雷神の妹に転生してチートを貰った少女の異世界トラベル   作:毘沙死狂騒曲

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振り下ろされる雷槌

前回のあらすじ

別の世界にて、ボルシャック大激突‼

 

 

ボルシャックにボルシャックをぶつけてから…

どうやら私が来たこの世界は「ありふれた職業で世界最強」らしい。

あの黒竜はティオ・クラルスだったし、他にも南雲ハジメなど見覚えのあるキャラがいる。

あのボルシャックは暁 烈火といいありふれの世界に転生した私の同類だった。

そしてティオは案の定ハジメに開発されていた。

 

 

ティオ「アァ…♡」

 

 

烈火「何やってんだハジメェ‼」

 

 

ハジメ「いやこいつが全然反省してなさそうだったからよ…」

 

 

烈火はハジメの後頭部を掴んで地面にこすりつけた。

 

 

烈火「すまんティオ‼ハジメがお前にえげつない拷問をしたばかりに…その…目覚めさせてしまって…」

 

 

トーナ「別によくね?」

 

 

烈火「…え?」

 

 

トーナ「ハジメのサディストっぷりは見てて楽しいしそれで生意気な奴も黙らせられてるからむしろ必要とまで思ってる…」

 

 

烈火「だが…しかし…‼」

 

 

ティオ「そうじゃぞ…♡妾は新たな快楽を知ったのじゃ…♡」

 

 

烈火「そんな…え…えぇ…」

 

 

烈火は何か納得いかないという顔をしていた。

諦めろ烈火、これが現実だ。

それから私たちは烈火が「せっかくだから一緒に来てくれ」と言ってきたのでウルの街に行った。

そこで、ティオを操っていた黒ローブの男が魔物を洗脳して大群を作り出し、街を襲うつもりでいることを知った。

 

 

トーナ「へぇ~せっかくなら私も巻き込んでやろうと思ったの?」

 

 

烈火「言い方に悪意を感じるな…」

 

 

トーナ「にしても大群か…射撃部隊とかいるならアルベドが返り討ちにしてあげられるんだけど…アストルフォの宝具…「恐慌呼び起こせし魔笛」で行けるか?洗脳されてるから精神干渉は無理だろうけど確か音波兵器としても扱えたし…ってかさ…」

 

 

烈火「ん?」

 

 

トーナ「烈火のボルシャック・ファイアーで一掃できないの?それできれば一瞬でしょ?」

 

 

烈火「大多数はそれで片付くだろうが…そこから先は…」

 

 

トーナ「せっかくだしこれ使うか…」

 

 

私は宝物庫から裂龍の雷槌を取り出した。

 

 

烈火「そ…それは…⁉」

 

 

トーナ「私の武器。広範囲にぶちかませるから烈火がファイアー‼した後はこれで部潰してやるわよ。」

 

 

烈火「そうか…なら任せるとしよう。」

 

 

すると、ティオがやってくる。

 

 

ティオ「妾、お主に話…というよりは頼みがあるんじゃが、聞いてもらえるかの?」

 

 

烈火「何だ?」

 

 

ティオ「んっ、んっ!えっとじゃな、お主らは、この戦いが終わったらウィル坊を送り届けて、また旅に出るのじゃろ?」

 

 

烈火「まぁ…そうなるな…」

 

 

ティオ「うむ、頼みというのはそれでな。妾も同行させてほしい。」

 

 

烈火「どうするハジメ?」

 

 

ハジメ「断る。」

 

 

ティオ「もちろんタダでとは言わん!そこの龍となって妾と戦ったお主…これよりお主を〝ご主人様〟と呼び、妾の全てを捧げよう!身も心も全てじゃ!」

 

 

烈火「これは…なんというか…」

 

 

ハジメ「お前また女侍らせたのか…」

 

 

烈火「そんなつもりは毛頭ない‼っていうかこいつもなのか…俺に惚れたってなんもないのに…」

 

 

トーナ「烈火、今の発言はサイテーだと思うよ。」

 

 

烈火「はぁ⁉」

 

 

ユエ「うん。その言葉はちょっと…」

 

 

シア「そうですねぇ…」

 

 

烈火「何で⁉」

 

 

