ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーvs〇〇○○○   作:国士となるもの公式ss

2 / 32
第1話 問屋に集合!ゴジュウジャー

はぐれアルバイター、ゴジュウウルフ/遠野吠は、宇佐美菓子問屋でアルバイトをしていた。

 

今は朝からの積み卸し作業を終え、ひとやすみ中である。

 

「ふぅ。積み卸し作業も楽じゃねえな。」

 

そう言いながら、支給された弁当とお茶を飲みながら呟く。

 

しかし彼の生活にとってみれば、一食浮いて時給もいいこの職場は割と天職なのかもしれない。

 

そう思いながら束の間の休息を楽しんでいると、いつもの4人が現れる。

 

「おや。吠。そんなところで働いていたのか。そろそろ仕事に戻ったらどうだ?」

 

彼の名前はゴジュウティラノ/爆神竜儀。テガソードの信奉者だ。今はテガソードに対する深い敬愛心から、いろいろあって今はテガソードの里、という喫茶店を開く。

 

後述する3人、そして吠を含めたゴジュウジャーの面々は度々訪れる。

 

1人静かな休憩に割って入られた吠は、軽く反論した。

 

「違えよ竜儀。休憩中なんだよ。ところで店はどうしたんだ?大量の菓子袋持って…」

 

「ん?これか?それはな…」

 

竜儀が説明しようとすると、

 

「今度開催するテガソード様お祝い会のための準備!…って感じっこじゃな!」

 

「はい。その通りです。禽次郎さん。テガソード様…もう少しで準備が完了しますからね…!はぁ…いやさかぁ…!」

 

竜儀の声を遮るようにしつつも、それを咎められることもない、むしろ敬語で接されるこの人物はゴジュウイーグル/猛原禽次郎。

 

見た目は疑いようもなく高校生のようだが、実は指輪争奪戦の契約により若々しい肉体を手にした老人である。今はその若々しい肉体を存分に活用し、第二の人生をエンジョイ中だ。

 

「…で、僕たちが竜儀のための付き添いで来た、ってわけ。吠くんがいたのは、ホント、偶然だよ。」

 

そんな風に澄まして見せるのは、元は老若男女の人気を集めたスーパーアイドル、ゴジュウレオン/百夜陸王。

 

アイドルを引退した今も、ファンたるリクオニストによる人気は根強く、グッズは出回っているわ、オンラインサロンはやっているわで、彼の人気はまだ衰えることを知らない。

 

「勘違いしないでよね!私はハイクラス名探偵としての仕事があるの。けど、それには糖分がかかせない!頭にはね。それを補うために、来たの。」

 

陸王の横に立ってそういうのは、ハイクラス&ラグジュアリー名探偵、ゴジュウユニコーン/一河角乃。普段は探偵業をする才色兼備の美人だ。

 

「あれ?角ぽよ、『これが終わればオフ会のどさくさに紛れてお菓子をたっぷりもらってやるから』と言ってたんじゃ…」

 

「し〜ーっ!禽じいったら、おしゃべりなんだから!」

 

「おぉ!ははは、すまんすまん!」

 

とまあ、こんな感じに集まった5人。

 

彼らは指輪争奪戦の中で指輪をめぐり戦うライバル関係でありながら、時に団結し、時に協力してブライダンの猛攻を退け、時に指輪の戦士と対決を共闘して下したり。そうした中で、特別な関係を構築していった。

 

彼等のことを、世間はゴジュウジャーと呼んだ。

 

彼等は指輪争奪戦の中で自らの願いを叶えるために奮戦しながら、間違いなく人類の平和を守っているからだ。

 

そんなこんなで数分が経ち、50分をまわるころ。

 

「あっ、いけねぇ、メシ食い終わったら別室の荷物を運んでくれって言われてんだった!」

 

そう言って吠はお弁当を高速で食べ終わると、

 

「じゃあな、お前ら!せいぜいゆっくり買い物を楽しめよ!」

 

と言いながら、弁当箱と空のペットボトルを持ち、別室に向かう準備をする。

 

すると…

 

「ゴジュウジャー…集え…!」

 

吠らゴジュウジャーは、天から荘厳な、それでいてどこか聞き馴染みのある声を聞いた。

 

「あ?この声まさか…ったくなんだよテガs」ヒュン!

 

吠が頭上を気にする間も無く、

 

赤、青、黄色、緑、黒の現れた光に包まれ、ゴジュウジャーたちはすうっと、UFOに吸い込まれるように消える。

 

菓子問屋には、空のお弁当とペットボトルのゴミと、パンパンに詰まった買い物カゴが残された。

 

少し後に、店長らしき壮年男性が現れる。

 

「遠野くん?あれー?遠野くーん?昼休みは終わりだよ?あれー?おかしいな…」

 

「逃げちゃったのかな?そんなに難しい仕事を頼んだつもりもないんだけど…」

 

「あれ!うちの商品!こんなに詰めて…誰もいないし…冷やかし?」

 

壮年の男性は頭をかきながら、置かれている状況に理解ができずにその場を離れた。

 

果たして声の主は?

吠たちゴジュウジャーはどこに行ったのか?

 

つづく

 

次回も

ご期待ください




元ネタ解説をします。あと、サブタイトルのこだわりとか、人物像イメージも語ります。要は補ジュウ計画ですね。
全部の話に適用するわけではない(前編後編に分かれる場合は後編に書く)です。
集合!ゴジュウジャー➡︎シュゴッド(王様戦隊キングオージャー)
宇佐美菓子問屋➡︎宇佐美ヨーコのお菓子を食べなければ充電切れになっちゃうことから
        舞台に選んだのは宇佐美ヨーコが推しだからですね。(特命戦隊ゴーバスターズ)
ゴジュウジャーあるあるとして身近なものに書いてあるサブタイトル。段ボール箱にしれっと紛れ込ませるイメージです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。