ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○ 作:国士となるもの公式ss
かくして、ドンジャラノーワン、ドンネーロ、猛原禽次郎、〇〇〇〇〇によるドンジャラ対決が始まった。
ドンジャラノーワンが親となり、残りが子となってひとつひとつパイをめくっていく。
パイのコマは「足ツボ」「せんぶり」「タライ」など、珍妙な言葉だらけで、ドンジャラにありがちな個性あふれるキャラがパイになるなどの魅力は皆無。
〇〇〇〇〇も禽次郎も、「これなにがおもろいの?」としつつも、ドンジャラ対決では直接手を出せないため、黙って受け入れるしかない。
そして…
「ドンジャラ!」
ジャガーノーワンが叫ぶ。
「ハリセン!ケツバット!金タライ!で3つ揃った!」
すると…
「あっ!」(アーイーがハリセンで頭を叩かれる)
「痛ったぁあ!」(〇〇〇〇〇が無理やり立たされ、ケツバットを喰らう)
「うぉお!?」(禽次郎が金タライを頭にくらう)
禽次郎は頭を、〇〇〇〇〇はお尻をさすりながらドンジャラノーワンに詰める。
「僕たちをどういう風にするつもりなんじゃ!」
「そうだぜ!まったく冗談じゃねーつんだ!」
するとドンジャラノーワンは、改まってこう告げた。同時にドンネーロも乗っかるようにドヤってみせる。
「これは勝者は栄誉を手にし、敗者は汚名を着せられる!まさに生と死が絡み合うドンジャラなり!」
「悔しければ、このドンジャラノーワン様を倒してみろ!」
「僕も負けないぞぉ〜!」
「…チッ!いらつく野郎だ。次行くぞ!」
そして…
〇〇〇〇〇「あっちゃ!あっつあ!」(熱々おでん)
禽次郎「ぎゃああああい!」(ビリビリペン)
ドンネーロ「ハリセンいてえ〜」
〇〇〇〇〇「あたっ!あった!あたたっ!」(足ツボ)
禽次郎「うぉえええ…まずいわい…」(せんぶり茶)
ドンネーロ「ハリセンいてえ〜」
ーーー
ーー
ー
「これで俺は全勝!お前らは5回ずつ負けている!」
「俺に勝つなど、不可能な話なのだっ!ハハハッ!」
ドンジャラノーワンは、勝ち誇ったように笑う。
ドンネーロはハリセンをくらった頭を撫でているが、なんとか身体コンディションを維持している。
それに対して〇〇〇〇〇と禽次郎は負けによる理不尽な罰ゲームをくらって朦朧としてしまい、疲労感が見えてきた。
特に禽次郎は卵の栄養素が不足してしまい、譲二の姿に戻ってしまった。
「まだだ…!」
「「わしたちは(俺ちゃんたちは)まだ戦い足りてない!(ねえっつーの!)」」
「そんな老体と傷ついた姿で何ができる!」
「ドンジャラはできらあっ!なめんな!そうだろ、緑じじ…いや!じいさん!」
〇〇〇〇〇が譲ニを奮い立たせる。
譲ニも身体を奮い立たせ、そうじゃ!と拳を握ってみせる。
それを見たドンジャラノーワンは、渋々最後の一線を了承した。
パイを一枚、また一枚と捨てる音と、各々の心臓の鼓動の音だけが、静かに響く。
そして…
「決まった!ドンジャラ!」
口を開いたのは、〇〇〇〇〇だった。
「なにィィイイイイッ!?」
ドンジャラノーワンは、初めての敗北に驚きのあまり、初めて焦りを見せた。
「な…な…な…ありえん。みせて…みろ!」
〇〇〇〇〇がパイを開くと…
おでん 熱湯 冷水
せんぶり茶 足ツボ タライ
ビリビリペン 激辛ソース オールマイティ
ほぼ全てのパイが一通り揃ったセットで上がっていたのである。
ドンジャラノーワンは先ほどの強者の余裕もかなぐり捨てる形で激怒した。
「貴様!そのような技が認められると思うのか!?」
「はぁーわかっちゃねえやつのブチギレは聴いてらんねーな。耳が汚れらぁ。」
「ほれ。これ見てみ」
そういうと〇〇〇〇〇は、ルールの役一覧をみせる。
そこには〇〇〇〇〇の作った役が「バラバラセット」として紹介されていた。
「なっ…俺としたことが見落としていたとはぁア…」
「いや、ドンジャラノーワン、おめーも見てはいたろ。けど、点数が低いから無意識にそれを作らないよーにしてた。だろ?」
「俺ちゃんだって高い点はとりてえさ。この緑じいさんだってそうなはず。」
「けどな、勝ちに行く時はときには地道なことから攻めなきゃいけねぇんだよ。俺ちゃんはそれに気づいた。俺ちゃんはどんな手を使っても勝利をもぎとる!それだけの差よ!」
そういって〇〇〇〇〇はドンジャラノーワンに、最大限煽りを込めた顔で笑うのだった。
そして…
ドンネーロ
「せんぶり茶まず〜…アタッ!足ツボぉお!わっ!タライも痛いよぉ…」
禽次郎
「冷たっ!あっけど熱い!あっ!両方とも混ざってむしろちょうど良くあったかいぞ!あっ!熱いけどおでんに卵入っとる!アゲアゲじゃ!」パクパク
ドンジャラノーワン
「ビリビリいてえ…ソースからぃ…」
つづく