トーナ「じゃあ聞くけど…烈火は好きな人とかいるの?」

 

 

烈火「そ…それは…」

 

 

ハジメ「コイツは八重樫っつぅ女にゾッコンだ。」

 

 

烈火「ハジメ‼」

 

 

トーナ「あのね、烈火。その八重樫さんに想いを伝えて「私に惚れたってなんもないよ」って言われて振られたらどうよ?」

 

 

烈火「…辛い。」

 

 

トーナ「それをアンタはティオにもやったってこと!分かる?Do you understand?」

 

 

烈火「…分かった。」

 

 

ティオは恍惚とした表情で言った。

 

 

ティオ「ご主人様が妾を何度も殴りつけるあの様…そしてトドメに妾を灰にせんばかりの灼熱の炎…妾は敗北と痛みを同時に味わったのじゃ…♡」

 

 

トーナ「こりゃあ…烈火…責任取らないと…ねぇ?」

 

 

烈火「クゥゥ…」

 

 

ハジメ「烈火…どうやら来たようだ。」

 

 

トーナ「もう来んの⁉早ぁ…」

 

 

ハジメ「到着まであと30分ってところか…数は10万強、複数の魔物の混成だ。」

 

 

ティオ「今回の出来事を妾が力を尽くして見事乗り切ったのなら、冒険者達の事、少なくともウィル坊は許すという話じゃ…そういうわけで助太刀させてもらうからの。何、魔力なら大分回復しておるし竜化せんでも妾の炎と風は中々のものじゃぞ?」

 

 

ハジメはティオに魔力タンクのアイテムを渡すと、錬成で演説台を作ってその上に飛び乗った。

 

 

ハジメ「聞け!ウルの町の勇敢なる者達よ!私達の勝利は既に確定している!なぜなら、私達には女神が付いているからだ!そう、皆も知っている〝豊穣の女神〟愛子様だ!」

 

 

烈火「これは…」

 

 

トーナ「おもろ~」

 

 

ハジメ「我らの傍に愛子様がいる限り、敗北はありえない!愛子様こそ!我ら人類の味方にして〝豊穣〟と〝勝利〟をもたらす、天が遣わした現人神である!私は、愛子様の剣にして盾、彼女の皆を守りたいという思いに応えやって来た!見よ!これが、愛子様により教え導かれた私の力である!」

 

 

南雲はプテラノドンもどきを撃ち落とすと

 

 

ハジメ「愛子様、万歳!」

 

 

南雲が、最後の締めに愛子を讃える言葉を張り上げた。すると、次の瞬間……

 

 

民衆「「「「「「愛子様、万歳!愛子様、万歳!愛子様、万歳!愛子様、万歳!」」」」」」

 

 

民衆「「「「「「女神様、万歳!女神様、万歳!女神様、万歳!女神様、万歳!」」」」」」

 

 

それを見ていた愛子は呆然としながら口パクしていた。

 

 

烈火「行くぞ、ボルシャック!」

 

 

烈火は王闘竜皇ボルシャック・ドラゴンを召喚してティオと共に暴れさせた。

 

 

トーナ「これ私たちの出番なくね?」

 

 

そうしてしばらく蹴散らしていると戻ってきたので私は裂龍の雷槌をもって飛び出す。

 

 

トーナ「あまり使ってあげられなくてごめんね…今日は思い切り暴れちゃっていいからね!ヨルムンガンド・トール・ハンマー‼」

 

 

私が思い切り裂龍の雷槌を振るうと、天から巨大な雷が落ち、振り下ろされる槌の衝撃と共に魔物の大群を蹴散らす。

そうしてあっという間に魔物の大群は消え去った。

 

 

トーナ「フン、ザコが。」

 

 

烈火「キャラ変わってないか?」

 

 

辺りを見回すと黒い狼に乗って逃亡しようとする黒ローブがいたので私はDホイールに乗って追いかけた。

 

 

トーナ「待てゴラァ!」

 

 

追いかけながらガシャコンマグナムを撃ち、黒ローブの持っていた杖と狼の頭を撃ち抜いた。

 

 

黒ローブ「グエッ!」

 

 

そして黒ローブこと清水を捕まえた。

こうして、ウルの街への襲撃は被害をゼロにして終わらせた。

 

 

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