ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ 作:国士となるもの公式ss
今から何年か前…
これは指輪争奪戦の、忘れられたとゆうか忘れたかった遠い記憶の物語ー。
「おい!どうゆうこった!俺ちゃんが何をしたっつーんだよ!テガソードよぉ!」
ある男は、テガソードのところに呼び出されていた。
どっしり構え、彼に対して何か言いたそうな顔をしたテガソードに対して、無礼にも声を荒げる。
テガソードが、顔を押さえて嘆くような素振りをしてから、こう答えた。
「はぁ…あ…うん…その…大変言いにくいんだが…」
「おぉ?なんだ?どーした?」
テガソードはその軽口を流し、意を結したように再度口を開いた。
「○○○○○、お前は今日を持って、指輪争奪戦から降りてもらう。良いな?」
テガソードは冷静に告げた。
「は?え?おいおい、冗談がすぎるぜ?テガソードよぉ。」
○○○○○はその事実を受け止められず、困惑を隠すようにまたもふざけて見せた。
「冗談ではない。」
しかし、テガソードはその言葉を一蹴した。
「お前は指輪争奪戦の中で不用意な馴れ合いを行い、争奪戦の風紀を乱した。」
「指輪の戦士は奪い合い戦い合うライバル。その…なんだ?ナンパし、指輪の戦士を良いように使って指輪を掠め取ってしまうなど、指輪争奪戦の趣旨に反するのではないか?」
テガソードはピシャリと、親が子を叱るように告げた。
ぐうの音も出ないところまで追い込まれた○○○○○は、集めた指輪を返還する。
指輪が浮き、テガソードがそれを手に置く。
「これで全部か?○○○○○よ。」
「あー!そうさ。ぜんぶやるよ!」
「(なんでこうなるんだよ…ったく……俺ちゃんは、俺ちゃんは、幸せになりたかっただけなのに……)」
「まーアカレンジャーになれただけ、ヨシとするか!ほれよ、テガソード。あんがとよ!ったくよ!何個でも持ってけよ!」
「ふっ、最後まで抗う面白いやつだ。」
「指輪争奪戦でナンパをしないというなら…今後参加の資格を考えてやらなくはない。だがその時まで…いざさらば。」
「おいまて!テガソード!」
「何だ?」
「俺ちゃんの願い!今度こそ叶えてやるからな!覚悟しとけ!それはゴジュウu」
「…」
「おい!待てよ!せめて高らかに言う権利くらいあんだろ!おーーい!」
○○○○○が願いを言う前に、テガソードは呆れたような、困ったような顔を浮かべて○○○○○の前から姿を消した。
「…ったく。とんだ神様がいたもんだ。俺ちゃんから言わせりゃ、彼に始まったことじゃねーが…」
全てが終わったあと、食事をしながら、○○○○○は静かにつぶやいた。
そして、
「(こんどこそ、全部指輪を集めて、テガソードの鼻を明かしてやる。そして見果てぬゴジュウジャーの指輪も全て、貰い受ける!そして必ず叶える…俺ちゃんの願いを…!)」
「…けど今日は疲れたからちょっとだけ寝よ」
「あ、別の世界にもいこーっと…どーせ指輪争奪戦はしばらく俺ちゃんにエントリーの権利はこねーだろ。」
〇〇〇〇〇はそう言いながら、何処かへ消え去った。
そして歴史は、ここから新たに始まる。
指輪争奪戦のはぐれものがいなくなったことによる、テガソードの導く風紀の良い物語の序章が…
〈登場人物〉
・〇〇〇〇〇
指輪争奪戦をテガソード直々にやめさせられた。一人称を「俺ちゃん」といい、テガソードに対しても軽口を叩く能天気な性格。アカレンジャーにエンゲージして指輪争奪戦を戦っていたが、ナンパをして指輪を得ると言う手法を繰り返していたため、それをテガソードが苦々しく思ったのがやめさせられた原因。
・テガソード
指輪争奪戦の主催者である神様(のような存在)。あらゆる契約者が願いを持って戦うことは悪いとは思ってはいないが、ナンパを繰り返す行為をし、指輪争奪戦の趣旨をずらした行動を取りまくり、ついでに舐め腐ったような軽口を叩く〇〇〇〇〇に対してはあまりよく思ってなかったのか、彼には自身の権限で指輪争奪戦をやめさせるという手段をとった。
だが、それでも言葉を選んで〇〇〇〇〇を傷つかせないようにしようとしていたあたり、彼の優しさが垣間見れる。