれで終わりはしない!」
シャイングレイモン「いいねぇ面白くなってきた!ジオグレイソード!」
ガイオウモン「燐火斬‼」
ガイオウモンの刀「菊燐」の軌跡に触れたものすべてを切り裂く必殺技『燐火斬』とシャイングレイモンの大地の力が濃縮された剣で切り裂く必殺技『ジオグレイソード』がぶつかり合う。
シャイングレイモン「なーんか…お前とは何も背負わず純粋に勝負したいな…」
ガイオウモン「奇遇だな、俺もそう思っていたところだ。」
シャイングレイモン「決まりだな!またいつか全力で戦おうぜー!」
ガイオウモン「あぁ、また会おう。」
そう言って2体は別れていった。
そしてゼファーガモンとミラージュガオガモンは…
ゼファーガモン「ハァァァァ!」
ミラージュガオガモン「ヌォォォォ!」
超スピードバトルが展開されていた。
互いに目にもとまらぬ速さで斬りあっていた。
ゼファーガモン「速いな…」
ミラージュガオガモン「負けるかぁ…!」
一手間違えれば手酷い一撃を喰らってしまう。
それほどまでに緊張が走る凄まじい戦いだった。
互いに相手の予想外のスピードに焦っていた。
ミラージュガオガモン「そろそろ決めなくては…!」
ゼファーガモン「こっちがやられる…!」
そして次の瞬間、互いの必殺技がぶつかり合う。
ゼファーガモン「ゲイルブレイバー!」
ミラージュガオガモン「ゲイルクロー!」
ゼファーガモンの竜巻を纏った斬撃を放つ必殺技『ゲイルブレイバー』とミラージュガオガモンの疾風のごとく駆け抜け、敵を一瞬で切り裂く必殺技『ゲイルクロー』がぶつかる。
ほんの一瞬の間に行われた凄まじい技のぶつけあい。
互いにすれ違ったときには膝をついていた。
ゼファーガモン「お前、やるな…」
ミラージュガオガモン「お前もな…」
するとミラージュガオガモンの視界に去っていくシャイングレイモンの姿が見える。
ミラージュガオガモン「あいつ何して…仕方ない。今日はここまでにしよう。」
ゼファーガモン「ハァ…ハァ…強かったな…」
そしてオメガモンと戦っていたディアナモンは…
ディアナモン「まぁ私に一撃入れたことは褒めてあげる。でもね、テイマーが望んだ以上はこっちも譲れないの。じゃあね、クレセントハリケーン!」
ディアナモンは月の神秘の力で幻覚を魅せ、己の敵と判断すれば即時斬り裂く必殺技『クレセントハーケン』を放つ。
オメガモンは左肩にある盾を巨大化して防ごうとするが、ダメージも相まって間に合わずに喰らってしまう。
ズバァァ!
オメガモン「ウワァァァァァ!」
オメガモンはそのままフロンティアから落ちて行った。
ディアナモンはオメガモンから受けたガルルキャノンの傷を隠しながら落ちていくオメガモンを眺めていた。
そしてセレナはサクヤモンと共にF.I.S.のエアキャリアでマリアと再会していた。
セレナ「久しぶり、姉さん。」
マリア「セレナ…?セレナなの…?」
セレナ「えぇ、私よ。」
マリア「でも…見た目が…あの時のまま…」
セレナ「私はあの時ある人に救われたの。それでね、あの人のために一緒にいたいと思うようになったの。」
マリア「…え?」
セレナ「今姉さんの前に姿を見せたのは私は生きてるということを知っていて欲しいから。多分また別の世界に行くと思うけど時間が経ったらまた会いに来るから。じゃあね。」
そう言ってセレナはサクヤモンに抱き上げられながらフロンティアへ戻って行った。
マリア「セレナ!待って!セレナ!」
そして私は自分が大きく介入した影響なのか落ちてきている月を見ていた。
キャロルがこっちに来る。
キャロル「おい、あれはどうするつもりだ?」
トーナ「まぁ任せて。ちゃんと落ちてくる月も計画に入れてるから。火夏、あれやるよ。」
火夏「分かりました!アポロモン!戻ってきて!」
トーナ「ディアナモンも!戻ってきて!」
私と火夏はそれぞれディアナモンとアポロモンを呼び戻す。
ディアナモン「どうかしたの?」
アポロモン「月が…落ちてきてるだと⁉」
トーナ「じゃあ火夏…やろうか。」
火夏「はい!」
私と火夏はデジヴァイスを交差させる。
トーナ&火夏「「ジョグレス進化‼」」
ディアナモン「えぇ⁉」
アポロモン「ジョグレス進化だと⁉」
ディアナモンとアポロモンは訳も分からず合体し、グレイスノヴァモンにジョグレス進化した。
トーナ「グレイスノヴァモン、落ちてくる月を押し戻して!」
グレイスノヴァモン「分かった。できる限りやってみよう。」
そしてグレイスノヴァモンは背中に纏う8本の刃「メレアグロス」を射出し月に刺しこむとフルパワーで月を押し出した。
グレイスノヴァモン「ウオォォォォォォ‼」
そしてグレイスノヴァモンの奮闘によって月は元の場所に戻された。
キャロル「なんと…こんなことができるとは…‼」
トーナ「キャロル、これは見せしめでもあるんだよ。」
キャロル「見せしめだと…?」
トーナ「私はこのままフロンティアもってどっか行くけど私がいない間、キャロルが何かやらかしたら戻ってきてそこからは…分かるよね?」
そう。
私は今のところアンチ道を突っ走ってるがこのままキャロルにフロンティア持たせて放置するほど阿呆じゃない。
少なくとも私は移動できる拠点としてフロンティアが欲しかったのだ。
もしフロンティアの代わりが手に入ってキャロルにフロンティアをあげるとして、キャロルがその時万象黙示録以上のトンデモ事件を起こさせないように私がこれほどの力を持っているということを見せしめる。
キャロル「…まぁ…言いたいことは分かった。少し考えるとしよう。俺にはまだチフォージュ・シャトーもあるしお前がフロンティアを所有することにも異論はない。なら今からフロンティアの操作方法とか所有権とか色々説明するからよく聞くんだぞ。」
トーナ「分かってくれたなら何よりだよ。んじゃ、手取り足取り教えてください!先生!」
私はしばらくキャロルにフロンティアの操作方法を叩き込まれていた。
こうして、フロンティア事変は幕を閉じたのだった。
多分これでシンフォギアG編は終了すると思います。
次回は何にしようかな~